大屋地爵士のJAZZYな生活

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10年先も山作業ができる体力があることを信じて、桜の下でクヌギを植える

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 11月、12月は炭材となる「クヌギ(椚、櫟)」の伐採と窯木づくり。年が明けて1月、2月は炭焼き本番。3月は、「エドヒガン(江戸彼岸)」桜の群生林の周辺整備と山作業を行ってきた。さて、春、4月はクヌギ苗の植樹を行う。

 原因は、鹿の食害である。これからの時期、伐採した「クヌギ」の株から新しい芽が出、枝が育ってくるはずが、その柔らい芽を鹿が大好物で、みんな食べてしまうのである。「クヌギ」は萌芽力が極めて旺盛であるが、新しい芽が出るたびに食べられてしまう。そうなると、さしもの「クヌギ」も萌芽力が失われ、朽ちていってしまう。数年前からそんな危機的状況が続いている。

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 このままでは、炭焼きができなくなってしまう。そんな思いから、昨年から住友ゴム㈱さんのCSR活動プロジェクトの一環として、クヌギの苗をいただき、植樹を始めた。もちろんただ植えただけでは、今までと同じように鹿に食べられてしまうので、一本一本にツリー・シェルターという保護カバーを被せている。これが、効果があったため、今年も100本のクヌギを植えた。

 これらの苗が、炭材に適当な太さに育つのに10年以上必要である。まだ山での活動や炭焼きが続けられているかどうか分からないが、体力が続く限り見届けたいと思う。そしてこの山のクヌギ林と炭焼き技術を、後輩や後世に引き継いでいかなくてはならない。

 植樹を行った再生林の斜面には、日当たりのよい道端や草原、森林、薮、里山の土手など、日本全土のさまざまな場所で、もっとも普通に見られるという「タチツボスミレ(立坪菫)」がいっぱいに咲いている。

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 これから、10年、15年と育って、輪伐のサイクルが再び戻ってほしいと願いを込めて、今宵の曲は、「サンライズ・サンセット/Sunrise Sunset」。この歌は、日本でも「森繁久彌」や「西田敏行」の舞台で知られるブロードウェイの大ヒット・ミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き(原題;Fiddler on the Roof)」の中で、最も有名な美しい歌である。

【 Sunrise ,Sunset from the musical Fiddler on the Roof 】
                 作詞;Jerry Bock 作曲;Sheldon Harnick

「♪ Is this the little girl I carried?  この女の子は、昔私がよく抱っこしたあの女の子なの?
  Is this the little boy at play?   この男の子は、昔私がよく遊んであげたぼうやなの?
  I don't remember growing older, いつの間にこんなに育ったの
  When did they?          思い出せないわ

  When did she get to be a beauty?  いつこんなに美しい娘に成長したの
  When did he grow to be so tall?   いつこんなに大きな青年に成長したの
  Wasn't it yesterday when they were small? 昔あんなに幼かったなんて嘘みたい

  Sunrise sunset, sunrise, sunset,  日が昇り、日が沈み、そしてまた日が昇り、日が沈む
  Swiftly flow the days,       そうやって一日があっという間に流れ去る
  Seedlings turn overnight to sunflowers, 一粒の種が一夜にしてひまわりに成長し
  Blossoming even as they gaze...     美しい花を開く

  Sunrise sunset, sunrise, sunset!  日が昇り、日が沈み、そしてまた日が昇り、日が沈む
  Swiftly fly the years,        そうやって一年もあっという間に過ぎてゆく
  One season following another,   次々と季節は変わってゆく
  Laden with happiness and tears...  幸せと涙をはこんで ・・・・・・・・ ♪」


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 「ジョニー・ハートマン/Johnny Hartman」の歌う「サンライズ、サンセット/Sunrise Sunset」を初めて聴いたのは、仙台の学生時代よく通っていたB軒であった。それまで聴いていた、ポピュラー色の強い、「ナット・キング・コール/Nat King Cole」、「アンディ・ウイリアムス/Andy Williams」、「ペリー・コモ/Perry Como」たちとは一味違って、初めて聴く本格的男性Jazzボーカルであった。「ビロードの歌声」と称される彼の声、とりわけ、この「サンライズ・サンセット」の歌には魅了された。

 収録されているアルバムは、「ザ・ヴォイス・ザット・イズ/Voice That Is」(「Unforgettable」にも)。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」のヒット曲「ワルツ・フォー・デビー/Waltz for Debby」などとともに収録されている絶頂期のハートマンの傑作アルバムで、いつ聴いても飽きることがない。そのアルバムの最後の曲で、ギターとマリンバの伴奏とともに感情を抑えながら歌われ、ゆっくりと感動的な余韻を残して終わる。

Voice That Is

Johnny Hartman / Grp Records



Unforgettable

Johnny Hartman / Grp Records



「Johnny Hartman - Sunrise, Sunset」

          
  



  
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by knakano0311 | 2017-04-16 16:33 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

雨水を貯める

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鹿の食害により、台場クヌギの新芽が食べられ、炭焼きの材料となるクヌギ林が危機に瀕している。クヌギ林を再生させるため、クヌギの苗を植え、鹿との神経戦をしながら、造林を図っていることは前に取り上げた。(参照拙ブログ「明日のためにクヌギ苗100本を植える」「やれやれ、一安心 ・・・ j「鹿の食害が止まないので・・・ 」 など)

プラスチックの筒をかぶせる「ツリー・シェルター」を導入して、苗木を保護しているのだが、何本かの苗木は中で順調に生育し、シェルターの頭から葉が顔をのぞかせるまでになった。その一方で、この日照りのため、枯れかけている苗木もある。そこで、弱った苗に水を補給するために、雨水を貯める設備を設置した。いたってシンプルな設備で、大きな三角形の雨をうける「雨水簡易集水ネット」と、その端に付けられた雨水誘導ワイヤ、貯水タンク、支柱などで構成されている。

上手く貯まるのかと半信半疑でもあったが、設置して1週間、台風10号による雨で、200リットルタンクには、70~80リットルほど溜まっていた。結果は上々である。クヌギだけでなく、エドヒガン桜も実生苗を育苗し、山に戻している。そちらにも、「ツリー・シェルター」とあわせて使えそうである。どうやらクヌギ苗の育苗、鹿対策、日照り対策に目処はついたようだ。

少しどころかすっかり肩の力を抜いて、「雨の歌」を聴きましょうか。AORの代表格、「マイケル・フランクス/Michael Francks」の歌うカバー、「Somewhere In The Rain」。元歌はなんと、「ユーミン(松任谷由実)」の「あの日にかえりたい」。「松任谷由実」の楽曲を、欧米のアーティストがカヴァーしたアルバム、「OVER THE SKY:Yuming International Cover Album」(2003年)に収録されている。

OVER THE SKY:Yuming International Cover Album

オムニバス / EMIミュージック・ジャパン



「Somewhere In The Rain(あの日にかえりたい) - Michael Francks 〜Yuming International Cover Album〜 」

          
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by knakano0311 | 2016-09-02 09:33 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

鹿の食害が止まないので・・・

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相変わらず鹿の食害が止む気配がない。最近はクヌギ苗ごと引っこ抜かれるケースも出てきた。もう個別に苗を守るしかないと、ツリー・シェルターの導入を図ることにした。ツリー・シェルターとは、苗木にプラスチックの筒をかぶせる林業用資材で、苗木の成長促進. シカやカモシカなどの獣害防止に効果があるとして、普及しているものである。

先般、兵庫県のある関連団体が、北摂里山一帯の持続的な保全を図る取り組みについて助成をしてくれるというので、我々の行っている鹿の食害対策に関わる事業を、ダメ元でと申請をしたら認可されたので、早速資材を調達し、設置作業をした。(参照拙ブログ「久しぶりのプレゼンは」

今日も35°Cを超える猛暑日。熱中症に細心の注意を払いながら、午前中で約半分の作業を終えた。そしてそのあとは保育園の子達とヤマモモ採りに ・・・。じいさんたちも、お母さんたちも、子供たちも、ジャムやジュースの甘い誘惑には勝てず、見事に熟した「ヤマモモ(山桃)」を必死にかき集める。

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今日は七夕と気がついた。笹飾りなどはしないが、ふるさと松本の伝統行事、「七夕人形」を飾らねば ・・・。

今宵の一曲、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」の「テンプテーション/Temptation(誘惑)」です。オリジナルは、「トム・ウェイツ/Tom Waits」のアルバム「フランクス・ワイルド・イヤーズ/Franks Wild Years」(1987)からのカバー。世界ジャズ・チャートで1位となったという。ほんと、この頃の「ダイアナ・クラール」は最高でした。

【 Temptation 】     Lyrics & Music :Tom Waits

「♪ Rusted brandy in a diamond glass  きらめくグラスに揺れる褐色のブランディ
  Everything is made from dreams   全ては夢から作られている
  Time is made from honey slow and sweet 時は蜜からゆっくりと甘く作られる
  Only the fools know what it means  愚か者だけがその意味を知っている
  Temptation, temptation, temptation  誘惑、テンプテーション ・・・
  Oh, temptation, temptation, I can't resist 甘い誘惑 とても抗いきれない
     ・・・・・・・・・・・・・・・              ・・・・・・・・・・・・ ♪」

The Girl in the Other Room

Diana Krall / Verve



「Diana Krall - Temptation」

          
 



 
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by knakano0311 | 2016-07-08 09:43 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)