大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(153) ~ スミレは4月の花 ~

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 圧倒的に桜に主役の座を奪われてしまっているが、「スミレ(菫)」は、4月に咲く花の代表の一つである。いろんな種類の「スミレ」がウォーキングの道筋にも ・・・。歩道の敷石の隙間、街路樹の脇、そして空き地などでよく見かける。結構生命力が強いのである。「パンジー」や「ビオラ」も「スミレ」の仲間で外来の園芸種とか。

 そこで、今宵は「スミレ」の歌。 「コートにすみれを」という邦題で知られている「Violets For Your Furs」(1941)である。「トミー・ドーシー楽団/the Tommy Dorsey Orchestra」の専属アレンジャーだった「マット・デニス/Matt Dennis」が1941年に作曲した、ちょっと気障なラヴ・ソング。歌詞をみると、間違いなく「冬の歌」ではあるが、スミレの花に春のような恋の気分を託した歌。

【 Violets For Your Furs/コートにすみれを 】
           作詞;トム・アデア/Tom Adair 作曲;マット・デニス/Matt Dennis

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  I bought you violets for your furs      僕があげたすみれの花をコートに飾ったら
  and it was spring for a while, remember?  ちょっとだけ春を感じられたことがあったね
   I bought you violets for your furs      僕があげたすみれの花をコートに飾ったら
  and there was April in that December.    12月なのに4月のような気分になったね

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   I bought you violets for your furs      僕があげたすみれの花をコートに飾ったら
   and there was blue in the wintry sky,   冬空に明るい光が差し込んできたね
  You pinned my violets to your furs      僕があげたすみれの花をコートに飾ったら
   and gave a lift to the crowds passing by,  道ゆく人々が笑顔で微笑んだね

  You smiled at me so sweetly,          君は僕を見て、とっても優しく微笑んだ
   since then one thought occurs,        その時なにかが芽生えたんだね
  That we fell in love completely,         そして二人は恋に落ちたんだ
   the day I bought you violets for your furs. すみれの花をコートに飾ったら時からね ♪」

 この歌を有名にしたのは、やっぱり、大御所「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」であるが、4月です。明るく可憐な歌声がいいですね。今宵は、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」のアルバム、「Dreamsville」から。

Dreamsville

Stacey Kent / Candid Records



「Stacey Kent - Violets For Your Furs」

          

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 そして女性ヴォーカルをもうひとり、大人を感じさせる歌い手、スウェーデンの「モニカ・ボーフォース/Monica Borrfors」。1954年生まれ、後に夫となる「イョスタ・ニルソン/Gösta Nilsson」のピアノに魅せられて歌手になり、1980年にデビューという。あまり情報がないのですが、彼女は、現在ストックホルムを中心として活躍を続け、10枚を超えるアルバムをリリースしているという。(参照拙ブログ「スウェーデン美女シンガー図鑑(13 ) ~忍び寄って来たバラード唄い~」

 その彼女の初めての日本盤、「A Certain Sadness」(2001)は、コルネット、ギター、ベースというちょっと変わった編成のトリオ、「スイート・ジャズ・トリオ/Sweet Jazz Trio」との共演盤で、スタンダード・ナンバーのバラードが主体のアルバム。

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A Certain Sadness

モニカ・ボーフォース / インディペンデントレーベル



「Monica Borrfors - Violets for Your Furs」

          
  

  
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# by knakano0311 | 2017-04-05 20:21 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

60歳過ぎたら聴きたい歌 (96) ~ 君住む街角で/On The Streets where you Live ~

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 いつも周辺のほかの桜より1週間ほど早く咲く、階段脇の「ソメイヨシノ(染井吉野)」がちょうど見ごろになってきた。この時期、きっと日本中の多くの人々が、自分たちが住んでいる地域に咲く桜を見て、「きれい! ああ、ここに住んでよかった」と思っているに違いない。

 そんな想いを抱いて、今宵の「60歳過ぎたら聴きたい歌」は、「君住む街角で/On The Streets where you Live」。ご存知、「マイ・フェア・レディ/My Fair Lady」のナンバー。そして、歌姫は、1966年生まれのオランダのジャズ・シンガー、「イルセ・ヒュイツインガー/Ilse Huizinga」。

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 6歳の時に家に来た古いピアノが、彼女を音楽に目覚めさせるきっかけだったという。「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」、「ボリー・ホリディ/Billy Holiday」、「アビー・リンカーン/Abbey Lincoln」らのレコードの影響でジャズに関心を持つようになった。そして、17歳の時、「北海ジャズ・フェスティバル/the North Sea Jazz Festival」で「ベティ・カーター/Betty Carter」のライヴを聴き、ジャズ・ボーカルのレッスンを受け、歌手デビューへといたるようになったという。

 さて、「君住む街角で」。ブロードウェイのナンバーを集めた魅力的なアルバム、「Beyond Broadway」(2005) から。ピアノ・トリオにサックスを加えたカルテット仕立て。ピアノは、彼女の夫で、アレンジャー、作曲家でもある「エリック・ヴァン・デル・リュイート/Erik van der Luijt」とのおしどりデュオ。

【 On The Streets where you Live 】 by Alan Jay Lerner / Frederick Loewe

「♪ I have often walked down the street before  いままで何度もこの通りを歩いてきたし
  But the pavement always           足元にある敷石も今までどおり
  Stayed beneath my feet before        前と変わったわけではない
  All at once am I                でも君が住んでいる街だと知った途端
  Several stories high              ビル数階分ほど
  Knowing I'm on the street where you live   舞い上がってしまう気分

  Are there lilac trees               ライラックの樹はあるかい
  In the heart of town?               街の真ん中に?
  Can you hear a lark in any other part of town?  街で雲雀のさえずりが聞こえるかい?
  Does enchantment pour              魅力が溢れ出しているかい?
  Out of every door?                どのドアからも
  No, it's just on the street where you live     いやそうだとすれば、
                             それはきっと君住む街にいるからだ
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

Beyond Broadway

Ilse Huizinga / Maxanter



 彼女のパフォーマンスは、あまりYOUTUBEにアップされていないが、夫君エリックとのデュオ・ライブから。
 
「Ilse Huizinga - On The Streets where you Live」

          
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# by knakano0311 | 2017-04-04 21:30 | 60歳過ぎたら聴きたい歌 | Trackback | Comments(0)

シンクロナイズ

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 朝、玄関前の「ヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草)」が咲いているのに気がついた。この花は、まるで相談したかのように、いつも桜とピッタリと同じ時期に咲く。しからばと思って、ウォーキングに向かったのは、市民運動場へと続く階段。この脇には、ちょっと前に取り上げた、ご近所で一番早く咲く「ヒガンザクラ(彼岸桜)」に一番の座を譲るまでは、一番早く咲く桜であった。咲いていました。自然のシンクロナイズの妙に感歎しきり。

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 やっと咲いた桜にひと安心した今宵は、「カーラ・ヘルムブレヒト/Carla Helmbrecht」。アメリカ西海岸を中心に活動しているジャズ系ヴォーカリスト。オーナーがジャズギターをされるというよくお邪魔しているブログのライブ記事に触発され、彼女を久しぶりに聴いてみたくなった。(「MILESTONES・・・ (団塊オヤジのJAZZ日記・・) ~笹島明夫(G)&石橋敬一(Bs)Duoライブへ・・~ 」

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 というのも、「カーラ・ヘルムブレヒト」と、アメリカ在住の日本人ギタリストの「笹島明夫」氏とは何度かコラボレーションをし、そのアルバムを聴いていたからである。「One For My Baby」(1994)、「Be Cool Be Kind」(2001)に続く彼女の第3作目が、笹島氏とコラボした「Here's to Love ~Carla With Akio~/ヒアズ・トゥ・ラブ」(2004)。そして、デュオ・プロジェクトによるアルバム「Quiet Intentions」(2013年)がリリースされたが、CDアルバムではなく音楽配信によるリリースであった。

ヒアズ・トゥ・ラブ

カーラ・ウィズ・アキオ / エム アンド アイ カンパニー



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Quiet Intentions/
Carla Helmbrecht & Akio Sasajima




 「おとなのいい女」。そんな魅力にあふれ、しっとりと歌い上げる「You Don't Know What Love Is(恋をご存知ないのね)」。見事にシンクロしているギター&ボーカル・デュオ。

「Carla Helmbrecht & Akio Sasajima - You Don't Know What Love Is」

          

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 残念なことに「幻の歌手」と言わざるを得ないほどの寡作ぶり。そんなことからYOUTUBEにもほとんどアップされていないが、久しぶりにYOUTUBEをチェックしてみたら、結構アップされていた。彼女を知ったアルバムは、国民にラジオで最も多くリクエストされたジャズ·レコードとして、グラミー賞3部門にノミネートされたという、「Be Cool Be Kind」(2001)。それがご贔屓の始まりだった。そこからお気に入りの彼女の手になるタイトル曲「Be Cool Be Kind」と、伸びやかな歌声が、今の季節にぴったりだなと聞き惚れる、おなじみ「風のささやき/Windmills Of Your Mind」を。

Be Cool Be Kind

Carla Helmbrecht/Heart Music



「Be Cool Be Kind - Carla Helmbrecht」

          


「Windmills Of Your Mind - Carla Helmbrecht」


          
  



  
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# by knakano0311 | 2017-04-03 14:11 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

待ち遠しいのは ・・・

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 この時期、公園で時々聞かれるのが、「エドヒガン(江戸彼岸)はいつごろ咲くんですか?」という質問。とくに市の天然記念物に指定された後から多くなった。「ソメイヨシノ(染井吉野)」より少し前に、「エドヒガン」は咲く。昨年は3月24日くらいに開花し、31日には満開であった。今年は、まだ開花していない。私の住んでいる団地の西端、猪名川河岸にも同じく市天然記念物に指定された「エドヒガン」群生林、「渓(たに)のサクラ」がある。ウォーキングの途中に寄ってみたが、ここもまだだった。10日くらい遅れているという。私も含め、地域のみなさん「エドヒガン」の開花が待ち遠しい。このサクラ、地域でそれほどの存在になっている。上は「サクラヒトクラ」と名付けられた直径65cmを超える、この公園一番の太さの「エドヒガン」、下は、昨年の「エドヒガン」群生林開花の写真である。

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 待ち遠しいのは、桜の開花、暖かい日差し。そしてポーランドの憂愁の歌姫、「アナ・マリア・ヨペック/Anna Maria Jopek(AMJ)」の新作。2011年からなんと6年も途絶えている。ところが、4月末に待望の新作、「Minione」が日本に入荷するという朗報。しかも共演は、2011年のアルバム、「Polanna」で共演し、今回はプロデュース、アレンジを担当したという、キューバの鬼才ピアニスト、「ゴンサロ・ルバルカバ/Gonzalo Rubalcaba」。

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 PR文によれば、アルバム・コンセプトは、1930年代当時のヨーロッパを席巻していたアンニュイなポーリッシュ・タンゴの古典の数々を採り上げ、古き良き時代の故郷をジャズを美しく描いているという。

 前3部作、「俳句/Haiku」では日本伝統音楽と、「ソブレメサ/Sobremesa」ではポルトガルのファドと邂逅を果たし、「ポランナ/Polanna」では祖国ポーランド音楽を、古典的な伝統から現代ジャズへの系譜として見つめ直したAMJ。今再び祖国ポーランドで戦前一世を風靡したと言われるポーリッシュ・タンゴとの邂逅を果たしたのであろう。

 パーソネルは、「アナ・マリア・ヨペック」、「ゴンサロ・ルバルカバ」のほか、彼のレギュラー・トリオ・メンバーの「アルマンド・ゴラ/Armando Gola(b)」、「アーネスト・シンプソン/Ernesto Simpson(ds)」。録音は、2016年8月と12月、フロリダの「The Hit Factory Criteria Miami」にて。

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Minione
Anna Maria Jopek / Gonzalo Rubalcaba
発売国: Poland CD 輸入盤



 「Your lips lie」。「あなたの唇は嘘をつく」。そんな意味でしょうか、ゴンサロの美しくも哀愁を帯びたピアノの音色は、憂愁の歌姫と呼ばれるアナの声にぴったりだと改めて感じる。
 

「Anna Maria Jopek, Gonzalo Rubalcaba - Twe Usta Klamia」

  
          



 興味ある方は、下記のプロモーション・ビデオもクリックしてどうぞ。
 
「Anna Maria Jopek - nowa płyta, początek (trailer 1) 」
「Anna Maria Jopek i Gonzalo Rubalcaba nagrywają w Miami stare tanga - nowa płyta (trailer 2) 」
「Jopek & Rubalcaba - nowy album na Walentynki, trasa koncertowa w marcu i kwietniu (trailer 3) 」
  


  
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# by knakano0311 | 2017-04-02 09:58 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

庭先の小さな春

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 我が家の小さな庭にも春の訪れが ・・・。妻が育てているプランター菜園の「コマツナ(小松菜)」。名前は分からないが、「スイセン(水仙)」の仲間。小さな鉢植えの「シラウメ(白梅)」。こんな句がありましたね。

  白梅に明る夜ばかりとなりにけり  蕪村

 いずれも取るに足らない、たいした花ではないが、この時期、我が家の庭先を彩ってくれる。

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 「ブロッサム」という名前を持つ歌手がいた。「ブロッサム・ディアリー/Blossom Dearie」。キュートなウィスパリング・ヴォイスの持ち主で、私のご贔屓の歌手だったが、2009年になくなってしまった。1926年、ニューヨーク州生まれ。ピアノ弾き語りの女性ボーカルというスタイルの先駆者。そして「風邪をひいたような声」と称された、いまではウィスパリング・ボイス、或いはロリータ・ボイスとよばれる「鼻にかかったような甘い声」の歌唱スタイルの先駆者でもある。

 ちなみに、「ブロッサム」と言う名前、これが本名で彼女が生まれたとき、お兄さんが父親のもとへ満開の桃の花を持ってきたことにちなんでなづけられたとか。

 これから、「ブロッサム」を聞いてみようという方には、29曲収録された次のベスト盤がおすすめ。スタンダードのほか、ボサノバなども収録されています。「Yesterday When I Was Young」、「Tea For Two」などウィスパリング・ボイスの本領発揮のアルバム。

ブロッサム・ディアリー・フォー・カフェ・アプレミディ

ブロッサム・ディアリー / ユニバーサル ミュージック クラシック



「Yesterday When I was Young - Blossom Dearie」

          

 そしてブロッサム同様、ピアノで弾き語り歌う、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」がブロッサムに捧げたトリビュート・アルバムがある。「ディア・ブロッサム/Dear Blossom」(2004)。そこから、「I'm Hip」。

ディア・ブロッサム

ジャネット・サイデル / インディペンデントレーベル



「Janet Seidel - I'm Hip」

           
  
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# by knakano0311 | 2017-03-31 10:09 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

60歳過ぎたら聴きたい歌 (95) ~ Memories Of You/ミモザサラダの想い出 ~

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 ウォーキングの道筋に、「ミモザ」が咲き出した。「ミモザ」は、「オジギソウ(お辞儀草、含羞草)」などの「マメ科オジギソウ属(学名 Mimosa)」の植物の総称らしいが、現在の日本語では、ほぼアカシア類の花を呼ぶ名として使われていて、これは本来は誤用であるという。この写真も、一般的に「ミモザ」と呼ばれている「ギンヨウアカシア (銀葉アカシア)」。そして、日本で一般的に「アカシア」と呼ばれているのは、「ニセアカシア」、和名は「ハリエンジュ(針槐)」であるからややこしい。

 妻は、このいわゆる「ミモザ」を見るといつも、子供の頃母親がよく「ミモザサラダ」を作ってくれたと想い出を語る。「ミモザサラダ/mimosa salad」は、サラダの一種。 レタス、キュウリ、クレソン、炒めたベーコンなどで作ったサラダに、細かく刻むか、裏ごしして粒状にしたゆで卵をふりかけたもの。 黄色い粒状の卵黄がミモザの花のように見えることから名づけられたという。(サラダの写真はNETより拝借)

 今宵の曲は、「メモリーズ・オブ・ユー/Memories Of You」。邦題は「あなたの想い出」。1930年に、ブロードウェイ・ミュージカルの舞台で歌われた。作詞、「アンディ・ラザフ/Andy Razaf」、作曲「ユービー・ブレイク/Eubie Blake」。スイングの王様、「ベニー・グッドマン/Benny Goodman」のクラリネット演奏が、あまりにも知られているためか、意外とボーカル・バージョンが少ない。私が聞き覚えのあるのは、「ベニー・グッドマン楽団」の専属歌手でもあった「ローズマリー・クルーニー/Rosemary Clooney」、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」など古き良き時代を代表するシンガーくらいか。

【 Memories of you 】

「♪ Waking skies at sunrise  夜明けの空をみると気が付く
   Every sunset too      夕焼けの空を見てもそう
   Seems to be bringing me  そんな時いつも思い出すのは
   Memories of you       あなたの想い出

   Here and there, everywhere  ここもあそこも、どこもかしこにも
   Scenes that we once knew   私たちの思い出のシーンがある
   And they all just recall     そんな場所でいつも蘇ってくるのは
   Memories of you        あなたの想い出

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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 今宵は、もう円熟期を迎えたベテランですね、「キャロル・スローン/Carol Sloane」。1937年、ロードアイランド州プロビデンスの出身というから、御年80歳。いまや現役最年長の女性シンガーの一人でしょう。

 14歳のときに「エド・ドリュー楽団/Ed Drew」と地元で共演したのを機に、プロとして芸能活動に入る。1970年代にしばらく活動が低迷したが、1980年代に活動を再開させ、円熟したジャズ・シンガーに成長した。最近は主に日本で演奏活動を行い、安定したファン層を獲得し、さらに米国北東部や、ニューヨークでも活動を続けているという。

WHISPER SWEET

CAROL SLOANE / HIGH NOTE



「Carol Sloane - Memories Of You」

          
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# by knakano0311 | 2017-03-30 13:45 | 60歳過ぎたら聴きたい歌 | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(152) ~ 辛夷の花も咲く ~

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 「コブシ(辛夷)」の花がウォーキングの道筋のいくつか家の庭先に咲き出した。桜の少し前に咲く、この純白の花が私は大好きである。もう少しすると、よく似ている同じモクレン科モクレン属の落葉小高木、「タムシバ(田虫葉、噛柴)」も咲き出すが、「タムシバ」は花の下に葉がないのに対し、「コブシ」は花の下に葉が一枚ついているので見分けは容易であるとは先達の言葉。(辛夷と思っているがひょっとしたら白木蓮?)

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 今宵の曲、「Fairy Flowers」。「チェット・ベイカー/Chet Baker」と「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」との共演復刻盤から。それまでは、相当なレア盤だったという「Soft Journey;Chet Baker Meets Enrico Pieranunzi」。ピエラヌンツィは、チェットのファンだったらしく、まるで歌伴のようにチェットに寄り添っている。1979 年にふたりは初めてライブで共演し、その時にピエラヌンツィは、勇気を出してレコーディングを申し出たという。そんなにピエラヌンツィの心情は、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン/My Funny Valentine」を聴くとよくわかる。

Soft Journey[輸入盤]

Chet Baker / Egea



「Chet Baker & Enrico Pieranunzi - Fairy Flowers」

         


  

  
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# by knakano0311 | 2017-03-29 09:39 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(151) ~ 一番に開花した彼岸桜は ~

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 私が住んでいる近辺で、一番先に開花する「ヒガンザクラ(彼岸桜)」。10日ほどたって行ってみたら、満開に近かった。美しい。やはり桜は人を魅了しますね。「路傍の花、樹々の鳥(149) ~桜 一番咲き~」

 「彼岸桜」。バラ科の落葉小高木。「コヒガンザクラ(小彼岸桜)」、「チモトヒガン(千本彼岸)」、「アケボノヒガン(曙彼岸)」とも呼ばれる。春の彼岸のころに開花するので彼岸桜といわれ、淡紅色の花を開く。「エドヒガン(江戸彼岸)」にも似るが、あきらかに見た感じが違う。

 さて、心浮き立つ桜の季節が始まりました。この時期のピアノ定番曲、「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi」のピアノソロで、「さくらさくら」。6年前の東日本大震災の被災地に向けて演奏されたもの。

「Giovanni Mirabassi - さくらさくら」

          

  


  
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# by knakano0311 | 2017-03-28 10:11 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

暖かい日差しが待ち遠しい

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 午後からは雨の予報の中、本日の山遊びは、公園で活動するほかのクラブのイベントのお手伝い。久しぶりのペットボトル・ロケットづくりとその打ち上げ。なかなか100m近く飛ぶロケットの打ち上げをできるような場所がないので、人気のイベントである。午前中は雲間から時折日差しが洩れてくるが、雲も次第に厚くなり、やはりまだ寒い。しかし子供たちは元気いっぱい。親御さんたちの手助けも借りて作ったロケット。その打ち上げの迫力と飛距離に大きな歓声が上がる。

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 園内を散策してみると、「エドヒガン(江戸彼岸)」、「ソメイヨシノ(染井吉野)」、「ヤマザクラ(山桜)」についでこの公園で咲く「オオシマザクラ(大島桜)のつぼみも大きくふらんできた。桜餅に使われる葉は、桜の葉では最も大きいと言われるこの桜の葉である。暖かい日差しと桜が待ち遠しい。

 今宵の曲は、ずばり「グッド・デイ・サンシャイン/Good Day Sunshine」。言わずと知れた「ビートルズ/The Beatles」の曲で、1966年に発表されたアルバム「リボルバー/Revolver」に収録された曲。わたしはJAZZアレンジされた「コニー・エヴィンソン/Connie Evingson」のビートルズ・オマージュ・アルバム、「Let It Be... Jazz」のバージョンが好きであるが、YOUTUBEにアップされていないので、ご本尊のオリジナル、「グッド・デイ・サンシャイン」を聴いてみましょうか。

【 Good day sunshine 】

「♪ Good day sunshine,    いい天気だね
   Good day sunshine    いい天気だね
   Good day sunshine    ほんと、いい天気

   I need to laugh      笑い出したくなるよね
     and when the sun is out    お天道さんが出てくると
   I've got something I can laugh about   何かいい感じで笑いたくなるのさ
   I feel good in a special way      特別に心弾むって感じでね
   I'm in love and it's a sunny day    だって恋をしているし、今日はいい天気
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

Let It Be Jazz-Connie Evingson Sings the Beatles

Connie Evingson / CD Baby



リボルバー

ザ・ビートルズ / EMIミュージック・ジャパン



「The Beatles - Good Day Sunshine」

          
  


  
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# by knakano0311 | 2017-03-27 10:15 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

山でも春の気配が濃くなってきた

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 これから開花を迎える「エドヒガン(江戸彼岸)」桜の群生林にあって、今、1本だけその黄色が目立つのは「ダンコウバイ(壇香梅)」。種子に強い香りがあるため、「檀香梅」と名付けられたという。春、芽吹く前に黄色い小さな花を枝に無数に付ける。そして「サンシュユ(山茱萸)」も。

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 散策路に落ちているのは鹿の抜け毛。普通、冬毛から夏毛への生え変わりは5月ころであるので、生え変わりにしては、少し早いかも知れない。また、この時期は雄鹿の角が生え変わる時期でもある。運がよければ、この山中で見つけることもある。

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 この日の伐採作業で、見晴らしもすっきりし、すっかり「エドヒガン」の開花を迎える準備もできた。

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 花が咲けば、よってくるのが「ハチ(蜂)」。「スズメバチ(雀蜂)」をはじめ、この山でも多くの種類の蜂が生息している。

 ということで、今宵の曲は、「サラ・ガザレク/Sara Gazarek」の「Blossom & Bee(花とミツバチ)」。 大分前に何回か紹介したが、デビュー盤、「ユアーズ/Yours」(2006)、第2作、「リターン・トゥ・ユー/Return To You」(2007)で、ナチュラルでオーガニックな歌声が話題になった女性歌手である。

 1982年、米国シアトル生まれ。女性ジャズ・シンガー。幼少時からジャズを始めとした芸術に触れて育つ。ハイスクールでジャズを学び、在学中の2000年には「リンカンーン・センター」で行なわれた「エリントン・ジャズ・フェス/the Essentially Ellington Competition」で第1回「エラ・フィッツジェルド賞/Ella Fitzgerald Charitable Foundation Vocal Soloist Award」を受賞したという実力派。同年、南カリフォルニア大学の「ソーントン音楽スクール」に進み、幾多のジャズ・アーティストたちとも共演し、プロデューサーに認められ、2006年にデビューを果たした。

 自然体でシンプル、それでいてJAZZYな感性をも併せ持つオーガニックな歌声が「癒し系」と称される由縁であろう。リスペクトする「ブロッサム・ディアリー/Blossom Dearie」への想いを込めたアルバムが、「花とミツバチ ~ブロッサムへ/Blossom & Bee」(2012)。そこからタイトル曲を。

【 Blossom & Bee 】
        by Lawrence Goldings, Sara Gazarek, Bill Demain

「♪ You are the spring, and I am the autumn,   あなたは喜びの春、でも私は憂いの秋
  While your song has just begun,        あなたの歌は始まったばかりなのに
        mine’s been forgotten       私の歌はもう忘れられてしまうのね
  If you are now, then I’m in a while, この恋があなたには今だけでも、私にはもっと長い
  And if you’re giving me an inch,   あなたにはたった1インチくらいと思っても
  I’d walk a mile in this love     わたしには1マイルもの長さのように感じるわ

  Just like a dawn that meets the morning sunrise, 夜明けが太陽を迎えるように
  Or how a river meets the sea,           川が海へと注ぐように
  I never knew the kind of love I needed,      こんな素晴らしい恋を知らなかった 
  Blossom & Bee                花とミツバチのようなこの恋を

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

Blossom & Bee

Sara Gazarek / Palmetto Records



「Sara Gazarek - Blossom & Bee」

          
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# by knakano0311 | 2017-03-25 10:04 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)