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大屋地爵士のJAZZYな生活

ガーデニング・ショップで感じた春

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 ガーデニング・ショップの店先で感じた春 ・・・。


 今宵の曲は、まず、「ベイジャ・フロール/Beija Flor」。何回もこのブログで紹介している曲である。ポルトガル語を直訳すると、「花にキスする」という意味だが、世界最小の鳥として知られる「ハチドリ(蜂鳥)」のこと。「ハチドリ」は、その美しさと独特の飛翔スタイルで多くの人から愛されているブラジルを代表する鳥。(写真はNETより拝借)

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 サンバ・ギターの名手、「ネルソン・カヴァキーニョ/Nelson Cavaquinho」の手になる曲だという。歌姫は、ご贔屓「ティアニー・サットン/Tierney Sutton」。グラミー賞に過去9回ノミネートされ、「クリント・イーストウッド/Clint Eastwood」監督・製作の映画「ハドソン川の奇跡/原題: Sully」(2016)のサウンド・トラックでも知られるアメリカを代表するジャズ・シンガーの一人である。1963年生まれというからもう大ベテラン。アルバムは、彼女のアルバムの中でもお気に入りの1枚でもある「Paris Sessions」(2014)から。
    
 この曲には、ポルトガル語、それを訳した英語詩がついているが、「Beija-Flor = Hummingbird」ということからでしょうか、彼女は詩を歌わず、ハミングというか、スキャットで歌い、ギターの「Serge Merlaud」を際立たせている。ちなみに英語詩は、「Go hummingbird/Kiss the rose bush/Remind me/of my love/Today I'm sad/I miss you/Back to me ・・・」。このアルバム、この年の「グラミー賞・最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞」にノミネートされている。



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 Paris Sessions
 Tierney Sutton/ティアニー・サットン
 Varese Sarabande








「Beija Flor - Serge Merlaud · Kevin Axt · Tierney Sutton」

     



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 サンバをさらに一曲。かの「ヴィニシウス・ヂ・モライス/Vinicius de Moraes」の曲で、「O velho e a Flor(老人と花)」。まるで私のテーマソングじゃないですか。ブラジルが誇る速弾きギターの名手、「セバスチャン・タパジョス/Sebastião Tapajós」に、女性シンガーの「マリア・ナザレス/Maria Nazareth」、ベーシスト兼ボーカリストの「アルナルド・エリンケス/Arnaldo Henriques」を加えた3人が紡ぎ出す極上のボサ・ノヴァの数々。アルバムは、「Sebastião Tapajós Maria Nazareth Arnaldo Henriques+3」(1976)から。


【 O velho e a Flor(老人と花) 】 Vinicius de Moraes

「♪ Por céus e mares eu andei 空と海を彷徨っている時
  Vi um poeta e vi um rei  詩人と王様に会った
  Na esperança de saber o que é o amor 愛とは何かを知りたいと願って聞いたが
  Ninguém sabia me dizer  ふたりとも答えられなかった
  E eu já queria até morrer  それで私は死にたくなるほどだった
  Quando um velhinho     その時花を持った老人が
     com uma flor assim falou こう話してくれた

  O amor é o carinho 愛は優しさだが
  É o espinho que não se vê em cada flor 花の中にある見えない棘でもある
  É a vida quando  生命は
  Chega sangrando  血を流しながらやってくるとき
  Aberta em pétalas de amor 愛の花びらを咲かせるのだ  ♪」



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 Sebastião Tapajós Maria Nazareth Arnaldo Henriques+3
 セバスチャン・タパジョス,マリア・ナザレス,アルナルド・エンリケス
 インディーズ・メーカー







「Sebastião Tapajos / Maria Nazareth / Arnaldo Henriques - O velho e a flor」





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 日本のグループ・サウンズのカバーから、「Colar De Flores(Hana No Kubikazari)/花の首飾り」。1975年生まれのブラジルのジャズ歌手、「キャロル・サボヤ(カロル・サボイアとも)/Carol Saboya」が歌っています。アルバムは、コンピ・アルバム、「Lohas Music Style」(2005)、オリジナルは、「BOSSA NOVA」(2003)。


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 BOSSA NOVA
 キャロル・サボヤ
 ビクターエンタテインメント






「Colar de Flores(Hana no Kubikazari) - Carol Saboya」






# by knakano0311 | 2024-02-27 00:00 | 音楽的生活 | Comments(0)

60歳過ぎたら聴きたい歌(110)~ It's a Good Day ~

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 この暖かさで、箕面のショッピング・センターに脇にある「河津桜」は咲いたのだろうか? また暖かさが戻るという。見に行こうかな。中山寺の梅林も見に行かなければ ・・・。そのうち、「タムシバ/田虫葉」の追っかけも ・・・。花が咲く春は忙しい。

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 「60歳過ぎたら聴きたい歌(110)」は、「スージー・アリオリ/Susie Ariol」の「It's a Good Day」。そう、あの「ペギー・リー/Peggy Lee」の作詞なんですね。「今日はいい日、だからくよくよしないで過ごそう」という歌。この人の笑顔は人を和ませますね。アルバムは、「That's for Me (feat. Jordan Officer)」(2004)から。
  

【 It's a Good Day 】 by Peggy Lee , Dave Barbour

「♪ Yes, it's a good day for singing a song, 今日はいい日。歌を歌うのに。
  And it's a good day for moving along; そう今日はいい日。前に進むのに。
  Yes, it's a good day,    いい日なんだって、
     how could anything be wrong,  どうすりゃ悪くなるのさ
  A good day from morning' till night  朝から晩までいい日なんだって

  Yes, it's a good day for shining your shoes, 今日はいい日。靴を磨くのに。
  And it's a good day for losing the blues; 今日はいい日。憂鬱を晴らすのに。
  Everything to gain and nothing' to lose, 得るものはあっても失くすものはない
  A good day from morning' till night    今日は朝から晩までいい日
  
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」


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 That's for Me
 Susie Arioli
 Justin Time Records








「It's a Good Day (feat. Jordan Officer) - Susie Arioli Band」

     




  

# by knakano0311 | 2024-02-26 00:00 | 60歳過ぎたら聴きたい歌 | Comments(2)

猫の日だとか ・・・

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 上の写真は、スコットランド、エジンバラに住んでいる友人の飼い猫。名前は「グーグル/Google」。そう、インターネット検索サービスの「Google」からとってつけた名前である。なかなか不敵な面構えであるが、その実、人なつっこく、はるか東の国から訪れた私を歓迎してくれた。20年近く前の話。もう旅立っているであろう。

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 若き「ピカソ/Pablo Ruiz Picasso」や「ガウディ/Antoni Gaudí」が、ご贔屓だったという、スペイン・カタルーニャ地方バルセロナのカフェ、「四匹の猫/カタルーニャ語: Els Quatre GatsまたはEls 4 Gats/クアトロ・ガッツ」。仕事とプライベートで2度ほど訪れたことがある。1897年から1903年まで営業したが、オリジナルのカフェは1903年に閉店した。その後、1981年には同じ建物の同じ場所に同名のレストランが開店し、主に観光客向けのレストランとして営業している。私が訪れたのはこちらの方。複製ですが、原画はバルセロナの「カタルーニャ美術館」にある壁にかかっていたピカソの絵、「タンデム自転車に乗る二人組の男」という絵が印象的だった。(写真はNETより拝借)

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 そしてご近所のペット・ディ・サービスの店の看板猫、「オミ」くん。いつ見ても陽当りのいい窓辺のハンモックで気持ちよさそうに寝ている。多分もう相当なお歳。最近は、起きているところを見たことは殆どない。

 ところで、2月22日は「猫の日」だとか。猫の鳴き声「にゃん・にゃん・にゃん」の語呂合わせで、日本の「猫の日実行委員会」が1987年に制定したという。なお、「猫の日」は世界各国で制定されており、ヨーロッパの多くの国が、「World Cat Day」としている日は2月17日、ロシアは3月1日、アメリカ合衆国は10月29日であるという。私は戌年生まれの「犬派」である。因みに「犬の日」は11月1日だという。
   
   
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 今宵のジャズ・アーティスト、バルセロナ出身の子猫ちゃん、ジャズ・アイドルと呼んでもいい「アンドレア・モティス/Andrea Motis」。1995年生まれ、28歳の若さ。スペイン・バルセロナ出身のジャズ・シンガーで、トランペッター/アルト・サックスも手がける。音楽一家に育ち、7歳頃よりトランペットを吹き始め、音楽学校でジャズを学ぶ。講師でベーシストの「ジョアン・チャモロ/Joan Chamorro」と共作アルバムを手掛けるほか、10代からジャズ・バンドでキャリアを積み、2012年、17歳の時に「クインシー・ジョーンズ/Quincy Jones」がステージに上げたのを機に脚光を浴び、人気を博す。2017年に「インパルス!/Impulse !」より「エモーショナル・ダンス/Emotional Dance」でメジャー・デビュー。


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 まずご覧いただくのは、「アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ/Art Blakey & Jazz Messengers」の十八番、ピアニストの「ボビー・ティモンズ/Bobby Timmons」が作曲し、後に、「ジョン・ヘンドリックス/Jon Hendricks」が歌詞をつけた、「モーニン/Moanin'」。
      
「♪ Every Mornin' finds me moanin' 朝がくるたびに俺は呻き声をあげるのさ
   I'm alone and crying the blues  たった一人で憂鬱な人生に耐えかねて
   I'm so tired of paying the dues  もう責任を背負って生きていくことに疲れたよ
   Everybody knows I'm moanin'  みんな分かってくれるよね 俺のこの苦悩を
   
   ・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・  ♪」 
   
    
 思わず一緒に「Yes,Lord!」と合いの手をかましたくなる、2015年の「Heineken Jazzaldia, San Sebastian」のライブから。それにしても、サポートする爺さんたちのノリノリぶりは只事ではない。まるでファン・クラブのよう。取り立てて歌やトランペットが上手いわけではないが、キュートな声と愛くるしいルックスを見ると、さほど上手くはないトランペットもキュートに聞こえてくるから不思議。このジャズ・アイドル(?)、この時20歳。アイドルを取り巻くクインテット、ノリノリのオジサンたちは、「Joan Chamorro, double bass」、「イグナシ・テラザ/Ignasi Terraza, piano」、「ジョゼップ・トレイバー・Josep Traver, guitar」、「エステベ・ピ/Esteve Pi, drums」。
     
「Moanin' (09) - Motis & Chamorro Quintet」

     
   
     

   

  
 デビュー・アルバム、「Emotional Dance」から、「Chega De Saudade(想いあふれて、No More Blues)」。
   

【 Chega De Saudade/想いあふれて 】
            by Vinicius De Moraes / Antonio Carlos Jobim

「♪ Vai minha tristeza e diz à ela 悲しみよ あの娘に言ってやってくれ
  Que sem ela não pode ser   おまえなしでは駄目なんだ
  Diz-lhe numa prece que ela regresse 頼むから 戻ってきてくれと
  Porque eu não posso mais sofrer  僕は生きていけないよ
  Chega de saudade, a realidade é que sem ela 思い出はもうたくさん
  Não há paz, não há beleza, é só tristeza 彼女なしでは心の平和はない
  E a melancolia que não sai de mim,  僕に心の中の
          não sai de mim, não sai  この悲しみ、この憂鬱
   
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」


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 Emotional Dance/エモーショナル・ダンス
 Andrea Motis/アンドレア・モティス
 Universal


 


 
    
「Andrea Motis - Chega De Saudade」

  
こんな哀愁の曲もこなせるんだ。やはり、「カタルーニャ、バルセロナの血」のなせる業ですかね。「アントニコ/Antonico」を、アルバム、「Do Outro Lado Do Azul(もうひとつの青 )」(2019)から。
    
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 もうひとつの青/Do Outro Lado Do Azul
 アンドレア・モティス/Andrea Motis
 ユニバーサル ミュージック







「Antonico · Andrea Motis」
         
   
   



# by knakano0311 | 2024-02-25 00:00 | JAZZ的トリビア | Comments(0)

60歳過ぎたら聴きたい歌(109) ~ You Only Live Twice ~

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 「60歳過ぎたら聴きたい歌(109)」は、「You Only Live Twice」。ご存知、1967年公開の007シリーズの第5作、「007は二度死ぬ」の主題歌である。「Live Twice」。会社生活とは別の生きがいや目的をもって、定年退職後の人生を過ごすシニアにおあつらえ向きの歌。もっとも、こんな時代である、定年を待つまでもなく、また定年後でも、或いは海外と同じように、キャリアを広げるため、やりたいことを実現させるため、第2、第3の人生を送る方は多いと思う。


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 歌唱は、「テッサ・ソーター/Tessa Souter」で。アルバムは、「キー・ラーゴの夜/Nights of Key Largo」(2008)から。

 「テッサ・ソーター」。1956年、ロンドン生まれ、67歳。トリニダード人の父とイギリス人の母を持ち、最初はピアノを、12歳でギターを独学したが、16歳の時に家出、結婚、出産し、さらに大学に進学し英国文学を学んだといい、結構ガッツがあるようだ。卒業後、いくつもの職を経験し、1992年にアメリカへ渡った。そこでフリーランスの記者として活躍後、1997年、「マンハッタン音楽学校」でジャズを学んだというキャリア。

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 プロ・デビューは、1999年で、最初のアルバムは「Listen Love」(2004)。この時48歳。以後、「Nights of Key Largo」(2008)、「Obsession」 (2009)、「Beyond the Blue」(2012)、「Picture in Black and White」(2018)と寡作ながら5枚のアルバムをリリースしている。
  

【 You only live twice 】  by Leslie Bricusse / John Barry

「♪ You only live twice or so it seems, 2度目の人生を生きているそんな風に見える
  One life for yourself and one for your dreams. 最初は自分のため、今は夢のために

  You drift through the years   長い間漂っていたためすっかり
      and life seems tame, すっかり従順になってしまったようね
  Till one dream appears     でもそれは愛と呼ばれる
      and love is its name.  一つの夢がかなうまでのことよ

  And love is a stranger who'll beckon you on, 愛は貴方にとって見知らぬ人のよう
  Don't think of the danger or the stranger is gone. 警戒しないで,去ってしまうから

  This dream is for you, so pay the price. この夢は貴方のため だから代償を払うのよ
  Make one dream come true, you only live twice. 夢をかなえ2度目の人生を
      
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」 



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 キー・ラーゴの夜
 テッサ・ソーター
 ヴィーナスレコード







「You Only Live Twice - Tessa Souter」


     


 オリジナル、「ナンシー・シナトラ/Nancy Sinatra」の歌唱でも ・・・。アルバムは、「Nancy In London」(1995)。

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 Nancy in London
 Nancy Sinatra/ナンシー・シナトラ
 Nancy







「You Only Live Twice - Nancy Sinatra」
  


  

# by knakano0311 | 2024-02-24 00:00 | 60歳過ぎたら聴きたい歌 | Comments(0)

命の水が ・・・

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 今日の作業、小雨が降ったりやんだり、時折薄日もさす中を頂上まで登り、軽めの除伐作業。眼下に見える「一庫ダム」のダム湖、「知明湖」はかなりの渇水状態になっている。我々地域の住民の水がめである。
  
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 一庫ダム管理所の情報によると、2月19日は貯水率15.3%だったが、昨日から今朝の雨でわずかに増え、今日22日9時には貯水率17.4%になったという。周辺地域では、まだ給水制限には至らないものの、取水制限が20%から30%に引き上げられ、節水を呼び掛けている。

 確かに実感としてこの地域は、昨年の秋は台風も来ず、長く続く集中豪雨もなかった。例年2回ほど積もる雪も全く降っていない。異常気象と言っていいのか ・・・。炭焼きの材料である「クヌギ(橡、櫟)」の窯木の含水率も気象を反映して、17%と、例年の半分ほどであった。含水率35%くらいがいい炭が焼けるという説もある。生物にとっても、「クヌギ」にとってすら、「命の水」である。この山、一番咲きの「アセビ(馬酔木)」は例年より少し早く咲きだした。
  
  
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 幼い頃にブラジルの大自然に囲まれ育ち、環境問題に対する関心が深く、晩年はアマゾンの熱帯雨林を保護するための活動を行っていたという、ボサノバの創始者「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antônio Carlos Jobim」の曲を。「Agua De Marco」。「三月の水」、「三月の雨」、「Waters Of March」、「Les Eaux de Mars」などと訳されて、いろんなアーティストに演奏されている曲。
  
 「三月の水(雨)」というのは、毎年3月にブラジル、リオあたりで降る大雨のことらしく、ポルトガル語は分かりませんが、原詩には韻を踏んだ人生や希望、命を示唆する単語が連なり、ジョビン自身が作詞した英詩の最後は、こんな言葉で結ばれている。

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・
      
   And the riverbank talks   川岸が語る
   of the waters of March,   三月の水  
   It's the end of all strain,   絶望の終わり  
   It's the joy in your heart.'  心の喜び  ♪」 
    

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 ブラジルの歌姫、「マウーシャ・アドネット/Maucha Adnet」から。晩年のジョビンが手塩にかけて育てた歌手だという。ジョビン曰く、「彼女は素晴らしいシンガーだ。その声は深みがあり、豊かで謎めいている。まさにグレート・アーティストだ」。そして、ジョビンの10回忌を迎え、マウーシャは、最高のトリビュート作品を完成さた。「The Jobim Songbook」(録音2004/リリース 2006)。コンピ・アルバム「ヴィーナス・ジャズ・ボッサ・カフェ」(2012)にも収録。


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 The Jobim Songbook
 Maucha Adnet
 Kind Of Blue







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 Venus Jazz Bossa Cafe
 VARIOUS ARTISTS
 ヴィーナスレコード







「Maucha Adnet - Aguas de Marco」
     
    


  
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 英語詩で歌うのは、アジアの癒し姫、「ジャシンサ/Jacintha」。アルバム、「The Girl from Bossa Nova」(2004)から。
   
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 Girl From Bossa Nova (Hybr)
 Jacintha
 Groove Note Records






   
「Waters of March - Jacintha」

     

    


  
 

# by knakano0311 | 2024-02-23 00:00 | 炭焼き小屋から | Comments(0)