大屋地爵士のJAZZYな生活

新しきミューズの誕生の予感 

夏というと男。男といえば汗。ここ数回、汗臭い男専科が続けたので、秋の気配とともに女性専科に。「いつまで女性専科を続けるのだ」と怒られそうだが、まだまだ続きますよ。でも早くピアノトリオとか、コンボに移りたくて、ウズウズする日があるのも事実。まっ、細く永くこのブログが続くように、うじうじと女性専科を主に続けながら、時折男の話題も挟んでいくとするか。

前にも書いたが、最近、女性JAZZファンが増加しているそうだ。たしかに新しい女性ボーカルがどんどん紹介され、アルバムがリリースされていることはその証明か。新しい女性ボーカルに出会えるのは、大歓迎、これにまさる喜びはない

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「リズ・ライト Lizz Wright」。
カサンドラ・ウイルソンの後継者なんてささやきもあるが、ジョー・サンプルの『ザ・ピーカン・トゥリー』での2曲を聴いてから彼女自身のアルバムが出るのを待っていたファンも多かったと思う。5年後、10年後が楽しみな、魅力あるハスキー・ボイス。
南部ジュージア州出身で、幼少よりゴスペルに親しんできたため、彼女の音楽の原風景はゴスペルにあるという。デビュー作「ソルト」より、この第2作のほうが彼女の個性、独自色が前面にでているので私は好きである。
プロデューサーは、N.ジョーンズ、C.ウィルソンを手がけたクレイグ・ストリート。歌い手の個性を引き出すことにかけては抜群。見事にスピリチュアルな彼女の世界が展開されている。今後が期待される一人。

ドリーミング・ワイド・アウェイク
リズ・ライト Toshi Reagon / ユニバーサルクラシック
ISBN : B00092QRAQ
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「マヤ・クリスチーナ Maja Christina」。スイスの歌手というから驚き。スイス出身の女性ボーカルは聞いたことがない。あの国はヨーデルばかり歌ってる!!と思ってたら、官能的な声質でまたビックリ。スザンヌ・ヴェガのア・カペラで大ヒットした「トムズ・ダイナー」やニール・ヤングなどをカバー。センスが抜群で、官能的な声質が際立つ。

(追記)
失礼! 世界三大JAZZフェスティバルの、あのモントルーJAZZフェスティバルはスイスでしたね。

ロマンス
マヤ・クリスティーナ / オーマガトキ
ISBN : B0002XVUM2
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官能系ときたら、次は当然お得意の「ロリータ系」の新人。なぜこの国はこうもロリータ系を次々と出してくるのか?その国は「スエーデン」。「Sofia Pettersson ソフィア・パターソン/Slow Down」、「プリンス/Sometimes It Snows In April」、「ポール・サイモン/59th Street Bridge Song」、「カーペンターズ/Close To You」、「君の瞳に恋してる」などのカバーをロリータボイスで歌う2作目のアルバム。残念ながら、データがない。
「Sofia Pettersson/Slow Down/PROPHONE-PCD066/レキシントン・ディストリビューション」 
4作目はオリジナルと「Slow Down」からの3曲をボーナスでカップリングして、日本版デビュー「Still Here」として発売。残念ながらこれもデータなし。輸入版のみのデータを参考までに。2作目輸入版、4作目の日本版のジャケットの彼女がはるかに美人であることを付け加えておきましょう。

Still Here
Sofia Pettersson / Ajabu
ISBN : B000FJHGOE
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最後はお口直しに「スッキリさわやか系」で〆ましょう。
「カーリーブルース/ソング・イズ・ユー」。ジャネットと同じ、オーストラリア出身のキュートなルックスの新人歌手。いやあ、ジャケットはタイプですねえ。できばえは?手抜きをしてライナーの評に任そう。
『彼女の声は、素晴しい。若々しく、たおやかで可憐だ。ちょっとかすれ気味な声がなんとも魅力的だ。声ばかりでなく、彼女の歌も素晴しい。オリジナリティを出そうと変に力んだりせず、非常にナチュラルに歌っている。そして、歌っている曲は、チャック・ウィリスのR&Bナンバー1曲を除いてはすべてグレート・アメリカン・ソングブックからのいわゆるスタンダード・ナンバーだ。彼女は、今評判のノラ・ジョーンズとかリズ・ライトとかに相通ずる「何か」を感じさせる歌手で、上手く機会を捕まえると大きくブレイクしそうな予感がする。』

ソング・イズ・ユー
カーリー・ブルース / インディペンデントレーベル
ISBN : B000AU1PFY
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「キアラ・シヴェロ Chiara Civello/ラスト・クォーター・ムーン」。
イタリア出身の美人シンガー・ソングライター、「キアラ・シヴェロ」のデビューアルバム。「ブラジル音楽に強く魅かれる」という彼女自身のピアノの弾き語りが心地よく、ボサノヴァ・テイストの洒落たアルバム。アルバム中「トラブル」はバートバカラックとの共作。ジャケ、本当に美人ですね。アルバム中4作が自作。ソングライターとしての才能もたいしたもの。「キアラ」とはイタリア語で「クリスタル」、彼女自身も大変この名前が気に入っているそう。その名のとおり今後も輝いて欲しいと思う一人。

ラスト・クォーター・ムーン
キアラ・シヴェロ / ユニバーサルクラシック
ISBN : B0006TPFPA
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ここまできて何か気がついたことありましたか? そう、彼女らの出身地です。アメリカ、スイス、スエーデン、オーストラリア、イタリア。もうお分かりですね、何がいいたいか。「もうワールドミュージック」。
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# by knakano0311 | 2006-08-27 18:09 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)

ハンク・ジョーンズの思い出~初めてのニューヨーク 

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今日は血糖値の検診で朝から病院。ダイエットとトレーニングの甲斐あって、血糖値、コレステロールとも見事に下がっていました。あとヘモグロビンA1Cがもう少しというところ。すっかり気分がよくなって、西宮大谷記念美術館に「2006イタリア・ボローニャ・国際絵本原画展」を見に行ってきました。絵本ということもあって子供づれが多かったが、水彩、アクリル、エッチング、CG、シルク、版画・・・・様々な手法で描かれた原画がいっぱいで、感心するとともに、楽しめました。最近時間と心に余裕が出来たためか、よく展覧会に出かけます。スコットランド美術館、海洋堂の仕事(プラモやフィギュア)、草間弥生・・・。いま関西ではプラド美術館、ルーブル美術館、オルセー美術館と立て続けに開催されます。とくにプラドは今年のスペイン旅行でも行かなかったため、必見と思っています。それにしても、ヨーロッパを訪問すると、どこのどんな小さな町にでも、その町の歴史が学べる博物館、歴史館或いは美術館があるのには感心します。私は技術者だったのでミュンヘンの科学技術博物館「ドイツ・ミュージアム」は何回足を運んだだろうか?ドイツらしく、あらゆる科学技術、工学の歴史が本物の展示物、たとえばベンツ、BMWの車、メッサーシュミットの飛行機、リレー電子計算機で説明展示されている。そこへ学生、子供がたくさん勉強に来ています。「技術立国日本」などと称しているが、このような裾野をひろげる、科学技術に対する子供の興味をかきたてる努力をしているだろうか?お寒い限りである。

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昨日は、メイナード・ファーガソンの訃報にも驚いた。ケイコ・リーの時にお約束した御年88歳の「ハンク・ジョーンズ」のエピーソドを書いておかないと、そのうち弔辞になってしまいそうなので、書こうと思う。
あれは、たしか1990年11月初めてニューヨークを訪れたときのこと。当時のニューヨークは大変治安が悪く、そのときも「ウエストサイドは行ったら危険、ブロードウェイから西へは行くな」、「セントラルパークも昼間だけ」、「夜はストリートは絶対歩くな、どんなに近くてもTAXIを使え」「必要以上の現金は持って出るな、万が一のホールドアップに備えて命金を50ドル靴下にはさんどけ」 などと散々脅かされましたが、そこはホテルに「じい~っとしている」なんてことはありえなく、Jazzクラブ「Fat Tuesday」(もうありませんが)で「ハンク・ジョーンズ」がでている事を聞いて、早速でかけました。まあ、はじめてのニューヨーク、しかもJAZZクラブ、ハンク・ジョーンズ、夢のような気分。そのうちテンションも落ち着いてきてリラックスしてJAZZを楽しんでいると、若い目の不自由な女性が一人で盲導犬と一緒に入ってきたのです。まったくごく普通に、自然に、店の雰囲気に溶け込み、周囲のお客さんたちも特に変わった反応をするではなく、ワンステージのライブを楽しむと立ち去っていきました。我々はさんざん脅かされたあのNYで、盲導犬と一緒の若い女性が・・・・。ビックリするとともにある種の感動を覚えたものでした。また、お客さんの中に、最前列のテーブルでSAXを抱えて座っていた、JAZZを勉強しているとおぼしき、多分バークリーあたりの学生がいましたが、ハンクは「ステージへあがっておいで。さあ、一緒にやろう。」といってステージに招き、セッションが始まりました。そのときの彼の学生を見るまなざしと演奏に本当に暖かいものが感じられました。こうして私のうまれてはじめてのNYの夜は過ぎていったのでした。

「ハンク・ジョーンズ The Great Jazz Trio」。結成30年を超える超ベテランJAZZトリオ。ニューヨークのにおいぷんぷんのアルバムを2枚。
メンバーは結構入れ替わっているが、ドラムスにジミー・コブ、ヴァイオリンにルイス・エリーを加えたGJTの異色作、「ザ・クラブ・ニューヨーカー」。ガーシュインの曲を中心に、心のこもったプレイを聴かせてくれる。

名盤JAZZ25選~紙ジャケ2300 ザ・クラブ・ニューヨーカー(紙ジャケット仕様)
ザ・グレイト・ジャズ・トリオ ルイス・エリー / コロムビアミュージックエンタテインメント
ISBN : B000BU6OQI
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シンプルなピアノトリオによるスタンダード。これからの秋の夜長にぴったりのアルバム。

ス・ワンダフル
ザ・グレイト・ジャズ・トリオ / Village Records
ISBN : B000666WT6
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「Hank Jones / The Very Thought of You」

          
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# by knakano0311 | 2006-08-26 00:54 | JAZZY紀行 | Trackback(2) | Comments(0)

ハイノート・トランペッターの訃報 

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8月25日  朝日新聞夕刊

メイナード・ファーガソン(カナダ出身のジャズトランペット奏者)23日、腎臓や肝臓疾患で死去、78歳。カナダ・モントリオール生まれ。11歳でソロデビュー。拠点を米国に移し、デューク・エリントンらと共演した。軽やかに響く高音域を得意とし、映画「十戒」や「ロッキー」のテーマ曲の演奏で名高い。


征服者~ロッキーのテーマ
メイナード・ファーガソン / ソニーミュージックエンタテインメント
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合掌・・・・・・・
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# by knakano0311 | 2006-08-26 00:24 | 訃報を聞いて | Trackback(1) | Comments(0)

お詫びと訂正

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(写真はNETより拝借)

前章「CFに魅せられて」で「ケイコ・リー」について、「なんとなくとらえどころのない印象」という評価をしていたが、本日発売されたアルバムを聴いて、正直驚いた。今までとは別人のような印象である。アルバムは「Keiko Lee Live at "BASIE" with Hank Jones」。そう、あの岩手県一関市にある有名なJAZZ喫茶「BASIE」で、ベースに坂井紅介を交えてのドラムレス・ライブである。いままでのケイコ・リーのイメージは、弾き語り、太くて低い声、豊かな声量・・・かな。しかし、違和感をずっと感じていた。本アルバムでは、一変、KEYも高く、ナチュラルな声質になっているように思える。自由にリラックスして、自在にスイングする彼女のスタンダードにすっかり魅せられてしまった。また生ける屍、失礼!歩くジャズの歴史みたいな御年八十八歳(ひえ~~~~っ)のハンク・ジョーンズとのからみもまさにJAZZの空間と時間を観客と一体になって紡ぎだしている様に思える。過去の彼女のアルバムと聞き比べると、私が過去に感じていた違和感はいっそうはっきりした。弾き語りのアルバム、「ローマからの手紙」。スタンダードをナチュラルに歌う、彼女の太くて低い声と曲調とはまったくマッチしていない。ピアノはさらに違和感がある。なぜタイトルが「ローマからの手紙」なのか?さっぱり分からない。むしろ、シンガーに徹した「If It’s Love」のような、ソウル、ブルースっぽい曲のほうがまだ、マッチする。邪推かもしれないが、日本版ダイアナ・クラール狙いのレコード会社のマーケティングに乗せられていただけのような気がする。はっきり言えば彼女の魅力を引き出せなかった「プロデューサーが才能がない」の一言に尽きる。弾き語りなどせずに、自由な唄歌いに徹したほうがはるかにいい。

このアルバムで私の評価はがらっと変わった。前章での評価をお詫びして訂正いたします。

御大ハンク・ジョーンズについては、ニューヨークのJAZZくらぶ「Fat Tuesday」でみた、暖かいエピソードがあるが、別に機会に紹介します。


ライヴ・アット・ベイシー~ウィズ・ハンク・ジョーンズ~
ケイコ・リー ハンク・ジョーンズ / ソニーミュージックエンタテインメント
ISBN : B000GLKNJ6
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「But Beautiful... - Keiko Lee Live at "Basie" with Hank Jones」

          
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# by knakano0311 | 2006-08-23 23:45 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)

CFに魅かれて  

人がJazzを好きになるきっかけは何だろう?たまたま入ったレコードショップで流れていた曲が好きになった、ドライブで聞いていたラジオから流れてきた、見た映画の中で流れていた(私の場合はこれ)、恋人或いは友達が好きだった など様々な理由があるでしょう。TVのCMで使われていて、それがきっかけで好きになった言うこともあるでしょう。今回はCFで見て、始めてその歌手の存在が気になり、アルバムを買ってしまったケースを紹介しましょう。

「カーメン・ランディ/Carmen Rundy」。HONDAの車のCMフィルムで流れていましたね。曲は「風のささやき/The Windmill Of Your Mind」。前にあげた「カーラ・ヘルムブレヒト/Be Cool,Be Kind」に収められていた同曲が叙情あふれる歌い方で好きでしたが、カーメンの歌い方はドラマティックでこちらも好きです。映画「華麗なる賭け」で、スティーブ・マックィーン扮する大富豪、実は泥棒と、彼を追う保険調査員のフェイ・ダナウェイが二人で渚をサンドバギーで駆ける場面に流れていた曲。(なぜか日本語DVD化されていない) アルバムは地味ながら、ベテランの深い味わいに彩られている。CFのディレクターもよくこんな歌手とアルバムを探してきたもんだと感心します。

Something to Believe In
Carmen Lundy / Justin Time
ISBN : B00009PXZX
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なぜか、JAZZは車か、酒のCFで使われることが多いような気がする。次ぎも車のCFから。(たしか日産)  「キャロリン・レンハート Carolyn Leonhart」 。
有名なベーシストのジェイ・レンハートを父に持ち、8歳から歌い始め、高校でゴスペル、16歳で父と共にクラブの昼の部に出演しボーカルの腕を磨いたと聞くから音楽一家育ちの筋金入り。スタンダード中のスタンダード、CF曲「スターダスト」が収録されているアルバムは、「ニューヨークの秋」。デヴィッド・マシューズのアレンジによる、いかにも日本製作盤らしい有名スタンダード曲集で、アクのないクリアな声質、原曲のメロディーをストレートに歌って無難にまとめている。ジャズ初心者やポップス・フィールドから彼女に興味を持った人には、聴き易くとっつきやすいアルバムといえるだろう。

ニューヨークの秋
キャロリン・レンハート デヴィッド・マシューズ・トリオ / キングレコード
ISBN : B0000844BF
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「リタ・クーリッジ」。CF曲は、ボズ・スキャッグスの名曲「We All Alone」であるが、なんのCFかは忘れてしまった。収録されているアルバムは、全曲ジャズ・スタンダードの「アンド・ソー・イズ・ラブ」。彼女独特のスモーキーボイスはいつもながらに暖かいし、バックの楽器演奏もクオリティが高く,特にEstateの演奏は印象的。
前掲の「キャロリン」とも出身フィールドはPOPS。POSでそこそこ有名な美人歌手にCFとタイアップしてスタンダードを歌わせて・・・・・というマーケティングが伺えるが、出来は2作とも平均以上であるがやはり個性に乏しいため、耳の肥えたJAZZファンには物足りないかも知れない。

アンド・ソー・イズ・ラブ
リタ・クーリッジ / キングレコード
ISBN : B0008JH6RS
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また日産車で恐縮であるが、クイーンのカバー曲で「ケイコ・リー/WE Will Rock You」。アルバムは「ヴォイセズ・アゲイン」。ロックの曲をうまいアレンジ聞かせたため、一躍ヒット、注目される存在となった。元来、低く太い声で、大変に歌はうまいのであるが、曲調と声がマッチしない、なんとなくとらえどころがないなあ、と思っていた。たくさんアルバムを出しているが、どれもがベストアルバムみたいな印象で、インパクトがないなあ、ちょっと器用すぎるような気がしていた。 「ヴォイセズ・アゲイン」もベスト盤ではあるが、彼女の素直な歌声が楽しめる佳作。

ヴォイセズ・アゲイン
ケイコ・リー / ソニーミュージックエンタテインメント
ISBN : B000B9F2T4
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「鈴木重子」。 「東京大学出身で、バークレー音楽院でJAZZを学び、ブルーノートなど、ニューヨークのJazzくらぶのステージで活躍している。日本人でのこんなすごい人いる。」みたいなキャッチコピーでCFで紹介されていたと思う。サントリーか、ニッカではなかったかと思うが。  バブル後のオール日本自信喪失時代の元気付けCFであったと思うが、何を歌っていたか覚えていない。コピーは見事であったし、かなりの人がCFに魅せられたのではないか。彼女のアルバムもケイコ・リーと同じような印象を持つが、曲の選定が有名曲であること、優しい感触のナチュラルな歌声。淡々と自然に歌っているところがそんな印象を与えるのだろう。すんなりとこころにはいってくる優しい歌声。鈴木重子にしても、ケイコ・リーにしても日常生活の中で、引っかからずにいつでも疲れずに聴ける点、貴重な1枚である。

プレゼンサ~ザ・ベスト・オブ・鈴木重子
鈴木重子 John Lennon Paul McCartney A.Menken Stephen Schwartz Eric Clapton Will Jennings Antonio Carlos / BMG JAPAN
ISBN : B000068R8Q
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サイレント・ストーリーズ
鈴木重子 / BMG JAPAN
ISBN : B000CFWOZM
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# by knakano0311 | 2006-08-22 11:45 | ミューズたちの歌声 | Trackback(1) | Comments(0)

Black Beauties  ~孤高の歌姫たち~

Jazzはそのルーツを黒人音楽に持つことは言うまでもないが、そのDNAを色濃く受け継ぎながら、独自の世界を築いている歌姫たちがいる。まさに「Black Beauty」という形容がぴったりの。Jazz、Soul、Blues、Rockなど彼女たちが持っているたくさんの引き出しの中から、アルバムや曲にあわせて衣装を取り出し、オリジナルな孤高のファッションを身にまとう。ジャズという単一のカテゴリーの枠にはめて、聴いてしまってはいけないミューズたち。

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「Sade シャーデー」。 深い哀愁をたたえた美形である。ボーカルのシャーデー・アデューばかり印象が深いので彼女一人と思われているが、実は「シャーデー」は4人組なのである。(最近までわたしも一人と思っていました。)Sade Adu(vo)、Andrew Hale(key)、Stuart Mattenwman(g、sax)、Paul S Denman(b)というのがそのメンバーである。だが、ゴメン、ほかの3人はどうでもよくて、我がミューズは「シャーデー・アドゥ」ただひとり。「SADE ADU(シャーデー・アドゥ)は1960年1月16日、ナイジェリア生まれ。というからもう46歳の熟女。あのエキゾチックな美貌はナイジェリア人の父親譲りだそうだ。セクシー・ボイスあるいはシルキー・ボイス。まさに「Black Beauty」。
ここでの、渾身の1枚は、ジャケといい、中身といい、やはりこのアルバム「Love Deluxe」でしょう。ラテンのフレーバが漂う、「No Ordinary Love」、ベースとからむスモーキーで濃厚なボーカルが聴ける、名曲「KISS OF LIFE」。

Love Deluxe
Sade / Epic
ISBN : B000050XNS
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ひときわ異彩を放つミューズがいる。「カサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson」。
あの眼の強い光はどこから来るのだろうか?骨格の太さを思わせる、ぶれない、強い、かすれ声。本当に、一度ライブを聞いてみたいと思う歌手の一人。アルバム選びは、ほんとに迷ってしまうが、あえてJazz色が強い世界をお望みなら、以下の3枚か。

「トラヴェリング・マイルス」。冒頭「ラン・ザ・ヴードゥー・ダウン 」。うねるようなEギター、Eベース、トランペットのからむイントロ聞こえてきただけで、マイルスをトリビュートしたカバーということがわかる。、バシッと眼が覚める、体が動く。「タイム・アフター・タイム」ではオリジナルを遥かに凌駕するカサンドラの孤高の世界が展開する。エフェクトされていない彼女のナチュラルな声が一番ストレートに聞けるアルバムであろう。

トラヴェリング・マイルス
カサンドラ・ウィルソン マイルス・デイビス マービン・シーウェル ロバート・ハイマン シンディ・ローパー ビクター・フェルドマン / 東芝EMI
ISBN : B00000JAD8
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前作「Travelling Miles」につづいてリリースされたが、一変してアコースティックで、濃厚な味わいのブルース・アルバム「ベリー・オブ・ザ・サン/Belly Of The Sun」。直訳すると「太陽の腹」?誰か意味を知っていたら教えてください。
ミシシッピ州ジャクソン生まれのカサンドラにとってデルタ・ブルースは、彼女自身のアイデンティティそのもの。録音へのこだわりもすごかったらしく、エディターノーツによると、「ミシシッピ州クラークス・デールにある旧駅舎に機材を持ち込み、録音を行なった」という念の入れよう。
ブルースアルバムであるが、アントニオ・カルロス・ジョビンなどのボサノバ曲をいくつか取り上げている。しかし、そこはカサンドラのこと、彼女ならではという仕立てになっている。伝統的なアコースティックな楽器と、実に効果的なパーカッション、抑制の効いたカサンドラの声、もうボサノバとは別物の彼女の世界になっている。本作は、ブルースという彼女のルーツへの回帰、或いは再確認のアルバムというべきか。

ベリー・オブ・ザ・サン
カサンドラ・ウィルソン / 東芝EMI
ISBN : B00005Y151
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次は、若手キーボード奏者「ジャッキー・テラソン」とのコラボで、「テネシー・ワルツ」。アルバムの原題は「ランデブー」。江利チエミではないのだ、「バカモノ」。このへん、日本のレコード会社は分かっていないというか、思いがないというか、イージーというか本当に嫌ですね。表向きはスタンダード集で、曲目もいわゆるスタンダードであるが、聞いてみればすぐわかる。「テラソン」と出会いがこのアルバムを生み出した最大のテーマであり、だからタイトルは「ランデブー」であり、カサンドラ仕立ての世界に仕上がっている。したがって、普通のスタンダード集ではないのだ。あくまでも素材がスタンダードだというだけの話であって、いつものようにジャンルを超越した彼女の孤高の世界が広がる。

エディター評にいわく。「昨年インタビューした時、カサンドラは、「私は音楽を作る側にいるからジャンルなんて考えない。音楽はひとつであって、カテゴリーとかジャンルなんて信じない」と言っていたが、まさしくここに聴かれる歌声は、ほかの誰にも真似のできない彼女だけの特別の世界だ。」
付け加えるべきものは何もない。

テネシー・ワルツ
カサンドラ・ウィルソン&ジャッキー・テラソン カサンドラ・ウィルソン ジャッキー・テラソン ロニー・プラキシコ ケニー・デイヴィス ミノ・シネル ロニー・ブラキシコ / 東芝EMI
ISBN : B00005GKEC
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カサンドラは常にひとつ所にとどまらず、アルバムをリリースするたびに、新しい試みを試している。そんな彼女の挑戦的アルバムから、2点。

最初は、もう何の説明も不必要はくらい、超有名なアルバム。彼女自身のセミヌードの姿も話題になった、冒頭あの「Strange Fruits」から始まり、今まで聞いたことのない不思議なアレンジの「Moon River」でおわる「New Moon Daughter」。96年度スイングジャーナル誌選定ジャズディスク大賞ボーカル賞受賞の文句なしカサンドラ・ウィルソン最高傑作アルバム。

ニュー・ムーン・ドーター
カサンドラ・ウィルソン / 東芝EMI
ISBN : B00005GKDL
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最新作「サンダーバード」。コンピュータによる打ち込みの音を多用したが、決して無機質な音ではなく、彼女の声の魅力を充分残しながら、また新しい歌世界を切り開いた佳作アルバム。

サンダーバード
カサンドラ・ウィルソン / 東芝EMI
ISBN : B000E6G6H6
スコア選択:

まだまだ、今後も彼女の引きだしは増えていくのだろう。評して、まさしく現代の巫女、或いはシャーマン。私がなぞらえるのは、千手観音。「The Beautiful Black Muse With A Thousand Of Masic Hands」とは、カサンドラのこと。

「cassandra wilson - fragile」

          

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力が入りすぎて、少し肩が凝ったかな。一転して「ロバータ・フラック/やさしく歌って」。英語の題名「Killing Me Softly With His Song」のほうがいいですね。この一曲で買いを決めたアルバム。元はコーヒーのCMソングではないのだ。かって大ヒットしたナンバーで、一時ピアノバーに来るカップルが、皆この曲をリクエストすると弾き語りピアニストが、根を上げていたくらい大ヒットした。この唄が超有名すぎてしまった感があるが、その実力や相当なもの。この曲以外にも、押し付けがましくなく優しい声で語りかけるように歌う。あの「FEEL LIKE MAKIN' LOVE」、「The First Time Ever I Saw Your Face(愛は面影の中に)」も彼女の作品といえば、その歌唱力も納得できるだろうか。

やさしく歌って
ロバータ・フラック / イーストウエスト・ジャパン
ISBN : B00005HEGZ
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再び個性派 「マリーナ・ショウ」の登場。「フー・イズ・ジス・ビッチ・エニウェイ」。オリジナルは75年に発表。この時代にこんなにも垢抜けていて、セクシーで、かっこいいアルバムがあったのかと感心してしまう。「ストリート・ウォーキング・ウーマン 」からはじまる、映画のストーリー仕立てを思わせるようなアルバム作りもおしゃれ。前掲、ROBERTA FLACKの名曲「FEEL LIKE MAKIN' LOVE」のカバーなどを含む全10曲。 デイヴィッド・T.ウォーカー、ラリー・カールトン、デニス・バドミアという3人のギタリストが絶品の歌伴ギターを聴かせる贅沢な内容。

フー・イズ・ジス・ビッチ・エニウェイ
マリーナ・ショウ デイヴィッド・T.ウォーカー ラリー・カールトン デニス・バドミア バーナード・イグナー マイク・ラング ビリー・メイズ ラリー・ナッシュ チャック・レイニー チャック・ドマニコ / 東芝EMI
ISBN : B000CSUY9W
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1942年生まれというから私よりも年上。「フー・イズ・ジス・ビッチ・エニウェイ」のジャケットのあの超イケイケのアフロ・ヘアからはもう30年も経ってしまているですねえ。そんなベテランジャズシンガーのライブ・イン・TOKYO・アルバム。円熟したJAZZシンガーとしての魅力と、エンターテナーぶりが発揮された1枚。30年の年輪とともに落ち着きと深みを増したこのシンガー、円熟のシニアJAZZファンにおすすめする傑作。

ライヴ・イン・トーキョー
マリーナ・ショウ / Village Records
ISBN : B00006IIGT
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# by knakano0311 | 2006-08-20 20:15 | ミューズたちの歌声 | Trackback(2) | Comments(0)

小鮒釣りしあの川   

妻が地域のコミュニティ活動をしていて、今日は子供たちに「川遊び」をさせるということで、私も手伝いに駆りだされました。30人ぐらいの小学校低学年の子供たちが眼を輝かせて、川遊びに興じてました。私の子供時代は信州でしたので、夏は「いつもあんなことして遊んでいたなあ」と思い出すことしきり。結構本格的で、猪名川の支流なんですが、急流や深みには行かないようにロープを張ったり、網やバケツを用意したり、すっかり地域のいい爺さんぶりを発揮。生物学が専門の先生が、子供たちの採った川虫や、魚や、生き物にちゃんと詳しい解説をしてくれて、自然環境と自分たちの生活とのかかわりが、子供や親に自然と学べるようになっていて、すっかり感心してしまいました。妻の活動を支援しようという気持ちにもなっています。こんなボランティアで地域のコミュニティ活動を支援しているシニアの方が何人もいるのにも感心することしきり。私たちの子供時代とまったくいろいろな価値観や生活環境、遊びの仕方も大きく変わってしまった今日では、たぶん、自然と人、子供と大人、などフィジカルな部分以外での街づくり、大都会近郊団地のふるさとづくりをどうのように考えるのか? そのヒントを見たような気がします。

Jazzアーティストたちにも、当然、子供の時代はあったわけで、今日は趣向をガラッとかえて、ジャケットにアーティストの子供時代の写真を用いたアルバムを紹介しようと思う。

「ジャリンコ智絵こと綾戸智絵」。ジャケットの写真からはあの「吉本ぶり」はちょっと想像できないが、だがとてもおとなしい、あつかいやすい「ガキ」だったとも思えませんね。エルトン・ジョンの名曲「Your Song」がタイトルの、デビューから2枚目のこのアルバム。多分ブレークしてライブチケットは即日完売なんて時期にだされたアルバムでしょう。弾き語りの十八番「Over The Rainbow」、「What A Wonderful World」、などのスタンダードから「Can’t Buy Me Love 」のヒットナンバーまで、あの「綾戸節」でたっぷり聴かせます。翌年惜しくも急逝した日野元彦(ds)が参加。

Your Songs
綾戸智絵 / インディペンデントレーベル
ISBN : B00005I1Z3
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「ジャネット・サイデル」。私の最も好きな女性ボーカルのひとり。最新リリース・アルバムの「SMILE」。いやあ~、オシャマでお茶目でかわいいですね。前作「コール・ポーターと私~スウィーテスト・ライブ」のライナーノーツにはこう書かれている。

『ジャネット・サイデルは、「アート・オブ・ラウンジ」というシリーズを出しているように、ラウンジ音楽の芸術家だ。ラウンジというところは大勢の人が集まるところ、そういう人たちを心地よくさせ、耳を傾けてもらう音楽の芸術家とでも言うのだろうか。彼女の甘く、優しく、人を包み込むような温かみのある声、歌詞を良く研究して、それをベストなやり方で聞き手に伝える、落ち着きのあるリラクシングな歌、その中で光るジャズ・スピリット、選曲の良さ、といったものが彼女の魅力を形づくっているのだろう。』

未発表の曲ばかり集めたセルフ・コンピレーション盤みたいであるが、「チーク・トゥ・チーク」「黒いオルフェ」「ラヴ・レターズ」「マイ・フーリッシュ・ハート」「ネイチャー・ボーイ 」「ゴールデン・イヤリングス」「スマイル」・・・・。まあよくもこう私の好きな曲ばかりを、ぎっしりてんこ盛りにしてくれたもんだ。大好きな歌手が、大好きな曲を次から次へと歌ってくれる。ファンにとってはなんというありがたいアルバム。中でも、「カムズ・ラヴ/Comes Love」のライブバージョン。「ステイシー・ケント」、「ティアニー・サットン」らも歌っているが、とくに私はこの歌が大好きで、この歌が収録されているアルバムなら誰のものでも、見境なく買ってしまうという病気を持っています。(レコード会社の営業マンにはマル秘にしてください) サイデルの「アート・オブ・ラウンジ 1」にも別バージョンが収録されているが、どちらも甲乙つけ難い。

SMILE
ジャネット・サイデル / インディペンデントレーベル
ISBN : B000FIHDL6
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「Janet Seidel - Smile」

          
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# by knakano0311 | 2006-08-19 14:16 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

さらば夏の日よ

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夏休みももう今週で終わり。来週からは都会は、またもとの喧騒を取り戻す。今年の夏はとても暑かったせいか、ダイエットをがんばったせいか、「これが夏バテなんだ」という感じを持った、定年後初めての夏であった。もう2週間もすれば、9月。秋の風物詩がまたはじまろうとしている。
まさに、過ぎようとしている夏の日の思い出のために、今年最後のハワイアン、あるいはトロピカル・サウンドでも聴こうか。近年、癒しの音楽としてのハワイアンが注目されていて、あのKONISHIKI(小錦)やら、髙木ブーなどがオオモテらしい。まあ今までは少しキワモノ扱いをされていたが、改めて評価されることはとてもいいこと。

そんな中で抜群のウクレレテクニックをもつ驚異のアーティストがいる。「ジェイク・シマブクロ」。アルバムは「クロスカレント」。
たかがハワイアン、たかがウクレレと侮ってはいけない。 このアルバムは、決して癒しのアルバムなどではなく、ジェイクが持てるテクニックをすべてをつぎ込んだ「ウクレレ・プレゼンテーション・バトル」アルバム。そのテクのすごさと気迫は充分伝わってくる。「フラジャイル」、「スペイン」、「 ミセス・ロビンソン」 などおなじみの曲のJAZZYなウクレレを再評価。
 
クロスカレント
ジェイク・シマブクロ / ソニーミュージックエンタテインメント
ISBN : B00009KMC6
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「スペイン ― 押尾コータロー with ジェイク・シマブクロ & 小曽根真」

          

サザンのギタリスト、関口和之が、「ウクレレ奏者」としてユニットを結成、サザン初公認にして唯一の、オフィシャル・カバー・アルバムを発表した。「関口和之&砂山(さざんと読ませるダジャレ?)オールスターズ/World Hits!? of Southern All Stars」。サザンのヒット曲のカバー集ではあるが、オリジナルとはまったく違った曲調の 女性ボーカル「玲葉奈」による「HOTEL PACIFIC」は、せつなくて、クールで、ダンサブルな、出色の聴きもの。またウクレレ・ソロの「TSUNAMI」も叙情豊か。

World Hits!? of Southern All Stars
関口和之&砂山オールスターズ 桑田佳祐 柳満夫 青柳拓次 関口和之meets青柳拓次featuring玲葉菜 / ビクターエンタテインメント
ISBN : B00005Q7Y4
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トロピカル・フージョン「今田 勝/トロピカル・サンセッツ」。80年代のフュージョン全盛期に出した一連のヒット作のベスト盤。デヴィッド・サンボーン、マイケル・ブレッカー、渡辺香津美ら豪華なゲスト陣を迎え、トロピカルな香り、ラテンのフレーバーいっぱいのアルバム。「アンダルシアの風」「哀愁のカーニバル」、プールサイドで聴くにはもってこいの1枚。

トロピカル・サンセッツ
今田勝 / アブソードミュージックジャパン
ISBN : B0000ABB3Z
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最後はカリブ海の夕日をイメージしてもらって、「Caribbean Jazz Project/Here and Now: Live in Concert」。ハワイアンではなく、ラテン系フュージョンである。その昔、ニューヨークの有名なJazz Club 「Blue Note」で彼らのライブを聴いたことがあったが、旅と仕事の疲れが一遍で吹っ飛んだくらいピーカンなユニットであった。確か、あのときは、あの盥のお化けみたいな楽器(スティール・ドラムという)がメンバーに加わっていたが、メンバーが変わったのかな、アルバムには見当たらない。JAZZという音楽を考えたとき、そのスピードやドライブに、あの楽器はついていけないのかもしれない。その代わりに、ヴァイブがが加わったのかな。昨今、プレイヤーは少ないが、故ライオネル・ハンプトン、故ミルト・ジャクソン、故ゲイリー・マクファーランド、故平岡精二の例をあげるまでもなく、ヴィブラフォン/マリンバはJAZZによく似合うと改めて思った。N.Y.の思い出に乾杯。
   
Here and Now: Live in Concert
Caribbean Jazz Project / Concord
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【修正追記】
スティール・パン(ドラム)ちゃんといましたよ。バンド創立時はヴァイブ、スティール・パン、サックスなどのマルチリードの3人だったらしい。がしばらく間が空いてからは、スティール・パンが抜けているようである。スティール・パンが入ったアルバム、すなわち私が「Blue Note」で聴いたメンバーでの演奏は次のアルバムで聴くことが出来る。

Caribbean Jazz Project: Island Stories
Various Artists / Heads Up
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# by knakano0311 | 2006-08-19 08:10 | 音楽的生活 | Trackback(1) | Comments(0)

FUSIONって何?ジャズロックならしっているが

最近年のせいで、理屈っぽくなったかな。何かにつけて定義づけをしたくなったり、黒白をつけたくなる。むしろまだまだ青いか?Jazzの世界でも最近よく分からないままつかっている言葉がある。まずその代表のひとつ、「スムース・ジャズ」。「スムースに耳に入ってくるほど聴きやすい」くらいの意味か?それなら「イージー・リスニング・ジャズ」とどう違うのか?また「フージョン」とはどう違うのか?かってはジャズロック、ラテンジャズなんて言葉もあった。聴きやすいか聴きにくいかはその人の拠ってきた音楽的基盤がどうかによって、その人が決める話。まあレコード会社がファンの裾野を広げるためのマーケティング用語と考えればいいだけの話かもしれない。Jazzボーカルもよく考えれば、このブログでも分かるように、融通無碍、何でもありの世界。
ボサノバはなんかさらに貪欲で、それこそ何でもかんでもボサノバに仕立て上げてしまう。
でも音楽なんてそんなもので、オリジナル曲を手を変え、品を変え、何人もの人がいろいろなスタイルで演奏しつづけてきたからこそ古典、スタンダードたりうるわけで、むしろ音楽の持っている時代や地域を超える生命力なればこそである。
それでは正統派??のFusion??からおすすめを。

まず「テオダード」。本当に才人である。スタンリー・キューブリック監督の名作「2001年宇宙の旅」の冒頭でも使われた古典「ツァラトゥストラはかく語りき」。当時のLPジャケットが抜群にカッコよかったCTIレーベルから発売されたアルバム。ブラジリアンとしての個性を生かしたサウンドが今でも新鮮である。まさしく「FUSION」の名盤。

ツァラトゥストラはかく語りき
デオダート レイ・バレット ロン・カーター スタンリー・クラーク ジョン・トロペイ ジェイ・バーリナー マービン・スタン ヒューバート・ロウズ ビリー・コブハム アイアート・モレイラ / キングレコード
ISBN : B00005F7D6
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つぎは「ハービーマン」。「カミン・ホーム・ベイビー」で一躍有名になり、一時はどこのJAZZ喫茶へ行ってもこればっかりであった。しかし、次に紹介する「メンフィス・アンダーグラウンド」がリリースされたときは驚いた。本作は、いわゆるジャズ・ロック的な色彩の強い作品。ソニー・シャーロック&ラリー・コリエルというその後ジャズ・ロックを代表するギタリストをフィーチャー。雑音ともいえるようなシャーロックのアドリブが大変話題になったが、たまらなくかっこいいアルバム。

Memphis Underground
Herbie Mann / Atlantic
ISBN : B000002I5L
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「Herbie Mann - Memphis Underground & New Orleans」

          

懐かしいジャズロックから「ラムゼイルイス/The In Cloud」。いまどき「ジャズロック」なんて言葉使うんかしら?当時このアルバムから使い出したと思う、ジャズロックの名盤。
エディター評にいわく、「ソウル、ファンク、ブルースやゴスペルなんかがごゃまぜになったジャズ。その新鮮さは、今聞いても少しも失われていない。このアルバムは当時のビルボード「ポピュラーチャート」で2位まで上昇。この年のジャズチャートのアルバムとして、コルトレーンの「至上の愛」などを抑え、堂々グラミー賞に輝いている。ラムゼイ・ルイスはこの頃からフュージョン音楽の先駆者だった。」
そのとうりですね。

ジ・イン・クラウド+2
ラムゼイ・ルイス エルディ・ヤング レッド・ホルト / ユニバーサルクラシック
ISBN : B00008KKTN
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この3枚を、LPで聴いていたなつかしい時代を思い出すにつけ、つくづく、時の流れは速いものだと思う。感慨と嘆息しきり。

「Ramsey Lewis Trio - In Crowd」

          
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# by knakano0311 | 2006-08-18 01:05 | おやじのジャズ | Trackback | Comments(0)

夏に鍛える ~ウォーキングの友 

週1のジムでの筋トレ、ウォーキングに通いだしてから、もうからこれ10数年になるかなあ。40歳の後半にギックリ腰になって、「これはあかん、背骨を支えている腹筋と背筋を鍛えねば」と始めたのがきっかけ。効果があったせいか、以来ギックリ腰には一度もなっていません。最近は加えて、ダイエットのため毎日50分のウォーキングをしています。なんか「みのもんた」みたいな年寄りじみた話になってきましたが、60歳を迎えるとやはり健康が一番気になるテーマ。強迫観念かもしれないが、定年まで勤めていた会社のOBの平均寿命は64歳という定説があって我々が集まるとその話題でしきり。
そんなんで、一心不乱のウォーキングのため、音楽は必要な友。どんな音楽をといえば、リズムが強調されて、浮き立つ明るい、アップテンポの曲が良いわけで、私の場合、ここでも「i-POD」が威力を発揮しています。「いいラジオ聞いてますね。阪神勝ってますか?」といわれてがっくり来たこともあったが。

「デヴィッド・サンボーン David Sanborn」。
もう彼も還暦、我々とご同輩。昔のようなソウルフルな音は影を潜めた代わりに、年輪を重ねて、「円熟」の境地に達した大人が、情感豊かにSAXを奏でる、そんな感じ。このアルバムは彼の円熟さが醸し出す、極上のウィスキー。そんなアルバムを私は、グラミー賞をとった彼には大変失礼だが、ウォーキングの友として、愛聴しています。ハービー・マンで有名になった「Comin' Home Baby」。本当にピッチが取りやすく、歩きやすい。これは、Steve Gadd(ds)とChristian McBride(b)のつくりだすリズムとベースラインのなせる業。

タイムアゲイン
デヴィッド・サンボーン / ユニバーサルクラシック
ISBN : B000091L3K
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次は、デトロイトを代表するオルガン奏者。「Lyman Woodard /Don’t Stop The Groove」。70年代に活躍した、彼が率いる8人編成の大型コンポのライブ盤。
「時は1979年、ディープな音楽都市デトロイトでオルガン奏者ライマン・ウッダード率いるバンドの伝説のライヴ演奏を発掘。ジャズ・ファンク・マニア、ファンキー・フュージョン・ファンも即死のキラー・ライヴだ。」とエディター評には記されている。これほどのファンキーさが、日本で話題にならず、ほとんどなじみがないアーティストであったのはなぜだろう?ウォーキングしていると、思わず「デューク・更家」みたいな歩き方になってしまいそうな気がするから困ったもの。
それにしても、このジャケの顔の「うさんくささ」は見事。(オリジナルの輸入版はもっとエゲツないジャケ、見開きのなかに隠されています。)

ドント・ストップ・ザ・グルーヴ
ライマン・ウッダード・オーガニゼーション アラン・バーンズ ケリー・キャンベル マーカス・ベルグレイヴ ライマン・ウッダード レオナード・キング ロバート・ロウ ロレンツォ・ブラウン ロン・ジャクソン / ブルース・インターアクションズ
ISBN : B000BKJH80
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「The Lyman Woodard Organization (Live) - Don't Stop The Groove (1979)」

          

もうひとつファンキー路線を! 「Joe Sample &The Soul Committee/Did You Feel That?」。
「クルセーダーズ」とは別に、サンプルがこのアルバムのために結成したスペシャル・グループ。このアルバムも、前掲「Lyman Woodard」に劣らず、そのファンキー度たるやすごい。ここでも、スティーブ・ガッド(ds)、フレディ・ワシントン(b)、レニー・カストロ(Perc)ら手だれが参加しており、リズムセクションの安定感はやはりすごい。サンプルには「ファンク野郎」の血が脈々と流れていることを感じさせる。
まさに、「ファンキー」、「グルービィー」。ほかに形容詞はなし!!

Did You Feel That?
Joe Sample / Warner Bros.
ISBN : B000002MTM
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さあ、きょうもがんばってgymに行こう!
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# by knakano0311 | 2006-08-17 07:22 | 音楽的生活 | Trackback(2) | Comments(1)