大屋地爵士のJAZZYな生活

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Black Is the Colour of  ・・  ~ まだまだ奥が深い ~

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「エドヒガン」の群生地周辺の伐採、整備の作業を早めに切り上げて、今日は今年の炭焼きの打ち上げ兼反省会。豪華(?)食事付きである。和気藹々と今年の炭焼きを振り返る。早いもので、前に所属していたクラブから炭焼きを引き継いで丸4年、最初からすると、私にとっては6年間、16回の炭焼きを経験した事になる。

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クラブの炭焼きの方針は、「元気で楽しく」というクラブの活動基本方針に加え、1)より美しい菊炭を目指す、2)科学的なアプローチで、3)全員参加でノウハウ共有、というシンプルなものである。以前所属していたクラブでは、大先輩が「勘ピュータ」と称してノウハウを全て握っていて、彼の差配のもと我々が作業するといった形であった。そんなやり方に疑問を感じ、引き継いだあとは、温度や重量変化を始め、いろいろなデータも採り、オープンな議論を重ねる方針で始めた炭焼き、クラブ員全員が炭焼きの原理が理解でき、誰もが炭焼きの技術を会得できたと思う。その結果、4年目にしてやっと満足のゆく炭が焼けた。

しかしまだ、謎や疑問もあり、科学的アプローチや得られたデータだけではわからないことも多く、まだまだ奥が深いと言わざるを得ない。そして鹿の食害からクヌギを守り増やすこと、クラブ員の高齢化といった炭焼き以外の課題にも取り組んでいかなくてはならない。さて、来年はどんな炭が焼けるのだろうか。

あの菊炭の美しい「黒」。その「黒」にちなんで、今宵の曲は、「Black Is the Colour (of My True Love's Hair)」。黒は愛しき人の髪の色 ・・・。

アメリカの東部、アパラチア地方に伝わるトラディショナル・フォークソングだというが、オリジナルはスコットランドという説もある。よく知られた美しい曲で数多くのカバーがあるが、「ニーナ・シモン/Nina Simone」の歌唱です。アルバム、「Nina Simone at Town Hall」(1959) から。

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「ニーナ・シモン」。1933年にノース・カロライナ州、トライロンで7人兄弟の6番目として生まれた。4歳からピアノを弾き始め、彼女の才能にほれ込んだ周囲のバックアップを得て、有名なNYのジュリアード音楽院にクラシック・ピアノを学ぶため進学する。しかし、貧しかった家族を助けるため、1954年には、カジノで有名なアトランティック・シティのアイリッシュ・バーで、初めて音楽を仕事にしたという。このバーのオーナーに薦められて歌い始め、プロとしての活動を始めるとともに、やがて名前を「ニーナ」と改め、尊敬するフランスの女優、「シモーヌ・シニョレ/Simone Signoret」に因んで、「ニーナ・シモン」と名付けたという。

「♪ Black is the color of my true love's hair  黒は愛しき人の髪の色
   His face so soft and wondrous fair     柔かく色白の顔ばせに       
   The purest eyes                   透き通るような眼差し
   And the strongest hands             そして私を抱きしめるあの逞しい手
   I love the ground on where he stands   私は愛する 彼がいるこの大地を
   Black is the color of my true love's hair  黒は愛しき人の髪の色   
   Of my true love's hair                愛しき人の髪の色は黒            
       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・            ・・・・・・・・・・・・・・       ♪」

Nina Simone at Town Hall

Nina Simone / Edge J26181



「Nina Simone - At Town Hall - Black Is The Color Of My True Love's Hair」

          

 


 
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by knakano0311 | 2016-02-27 13:45 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

冬を乗り越えて

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冬の寒さへの後戻りを繰り返しながらも、着実に春に向けて進んでいるようだ。一昨年、遊びの山で採取したエドヒガンの実をプランター直播きしてから、昨年春に芽が出たものポットに移し、30数本を実生苗として育てていることは、このブログでも何回か紹介した。(参照拙ブログ「雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズニ」「桜も雑草もたくましいなあ」「年の瀬という気がしない」 など)

冬を越せるかどうか、霜にやられないかどうか、心配したが、ここまでくればもう大丈夫であろう。健気に新芽が顔を出している。もうしばらく様子をみて、山の養生畑に移そうと思う。さらにそこから山へ返すまで無事育ってほしいものだ。「クロモジ(黒文字)」の新芽も大きく膨らんできた。

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前回に続きノルウェーのジャズ・ピアニスト、「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」と女性ボーカルのコラボをもうひとつ聴きたくなった。もともと、「トルド・グスタフセン」は、1999年にノルウェーの歌手の「シリ・グジャレ/Siri Gjære」とのアルバムでデビュー。2000年には「パット・メセニー/Pat Metheny」がプロデュースした、「やさしい風につつまれて/Tell me where you're going」のヒット曲で知られる「セリア(セリア・ネルゴール/Silje Nergaard)のバック・ミュージシャンをしていたというから、女性ボーカルとのコラボは定評のあるところ。

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聴きたいと思ったのは、ポーランドの歌姫「アンナ・マリア・ヨペック/Anna Maria Jopek」とのコラボ。「トルド・グスタフセン」はもちろん、この「アンナ・マリア・ヨペック」も私の大のお気に入りで、一時は集中的に取り上げたこともあった。コラボのアルバムは「ID」。「トルド・グスタフセン」を始め、2013年に亡くなってしまったが、ブラジルのギタリスト、「オスカー・カストロ・ネヴィス/Oscar Castro-Neves 」、チュニジア出身のシンガー兼ウード奏者、「ダフェール・ユーセフ/Dhafer Youssef」、もうひとりの私のお気にりのポーランドのピアニスト、「レシェック・モジジェル/Leszek Mozdzer」、アメリカジャズ界のブランド・ネーム、「ブランフォード・マルサリス/Branford Marsalis」、「リチャード・ボナ/Richard Bona」、「クリスチャン・マクブライド/Christian Mc Bride」など、ジャズ、ボッサ、ワールド・ミュージックのトップ・ミージシャンが名を連ねている。アルバム、「ID」は、2007年にリリースされたが、2008年にインターナショナル版がリリースされ、彼女の名を国際的に一気に高めたという。

Id

Anna Maria Jopek / Emarcy Import



そのアルバムから、「トルド・グスタフセン」と「アンナ・マリア・ヨペック」のデュオで、「Daleko」を。ポーランド語で、「far away」あるいは「far」という意味だそうだ。

「Anna Maria Jopek & Tord Gustavsen - Daleko (Away)」

          

 



 
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by knakano0311 | 2016-02-24 10:00 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

鶯の初鳴きを聴く

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ウォーキングの途中。「ホーホケキョ ・・・」。見事な一鳴き。今年初めて聴く鶯である。春がすぐ近くまで来ていることをさらに実感。

今年のブログ始めは、正月番組で偶然目にしたノルウェー出身のジャズ・ピアニスト、「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」でスタートした。ECMトリオ3部作の最後を飾る「Being There」のあとトリオ休止宣言。カルテット、アンサンブルへと活動を移し、その実験的試みは評価するものの、美メロ、泣けるピアノのグスタフセン・ファンとしては、期待するものとは少し違い、正直物足りない思いを続けていた。(参照拙ブログ「初春に ・・・」など)

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しかし、1月下旬に最新トリオ作品が発売された。しかし、実は躊躇していたのである。これまでもトリオで長年一緒だったドラマー、「ヤーレ・ヴェスペスタ/Jarle Vespestad」と、アフガニスタン出身、ドイツで活動しているヴォーカリスト、「シミン・タンデル/Simin Tander」をヴォーカルに迎えた変則的トリオで、ノルウェーの教会音楽に取り組んだ異色作という。

躊躇したのも無理からず、女性ヴォーカリストを加えたアンサンブルのアルバム、「Restored, Returned」には、かなり違和感を感じたからである。もちろん、リスナーのわがままには違いないのであるが ・・・。

しかし、おすすめもあって一聴して驚いた。神秘さと厳かさと美しさに満ちている。彼自身の曲が半分以上、その他の曲は、ノルウェーの賛美歌であるという。その賛美歌をシミンが出身であるアフガニスタンの言語、「パシュトー語」に訳して歌っている。深いところまではとても分からないが、キリスト教的観念とイスラム教的観念との融合。まさにグスタフセンは今世界が直面している問題を、新しい世界として提示して見せてくれたのかもしれない。彼はこのアルバムの制作についてこんなふうに語っている。

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「今回のプロジェクトでのレパートリーに取り組むため、シミンと僕はアフガン詩人と一緒に僕がノルウェーでこどもの頃からずっと歌ってきた数々の賛美歌をパシュトー語に訳したんだ。 ・・・ どんどん理解が深まり、最終的にはスーフィズム(Sufism 注;デジタル大辞泉 - イスラム教における神秘主義。自我の意識を消滅し、神との神秘的合一の境地をめざす)とキリスト教が実際に出会ったような境地にまで達した。ノルウェーの賛美歌は僕のスタンダードで典型的なジャズよりも僕の音楽、精神の奥にずっとあるものなんだ。」

注目のアルバム。「トルド・グスタフセン」を今年のブログ始めとしたのには、偶然にも十分な意義があったのだ。
 

what was said

gustavsen/tander/ves / ecm



パーソネルは「Tord Gustavsen (p,electronics,synth bass)」、「Simin Tander (vo)」、「Jarle Vespestad (ds)。録音は2015年4月、オスロの「Rainbow Studio」で。そしてリリースはECM。アルバム・プロモーション・ビデオから。

「Tord Gustavsen – What was said. w/ Simin Tander and Jarle Vespestad (Album Trailer) 」

          
 


 
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by knakano0311 | 2016-02-23 10:17 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

グラミー賞って、アメリカではきっとすごい賞なんでしょうね

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「小澤征爾」さんが受賞したというニュースが話題となっている「グラミー賞」。日本人の受賞者は10人目だとか。JAZZ部門では、数年前に「上原ひろみ」が受賞したことも ・・・。その第58回グラミー賞(2015年度)の発表が2月15日に行われた。ノミネートされるのは、2014年10月1日から2015年9月30日までに全米でリリースされた作品で、全83部門だとか。たくさんありすぎてピンとこない感もあるが、JAZZ関連部門だけでもとチェックしてみました。あまりアメリカン・ジャズやPOPSを聴かなくなった私にとっては、ノミネートされた人も受賞した人もそれほど馴染みがない。主要4賞なども全く知らない名前なので、「コンテンポラリーな私」とは到底言えませんが ・・・。これだけの大騒ぎ。日本人にはなかなか実感できませんが、アメリカではきっと権威のあるすごい賞なんでしょうね。まっ、参考までに。

【31. Best Improvised Jazz Solo】部門
Winner;Christian McBride/Cherokee

Nominees;Joey Alexander/Giant Steps
         Christian McBride/Cherokee
         Donny McCaslin/Arbiters of Evolution
         Joshua Redman/Friend or Foe
         John Scofield/Past Present

【32. Best Jazz Vocal Album】部門
Winner;Cécile McLorin Salvant/For One To Love

Nominees;Karrin Allyson/Many a New Day: Karrin Allyson Sings Rodgers
                     & Hammerstein
         Denise Donatelli/Find a Heart
         Lorraine Feather/Flirting With Disaster
         Jamison Ross/Jamison
         Cécile McLorin Salvant/For One to Love

【33. Best Jazz Instrumental Album】部門
Winner;John Scofield/Past Present

Nominees;Joey Alexander/My Favorite Things
         Terence Blanchard feat. The E-Collective/Breathless
         Robert Glasper & The Robert Glasper Trio/
                      Covered: Recorded Live at Capitol Studios
         Jimmy Greene/Beautiful Life
         John Scofield/Past Present

【34. Best Large Jazz Ensemble Album】部門
Winner;Maria Schneider Orchestra/The Thompson Fields

Nominees;Gil Evans Project/Lines of Color
         Marshall Gilkes & WDR Big Band/Köln
         Arturo O'Farrill & The Afro Latin Jazz Orchestra/
              Cuba: The Conversation Continues
         Maria Schneider Orchestra/The Thompson Fields
         Patrick Williams/Home Suite Home

【35. Best Latin Jazz Album】部門
Winner;Eliane Elias/Made In Brazil
Nominees; Eliane Elias, Made in Brazil
         The Rodriguez Brothers/Impromptu
         Gonzalo Rubalcaba/Suite Caminos
         Wayne Wallace Latin Jazz Quintet/Intercambio
         Miguel Zenón/Identities Are Changeable

受賞、ノミネートされた中で私が知っているアーティスト、或いは聴いたアルバムの中からいくつかを ・・・。

Past Present

John Scofield / Impulse Records




「John Scofield - Get Proud」


          

Find a Heart

Denise Donatelli / Savant



「Denise Donatelli - Find a Heart」

          

Made in Brasil

Eliane Elias / Concord Records



「Eliane Elias - Brasil (Aquarela do Brasil)」

          
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by knakano0311 | 2016-02-21 23:32 | おやじのジャズ | Trackback | Comments(0)

空に架かる橋 ~気になっていた架橋工事~

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私が住んでいる団地の北側を通る予定の「新名神高速道路」の工事が急ピッチで進んでいる。2017年3月の開通を目指しているからである。道路予定地は、それこそ景観が変わってしまった。近くを走る国道173号線を跨ぐ橋を架けなければならないのだが、国道173号は市の北部と中心部を結ぶ大動脈。交通を長期間遮断する訳にもいかないだろう。どうやって架けるのだろうかと思っていた。

山遊びやショッピングにと頻繁に利用する道路であるが、最初その工事を見たときは、何をしているのかわからなかった。そして、いつも通るたびに気になっていたが、橋らしいものが少しづつ伸びてきて、その先端に巨大な箱が付いている。まるで宙に浮いているよう。いつの間にか気が付くと、今では対岸まで到達すろくらいになっていて、片側車線の完成も間近である。(写真は朝日新聞より)

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この工法、「張り出し工法(ディビダーグ工法)」というらしく、朝日新聞ローカル版に解説が載っていた。地面から橋桁までの高さが高く、下から足場を組みにくい場所で用いられる工法だという。まず橋脚を建て、その橋脚から橋桁を両方向に同じペースで伸ばし、「やじろべえ」のようにバランスを取りながら作っていくという。道路からは見えないが、写真右の橋脚の反対側にも、同じ長さの橋が伸びているというわけだ。橋桁の先端に付いている大きな箱が、「移動作業車」。この中に多い時は20人くらいの人が入って、橋を伸ばしていく作業をする。2週間で6.4m進むという。

橋の名前は「塩川橋」。橋脚から伸ばす橋の長さは国内最大級で、100mにまでなるそうである。この工法ならば、国道を交通止めすることがなく架けられ、道路に落下物などの危険もないと納得。日本の土木技術はスゴイとこれも納得。

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さて、今宵の歌はズバリ、「橋/Bridges」。元歌は、「ブラジルの声」の異名を持ち、ブラジルを代表するシンガー・ソングライター、「ミルトン・ナシメント/Milton Nascimento」。「僕より遥かに偉大なミュージシャンだ」と「カエターノ・ヴェローゾ/Caetano Veloso」をして言わしめた男。、デビュー・アルバム、「トラヴェシア/Travessia(Bridges)」(1967年)に収められている。しかし、世界的に有名になったのは、「クリード・テイラー/Creed Taylor」のプロデュースによる1969年リリースの米国デビュー盤で、別の曲をアルバム・タイトルにした「コーリッジ/Courage」である。「トラヴェシア」とほぼ同じ曲編成であるが、このときは英語詩によって「Bridges」が歌われた。去っていった恋人を想う原曲の歌詞とは大きく違うが、この英語詩の「Bridges」が、私は好きである。

コーリッジ

ミルトン・ナシメント / ユニバーサル ミュージック クラシック



今宵は、大御所「サラ・ボーン/Sarah Vaughan」と「ミルトン・ナシメント」とのデュエットで。サラの彼よりダイナミックで太い声が印象的で感動的な歌唱。アルバムは、「I Love Brazil」。

I Love Brazil

Sarah Vaughan / Pablo

 

橋を自分の人生になぞらえた傑作。私も自分の渡ってきた橋を振り返って見、そして、これからわたっていく橋を思い描く。「60歳過ぎたら聴きたい歌」でも取り上げたことがある。

「♪ I have crossed a thousands bridges  私はいくつもの橋を渡ってきた 
   in my search for something real    真実を求めて 
   There are great suspension bridges  くもの巣のような
   made like spider webs of steel      大きな鋼の吊り橋も 
   There are tiny wooden trestles      小さな丸太の橋も
   and there are bridges made of stone  そして石造りの橋も 
   I have always been a stranger       旅する私はいつも異邦人で
   and I’ve always been alone          いつも孤独だった 

   There’s a bridge to tomorrow        明日に繋がる橋がある 
   There’s a bridge from the past       過去から繋がっている橋がある 
   There’s a bridge made of sorrow     終わってほしいと祈りながら渡る
   that I pray will not last             悲しみの橋もある

   There’s a bridge made of colors      いくつもの色を重ねた虹の橋が
   in the sky high above              高い空に架かる 
   And I think that there must be       そして、私は想う きっと
   bridges made out of love           愛で繋がれた橋もどこかにあるはずと

    I can see him(her) in the distance     遥か遠く、川の向こう岸に佇む
    on the river’s other shore           あの人が見える
    And his(her) hands reach out longing  そして両手を差し伸べている
    as my owns have done before        かって私がそうしたように
    And I call across to tell him(her)       私は向こう岸の彼に呼びかけてみる 
    where I believe that bridge must lie    信じれば、きっとそこに橋はあると
               
    And I’ll find it Yes, I’ll find it      いつかきっと見つけられる そう、いつかきっと
    If I search until I die            生きている限り探しつづけるのなら

                ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

「Sarah Vaughan e Milton Nascimento - Bridges (Travessia) 」

          

そして「伊藤君子」。彼女はコンサートで大好きな歌の一つと語り、観客と一緒にハミングをした。アルバム「Once You've been in Love/一度恋をしたら」は、「小曽根真」プロデュースにより、ビッグバンドをバックに歌う。

Once You've been in Love

伊藤君子 / ビデオアーツ・ミュージック



2007年のライブから。

「Kimiko Itoh - "Bridges" live at Java Jazz Festival 2007」

          
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by knakano0311 | 2016-02-18 14:11 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(106) ~ 盛りの梅三色 ~  

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夜半は寝ていても雨音が聞こえるような激しい雨。明ければ一転、ポカポカ陽気、コートいらずの春の気温。温度計は18.5℃を示していた。気象台からは近畿地方については発表されてないが、あの暖かく強い南風は、間違いなく春一番でしょう。そして、梅の色も一段と鮮やかに ・・・。

今宵の曲は、「A Slow Hot Wind」。取り上げるには、まだまだ季節が早いようにも思いますが、なにせこの気温ですから ・・・。「ヘンリー・マンシーニ/Henry Mancini」の曲ですね。作詞は「ノーマン・ギンベル/Norman Gimbel」でしたか。まずは、再登場「ジョニー・ハートマン/Johnny Hartman」の「ビロードのような声」と呼ばれた味わい深い低音から。

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「ジョニー・ハートマン」。1923年年7月生まれ、1983年9月没、享年60歳。「ビロードのような声」と評される、独特の甘い声の持ち主。学校に通いながら歌い始め、シカゴ音楽カレッジに入学し、専門的に声楽に取り組み始めたという。プロデビューは、第二次世界大戦終了後、1947年。しかし、「F.シナトラ/Frank Sinatra」や「P.コモ/Perry Como」、「A.ウイリアムス/Andy Williams」、「B.クロスビー/Bing Crosby」、「N.キング・コール/Nat King Cole」などのように世界的に有名になることは決してなかった。JAZZ本で彼をとりあげられてすらいない場合もあるくらいである。しかし、今では私が癒される数少ない男性ボーカルである。

【 A Slow Hot Wind 】 Music by Henry Mancini Lyrics by Norman Gimbel

「♪ Her gaze           僕を見つめる
   Swept over me now  彼女の眼差しは
   a slow hot wind     まるでゆっくりと吹いてくる熱風のよう

   Some days          きっといつの日か
   It's too warm to fight  我慢できなくなるほど熱い
   A slow hot wind      まるでゆっくりと吹いてくる熱風のよう

   There in the shade        日陰で
   Like a cool drink waiting   冷たい飲み物を待っているように
   She sat with slow fire in her eyes  彼女は燃えるような目で
   Just waiting                   ただ座って待っているだけ

   Some days          きっといつの日か
   It's too warm to fight  我慢できなくなるほど熱い
   A slow hot wind      まるでゆっくりと吹いてくる熱風のよう ♪」


Voice That Is

Johnny Hartman / Grp Records



「A Slow Hot Wind - Johnny Hartman」

          

この曲を知ったのは、「ジョニー・ハートマン」のアルバムとどっちが早かったのか? 「セルジオ・メンデス&ブラジル’66」の大ヒットアルバム、「マシュ・ケ・ナーダ/原題:HERB ALPERT PRESENTS~SERGIO MENDES & BRASIL'66」(1966)から。

マシュ・ケ・ナーダ

セルジオ・メンデス&ブラジル’66 / ユニバーサル ミュージック クラシック



「Sergio Mendes & Brasil 66 - Slow Hot Wind」

          

最後は大御所で締めましょうか。「サラ・ボーン/Sarah Vaughan」です。

Sings the Mancini Songbook

Sarah Vaughan / Polygram Records



「Sarah Vaughan - Slow, Hot Wind」

          
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by knakano0311 | 2016-02-15 13:34 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

炭焼き終わればチョコレートが

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やっと炭焼きが終わった。振り返ってみると、クヌギ伐採の調査を始めたのが、昨年の11月5日。伐採、窯木づくり、窯木降ろしを経て、年明けの1月16日から一回目の炭焼きを始め、一回目ほどではなかったが、まあまあの出来の二回目の窯(炭)出しをやっと終えることができた。このあとの林床整備まで含めると約4ヶ月の長丁場である。今回もいろいろな推論を基にいくつかのトライアルを行ったが、収穫は多かった。来年にきっとつながる。

後片付けを終え、家に帰ると、孫娘がチョコレートを持ってやってきた。開けてビックリ、「ダース・ベイダー/Darth Vader」と「ストーム・トルーパー/Storm Trooper」。「スターウォーズ」のチョコレートである。私が「スターウォーズ大好き人間」と知ってのプレゼント。

さて、今宵は「マイ・ファニー・ヴァレンタイン/My Funny Valentine」ではありません。チョコレートに因んでの「Bitter and Sweet」と参ります。

まずは、「ジョー・サンプル/Joe Sample」。90年代の名盤といっていいでしょう。「レイラ・ハサウェイ/Lalah Hathaway」のボーカルをフィーチャーしたアルバム、「The Song Lives On」(1999)から、「Bitter Sweet」。残念なことに2014年に亡くなってしまった。

Song Lives on

Joe Sample / Pra Records



この曲は、レイラのヴォーカルなしの演奏で ・・・。

「 Joe Sample - Bitter Sweet」

          

2曲目は、私が最高のベーシストと思っていた、「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」と、 イギリス・マンチェスター出身のピアニスト、「ジョン・テイラー/John Taylor」とのデュオ作品、「ナイトフォール/Nightfall」(2003年)から、「Bittersweet」。「デュオの名手」としても知られたチャーリーと、「ピアノの詩人」と称される「ジョン・テイラー」による静謐なまでのプレイ。まさにチャーリーの真骨頂。

残念なことに二人共また鬼籍に入ってしまった。

Nightfall

Charlie Haden & John Taylor / Naim



「Bittersweet - Charlie Haden & John Taylor」

          
 

 
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by knakano0311 | 2016-02-14 10:28 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(2)

エドヒガンの開花もあと一ヶ月ほどで

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炭焼きを終えると、山作業も春に向けてのモードへ切り替わる。「エドヒガン(江戸彼岸)」桜の開花を迎えるための準備を始めた。というのも、公園に自生する「エドヒガン」桜の群落が、昨年9月に市の天然記念物に指定され、最初の春を迎えるからである。公園内には60数本の「エドヒガン」が確認されているが、天然記念物指定を受けたのは、そのうちの27本。我々の去年の調査では、最も高いものは樹高31m、最も太いものは幹周りで205cmあった。

この「エドヒガン」、公園には二つの群落があるが、一つは谷間の急斜面に自生している。この付近は手入れを行ってこなかったため、鬱蒼と常緑広葉樹などが生い茂っている。(写真右下) そのため見通しが悪く、群落が見えにくくなっている。もっと見やすくなるようにと、それら伐採する作業に取り掛かった。例年、「エドヒガン」は「ソメイヨシノ(染井吉野)」より1週間くらい早く開花する。ことしの「ソメイヨシノ」の開花予想は3月25、26日らしいので、「エドヒガン」は3月20日くらいが開花でしょうか。今から取り掛かってちょうど間に合うくらい。

ポカポカ陽気の中で久しぶりに鋸を握る。やっただけの効果はあって、上の写真のように、すっかり明るくなって「エドヒガン」群落が、すこし見通せるようになった。しばらくはこの作業が続く。開花がはやくも待ち遠しいのだ。

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そんなんで、冬の曲もそろそろ終わりにしましょうか。冬がキーワードの曲のラストは、わが高校の先輩の「降旗 康男」監督、そして「高倉健」主演の映画、「夜叉」(1985)のエンディング・タイトル主題歌、「Winter Green and Summer Blue」。歌い手は、「ナンシー・ウィルソン/Nancy Wilson」。作詞は、「奈良橋陽子」、作曲は、「ゴダイゴ」の「タケカワユキヒデ 」。

「ナンシー・ウィルソン」。1937年生まれ、御年79歳。アメリカ合衆国オハイオ州出身の女性ジャズ&ブルース歌手。70枚以上のアルバムをリリースし、3度のグラミー賞を受賞した大ベテラン。

1956年にビッグバンドのボーカルとして活動を始め、「キャノンボール・アダレイ/Cannonball Adderley」の誘いで、1959年にニューヨークに移住。翌1960年に「キャピトル・レコード」からデビューした。多数のアルバムをリリースし、ヒットしたほか、数々のテレビ出演でも知られ、NBCテレビで1967-1968年に自身がホストを務める番組「The Nancy Wilson Show」を手がけ、エミー賞を受賞した。その後も現在に至るまで活躍を続けている。最新作?は「Turned to Blue」(2006)。このアルバムは、その年の「グラミー賞ベストジャズボーカルアルバム」を獲得した。

「Winter Green and Summer Blue」は、アルバム、「Keep You Satisfied」(1989)に収録されている。 

Keep You Satisfied / Forbidden Lover (from UK)

Nancy Wilson / SOULMUSIC RECORDS




【 Winter Green and Summer Blue 】  作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ

「♪ Winter green and summer blue  冬はグリーンに、夏はブルーに
   Lavender spring turn          春のラベンダー色は
   To autumn hues              やがて秋の色へと変ってしまう

   Things have a way            すべてのものは
   Of changing colours            いつかは色が変わるのだ
   Seems my time is up with you   あなたと過ごす私の時がいつかは終わるように

   You showed me               あなたは教えてくれた
   A lifetime of seasons           季節にも寿命があるということを
   Was it years or weeks or a day ?   それは数年、数週間、たった一日かもしれない
   It wasn't just a dream we shared    でも二人がともに見た夢はきっと違う
   But seasons that change yet stay    移ろうはずの季節はいまだ変わらず  
   You let me know love is the same    あなたへの愛も移ろわないと

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」


「NANCY WILSON - WINTER GREEN AND SUMMER BLUE」

          
 


 
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by knakano0311 | 2016-02-12 09:53 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(105) ~ 蝋梅が鮮やかだ ~

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日課にしているウォーキングの道筋には、今多くの「ロウバイ(蝋梅)」が咲いている。その中で、この「ロウバイ」が、群を抜いて鮮やかである。日当たりがいいのか、土壌がいいのか。人の人生もこうあって欲しいが ・・・。春も間近。

このブログは「Jazzy Living」。そして聴きたくなった曲は、「Easy Living」。「気楽な暮らし」とでも訳したらいいのか。「Easy」には、「苦しい状態から抜け出した安らぎの気分」といった意味合いもあるそうだ。古いスタンダード・ナンバーです。「クリント・イーストウッド/Clint Eastwood」監督・主演の映画、「マディソン郡の橋/原題: The Bridges of Madison County」(1995年)で、「ジョニー・ハートマン/Johnny Hartman」の歌唱が使われていましたね。「誰かを愛するという生活は何物にも変えがたく素晴らしい ・・・」といった歌。

マディソン郡の橋 <OST1000>

オリジナル・サウンドトラック / ワーナーミュージック・ジャパン



【 Easy Living 】  詞:Leo Robin 曲:Ralph Rainger

「♪ Living for you is easy living        あなたのために生きる、それは安らぎの暮らし
   It's easy to live when you're in love  恋に落ちると、生きているのが楽になる
   And I'm so in love               だから私は恋に落ちた
   There is nothing in life but you      あなただけが私の人生

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」


「Easy Living ~ Johnny Hartman」

          

演奏も聴いてみましょうか。MJQのリーダーだった「ジョン・ルイス/John Lewis」のアルバム、「グランド・エンカウンター ~東に2度、西に3度/Grand Encounter: 2° East - 3°West 」(1956)から。「グランド・エンカウンター」とは「大いなる出会い」という意味で、一時期JAZZ界を二分した「イースト・コースト・ジャズ」の「ジョン・ルイス(p)」と「パーシー・ヒース/Percy Heath(ds)」の二人と、「ウエスト・コースト・ジャズ」の「ビル・パーキンズ/Bill Perkins (ts)」、「チコ・ハミルトン/Chico Hamilton (ds)」、そして「ジム・ホール/Jim Hall (g)」の三人が、ロサンジェルスの小さな劇場に一堂に会して録音された。

グランド・エンカウンター

ジョン・ルイス / ユニバーサル ミュージック



心温まる演奏ですね。

「John Lewis Quintet featuring Bill Perkins - Easy Living」

          

 


 
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by knakano0311 | 2016-02-10 13:42 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

やはり今年は開花が早いようだ

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炭焼きに追われ、しばらく日課のウォーキングを休まざるを得なかったが、一段落つき久しぶりに歩いてみると、「やはり ・・・」というか、梅の花が咲き始めていた。今年は開花がすこし早いようだ。これも、暖冬の影響でしょうか。

早いもので2月6日は母の一周忌。家族の大半が関西に住んでいるし、この厳寒、雪の季節ということもあって、松本では行わず、回向は菩提寺にお願いし、我が家の近くで家族が集まって供養の膳を囲んだ。久しぶりに全員が顔を揃え、和気あいあいのうちに一周忌の供養を終えることができた。いい供養になったと思う。コートもいらないような暖かな一日で、一気に春が近づく気配。この春は長男の結婚という慶事が待っている。

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さて、今宵も「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」。「Nightbird」からいくつか。前回取り上げたように、今年は、彼女の死の10ヵ月前となる1996年の1月3日に行った、ファンにとっては歴史的とも言えるワシントンDCにあるジャズ・クラブ、「ブルース・アレイ/Blues Alley」でのライブから20年、すなわち彼女の死後20年である。あの「ブルース・アレイ」でのライブを収録したアルバム、「Live At Blues Alley」には収められなかった12曲を追加し、全曲を完全収録してリリースされたアルバムが、「Nightbird」。ジャズ・スタンダードをメインに、ソウル、ロック/ポップス、フォーク、シャンソンといったあらゆるジャンルの名曲をパワフルでいまだに色褪せないピュアーな歌声で歌い上げる。伝説の「Songbird」、最後の記録、「Nightbird」。

Nightbird

Eva Cassidy / Imports



「Eva Cassidy - You've Changed」

          

「Eva Cassidy - Blue Skies」

          


「Eva Cassidy - Time After Time」


          
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by knakano0311 | 2016-02-07 10:36 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(1)