大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(150) ~ ちょっとレトロな雰囲気の路地を抜けて ~

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 今日のウォーキング。いつもの道とは別に、山沿いの道を歩く。この近辺には、新しい住宅地の傍らに、古くからの農家や畑、路地、お寺などがあり、ちょっとレトロな雰囲気で牧歌的な風景が広がっている。すっかり春めいた日差しを浴びながら、ゆっくりとウォーキングを楽しむ。

 今宵の曲、春の定番曲、「You Must Believe In Spring(邦題:(やがては春が・・・)」。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」の演奏が有名ですが、今宵は、「ジーン・ディノヴィ/Gene DiNovi」のピアノで ・・・。

 1928年ニューヨーク生まれというから、今年89歳のご長寿ピアニスト。流れるような華麗な演奏は、私のお気に入りのアルバム、「ゴールデン・イヤリング/Golden Earring」(2002年録音)から。

Golden Earring by Gene Dinovi (2006-10-23)

Gene Dinovi / Pony Canyon Japan



「Gene DiNovi - You Must Believe In Spring」

          
 


  
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# by knakano0311 | 2017-03-23 13:23 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

久しぶりに太陽の下でピザを食べる

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 3連休。日中気温は16度まで上がり、ちょっと汗ばむくらいの暖かさ。昼前にもう満車になった山の公園の駐車場。「ハルコガネバナ(春黄金花)」とも呼ばれる「サンシュユ(山茱萸)」も咲き出した。

 炭焼きのため、休みにしていた今年になって初めてのイベントは、恒例の間伐材を利用して動物などをつくる木工と、人気の手作りピザ。30人ほどの家族連れが訪れて、大盛況。いや、春の日差しの下で食べる久しぶりのピザはうまかった。ちなみにピザ窯も手作り、我々が焼いた炭を使って焼き上げている。

 今宵の歌は、「スティーヴィー・ワンダー/Stevie Wonder」の楽曲として有名な「サンシャイン/You Are The Sunshine Of My Life」。1972年のアルバム「トーキング・ブック/Talking Book」で発表され、翌1973年にはシングル・カットされた。

 今宵は、JAZZYなカバーで3者3様のパフォーマンスを ・・・。最初は、「小野リサ」、アルバム「プリティ・ワールド/Pretty World」(2000年)から。

Pretty World

小野リサ  ピエール・バルー エミール・デオダート チャールズ・トレネット レオン・チョーリアク アルバート・アスキュー・ビーチ スティービー・ワンダー シルビア・モイ ヘンリー・コスビー アントニオ・東芝EMI



「Lisa Ono - You Are The Sunshine Of My Life」

          

 もう少しJAZZっぽいアレンジで、アメリカのシカゴで結成された4人組のジャズ・コーラス・グループで、1970年代に活躍し、多重録音の技術を用いた美しいア・カペラ・コーラスで人気を博した「シンガーズ・アンリミテッド/The Singers Unlimited」 。アルバム、「Feeling Free」(1975年)と「The Best Of The Singers Unlimited」から。

フィーリング・フリー

ザ・シンガーズ・アンリミテッド / ユニバーサル ミュージック クラシック

 


「you are the sunshine of my life - the singers unlimited」


          

 最後はピアノ・トリオ。澤野工房の人気ピアノ・トリオ、「ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ/Jos Van Beest Trio」のアルバム、「Swingin' Softly」から。

Swingin' Sonftly [Digipack]

ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ / 澤野工房



「Jos Van Beest Trio - You Are the Sunshine of My Life」

          
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# by knakano0311 | 2017-03-21 10:21 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

ロックンロールの父 チャック・ベリー死す

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 「ロックンロールの父」と呼ばれる米ミュージシャンの「チャック・ベリー/Chuck Berry」が18日、90歳で米ミズーリ州の自宅で死去したと各紙が伝えた。「ジョニー・B・グッド/Johnny B. Goode」、「スイート・リトル・シックスティーン/Sweet Little Sixteen」、「ロール・オーバー・ベートーベン/Roll Over Beethoven」、「ロックン・ロール・ミュージック/Rock and Roll Music」など数多くのヒット曲で知られる。

 1926年、ミズーリ州セントルイス出身。人種で分離された地区で、ゴスペルやブルース、リズム&ブルース、カントリーなどを聞いて育った。黒人差別の激しかった時代、荒れた青春を送っていたが、1955年に「メイベリーン/Maybellene」で全米デビューし、人気歌手に。特徴的なギター・リフを使った音楽スタイルは、「ビートルズ/The Beatles」や「ローリング・ストーンズ/The Rolling Stones」など、多くのミュージシャンに影響を与えた。また、社会的メッセージが込められた数々の歌は、1950~60年代の若者に共感された。80歳を超えて以降もステージ活動を続けたという。(3月20日朝日新聞などから)

 我々と同時代の多くの学生バンドh彼の演奏や歌をコピーしたものである。かくいう我がバンドも、たしか「ロックン・ロール・ミュージック」が、レパートリーの一つであったように記憶している。

「Chuck Berry - Johnny B-Goode」

          

 もう一つ、「チャック・ベリー」と「ジョニー・B・グッド」の思い出といえば、「ロバート・ゼメキス/Robert Zemeckis」監督のSF映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー/Back To The Future」(1985年)の一シーン。親友の科学者ドク(クリストファー・ロイド/Christopher Lloyd)の発明したタイムマシンで、1985年から1955年にタイムスリップしてしまった高校生のマーティ(マイケル・J・フォックス/Michael J. Fox)。マーティの父・ジョージと母・ロレインが結婚のきっかけを得たプロムで「ジョニー・B・グッド」を飛び入り演奏するシーンである。この演奏を聴いてびっくりしたチャックのいとこのバンドマン、マーヴィンがチャックに電話するというシーンには思わず大笑いし、感心してしまった。

「ジョニー・B・グッドを歌うマイケル・J・フォックス(バック・トゥ・ザ・フューチャーより)」

          

 その歌で、また映画のパロディで若き日の私を楽しませてくれた「チャック・ベリー」。

 合掌 ・・・。
  


  
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# by knakano0311 | 2017-03-20 21:52 | 訃報を聞いて | Trackback | Comments(0)

ほのかの薫る春の香り


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 我が家の庭先。鉢植えの「ジンチョウゲ(沈丁花)」がちいさな花をつけた。ほのかの薫る春の香り。
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 食卓には、先日摘んできた「ヨモギ(蓬)」を使った「よもぎ餅」。こちらも、ほのかの薫る春の香り。

b0102572_18145862.jpg やさしい音が聴きたくなりますね。そこで、今宵は、やさしいアルトの響きの「ポール・デスモンド/Paul Desmond」と私が一番好きなギタリスト、「ジム・ホール/Jim Hall」のコラボから。「ポール・デズモンド」と「ジム・ホール」の共演アルバムはいくつかあるが、「テイク・テン/Take Ten」 (1963年)と「ボッサ・アンティグワ/Bossa Antigua」(1964年)を選んでみた。

 「ポール・デズモンド」は、ウェストコースト・ジャズを代表するサックス奏者の一人。「デイヴ・ブルーベック・カルテット/The Dave Brubeck Quartet」在籍時に作曲した「Take Five/テイク・ファイヴ」等でよく知られている。「ジム・ホール」も、ウェストコースト・ジャズを代表するギタリスト。「ソニー・ロリンズ/Sonny Rollins」、「アート・ファーマー/Art Farmer」、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」など著名なミュージシャンと長年共演しており、多くのミュージシャンがホールからの影響を受けているという。 

テイク・テン+3(期間生産限定盤)

ポール・デスモンド / SMJ



「Paul Desmond ft. Jim Hall - Samba de Orfeu (オルフェのサンバ)」

          

Bossa Antigua

Paul Desmond / RCA Victor Europe


  
「Paul Desmond feat. Jim Hall - Samba cantina」
  
          



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# by knakano0311 | 2017-03-20 10:01 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

音楽的同志「A」君へ

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 一枚のハガキが届いた。学生時代のバンド仲間のA君から。そこには、「・・・進行性の難病を発症し、2年経過した今、日常生活でも息切れすることが多くなり、リタイア後、アルトサックスで6回、ギターで1回7年間続けたJAZZ LIVEを断念することにした ・・・」とあった。

 彼は、私の学生時代のバンド仲間でアルト・サックスを吹いていた。そのテクニックはかなりのもので、我がバンドの音楽の方向性やキャラに不可欠だったと言っても過言ではなかった。就職後、音楽活動からは遠ざかっていたが、定年を機に、ふたたびサキソフォンを手に取り、プロの指導を受け、ジャズクラブでライブを開くまでに腕を上げていった。病を発症してからは、サキソフォンに変えてギターをはじめ、これまたライブを開くレベルまで瞬く間に上達していった。そして7年間、年1回のライブを続けていたのである。そんな彼がライブを断念したというのである。

b0102572_23002192.jpg 毎年、ライブの案内をもらいながら、行けなかったことが残念。ただ遠くから快復を願うばかり。彼のハガキは、「これからは、音楽、読書、映画鑑賞などまだまだ人生を楽しみたいと思います」と結ばれていた。察するに余り有るが、「人生楽しみ方はいくつもある」と元気づけたい。

 そんな彼に贈る曲は、「The Good Life」。この曲は元々、フランスのシンガー・ソングライター、音楽家、俳優の「サッシャ・ディステル /Sacha Distel」によって、1962年にメロディがつくられたという。ジャズのスタンダードとなったのは、1963年、「トニー・ベネット/Tony Bennett」が最初に英語詩でレコーディングし、ヒットしたからである。そして、1973年にはディステル自身によってフランス語の歌詞がつけられたという。「トニー・ベネット」のほか、多くのアーティストたちによってカバーされている。

【 The Good Life 】   
    作詩;ジャック・リアドン/Jack Reardon 作曲;サッシャ・ディステル/Sacha Distel

「♪ Oh, the good life,         そうね、グッドライフ
  full of fun seems to be the ideal  楽しさ一杯で理想的な生活におもえるわね
  Mm, the good life,         ふ~ん、グッドライフ
  let's you hide all the sadness you feel 悲しみを感じてもみんな覆い隠してくれるも・・・
  You won't really fall in love      でもあなたが本当の恋に落ちることはないでしょうね
  for you can't take the chance     あなたにそんなチャンスは訪れないだろうから
  So please be honest with yourself,   だから自分自身に正直になりなさいよ
  Don't try to fake romance       偽りのロマンスを作り上げてはいけないわ

  It's the good life           グッドライフ、私が思うには
  to be free and explore the unknown まだ経験してないことを恐れずに求めていくこと
  Like the heartaches          それがたったひとりで向き合わなければならない
  when you learn you must face them alone    「心の痛み」だとしても
  Please remember I still want you, どうぞ忘れないで 私がまだあなたを想っていることを
  and in case you wonder why      そして人生に疑問を感じたり、道に迷ったら
  Well, just wake up,           目を覚まして、
  kiss the good life goodbye    あなたの思うグッドライフにさよならをしてほしい ♪」

I Wanna Be Around

Tony Bennett / Sbme Special Mkts.


 
「Tony Bennett - The Good Life」

          
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# by knakano0311 | 2017-03-19 15:05 | 我が青春のジャズ・グラフィティ | Trackback | Comments(0)

べっぴんさんJAZZ

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b0102572_20501988.jpg NHKの朝ドラ、「べっぴんさん」がもうすぐ終わる。完全リタイアになってからは、ほぼ毎朝見続けていた朝ドラである。今回ヒロイン、「坂東すみれ」のモデルは、アパレルメーカー、「ファミリア」創業者のひとりである「坂野惇子」で、昭和時代の兵庫県神戸市や大阪などを舞台に、戦後の焼け跡の中で子ども服作りに邁進する姿を描く。

 「ファミリア」は私の家でも馴染みのブランド。神戸の異人館、わが町川西市にある旧平賀邸などがロケ地としても使われ、また、すみれの娘、「坂東さくら」は1944年生まれという設定になっていて、わたしとほぼ同世代。そんなことから毎朝楽しみに観ていた。

 とりわけ印象に残ったのは、ジャズ喫茶「ヨーソロー」のシーン。私も一度だけ行ったことがある三宮の老舗ジャズ・バー、「sone」がモデルだという。映画「ふたたび Swing Me Again」の舞台となったところでもある。(参照拙ブログ『映画「ふたたび Swing Me Again」を観て』)神戸は日本ジャズの発祥の地とか。そこで演奏しているさくらが恋するドラマー、「河合二郎」(林遣都)であるが、実際にプロのジャズ・ドラマーから猛特訓を受け、アテレコではなく実際に演奏していると、NHK神戸が毎週金曜日に放送している「ジャズライブ神戸」に出演した「べっぴんスペシャルバンド」が語っていた。2年ほど前にライブを見た新進気鋭のトランペッター、「広瀬未来」もトランペッター役で出演していた。(参照拙ブログ「今年もジャズとホタルの夕べに」

b0102572_21341014.png さて、「ヨーソロー」のシーンで度々流れていたのが、当時どこかのジャズ喫茶でかからない日はないと言われていた「ソニー・クラーク/Sonny Clark」の「クール・ストラッティン/Cool Struttin' 」と「ブルー・マイナー/Blue Minor」。私も当時よく聴いた記憶がある懐かしい曲。

 「ソニー・クラーク」。1931年、アメリカ、ペンシルベニア州で生まれる。いわゆるハード・バップのジャズ・ピアニスト。1957年、ニューヨークに移り、主に「ブルーノート」から作品を発表した。代表作として挙げられるのは、「ジャッキー・マクリーン/Jackie McLean(sax)」や「ポール・チェンバース/Paul Chambers(bass)」等が参加した「クール・ストラッティン」(1958年)。とりわけ日本で人気が高く、ジャズ喫茶で頻繁に流された。1963年1月、ヘロインの過剰摂取により31歳で亡くなる。

クール・ストラッティン

ソニー・クラーク / ユニバーサル ミュージック




「Sonny Clark - Cool Struttin' 」


          

「Sonny Clark - Blue Minor」

           

  

  
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# by knakano0311 | 2017-03-18 10:06 | 観るJAZZ | Trackback | Comments(0)

北欧ミステリーに魅せられて

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 最近歳を取って、集中力が長き持続しなくなったためか、読書量が減ってきた。現役時代は忙しい中でも通勤や出張の移動時間を活用して、月に10冊程度は読んでいたが、最近は3冊がやっとである。元来読書好きで、ジャンルを問わず手当たり次第に読む口であったが、その中でも特に、冒険小説、ミステリー、ホラーなどがお気に入りのカテゴリーであった。読書量がめっきり減った中でも、近年は北欧ミステリーの面白さに魅せられている。

 北欧ミステリーを読むようになったのは、「刑事マルティン・ベック」シリーズからだと思う。たしか、1970年代はじめであったと思うが、文芸雑誌「野生時代」に連載された「笑う警官」(角川文庫) であった。著者は、スウェーデンの夫婦小説家、「ペール・ヴァールー/Per Fredrik Wahlöö」、「マイ・シューヴァル/Maj Sjöwall」。緻密なプロットで構成されたミステリーというだけでなく、当時は、「フリーセックス」の国という実像を歪められた情報でしか知らなかったスウェーデンという国の風俗や流行、政治状況なども活写されていて、実に面白かった。

 のちに、私は彼らが住んでいたスウェーデン南部地方、デンマーク、コペンハーゲンの対岸、マルメという都市にある企業とつながりができ、一時期毎年のように訪れることとなるのだが、そのマルメにある「サボイ・ホテル」を舞台にしたシリーズ作品もなつかしい思い出。

刑事マルティン・ベック 笑う警官 (角川文庫)

マイ・シューヴァル / 角川書店

サボイ・ホテルの殺人 (角川文庫 赤 520-6)

マイ・シューヴァル / 角川書店



 そして再びスウェーデン北欧ミステリーに魅せられたのは、「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」、「ミレニアム2 火と戯れる女」、「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」からなる「スティーグ・ラーソン/Stieg Larsson」著、「ミレニアム/Millennium」3部作であった。とにもかくにもヒロイン、「リスベット・サランデル」の強烈なキャラに惹かれ、即座にはまり、ハリウッドでのリメイク作品も含め、映画も全て観てしまうほど。

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

スティーグ・ラーソン / 早川書房

ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

スティーグ・ラーソン / 早川書房

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

スティーグ・ラーソン / 早川書房



 しかし残念なことに、「ミレニアム」3部作を書き上げ、2004年に出版社と契約したが、同年、心臓発作により出版を見ずに他界してしまった。その直後、2005年に「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」が出版。スウェーデンを始めとする全世界で800万部のベストセラーとなり、様々な賞を受賞した。

 ところが、2015年12月、ほぼ10年の時を隔て、3部作を受け継ぐ格好で、「ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女」が刊行されたのである。著者は、ラーソン同様ジャーナリストから作家に転身した「ダヴィド・ラーゲルクランツ/David Lagercrantz」。大ベストセラーの後を引き継いで果たしてどうかなという心配はまったく無用で、十分に楽しめる出来であった。

ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女 (上)

ダヴィド ラーゲルクランツ / 早川書房



 そして、大本命とも言える作品が、昨年9月刊行された「アンデシュ・ルースルンド/Anders Roslund」、「ステファン・トゥンベリ/Stefan Thunberg」による「熊と踊れ」。凶暴な父によって崩壊した家庭で育った三人の兄弟。独立した彼らは、軍の倉庫からひそかに大量の銃器を入手して、史上例のない銀行強盗計画を企む。スウェーデンを震撼させた実際の事件をモデルにした迫真の傑作にして最高熱度の北欧ミステリー。
  

熊と踊れ(上)(ハヤカワ・ミステリ文庫)

アンデシュ・ルースルンド / 早川書房



 その他、スウェーデンの女流小説家、「オーサ・ラーソン/Åsa Larsson」の「オーロラの向こう側」、「赤い夏の日」、アイスランドの推理作家、「アーナルデュル・インドリダソン/Arnaldur Indriðason」の「湿地」、「ヨハン テオリン/Johan Theorin」の「黄昏に眠る秋」なども大変面白かったオススメ作品である。

オーロラの向こう側 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

オーサ・ラーソン / 早川書房


湿地 (創元推理文庫)

アーナルデュル・インドリダソン / 東京創元社


黄昏に眠る秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ヨハン テオリン / 早川書房



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 さて、その傍らで聴くピアノは、わたしがはまっているもう一つ、北欧JAZZ。今宵は、1974年生まれのスウェーデン出身で、現在はドイツ・ハンブルグを中心に活動しているという俊英ピアニスト、「マーティン・ティングヴァル/Martin Tingvall」の最新のピアノ・ソロ・アルバム、「Distance」(2015)。彼はまた「ティングヴァル・トリオ/The Tingvall Trio」を率いるリーダーでもあるが、このトリオとつきあいは、2ndアルバム「NORR」(2008)からであった。私がが感じた北欧の空気、景色、時間。そんな感じがぴったりと思えたのが、「マーティン・ティングバル」であった。アイスランドを旅してインスプレーションを得た、というソロ・ピアノ・アルバム。これを聴くと、スウェーデンの大地、空気が蘇る。

Distance

Martin Tingvall / Skip



「Martin Tingvall - An Idea of Distance」

          

「Martin Tingvall - Last Summer」

          
  


  
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# by knakano0311 | 2017-03-17 10:21 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(149) ~ 桜 一番咲き ~

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 私の家のご近所で一番早く咲く桜。そろそろかと思い、今日、確かめに行っててみたら、やはり咲いていました。一分咲き。道路からすこし奥まった目立たない畑の脇に咲いているのだが、農家の人は、「ヒガンザクラ(彼岸桜)と聞いている」と言っていた。なんの桜でも、咲けばやはり心は浮き立つ。

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 近くには、実家の庭にも咲いていた「サンシュユ(山茱萸)」も。そして、今がさかりの「ウメ(梅)」。帰り道、妻が「よもぎ餅(蓬餅)」を作りたいというので、よもぎを摘んで帰る。

 今宵の曲。「花はどこへ行った/Where Have All The Flowers Gone?」。イージーリスニング・ジャズの草分けのレーベルで、あの一世を風靡したCTIシリーズのヒットアルバム、「ウエス・モンゴメリー/Wes Montgomery」の「ロード・ソング/Road Song」(1968)から。ウエスはこのアルバムの吹き込みから1か月後、心臓発作で亡くなった。このアルバムはウエスの遺作となる。

ロード・ソング

ウェス・モンゴメリー / ユニバーサル ミュージック



「Wes Montgomery - Where Have All The Flowers Gone」

          

  

  
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# by knakano0311 | 2017-03-16 14:01 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(148) ~ 綻びはじめた桜 ~

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 桜のつぼみがほころび始めた。開花しているつぼみもある。本格的な春も、もうすぐである。

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 もうすぐ桜に主役の座を譲る梅。こんなに紅が濃い梅の花は、ご近所でもこの木だけである。

 今宵のピアノ、ロシア出身で、現在はフィンランドを本拠地に欧州で活躍している、「澤野工房」の看板ピアニスト、「ウラジミール・シャフラノフ/Vladimir Shafranov」。アルバム、「Easy To Love」(2007)から、春の花ではありませんが、「Lotus Blossom」。

EASY TO LOVE

ウラジミール・シャフラノフ・トリオ / 澤野工房



「Vladimir Shafranov Trio - Lotus Blossom」

          
  


  
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# by knakano0311 | 2017-03-15 14:26 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

Here's To Life ~ 新しいシャツで ~

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 東日本大震災が起こったこの日3月11日は、私の71歳の誕生日。これといって、特に感慨はないのであるが、次男家族と三男がプレゼントを持ってお祝いに訪れてくれた。

 現在のところ、夫婦ともども、歯以外はどこといって医者や薬のお世話になってない。頑丈な体に産んでくれた双方の親に感謝すべきだろう。私の父親は、86歳で他界したので、もし親父と同じ歳まで生きられるとすれば、まだ15年もある?、あと15年しかない?ということか。門松ならぬ誕生日は、なんとかの旅の一里塚。次の一里塚へ向けての旅が始まるわけだが、やはり「一休和尚」の狂歌のように、「うれしくもあり、うれしくもなし」というのが実感であろうか。

 しかし、なにかを口実やきっかけにして、家族が集まること、こちらは間違いなくうれしいことに違いない。でも、ちょっと疲れる ・・・。

 さあ、プレゼントでもらった新しいシャツを着て、この春は ・・・。

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 さて、今宵の歌は、「Here's To Life」。「ここからまた人生が始まる」。そんな意味に訳してみましたが ・・・。

 歌うは、アジアの癒し姫「ジャシンサ(ジャシンタ)/Jacintha」。「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」へのトリビュート・アルバム、「Autumn Leaves」の中で、なぜかただ一曲、「ジョニー・マーサー」以外の手になる詩としてボーナス・トラックに収録されていた歌。会社人生に一区切りを付けて定年を迎え、多分その後の暮らし方や生き方に、多少不安や戸惑いを覚えていた頃に、この歌をブログで取り上げたこともあった。(参照拙ブログ 60歳過ぎたら聴きたい歌(66) ~ Here's To Life ~

 しかし、11年たって、生活のリズムや暮らし方も定まり、安定した今、もう一度じっくりと聴いてみたくなった。作詞「フィリス・モリナリー/Phyllis Molinary」、作曲「アーティー・バトラー/Artie Butler」。改めて読んでみても、深く心に届いてくる詩です。少し長いですが ・・・。

【 Here’s To Life 】
             Lyrics;Phyllis Molinary, Music;Artie Butler

「♪ No complaints and no regrets    不満も無いし、後悔もしていません
  I still believe in chasing dreams and placing bets  でも私はまだ夢を信じて追いかけ、
                              その夢に賭けているのです
  For I have learn that all you give is all you get   あなたはいままでに得たもの全てを
                              私に与えてくれていたんですね 
  So give it all you’ve got       そう、あなたは自分が得たもの全てを

  I had my share, I drank my fill      私はもう十分なものをすでに得ているのに
  And even though I’m satisfied,      自分が得た分で満足すべきなのに
  I’m hungry still.             まだ満ち足りていないと思っていました
  To see what’s down another road beyond the hill 丘の向こうに続くもう一つの道を見て
  And do it all again            もう一度全てをやり直そうと思ったのです

  So here’s to life,            だから、ここから人生がまた始まるんです
  And all the joy it brings.        あらゆる喜びをもたらしてくれる人生が
  Yes, here’s to life           そう、ここから人生がまた始まるんです
  And dreamers and their dreams    夢見る人たちの人生や、その夢も

  Funny, funny how the time just flies  不思議ですね、どうして時はあんなに
                              速く過ぎてしまうのでしょう
  How love can turn from warm hellos to sad goodbyes どうして愛は暖かい出会いから
                          悲しい別れへと変わってしまうのでしょう
  And leave you with the memories you memorize  あなたを暖かい気持ちにしてくれた 
  To keep your winters warm.            冬の思い出をのこして
  
  There’s no yes in yesterday   昨日存在していたものは、もうここにはありません
  And who knows what tomorrow brings or takes away 未来が何をもたらし、
                     何を持ち去るかなんて、誰が分かるというのでしょう
  As long as I’m still in the game I want to play 私がこの人生ゲームを続けてるとすれば
  For laughs, for life, for love.      それは、笑いや人生や愛のためです 
 
  So here’s to life            だから、ここから人生がまた始まるんです
  and all the joy it brings        あらゆる喜びをもたらしてくれる人生が
  Yes, here’s to life           そう、ここから人生がまた始まるんです
  And dreamers and their dreams    夢見る人たちの人生や、その夢も

  May all your storms be weathered   これからもあなたを嵐が襲ってくるかも知れない
  And all that’s good get better     でも、全てはいい方向に進んでいくでしょう

  Here’s to life,              ここから人生がまた始まるんです
  here’s to love,             ここから愛がまた始まるんです
  here’s to you.             ここからあなたも ・・・    
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

 「ジャシンサ」。1957年マレーシア生まれ。ピアノを弾き語る中国人の母と、クラシック・ギタリストでスリランカ人の父を持ち、シンガポールで活躍しているJAZZボーカリスト、女優。10代の頃にピアノとボーカルを学び、シンガポール国立大学を卒業した後、芝居と音楽の世界に入ったという。

Autumn Leaves

Jacintha / Groove Note Records



「Jacintha - Here's To Life」

          
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# by knakano0311 | 2017-03-12 10:57 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(2)