大屋地爵士のJAZZYな生活

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小雨の中に烟る孤高の花を見る

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どうも最近天気のめぐり合わせが悪く、毎週のように水曜日、木曜日に雨となる。先週もそうだったが、今日も雨。山作業は中止し、すこし小降りになるのを待って、2週間ぶりに山頂まで登ってみる。この時期は、1週間も経つと山の様相がすっかり変わってしまう。山頂から望むと、遠く小雨に烟る「ホウノキ(朴の木)」のその大きな白い花が印象的。高く伸びた高木、大きな葉、枝先にひとつだけ咲く白い花。気高くも思え、「孤高の花」のようにさえ感じる。

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雨の日、ほの暗い林の中では白い花が目立つ。別名「ウシコロシ」とも呼ばれ、材が硬くて折れにくく、鎌の柄に使われたことから、その名がついたという「カマツカ(鎌柄)」。

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和名は、果実がプロペラ状の萼片(がくへん)をつけ、羽根突きの「衝羽根(つきばね)」に似ることに由来するという「ツクバネウツギ(衝羽根空木)」。   

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「ナンジャモンジャ」とも呼ばれる「ヒトツバタゴ(一つ葉タゴ、一つ葉田子)」。ひも状の花がひらひらと咲く変わり種。見慣れない植物、怪木や珍木に対して、地元の人々が付けた愛称が由来だという。

この時期の小雨はどこか爽やかな印象さえする。「こんな花たちが迎えてくれるのなら、小雨の中、山を歩くのも捨てたもんではない。

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爽やかなアルバム、イチオシは、「スエーディッシュ・ビューティ/Swedish Beauties Vol. 1」。スウェーデンの美しきディーヴァ、6人の極上の歌を集めた、コンピ・アルバムである。そのアルバムで私が知ったのが、「スス・フォン・アーン/Suss von Ahn」、ジャズシンガー&シンガー・ソングライター。

スウェーデン北部で伝道師の娘として育ち、慈善募金を集めるため、両親と共に多くの旅を重ねる。子供のころにアフリカの国に5年滞在し、そのころから音楽への興味が湧き出してきたという。お母さんがギターのコードを初めて教えてくれたので、長い時間ベランダに座ってギターを弾き、歌を歌っていた。10歳の頃からはピアノを弾き、15歳の時には作曲もはじめ、自身が作曲したゴスペルを教会で披露してきたという。アルバム・デビューは、1944年。以後トータルでは4枚、日本では2枚のアルバムがリリースされている。ハスキーな声と歌のうまさ、そしてその美貌、これ以上なにも必要とすることなし。

先のコンピ・アルバムにも収録されているが、オリジナルのアルバムのタイトルにもなった「Walk Between The Raindrops(雨に歩けば)」を聴きましょうか。日本版のアルバム・タイトルは、「ペーパー・ムーン」(2009)。

スウェーディッシュ・ビューティー VOL.1

オムニバス / スパイス・オブ・ライフ



ペーパー・ムーン

スス・フォン・アーン / EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)



「Suss Von Ahn - Walk Between The Raindrops」
 
          

同じアルバムからもう一曲、「イマジン/Imagine」を。

「Suss Von Ahn - Imagine」

          
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by knakano0311 | 2016-04-30 13:23 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

風の歌が聴こえる  ~風のミュージアム再訪~

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久しぶりに訪れた兵庫県三田市にある「有馬富士公園」。我が家から来る前45分程度のところにある。今日訪れたのは、178.2ha (全体計画面積416.3ha)もある広大な公園の北のエリア、休養ゾーンにある「風のミュージアム」。ここは、同市在住の彫刻家の「新宮 晋(すすむ)」氏によって寄贈された、風で動く彫刻たちが置かれた彫刻公園である。何回か来たことはあるが、前回、公園に来た時は、この公園で開催されたシンポジウムの時。見たいと思ったが、ほとんど時間もなく、また12月ということもあって、立ち寄ることができなかった。(参照拙ブログ「風に舞う彫刻たち」

天気も上々、快適な日差し。風もそよ風。休日なのに、メインのエリアからは相当離れた所にあるためか、ほとんど人がいない。ちょっと坂を登って、開けた芝生の広場に出ると、「風のロンド」(下の写真)、「風の結晶」などと名付けられた、風や水の自然エネルギーで動く作品12点が動いている。風に踊っている。静かな自然の中で、音も出さずに、舞っているちょっと不思議な空間。ゆっくりと散策し、彫刻を見ながら時を過ごす。次回はこの地域のシンボルでもある「有馬富士」に登ってみよう思う。

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そういえば、「村上春樹」のデビュー作は、「風の歌を聴け」だったなあ ・・・。そんなことを思い出しながら帰路に着く。

はやり、この曲でしょうか。日本では「風のささやき/The Windmills Of Your Mind」というタイトルで知られる映画、「華麗なる賭け/The Thomas Crown Affair」(1968 )の主題歌。監督「ノーマン・ジュイソン/Norman Jewison」、主演「スティーブ・マックイーン/Steve McQueen」、「フェイ・ダナウェイ/Faye Dunaway」。犯罪映画ですが、映画館で見たその当時、フレッシュでオシャレな映像に痺れたものです。日本での公開は1968年。主題曲、「風のささやき」は、その年、アカデミー主題歌賞を受賞した。

作曲は、「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」、英語詩の作詞は、「アラン・&マリリン・バーグマン/Alan Bergman and Marilyn Bergman」夫妻。歌い手は、イギリス出身の名優、「レックス・ハリソン/Rex Harrison」の息子の「ノエル・ハリソン/Noel Harrison」。 1999年には、「ピアース・ブロスナン/Pierce Brosnan」主演でリメイクされているが、その時の歌い手は、「スティング/Sting」だった。

【 The Windmills Of Your Mind 】

「♪ Round, like a circle in a spiral    回る、まるで渦巻きの渦のように
   Like a wheel within a wheel     まるで車輪の輪のように 
   Never ending or beginning       始まりも終わりもなく
   On an ever spinning wheel       回り続ける糸車のように
   Like a snowball down a mountain  山を転がって下る雪玉のように
   Or a carnival balloon            あるいはカーニバルの風船のように
   Like a carousel that's turning     くるくる回る回転木馬のように
   Running rings around the moon    月の周りにあらわれる暈(かさ)のように
   Like a clock whose hands are sweeping  針がくるくる回る時計のように
   Past the minutes on its face        時は文字盤の上で進み
   And the world is like an apple       世界は宇宙の中で静かに回っている
   Whirling silently in space           一個のリンゴのようなもの
   Like the circles that you find         君が心に描いている
   In the windmills of your mind         風車の輪のように

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   Like a circle in a spiral          まるで渦巻きの渦のように
   Like a wheel within a wheel      まるで車輪の輪のように 
   Never ending or beginning       始まりも終わりもなく
   On an ever spinning wheel       回り続ける糸車のように
   As the images unwind          まるでイメージが解きほぐされるように
   Like the circle that you find      君が心に描いている
   In the windmills of your mind     風車の輪のように      ♪」

多くの歌手がカバーしているし、それぞれ微妙に歌詞が異なるらしいが、今宵はふたりのディーヴァの歌唱を ・・・。
まずは、生まれ故郷、ミネソタ州ミネアポリスを本拠とし、世界中で活躍を続ける女性ヴォーカルで、どんな曲でも自分の世界に作りかえてしまう、「コニー・エヴィンソン/Connie Evingson」。ここではこの歌を、ジプシー・スウィングの世界に染め上げている。一緒にスウィングするのは、「ホット・クラブ・オブ・スウェーデン/The Hot Club of Sweden」。
 

Stockholm Sweetnin'

Connie Evingson / CD Baby



「Connie Evingson & The Hot Club of Sweden - Windmills Of Your Mind」

          

そしてオランダは、アムステルダム出身の大姉御、「ローラ・フィジィ/Laura Fygi」。旧知の仲の「ミシェル・ルグラン」とのコラボアルバム、「Watch What Happens - When Laula Fygi Meets Michel Legrand」(1997)から。「Et Si Demain」ではふたりのデュエットを披露している。

Watch What Happens

Laura Fygi / Verve Forecast



「Laura Fygi - The Windmills Of Your Mind」

          

 



 
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by knakano0311 | 2016-04-29 09:37 | おやじの遠足・街歩き | Trackback(1) | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(114) ~ 明るい通りの生け垣で ~

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「ツツジ(躑躅)」、「コデマリ(小手毬)」、「モッコウバラ(木香茨、木香薔薇)」  ・・・・。 私の住んでいる団地には、この時期人の目を楽しませてくれる生垣が数多くある。人の目を楽しませるだけでなく、もちろん自分も楽しんでいるのだろう。すっかり日差しが強くなった舗道。明るい通りを歩きながら、その家の外観に似合った、きれいでは洒落た生垣を見ながら、一体どんな人が住んで、丹精込めているのだろうかと想像したくなる。

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さて、今宵のディーヴァ、正統派ジャズ・ヴォーカルの醍醐味にあふれるイタリアの歌姫、「ロバータ・ガンバリーニ/Roberta Gambarini」。豊かな表現力と圧倒的な歌唱力で、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」、「サラ・ヴォーン/Sarah Vaughan」、「カーメン・マクレエ/Carmen McRae」といった伝説的ジャズ・シンガーたちの再来とも呼ばれているという。

1972年、トリノ生まれ。ジャズ好きの両親の間に生まれ、17歳から北イタリアのジャズ・クラブで歌い始めたが、18歳で、ジャズ・シンガーとしてのキャリアを築くためミラノに移る。数々の国内フェスティバルやコンペで入賞後、1998年には、活動の拠点をニューヨークに移し、その年の「セロニアス・モンク・インターナショナル・ジャズ・ヴォーカル・コンペティション」で3位に入賞、本格的にジャズ・シンガーとしてのキャリアを歩みだした。「エラ・フィッツジェラルド」のような技巧的なスキャット、「サラ・ヴォーン」のような幅広い音域、「カーメン・マクレー」のような圧倒的声量といった要素を持っているということで、その当時相当期待された新人歌手。デビュー・アルバムはSJゴールド・ディスクにも選定された「Easy to Love」(2006)。

EASY TO LOVE

ROBERTA GAMBARINI / IN + OUT



彼女のスキャットには本当に感嘆してしまうますね。アルバムにも収録されている「明るい表通りで/On the sunny side of the street」のスキャットを聴いてみましょうか。

「Roberta Gambarini - On The Sunny Side Of The Street」

          
 


 
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by knakano0311 | 2016-04-28 14:17 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(113) ~ 七重八重 ・・・ ~

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この時期、ウォーキングの道筋に多く咲くのは、「ヤエヤマブキ(八重山吹)」。歴史の授業で習った「太田道灌(どうかん)」の故事で知られるのはこの花である。

若き日の「太田道灌」が突然のにわか雨に遭い、農家で蓑を借りようと立ち寄ったところ、若い女が何も言わず、山吹の花一枝を差し出したので、道灌は怒って帰宅した。後にこの話を家臣にしたところ、それは「後拾遺和歌集」の「七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだに なきぞ悲しき」という「兼明親王」の歌に掛けて、「山間の茅葺き(やまぶき)の家ですので、貧しく蓑(実の)ひとつ持ち合わせがありません」との意味が託されていたのだと教わった。道灌は、古歌を知らなかった己の無学を恥じて、それ以後は歌道に励み、歌人としても名高くなったという。

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ちょっと面白い形をしているのは、「ツキヌキニンドウ(突抜忍冬、突貫忍冬)」。スイカズラ(吸葛)科の常緑つる性低木。花に一番近い葉は、2枚の葉がくっついて1枚になり、その真ん中を突き抜けるように茎が伸びて花をつけるという一風変わった葉の付き方が特徴。和名もここから付いている。「冬を忍ぶ」というなにか歌のタイトルにもなりそうな和名である。いずれも「和テイスト」いっぱいの花。

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さて、和テイストのJAZZ ・・・。今宵のディーヴァは「伊藤君子」。ジャズ・ファンのみならず、様々な年代層からも支持を得ているジャズ・シンガー。その「伊藤君子」が歌う「津軽弁ジャズ」。「津軽弁でジャズを歌って欲しい!」という「伊奈かっぺい」氏のリクエストに、津軽弁に惹かれていた彼女は喜んで応え、5曲の見事な「津軽弁のスタンダードナンバー」が出来た。それが、アルバム、「ジャズだが?ジャズだじゃ! ~津軽弁ジャズ~」。ただし、彼女は香川県小豆島の出身である。

「伊藤君子」。1946年香川県小豆島町生まれのジャズ・シンガー。4歳のとき、ラジオ番組から流れる「美空ひばり」の歌声に魅了され、歌手を志したという。1982年、ポップ・演歌歌手としてデビューしたが、その後、ジャズ・ピアニストとの出会いをきっかけに、ジャズ・シンガーの道へ進み、1984年には半年間ニューヨークに滞在し、音楽修行した。1989年、アニメーション映画「イノセンス」の主題歌をタイトルとし、日米同時発売されたアルバム、「フォロー・ミー/Follow Me」が米国ラジオ&レコーズ誌のコンテンポラリー・ジャズ部門の16位にチャートイン。

ジャズだが?ジャズだじゃ!~津軽弁ジャズ~

伊藤君子 / ビデオアーツ・ミュージック



「津軽弁でジャズ~伊藤君子 - My Favorite Things <私の好ぎなもの>」


          
 


 
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by knakano0311 | 2016-04-27 10:32 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(2)

60歳過ぎたら聴きたい歌 (94) ~ For Once In My Life ~

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この時期、遠くから見てもよく目立つ大きな白い花がある。「ナニワイバラ(浪花茨)」あるいは「ナニワノイバラ(浪花野茨)」である。中国・台湾原産の常緑性の蔓バラ。花の大きさは、8~10cmくらいあるでしょうか、大輪の花を咲かせる。幹も枝も蕾もも花茎も枝も、とにかくすべて鋭く細かいトゲに覆われている。まるで近づくなと警告しているようだ。江戸時代(宝永年間1704~1711年)に中国から伝わり、大阪の植木屋が普及させたところから、「浪花」の名がついているらしい。

さて、4月25日は、107人の死者をだしたJR福知山線脱線事故から11年目の日。私の三男が乗っていたが、運良く最後車両のため、かすり傷ですんだ。大変なことになっていても不思議ではなかった。何が生死を分けたのか。首都圏へ就職したが帰ってきて、今は神戸の会社で働いている。私にも三男にもこんな経験は、生まれて初めて、人生で一度のことであった。しかし、誰一人としてこの事故の刑事責任を負うことがないなんてどう考えてもおかしい。

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熊本大地震。大変な災害であることが、だんだんと明らかになってきた。速やかな復興を願わざるを得ない。与党は、衆参ダブル選挙は断念したという。当たり前でしょう。いろいろの防災対策、備え、心構え ・・・、識者はいろいろと語るが、実際のところ生死を分けたものは、人知の及ばないところかもしれない。そんな気がする。阪神淡路大震災。あんな揺れも生まれて初めての経験であった。

定年後、この歳になっても人生初めてということも多く経験している。ウォーキング、桜めぐり、花や木の名前を覚えること、森林ボランティア、炭焼き、MRI/CT、エドヒガン、ブログ ・・・ 。この歳になっても、根は初物好き、初めてのことはMRIでも興味津々。

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久しぶりの、「60歳過ぎたら聴きたい歌」は、「フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ/For Once In My Life」。「生まれて初めて」、「人生でたった一度の」などという意味のスタンダード・ナンバー。この曲は、「ロナルド・ミラー/Ron Miller」作詞、「オーランド・マーデン/Orlando Murden」作曲で、1965年に作られた曲である。1966年に「トニー・ベネット/Tony Bennett」が歌ってヒットし、1968年には「スティーヴィー・ワンダー/Stevie Wonder」が歌ったものが、やはり大ヒットした。「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」、「サミー・デイヴィス・ジュニア/Sammy Davis Jr.」、「カーメン・マクレエ/Carmen McRae」、「ナンシー・ウイルソン/Nancy Wilson」といった名だたる実力派ジャズ・シンガーに歌われ、すっかり代表的なスタンダード・ナンバーになっている。

【 For Once In My Life 】  作詞:Ronald Miller 作曲:Orlando Murden 

「♪ For once in my life             生まれて初めて巡り会えた
   I have someone who needs me   僕を必要とする人に
   Someone I've needed so long    ずっと探し求めていたんだ

   For once, unafraid,             もう今までのように怖くはない
   I can go where life leads me      どんな人生が待っていようと
   And somehow I know I'll be strong  なぜか強くなれる気がする

   For once I can touch             生まれて初めて触れることができた
   what my heart used to dream of   いつも心のなかで夢見ていたものに
   Long before I knew             ずっと前からね
   Someone warm like you          君のように温かい人なら
   Would make my dreams come true  きっと僕の夢を叶えてくれる

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   For once, I can say,              生まれて初めて はっきり言える
   this is mine,                    この愛は僕のもの
   you can't take it                 君でさえも奪うことなんかできない
   As long as I know I have love,       僕が愛してるかぎりは
   I can make it                   僕はこの愛をきっと実らせて見せるよ
   For once in my life,               生まれて初めて巡り会えたんだ
   I have someone who needs me      僕を必要としてくれる人に    ♪」

最初は、コンテンポラリーで最も活きのいい男性歌手、「マイケル・ブーブレ/Michael Buble」。若い時のシナトラを彷彿とさせるものがある。イケメン、歌のうまさ、しかもオシャレ。三拍子揃った「マイケル・ブーブレ」のデビューアルバム、「Michael Bublé」(2003)。プロデュースは、あの「デイヴィット・フォスター/David Foster」。

Michael Buble

Michael Buble / Reprise / Wea



「Michael Buble - For Once in My Life」

          

この曲、音域の広い曲なので、どちらかというと張りのある絶唱型のシンガー向きで、ソフトでハスキーなシンガーには向いていないので、ほとんど歌っていないという。そんなことはないでしょう、それは偏見でしょうと、思い出したのがスウェーデン美女シンガーの「スス・フォン・アーン/Suss von Ahn」が歌うボッサ・テイストの「For Once in My Life」。「Feel Sweden」というボッサのコンピ・アルバムに入っていたのだが、これがいたく気にいっていた。

フィール・スウェーデン-ボサ・ノヴァ・コンピレーション-

(オムニバス) / インディペンデントレーベル



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YOUTUBEを探しても見つからないので、同じボッサ・テイストで舞うように軽やかに歌う女性シンガーをアップしておきます。これがなんとインドネシアで最も人気のJAZZディーヴァだという、「シャハラニ/Syaharani」。これが、まさに人生はじめて聴くインドネシアの ジャズシンガー。
  
本名、「Saira Syaharani Ibrahim」。1971年生まれ、東ジャワのMalang出身。「Rani」という愛称で呼ばれている彼女は、3枚のジャズ・ソロ・アルバムをリリースしているようだ。

Love

Syaharani /



「Syaharani - For Once In My Life」

         
 


 
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by knakano0311 | 2016-04-26 10:12 | 60歳過ぎたら聴きたい歌 | Trackback | Comments(0)

そのいぶし銀のような演技を思い出しながら ~ 志村喬記念館を訪ねて ~

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天空の城、「竹田城」を後に「生野銀山」へと向かう。その鉱山の町、朝来市(あさご)生野町の街中に「志村喬記念館」はある。

「志村 喬(しむら たかし)」。1905年(明治38年)、朝来市(あさご)生野町生まれ。本名は「島崎 捷爾(しまざき しょうじ)」。父は三菱生野鉱業所の冶金技師であり、幼少期を生野鉱山の社宅(甲社宅)で過ごした。その鉱山幹部社員の社宅が、現在「朝来市旧生野鉱山職員宿舎」として保存されており、その一棟が記念館となっている。

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舞台俳優を経て映画俳優となり、昭和9年に銀幕デビュー。戦前は脇役として時代劇などで活躍。戦後も東宝を中心に数多くの作品に出演。生涯で出演した映画の本数は443本に上るという。黒澤明監督との出会いは、昭和18年。のちに黒澤作品には欠かせない俳優となり、「生きる」、「七人の侍」を始め、彼の監督作の殆どに出演している。最後の黒澤映画は、「影武者」である。そのいぶし銀と称された演技は、海外でも高い評価を受け、1961年(昭和36年)には黒澤の代理として「ベルリン映画祭」に出席、多くの欧米の映画人から祝辞を述べられたという。昭和57年(1982年)、永眠。享年76歳。

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「志村喬×黒澤明」。その作品のほとんどを私は観ている。癌にかかっていると悟り、余命いくばくもない官吏「渡辺勘治」を演じた「生きる」。ラスト近く自ら完成させた雪の公園でブランコに乗り、「ゴンドラの唄」を歌うシーン。野党に立ち向かう侍のリーダー、「島田勘兵衞」を演じた「七人の侍」の迫力あるアクションシーン。いずれもがはっきり脳裏に刻み込まれている。館内に陳列されているポスター、台本、遺品などで彼のシーンを思い出しながら、「生野銀山」へと車を向けた。

さて、今宵、名優「志村 喬」を偲んで、「七人の侍」」(1954)のテーマ」としましょうか。作曲は、「早坂文雄」。

「七人の侍のテーマ」

          


 


 

 
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by knakano0311 | 2016-04-25 13:09 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

天空の城へ

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今日の「おやじの遠足」は、天空の城、兵庫県朝来市にある「竹田城」。最近人気の城跡である。前々から同じ兵庫県にもあり、かねてから行きたいとは思っていた城跡。しかし、現役時代はなかなか機会を得ず、また定年後も、雲海に浮かぶ城跡を見ようと思っていたので、そのためには夜中車を走らさねばならず、二の足を踏んでいた。今回雲海はないが、いい機会でもあり、山の遊び仲間と共に訪れてみた。

思い立った理由のひとつは、足腰がまだ達者なうちに行っておこうと思ったこと。もう一つは、「降旗康男」監督、最後の主演作品となった「高倉健」の映画、「あなたへ」(2012)で、竹田城跡のシーンが強く印象に残っていたためである。「田中裕子」演ずる英二の妻洋子が、かって童謡歌手のころ、この城跡で、「宮沢賢治」の「星めぐりの歌」を歌うシーンがあった。妻亡きあと、「高倉健」演ずる英二が城跡を訪れて、亡き妻を偲ぶシーンも。「星めぐりの歌」、こんな歌でした。

「♪ あかいめだまの さそり
   ひろげた鷲の  つばさ
   あをいめだまの 小いぬ、
   ひかりのへびの とぐろ。
    ・・・・・・・・・・・・・・・     ♪」  (宮沢賢治)

「星めぐりの歌 映画「あなたへ」より」

          

わが家から地道と高速を走ること2時間ほどで、麓のバスターミナルのある「山城の郷」へ着く。そこからシャトルバスで城跡登り口まで行き、あとは徒歩で登っていく。最後の石段だけはすこしきつかったが、あとは比較的平坦な道。山桜やアオダモ、ガマズミなどの花を見ながら登っていく。やがて、石垣が稜線のように見えてくる。頂上は天守台があった本丸、二の丸、三の丸など400m×100mほどの狭い「縄張り」。雲海ではないけど、天守台跡から見るその眺望は絶景そのものである。吹き上げてくる爽快な風といい、名残の山桜が残る里の見晴らしといい、山頂に連なる石垣といい、その360度広がるパノラマは素晴らしい。

晩秋の雲海に浮かび上がる標高353.7mの古城山(虎臥山)の山頂に築かれた、累々たる石垣群の威容を誇る日本屈指の山城。嘉吉三年(1443年)、戦国守護大名、「山名宗全」によって基礎が築かれ、太田垣氏がその後7代に渡って城主となったが、「織田信長」の命による「羽柴秀吉」の但馬攻めで天正八年(1580年)落城したという。この辺の事情は、NHK大河ドラマ「黒田官兵衛」に描かれていた。

最後の城主「赤松広秀」が豪壮な石積みの城郭を整備したと言われるが、この石垣は 安土城、大阪城、名古屋城、熊本城、姫路城など名だたる名城の基礎を築いた「穴太衆(あのうしゅう)」が積み上げた「野面積み」、別名「穴太積み」。400年経た今に残る石垣。重機などのない時代に、こんな高い急な斜面によく積んだものだと、当時の技術の高さに感心する。長年の念願がかなった「おやじの遠足」であった。家に帰って感想を話したところ、「私を連れてって」というリクエスト。さてさて ・・・。

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「城」がテーマの今宵のピアノは、まずは「スウェーデンの城/Chateau En Suede」。「ケニー・ドリュー/Kenny Drew」を選んでみました。メロディを重視したその端正なピアノと聴きやすさで日本でも人気のあったピアニスト。アメリカ人でありながら、人種差別問題に嫌気が差し、パリ、デンマークのコペンハーゲンに活動の拠点を移し、以来デンマーク人のベーシスト、「ニールス・ヘニング・オルステッド・ペデルセン/Niels-Henning Ørsted Pedersen」を生涯の演奏のパートナーとした。アメリカン・ジャズを全くと言っていいほど感じさせないそのタッチとリリシズムは私をヨーロッパ・ジャズ、とりわけピアノへと誘った一人でもある。

Recollections

Kenny -Trio- Drew / Timeless Holland



「Kenny Drew trio - Chateau en Suede」

          

もうひとり、欧州ジャズピアノの巨匠からアップしておきましょうか。「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」。「Castle Of Solitude (孤独の城)」。アルバムは、「Dream Dance」。他のパーソネルは、鉄壁のレギュラー・トリオを組む「マーク・ジョンソン/Marc Johnson (b)」、「ジョーイ・バロン/Joey Baron (ds)」。

Dream Dance

Enrico Pieranunzi / Camjazz




「Enrico Pieranunzi - Castle of solitude」


          
 



 
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by knakano0311 | 2016-04-24 17:36 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(112) ~ 染井吉野だけでいいのか ~

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我が家の近くに咲く淡緑色の桜。淡緑色!!? 団地が開発された40数年前に植えられたものだろうと思うが、結構大きな木で、木肌も花も、どうみても桜である。が、その色から、桜とはすぐに信じがたく、調べもせずに放っておいた。先日あるところで同じ淡緑色の桜と思しきものを見つけたのでが、名前を聞いてもわからなかったので、やっと調べる気になった。

「ギョイコウ(御衣黄)」というらしい。「ギョイコウ」は、サクラの栽培品種で、花期は「ソメイヨシノ(染井吉野)」より遅く、4月の下旬頃である。「ギョイコウ」は、黄色・緑色の花を咲かせる「サクラ」として「ウコン(鬱金、欝金)」とともに古くから知られていた。江戸時代に、京都の仁和寺で栽培されたのがはじまりと言われている。「御衣黄」という名前は、江戸時代中期から見られ、その由来は貴族の衣服の萌黄色に近いため。古くは「黄桜」、「浅葱桜(浅黄桜)」などとも呼ばれていたが、それが「ギョイコウ」なのか、それとも「ウコン」を指すものなのかはっきりしない。江戸時代にシーボルトが持ち帰った標本が現存しているという。珍しい「サクラ」ではあるが、沖縄県を除く日本各地の100ヶ所以上で見ることができるという。(Wikipediaより)

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今日(4/23)の朝日新聞「be」の記事。かって日本に存在していた「太白(タイハク)」と名付けられた遅咲きの栽培品種のイギリスから日本への里帰りの記事である。桜の開花宣言、桜前線など桜の記事や話題はすべて「ソメイヨシノ」に関するものがほとんど。もともとの桜、つまり野生種は、世界に100種類、日本には9~10種類といわれている。「ヤマザクラ」、「オオシマザクラ」、「エドヒガン」などである。「ソメイヨシノ」は江戸末期に、「エドヒガン」と「オオシマザクラ」を親として交配されたものを接木で増やしたのの。その華麗な美しさから一気に日本中に広まっていった。元はひとつの株、いわばクローンであるため、同時期一斉に花が咲く。桜といえば「ソメイヨシノ」となってしまった感があるが、たかだか明治以降の歴史しかないのである。古来、和歌などに詠まれていた桜は、「ソメイヨシ」以外、たぶん「ヤマザクラ」なのである。記事中、専門家は、「ソメイヨシ」について、「きれいだが、ここまで独占的になるのは異常」と警鐘を鳴らす。「ソメイヨシノ(染井吉野)だけでいいのか」と ・・・。(写真は兼六公園の「太白」 NETより拝借)

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私が暮らす、「猪名川」流域には、多くの「エドヒガン(江戸彼岸)」、「ヤマザクラ(山桜)」などが多く自生しているし、公園なども、「ソメイヨシ」より「ヤマザクラ」のほうが多いような気もする。そしてあの吉野山の全山を覆う圧倒的な数の桜は、古来から訪れた人が、信仰の証として植えた殆どが「シロヤマザクラ(白山桜)」であるという。生物の多様性。桜ひとつとっても、多くの種が共存できうる自然は、楽しく嬉しいし、豊かな社会の証左であろう。(写真は吉野山観光HPより拝借)

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私がJAZZを歌わせてみたい歌手の一人が、「ちあきなおみ」。現実はJAZZどころか、パートナーの「郷鍈治」氏が20数年前に亡くなってからも、復帰を望むたくさんの声がありながら、亡き夫との約束を守って頑として復帰しない彼女。もう伝説化していると言っていいかも知れない。レコード会社は過去の数ある彼女の音源から再編集しアルバムを発売するが、これが結構な売れ行きという。そんな企画アルバムのひとつが、「アナザーワールド」。

このアルバムは、タイトルが示すとおり、従来の歌謡曲・演歌以外のジャンル、ポルトガルのファド、フランスのシャンソン、ジャズなどの外国曲をカヴァーした貴重なアルバムを完全復刻したもの。カバーといっても、全編日本語の歌詞、それも訳詩ではなく、その原曲からイメージされる世界を、「吉岡治」、「来生えつこ」、「荒木とよひさ」など手だれの歌謡曲の作詞家たちが、「ちあきなおみ」の魅力を100%引き出すためにタイトルも含め、新たに作詞したもの。たとえば、ファドの「暗いはしけ」は「始発…まで」、シャンソンの、「悲しきマリー」は、「雨に寄りそって」、JAZZの「ゴールデン・イヤリング」は、「愛の形見」というように・・・・・。これが成功し、本当に、彼女の歌のうまさは勿論、彼女の世界観、こころがつたわってくる「ちあきなおみワールド」を醸し出している。

アナザー・ワールド

ちあきなおみ / オーマガトキ



「ジャズだ、ファドだ」なんてことを一切離れて、「ちあきなおみ」のanother world を何曲か聴いてみます?

「ちあきなおみ - 始発・・・まで(暗いはしけ)」

          

「ちあきなおみ - 愛の形見(ゴールデン・イヤリング)」

          

「ダリダ/Dalida」の歌ったシャンソンのヒット曲で、「それぞれのテーブル」。

「ちあきなおみ - それぞれのテーブル」

          


「星影の小径 - ちあきなおみ」


          

 




  
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by knakano0311 | 2016-04-23 19:50 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(2)

名残の桜が

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森の中でひときわ目立つ白。「ガマズミ(莢蒾)」の花が満開である。「ミヤマガマズミ(深山莢蒾)」でしょうか。秋になると、宝石のような真っ赤な実をつける。この実をジャムにしたり、また焼酎に漬けたものは最高の果実酒になるという。

青森県三戸地方ではその昔、獲物を求めて一日中歩き回るマタギたちが、山中で食べるものがなくなると「ガマズミ」を探し出して口にし、身体を休めたという。そのため「ガマズミ」は、山の神からの授かり物としてマタギたちから大切にされたといわれている。そんなことから、「ガマズミ」の名は、「神の実」に由来するとも伝えられているという。

ここでトリビアをもう一つ。ロシアの歌に、「カリンカ」という歌があるが、題名はロシア語で「ガマズミ」を表すそうだ。(NETより)

そして、山作業を終え下ってくると、今年の春を惜しむ名残の「ヤマザクラ(山桜)」の淡紅色が青空に映える。5月になれば、もう初夏 ・・・。

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さて、今宵は久しぶりに、スエーデン美女シンガー「ミラ/Myrra」。本名「アンナ・ミラ・マルムバーグ/Anna Myrra Malmberg」。1966年生まれというから、ちょうど成熟した女性としての絶頂期を迎えているようだ。元々は、アメリカ、ミシガン湖畔のシカゴに生まれ、ミネソタ州のミネアポリスで育ち、そして10代の初めには両親と共にスェーデンのストックホルムに移り住んだという。その頃は、獣医か博物学者、心理学者になりたいと思っていたという。しかしひょんなことからミュージカルの世界に飛び込み、数々の主演を務め、成功をおさめた。その後世界的なスェーデンのスターとなり、歌も本格的に手掛けるようになり、2002年彼女のオリジナルをボッサ・テイストで包んだアルバム、「ミラ/Myrra」が日本でリリースされた。

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Myrra

ミラ・マルムバーグ / インディペンデントレーベル



今にも消え入りそうな何とも言えない儚さがたまらないボッサの2曲を ・・・。  

「Myrra - The Only Thing That I Can Think About Is You」

          

「Myrra - How Insensitive」

          
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by knakano0311 | 2016-04-21 14:22 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

これも桜の仲間です

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「ウワミズザクラ(上溝桜)」が咲きだした。試験管を洗うブラシのような形をしているので、一見ちょっと桜には見えないが、「バラ科ウワミズザクラ属」の落葉高木。 地味ではあるが、れっきとした桜の仲間である。和名は、古代の「亀卜(亀甲占い)」で溝を彫った板(波波迦)に使われた事に由来するという。この山では、よく似た「イヌザクラ(犬桜)」がちょっと遅れて咲くが、この桜が散ると黄金週間(ゴールデン・ウィーク)である。

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昨年暮れに伐採した「クヌギ(櫟、椚)」の根元から新芽が萌芽している。一番の大敵は鹿。鹿にやられないうちにと早速ネットを張ってもらう。花、緑、蝶、野鳥 ・・・、自然の中での作業が楽しくなる季節がやってきた。

今宵、古い古い歌はいかがでしょうか。「ポルトガルの四月/原題;Coimbra/April In Portugal」。「ファドの女王(Rainha do Fado)」と呼ばれ、国民的歌手、女優だった「アマリア・ロドリゲス/Amália Rodrigues」の歌唱。彼女が一世を風靡した曲は「暗いはしけ/Barco Negro」。私が彼女とファドを知ったのも、「暗いはしけ」。中学生の頃でした。

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原曲のファドは、1947年に作詞、作曲されたが、1953年にフランス語の歌詞がついてシャンソン、「ポルトガルの四月/Avril au Portugal」として、「イヴェット・ジロー/Yvette Giraud」が歌って大流行した。また同年、アメリカでも「April In Portugal」として、英語詞がつけられ、「レス・バクスター/Les Baxter」の演奏、「ヴィック・ダモン/Vic Damone」や、「トニー・マーティン/Tony Martin」の歌唱がヒットしたという。

「アマリア・ロドリゲス」。1920年、リスボン生まれ。歌手で、女優。でも貧しい家庭に生まれた彼女は、家計を支えるため様々な仕事に就くが、1939年にファド歌手としてデビュー。瞬く間にその天性の歌声と美貌で絶大な人気を得て、ファドを代表する世界的な大歌手へと成長し、「ファドの女王」と呼ばれるまでになった。また女優としても活躍し、「フランソワーズ・アルヌール/Françoise Arnoul」が主演、「アンリ・ヴェルヌイユ/Henri Verneuil」が監督をしたフランス映画「過去を持つ愛情(Les Amants du Tage)」(1954年)で、歌った「暗いはしけ」が世界中で大ヒットした。「フランソワーズ・アルヌール」。この人も好きな女優さんのひとりでした。

原題「コインブラ/Coimbra」。ポルトガル中西部の都市の名前だそうです。哀愁と初夏の日差しを思わせる浮き立つような明るさが入り混じる。まさに、光と影の音楽、「ファド」の魅力。

アート・オブ・アマリア・ロドリゲス

アマリア・ロドリゲス / EMIミュージック・ジャパン



「Amália Rodrigues - April In Portugal」

          

 


 
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by knakano0311 | 2016-04-19 10:12 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)