大屋地爵士のJAZZYな生活

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木漏れ日のコントラストが美しい

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2週間ぶりに山頂まで登る。すっかり秋になったので、汗の出かたも少ない。空気もひんやりしている。太陽が南に傾いたためか、強くなったように感じる木漏れ日の陰影のコントラストが美しい。落ち葉とどんぐりの絨毯を踏みしめて登っていく。

そんな落ち葉や灌木の間から、この時期に可憐な顔を出すのは、この山に多く自生する「コウヤボウキ(高野箒)」。白い筒状花が十数個房状にかたまった花。名前の由来は、高野山でこの枝を束ねて箒を作ったことからつけられたという。そしてこの山に自生する「カキ(柿)」の実の朱色が鮮やか。

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私が聴き惚れる男性ボーカリストの一人が「アンリ・サルバドール/Henri Salvador」。このブログでもよく取り上げている。(参照拙ブログ 「男唄に男が惚れて(5) ~バルー、サルバドール、セグンド 人生の達人たち~」「サルバドールからの手紙」、 「60歳過ぎたら聴きたい歌(84) ~アンリ・サルヴァドール/こもれびの庭に~ 」 などなど)

私がよく取り上げる彼の歌、原題は「冬の庭」らしいのだが、「こもれびの庭に」を、少しひんやりしてきたこんな季節に聴きたくなる。この歌が収録されているアルバム「サルバドールからの手紙」が日本で発売されたのは2001年で、彼は当時84歳であった。

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「アンリ・サルバドール」は、1917年南米ギニアで生まれ、7歳でパリにやってきて以来、ずっと「パリっ子」として過ごし、やがて「ジャンゴ・ラインハルト」の伴奏などをつとめた。フランスへのサンバの紹介者したのも彼だったという。そんな彼が84歳でリリースしたのが「サルバドールからの手紙」。インタビューにも「これが私がやりたかった音楽」と自信を持って答えるムッシュ・アンリ。すべて未発表曲13曲で構成されているが、「ボクは昨日生まれ、今日生き、明日死ぬ」というポリネシアのことわざを大事に守って84年間生きてきた一つの到達点である。そして、このアルバムを最後に、2008年2月13日、パリの自宅で旅立ってしまった。享年90歳。

【 Jardin d'hiver こもれびの庭 】           
                    Henri Salvador/ Keren Ann    

「♪ Je voudrais du soleil vert     緑色の太陽に
   Des dentelles et des théières  レースに、ティーポットに
   Des photos de bord de mer   海辺の写真が欲しい
   Dans mon jardin d'hiver     僕の冬の庭に

   Je voudrais de la lumière      光が欲しい
   Comme en Nouvelle Angleterre ニュー・イングランドのような
   Je veux changer d'atmosphère  気分を変えたい
   Dans mon jardin d'hiver       僕の冬の庭の

   Ta robe à fleurs sous          君の花柄のドレス
   la pluie de novembre          11月の雨の中
   Mes mains qui courent,         僕の手は求め
   je n'en peux plus de t'attendre   もう君を待ちきれない
   Les années passent,           歳月は過ぎ、
   qu'il est loin l'âge tendre        子供時代はもう遠い昔
   Nul ne peut nous entendre     誰も僕たちの願いを聞いてはくれない

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」  
                                  (訳;梅原英正 ライナーノーツより)


サルヴァドールからの手紙

アンリ・サルヴァドール / EMIミュージック・ジャパン



Henri Salvador - Jardin d'Hiver」

          
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by knakano0311 | 2016-10-30 23:44 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

主なき庭にも秋は深まる

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やはり寒いんですね、信州は ・・・。実家の冬支度に訪れた松本の朝は10°Cを下回っているので、朝晩はストーブを欠かせない。主なき庭にもちゃんと季節は訪れるもので、もみじはもう真っ赤に色付いている。しかし、艶やかな紅葉よりも、この庭には、病葉が似つかわしい。2時間ほどかけて、植木の枝を落としたり、雑草を刈り込んだ。10年ほど前に亡くなった親父が丹精込めた庭であったが、母親も亡くなった今は、雑草が伸びるに任せた状態で、年に数回の手入れではとても雑草に勝てるべくもない。なかなか手入れだけに訪れるのも難しく、決心をしなくてはならない時期にきている。

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ぶらっと実家の界隈を散歩してみたら、近所にひろがる林檎園の林檎は、大きく実り、もうすぐ出荷の時期を迎えるので、真っ赤に色づいていた。林檎の出荷の季節を迎えれば、もうすぐ木枯らしが吹き始める。この地域のあちらこちらにある道祖神も、なんとなく寒そうに見える。こんな道祖神のある光景が大好きなのだが、また来年の春までしばらく来れそうにない。


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さて、「ティアニー・サットン/Tierney Sutton」である。しばらく新譜のリリースがなかったが、この9月にリリースされたのが、おなじみの鉄壁トリオを従えてのアルバム、「The Sting Variations」。「スティング/Sting」の世界を映し出す。相変わらずのアレンジの冴え、クリアな歌声に酔う。パーソネルは、ティアニーのほか、「クリスチャン・ジェイコブ/Christian Jacob(piano)」、「ケヴィン・アクスト/Kevin Axt(bass)」、「レイ・ブリンカー/Ray Brinker(drums/percussion)」。

STING VARIATIONS

TIERNEY SUTTON BAND / BFMJA



最新アルバムから、「スティング」の代表作のカバーを2曲。


「Tierney Sutton Band - Fragile/The Gentle Rain」


          

「Tierney Sutton Band - Fields of Gold」

          

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それから、もう一つ最新の彼女の歌声がありました。「クリント・イーストウッド/Clint Eastwood」監督の最新作、「トム・ハンクス/Tom Hanks」主演の映画、「ハドソン川の奇跡/原題;SULLY」の主題歌を歌っています。タイトル、「Sully」は、モデルとなった主人公、「チェズレイ・サレンバーガー/Chesley Burnett "Sully" Sullenberger III」機長の愛称。



「Flying Home (Sully's Theme)/Soundtrack - The Tierney Sutton Band」

          

予告編も ・・・。

映画『ハドソン川の奇跡』予告編

          

  



  
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by knakano0311 | 2016-10-28 14:24 | ふるさとは遠くにありて・・・ | Trackback | Comments(0)

愛でる人もいなくなった庭だが、いつものように秋の花は咲く

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もう愛でる人もなくなった実家の庭にも、そしてご近所の庭にもいつものように秋の花は咲く。一足先に紅葉も始まり、ふるさと松本は秋が深まっていくというより、冬に向かって一気に加速してゆく感じ。

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前回に続いて取り上げる「ティアニー・サットン/Tierney Sutton」のアルバムは、17年近く共に活動を続けているフランス出身の人気ピアニスト、「クリスチャン・ジェイコブ/Christian Jacob」ら手練れのメンバーとのライブ・アルバム、「I'm With the Band」。「朝日のようにさわやかに」から始まる透明感あふれるヴォーカル・ソロ。「ス・ワンダフル/'S Wonderful」、「チーク・トウ・チーク/Cheek To Cheek」などスタンダードを中心とした構成であるが、いつもの彼女のアルバムのように、斬新なアイディアを盛り込みながらも、本来のメロディを大切にしたアレンジが秀逸。2005年3月、ニューヨークの老舗ジャズクラブ「バードランド/Birdland」でのライブ。

I'm With the Band

Tierney Sutton / Telarc



おなじみのスタンダードを3曲続けて。

「Cheek To Cheek - Tierney Sutton」

          

「Tierney Sutton Band - Let's Face the Music and Dance」

          

「The Tierney Sutton Band - East Of The Sun  Live Studio Session」

          

  


  
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by knakano0311 | 2016-10-27 17:09 | ふるさとは遠くにありて・・・ | Trackback | Comments(0)

夏仕舞、冬支度

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最近、秋が短いと感じる。夏が終われば、ひとっ飛びに冬へ、そんな感じである。久しぶりの弾丸帰省。実家の夏仕舞、冬支度。庭の雑草を刈ったり、無人の家の冬に備えての点検や遺品の最後の整理。そして仏壇を我が家に運ばねばならない。今年最後の帰省となるだろう。

松本を発つ日、実家から見る常念岳は雲の上からわずかに冠雪の頭だけを見せていた。中央道の途中、富士山は見えなかったが、恵那峡SAでは、あの噴火から約2年が過ぎた御獄山がくっきりと姿をみせ、噴煙を上げていた。帰路、気がつくと愛車の走行距離は1万4千kmを超えていた。

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TVの契約を解除してしまった実家、もちろんインターネットもないし、スマホも使っていない。たっぷりの夜の時間は本を読み、母親が使っていたCDラジカセで、JAZZボーカルを聴こうと決めていた。ずっと聴いていたのは、私の大のご贔屓の一人、「ティアニー・サットン/Tierney Sutton」。「Jazzy、Not Jazz」路線全盛の女性ジャズ中にあって、正統派ジャズ・ボーカルとして気を吐いているシンガーの一人。

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1963年生まれ。アメリカ、ネブラスカ州オマハ出身。名門ウェズリアン大学で文学を専攻、卒業後バークリー音楽大学に入学。バークリー音楽卒業後は、L.A.を拠点として活動する女性ジャズシンガー。1998年のデビュー以降、12枚のアルバムをリリースしているが、透明感あふれる歌声とずば抜けた歌唱力で3度のグラミー賞ノミネートを誇る。

まず取り上げたアルバムは、4枚目のアルバム、「Something Cool」(2002)。フランス出身の人気ピアニスト、「クリスチャン・ジェイコブ/Christian Jacob」ら17年近く共に活動を続けているメンバーがサポート。そのアレンジの妙、スウィング感、絶妙のスキャット。これぞJAZZボーカル。
 

Something Cool

Tierney SuttonTelarc



1万4千kmを疾駆した愛車に ・・・。

「Tierney Sutton - "Route 66" - live at Anthology in San Diego」

          

亡き母を偲んで ・・・。


「Tierney Sutton - Alone Together」


          

タイトル曲、「Something Cool」。いや、いい。

「Tierney Sutton - Something Cool」

          
  



  
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by knakano0311 | 2016-10-26 17:32 | ふるさとは遠くにありて・・・ | Trackback | Comments(0)

どんぐり大豊作、子供たち大喜び

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今年は、「どんぐり(団栗)」が大豊作である。近年まれに見る大豊作。「リス(栗鼠)」を始め、山の動物たちは、今年の冬は食料の心配がなく、幸せな秋を迎えている。

「森の幼稚園」で公園を訪れた子供たち。袋いっぱいに、いろいろな「どんぐり」、「ヤマグリ(山栗)」、山で一番大きな葉っぱ、「ホウノキ(朴の木)」の葉っぱなどを拾って、こちらも大喜び。

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一方、雑食の代表格である「イノシシ(猪)」は、冬に備えて食べ溜めでしょうか、ミミズや虫を探すため、苔の生えた地面や湿った地面のあちこちを掘りまくっている。その痕跡を見ると、毎年のことながら、「ああまた冬が来るんだな」と思う。

秋晴れの空の下、園児たちは、この山に住んでいる動物たちのことを学んで、竈で炊いたご飯と豚汁をいっぱい食べて帰っていった。

ついさっき帰省から帰ってきましたが、故郷松本はもう朝晩ストーブが必要。実家から見える北アルプスは初冠雪でした。ちょっと早いかもしれませんが、冬を感じさせる曲を2曲ほど。「Grey December」。「チェット・ベイカー/Chet Baker」です。アルバム、「Chet Baker Quintet with Strings - Grey December」 (1955)から。

「♪ Shadows pass my window
   Dark and lonely forms
   Memories of a fire
   Become an ember
   Grey December

   ・・・・・・・・・・   ♪」


Grey December by Chet Baker

Chet Baker / Blue Note Records



「Chet Baker Quintet with Strings - Grey December」

          

2曲目は、「スタン・ゲッツ/Stan Getz」とボッサ・ギター、「ローリンド・アルメイダ/Laurindo Almeida」のコラボ・アルバムから、「Winter Moon」。

Stan Getz with Guest Artist Laurindo Almeida

Stan Getz / Universal/Verve



「Stan Getz & Laurindo Almeida - Winter Moon」

          
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by knakano0311 | 2016-10-24 17:48 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

秋のコントラスト、鮮やか

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「コブシ(辛夷)」の実の果皮が割れ、鮮やかなオレンジ色の種が出てきている。遠くからでもそのオレンジ色はよく目立つ。この公園でも、3月中旬から下旬の早春に、他の木々に先駆けて白い花を梢いっぱいに咲かせる。「田打ち」の頃に咲くから、別名「田打ち桜」。その果実は「さや」に入った集合果であり、そのデコボコの形状が、子どもの拳に似ているところから、「コブシ」の名前がついたといわれている。それが、秋になるとあざやかな紅色に染まり、さらに秋の深まりとともに、割れてきたのである。「さや」の紅色、「種」のオレンジ色、おなじひとつの木で、空の青さも加えて、鮮やかなコントラストである。

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さて、「ジョージ・ウィンストン/George Winston」のピアノ・ソロアルバム、「オータム/Autumn」(1980年)の紹介を続けましょう。リリース当時はLPのB面、「OCTOBER」サイドの4曲、「Road (道)」、「Moon (月)」、「Sea (海)」、「Stars (星)」を聴いてみましょうか。

JAZZとして聴いたら、少しかったるいかもしれません。JAZZではありません、ヒーリング・ミュージックですから ・・・。

Autumn

George Winston / Windham Hill Records



1.Road (道) クリックすればYOUTUBEへジャンプし聞けますが、「リクエストによる埋め込み無効」になっているため、このブログ記事内では聴けません。

「George Winston - Road」

2.Moon (月) 後半は琴をイメージしているといわれる晩秋の曲だという。


「George Winston - Moon」


          

3.Sea (海)

「George Winston - Sea」

         

4.Stars (星)

「George Winston - Stars」

          
  



  
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by knakano0311 | 2016-10-21 23:13 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき

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私の所属するボランティア・グループは、公園で行う近隣の小学校3、4年生の自然体験学習をサポートしている。今日、そのカリキュラムの準備をするために、森へ入っていった時のことである。小学生がウォーク・ラリーを行う予定の散策路のすぐ近くで、その角をロープに絡め、取れなくなってもがいている一頭の牡鹿を見つけた。鹿は母系社会で、普通、牡(オス)と牝(メス)は別々の群れで生活するが、多分9月~11月の繁殖期を迎え、牡が牝鹿の生活圏に入り込んできて、災難にあったと思われる。われわれにとっては、鹿はクヌギの葉や芽を食べてしまう天敵ではあるが、放置すれば、間違いなく死んでしまうので、そのままにするわけにもいかず、ロープを切ると一目散に山の中へと消えていった。

『 奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき 』
                    猿丸太夫(5番) 『古今集』秋上・215

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静かである。ウォーク・ラリーをする小学生がやってくるまでは、森の中は本当に静かである。しかし、耳を澄ませると、時折、野鳥の囀り、虫の鳴き声が聞こえてくる。それに混じって、「コン」という音も。団栗(どんぐり)が落ちてきて、ウッドデッキに当たる音である。目を上げると、「ガマズミ(莢蒾)」の真っ赤な実が ・・・。そんな静けさを、ゆっくりと味わいたいと思ったのも束の間、地響きを立てて、小学生の一団がやってきた。

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さて、今宵の曲はもう何回もこのブログで取り上げているが、鹿を見てしまうと、どうしても、「カヴァティーナ/Cavatina」ということになってしまう。「マイケル・チミノ/Michael Cimino」監督、1979年公開のアカデミー賞受賞映画「ディア・ハンター/The Deer Hunter」で使われたあの美しくも鮮烈な曲である。

旧共産圏ブルガリアの出身のピアニストで、東西冷戦のまっただ中の1971年、JAZZのため、音楽のため、家族も祖国も捨てて、アメリカに渡ってきた、「ミルチョ・レヴィエフ/Milcho Leviev」。

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英国出身で、ロンドンの名門「ギルドホール音楽学校」に学び、「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」や「チック・コリア/Chick Corea」などとも共演した、JAZZエリートといってもいいジャズ・ベーシストの「デイヴ・ホランド/Dave Holland」。

その二人のデュオ・アルバム、「Up and Down」に収録されているこの曲が私のお気に入りである。澄みきっているが、決して冷たくなく、優しさや暖かさが、その音色に溢れている。

雪の中を丘に向かって続く一本の道。このアルバムのジャケットの絵もレヴィエフの心根を表しているようで私の好きな一枚。録音は1987年9月、東京サントリー・ホールでのライブ。

Up and Down

Milcho LevievM.a. Recordings



「milcho leviev - dave holland - cavatina」 
 
          
  



  
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by knakano0311 | 2016-10-20 17:12 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

頑張れ! ど根性クヌギ

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つい先日、クヌギの再生林をチェックしているとき、うれしい発見をした。ずっと芽が出る気配がなかったから、根も露出し、もう朽ち果てて枯れてしまったと思っていたクヌギの株(台場)より新しい芽が出ているのである。しかも、周遊路のすぐ脇の斜面にあって、鹿の食害からクヌギを保護するために張ったネットの区域外の場所。おもわず、「ど根性クヌギ」と名付けてしまった。いや、クヌギの萌芽力は強いと聞いてはいたが、これほど強靭だとは思っていなかった。うれしい発見、無事「台場クヌギ」として大きく育ってほしい。頑張れ! 育ったら、「天晴れ」あげましょう。(下の写真は、鹿除けネットを貼った結果、萌芽し、順調に生育している台場クヌギ)

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秋らしいアルバムを ・・・。

「環境音楽」、「ヒーリング・ミュージック」、「イージーリスニング」と言ってしまえばそれまでだが、エバーグリーンな魅力をもつ良質のBGMがある。「ウィンダム・ヒル・レコード/Windham Hill Records」よりリリースされた、アメリカのピアニスト、「ジョージ・ウィンストン/George Winston」のアルバム、「オータム/Autumn」(1980年)である。

「ウィンダム・ヒル・レコードは、1976年にギタリストの「ウィリアム・アッカーマン/William Ackerman」と彼の前妻、「アン・ロビンソン/Ann Robinson」により創設されたレコード・レーベルで、その聴きやすさと音楽性は、「ヒーリング・ミュージック」として一時期世界を席巻した。「ジョージ・ウィンストン」の「オータム」は、ピアノ・ソロアルバムとしては異例のヒットを遂げ、世界的に「ウィンダム・ヒル・サウンド」を流行させた。

リリース当時はまだLPの時代で、A面は、「SEPTEMBER」として、「Colors/Dance (カラーズ/ダンス)」、「Woods (森)」、「Longing/Love (邦題;あこがれ/愛)」の3曲が収録されている。
B面は、「OCTOBER」として、「Road (道)」など4曲が収録されているが、今日は、A面3曲を聴いてみましょうか。

Autumn

George Winston / Windham Hill Records

 (解説はNETなどより)

1.Colors/Dance (カラーズ/ダンス);モンタナ州ビリングスとマイルスシティの、秋の楓や箱柳にインスピレーションを受けた曲とされる。

「George Winston - Colors/Dance」

          

2.Woods (森) 森の情景が素直に伝わってきます。

「George Winston Autumn - Woods」

          

3.Longing/Love (あこがれ/愛);TVの天気予報のBGMやトヨタのCMソングとしても使われた曲。ジョージ自身は「秋の季節に感銘を受けた曲」と語っているという。

「George Winston - Longing Love」

          

  


  
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by knakano0311 | 2016-10-19 17:00 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

贈り物は子供たちの笑顔

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このところずっと子供たちの笑顔をみる日が続いている。地域の小学校の運動会、地域のコミュニティ組織とPTAが主催するふれあいまつり。孫娘の保育園の運動会。秋も深まって、遊びの山の公園でどんぐりをいっぱい拾った幼稚園園児たち。自然体験学習で作ったどんぐり笛が鳴った時の笑顔。妻の誕生日にプレゼントをわたす孫娘。今日は、私の属するボランティア・グループの木工&手作りうどんのイベント。リスやウサギなどをいっぱい作って満足顔の子供たち。こちらも釣られて笑顔になる。この10日ほどで一体いくつの笑顔をもらったのだろか。爺さんには、この上もないギフト。地域、ひいては国の活気は、間違いなくこどもの笑顔から生まれる。来月は孫娘の誕生日、また笑顔が見られる。

「リカード・ボサノバ/Recado Bossa Nova」または、「ザ・ギフト/The Gift」というタイトルで知られた曲がある。ブラジルの「ジャルマ・フェヘイラ/Djalma Ferreira」が1959年に作曲したボサノヴァの曲で、日本でも、ジャズのライブでよく演奏されるスタンダード・ナンバーとしても有名である。英語詞は「ポール・フランシス・ウェブスター /Paul Francis Webster」が作詞。わたしが最初に聴いたのは、「イーディ・ゴーメ/Eydie Gorme」のカバーで、その明るい軽快さにすぐに好きになった曲であった。アルバムは、「恋はボサノバ/Blame It on the Bossa Nova」(1963)。

【 The Gift 】

「♪ No strings have pearls in a velvet glove
        ビロードの手袋に包まれた真珠には、つなぎ止める糸なんていらないわ。
   The thing I long for is the gift of love
        私が欲しいのは愛という贈り物
   No ring of gold but a dream to unfold
        金の指輪なんかいらないけど、叶うかも知れない夢が欲しい
   When all the stars have flown and we’re alone
        すべての星々が流れ去り、私たちがたった二人きりになっても叶う夢が

   The gift of love is a precious thing
        愛という贈り物な素晴らしいもの
   A touch of magic on a day in spring
        まるで春の日の魔法のようなもの
   The golden dream every dreamer pursues
        誰もが追い求めるゴールデン・ドリームみたいなもの
   Remember darling never refuse the gift of love
        覚えておいてね、愛という贈り物を 決して拒んだりしないってことを ♪」

Blame It on the Bossa Nova

Eydie Gorme / GL Music



「Eydie Gorme - The Gift!(Recado Bossa Nova) 」

          

そして次に、この曲に出会ったのは、「マンハッタン・ジャズ・クインテット/Manhattan Jazz Quintet」のアルバム、「枯葉/Autumn Leaves」。このアルバムも、MJQも私を夢中にしましたね。パーソネルは、オリジナル・メンバーの手練れ、「David Matthews(P)」、「Lew Soloff(Tp) 」、「George Young(Ts)」、「Charnett Moffett(B)」、「Steve Gadd(Ds)」。

AUTUMN LEAVES

Manhattan Jazz Quintet / キングレコード



「Recado Bossa Nova - Manhattan Jazz Quintet」

         

そしてライブまでもと ・・・。「リカード・ボサノバ=ザ・ギフト」はまさに私のジャズ・グラフィティの一曲。

Live In Tokyo

MANHATTAN JAZZ QUINTET マンハッタン・ジャズ・クインテット /



「Manhattan Jazz Quintet - Recado Bossa Nova」

          
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by knakano0311 | 2016-10-18 15:44 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

山の吊り橋ゃ ~ 一庫大路次川に沿って ~

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上天気。いつも山遊びでお世話になっている「一庫(ひとくら)公園」を取り囲む「一庫ダム」。そのダム湖、「知明(ちみょう)湖」にそそぐ川の一つ、「一庫大路次(ひとくらおおろじ)川」に沿って上流に向かってウォーキングをしてみることにした。お目当ての目的地は、「龍化渓谷」にかかる「龍化吊り橋」。車では訪れたことがあるが、歩いては初めてである。

湖畔の駐車場に車を置き、川沿いの平坦な道を歩き始める。このあたりは、春は桜、秋は紅葉と景色も楽しめる道であるが、まだ紅葉には程遠い。真っ赤な「桜橋」を過ぎると、対岸を走る丹波地方への国道173号線とはちがって、ほとんど車も通らないので、ゆったりと安全で静かにウォーキングを楽しめる。

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「ナラガシワ(楢柏)」でしょうか、大きな「どんぐり」が鈴なりに、また自生する柿も赤く色付いている。ダム湖では、ブルー・ギルやブラックバス釣りが盛んで、渓流では鮎、アマゴ釣りが楽しめるので釣り人も見かけた。45分ほど歩くと、ダム湖も終わり、岩の間を急な流れが走る「龍化渓谷」が始まる。対岸にダムが出来る前の旧国道のトンネルと、その上にできた川沿い遊歩道のための新しいトンネルを見ると、もう目的地、「龍化吊り橋」である。

駐車場より往復1時間半。気候も良くてあまり汗ばむこともなく快適ウォーキングであった。「♪ 山の吊橋ゃ どなたがとおる ・・・ ♪」。「春日八郎」の歌だったでしょうか。

さて、今宵の曲は、「ブリッジ/The Bridges」。JAZZでは「ソニー・ロリンズ/Sonny Rollins」の同名のアルバム、「The Bridge/橋」(1962年)が有名であるが、取り上げるのは、ブラジルを代表するシンガー・ソングライター、「ミルトン・ナシメント/Milton Nascimento」の曲で、彼の名を一躍世界的に有名にした「The Bridge/橋」。橋を自分の人生になぞらえた傑作。今、私も自分の渡ってきた橋を振り返って見、そして、これからわたっていく橋を思い描く。そんな英語詩の「Bridges」が、私は好きである。

「♪ I have crossed a thousands bridges  私はいくつもの橋を渡ってきた 
   in my search for something real    真実を求めて 
   There are great suspension bridges  くもの巣のような
   made like spider webs of steel      大きな鋼の吊り橋も 
   There are tiny wooden trestles      小さな丸太の橋も
   and there are bridges made of stone  そして石造りの橋も 
   I have always been a stranger       旅する私はいつも異邦人で
   and I’ve always been alone          いつも孤独だった 

   There’s a bridge to tomorrow        明日に繋がる橋がある 
   There’s a bridge from the past       過去から繋がっている橋がある 
   There’s a bridge made of sorrow     終わってほしいと祈りながら渡る
   that I pray will not last             悲しみの橋もある

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・                 ・・・・・・・・・・・・・・

    I can see him(her) in the distance     遥か遠く、川の向こう岸に佇む
    on the river’s other shore           あの人が見える
    And his(her) hands reach out longing  そして両手を差し伸べている
    as my owns have done before        かって私がそうしたように
    And I call across to tell him(her)       私は向こう岸の彼に呼びかけてみる 
    where I believe that bridge must lie    信じれば、きっとそこに橋はあると
                   
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・          ・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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歌姫は私が日本最高のJAZZシンガーと思っている「伊藤君子」。かってコンサートで、大好きな歌の一つと語り、この歌を観客と一緒にハミングをした思い出もある。アルバム「Once You've been in Love/一度恋をしたら」(2004)は、「小曽根真」プロデュースにより、ビッグバンドをバックに歌う。スイングジャーナル誌ゴールドディスクに輝く傑作である。

Once You've been in Love

伊藤君子 / ビデオアーツ・ミュージック



2007年の「Java Jazz Festival 2007」のライブより。


「Kimiko Itoh - Bridges live at Java Jazz Festival 2007」


          

さて、もう一曲の「Bridge」つながりは、「Chelsea Bridge」(1941) 。「Chelsea Bridge」はロンドン・テムズ川に架かる橋であるが、「ビリー・ストレイホーン/Billy Strayhorn」によるJAZZのスタンダードでもある。「デューク・エリントン/Duke Ellington」、「ベン・ウェブスター/Ben Webster」、「ウィントン・マルサリス/Wynton Marsalis」、「キース・ジャレット/Keith Jarrett」、「トニー・ベネット/Tony Bennett」、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」などそうそうたるJAZZレジェンドたちによって録音されている。

今宵は、泣かせのテナー、「スコット・ハミルトン/Scott Hamilton」。アルバムは、「Nocturnes And Serenades」(2006)。

Nocturnes & Serenades

Scott Hamilton / Concord Records



「Chelsea Bridge - Scott Hamilton」

          

いつもならここで終わるのですが、なんとなくウォーキングの余韻で聴きたくなった曲があります。1980年代に活躍したアメリカの女性シンガー・ソングライター、「カーラ・ボノフ/Karla Bonoff」が歌う、「悲しみの水辺/The Water Is Wide」。

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「カーラ・ボノフ」。1951年カリフォルニア生まれ。最初は、「リンダ・ロンシュタット/Linda Ronstadt」のバックコーラスを勤めていたらしいが1977年に自らの名前をタイトルにしたアルバム、「カーラ・ボノフ/Karla Bonoff」で自らも歌手デビューした。「ジェームス・テイラー/James Taylor」、「J.D.サウザー/John David Souther」、「グレン・フライ/Glenn Frey」など豪華ミュージシャンがサポートしたこのアルバムは、名盤として高い評価を受けた。

そして「悲しみの水辺」が収録されているセカンド・アルバム、「ささやく夜/Restless Nights」(1979年)が、その人気を決定付けた。静謐さや孤独感、寂寥感が前面に出て、それが日本でも多くのファンを獲得した理由でしょう。

16世紀頃から伝えられているスコットランド民謡が元歌だそうです。「悲しみの水辺/The Water Is Wide」。

【 The Water Is Wide 】

「♪ The water is wide, I can't cross o'er   この海は広すぎて 私には渡れない  
   And neither have I wings to fly      飛んで渡る翼も持っていない
   Give me a boat that can carry two    だから二人して渡れる船を下さい
   And both shall row, my love and I    そうすれば愛する人と私で漕いで渡れるから

   Now love is gentle and love is kind     今、愛は優しく、今、愛は穏やか
   The sweetest flower when first it's new  花は最初に開くときが一番甘く香るという
   but love grows old and waxes cold      愛もやがては輝きを失い
   and fades away like morning dew      朝露のように消えてしまうでしょう  
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」


ささやく夜

カーラ・ボノフ / SMJ



「The Water Is Wide(Traditional)with lyrics - Karla Bonoff」

          
  


  
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by knakano0311 | 2016-10-17 14:56 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)