大屋地爵士のJAZZYな生活

タグ:ネジバナ(捩花) ( 3 ) タグの人気記事

風に揺れる

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 我が家の鉢の「ネジバナ(捩花)」が遅れて咲き出した。かっては、もっと多く咲いていたと思うが、手入れが悪いためか、日当たりが悪いためか、やっと一本だけが桃色の花を咲かせた。 

 小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけるが、その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲く「ねじれた花序」が和名の由来である。「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ねじり草(そう)」とも呼ばれる事もあるという。右巻きと左巻きの両方があり、右巻きと左巻きの比率は大体1対1であるという。

 私のボランティア活動のフィールドの草地にも多く咲いているが、風になびいて揺れるさまは見ていて清々しく愛らしい。

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 ということで、今宵の歌姫は、「カーラ・ブレヒト/Carla Helmbrecht」で、「ノーマン・ジュイソン/Norman Jewison」監督、「スティーブ・マックイーン/Steve McQueen」、「フェイ・ダナウェイ/Faye Dunaway」主演の映画、「華麗なる賭け/原題:The Thomas Crown Affair」(日本公開1968年)の主題歌、「風のささやき/Windmills Of Your Mind」。「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」作曲、「アラン・バーグマン&マリリン・バーグマン/Alan Bergman & Marilyn Bergman」夫妻の作詞。

 「ノエル・ハリソン/Noel Harrison」が歌ったこの主題歌は、その年、アカデミー主題歌賞を受賞した。なお、1999年の「ピアース・ブロスナン/Pierce Brosnan」主演のリメイク版では、「スティング/Sting」がこの曲を歌っていました。

【 The Windmills Of Your Mind 】

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  Like a circle in a spiral       まるで螺旋の輪のように      
  Like a wheel within a wheel   まるで車輪の描く輪のように 
  Never ending or beginning,    始まりも、そして終わりもなく
  On an ever spinning wheel    果てしなく回り続ける糸車
  As the images unwind        心のイメージが解き放たれた時
  Like the circles that you find   きみの心に浮かぶ風車の
  In the windmills of your mind   描く輪のように         ♪」


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私は、この曲が大好きであるが、とりわけ、「カーラ・ブレヒト」のカバーが一番好きな歌唱である。アルバム、「Be Cool, Be Kind」(2001)から。

Be Cool Be Kind

Carla HelmbrechtHeart Music



「Windmills Of Your Mind ー Carla Helmbrecht」

          

 また、「ネジバナ」は別名が「モジズリ(綟摺)」と呼ばれ、 織物の一種、「忍捩摺(しのぶもじずり)」に由来しているという。

  みちのくの しのぶもじずり 誰ゆえに 乱れそめにし 我ならなくに  (百人一首)

 こんな歌に触発されて思い出したのが、「クリント・イーストウッド/Clint Eastwood」監督の映画、「マディソン郡の橋/The Bridges Of Madison」。 忍ぶ恋 大人の別れ ・・・、そんな切ない映画でしたね。イーストウッド監督は、古いスタンダード曲をいくつも場面に合わせて効果的に使っていたのですが、その中から、「ダイナ・ワシントン/Dinah Washington」の歌う「Soft Winds」。

【 Soft Winds 】
        作詞:Roy Alfred/ Fred Royal 作曲:Fletcher Henderson

「♪ Soft winds whisper     やわらかい風が囁やいている
  Sweet words to my love    甘い言葉で私の恋人に
  Soft winds, tell him      やわらかい風よ 彼にこう伝えて
  The dreams I'm dreaming of  わたしはまだずっと夢を見ているって 

  He's gone too long        彼が去ってから長い時が経った
  I'm on the blue sea        私はブルー(憂鬱)の海の真只中     
  Find him, soft winds        やわらかい風よ 彼を見つけて
  And bring him back home to me  そして彼を私の元に連れ帰って

  Blow, blow soft winds       もっと強く吹いて やわらかい風よ
  I'm on the blue sea        私はブルー(憂鬱)の海の真只中 
  Tell him, soft winds        やわらかい風よ 彼に伝えて
  I'm sad and lonely         わたしはみじめでさびしいって

  Since he left me          彼が去ってから
  My heart is empty         私の心は空っぽのまま
  Blow, blow, soft winds       もっと強く吹いて やわらかい風よ
  And bring him back home to me  そして彼を私の元に連れ帰って
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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「Dinah Washington ー Soft Winds」

          
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by knakano0311 | 2017-07-23 08:44 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

見事なねじれはどうしてできた?

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見事に捩れている。「ネジバナ(捩花)」。別名が「モジズリ(綟摺)」。夏の季語でもある。ねじれは左巻きも右巻きも両方ある。なぜこうも見事にねじれるのだろうか?

「ネジバナ」にとっては、受粉のため小さな蜂に来て欲しい。横向きの小さな花の集合なので、花がみな一方向に向けば、バランスが取れず、茎が傾くので、重心を安定させ、茎をまっすぐに立てるために、螺旋状に花をつけるようになったという説があるという。

なにか、私がご贔屓のTV番組、「ダーウィンが来た!」にでも出てきそうな話である。本当にダーウィンがそう言ったかどうかは異論があるそうだが、「強い者が生き残るものではない 。 賢いものが生き残るものでもない 。 環境変化に適応するものだけが生き残るのだ。」という「ダーウインの法則」を思い出す。生物の進化というのは、種の保存の為、一見生存不可能にもおもえる厳しい環境に対して、長い長い時間をかけて適応をはたしてゆく。自然を観察していると、そんなことを納得できる場面に出会うことがある。
 
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さて、今宵のディーヴァは、ほとんど馴染みがないが、ドイツ出身のジャズシンガー、「キャロ・ジョゼ/Caro Josee」。あまりキャリアは定かでないが、1958年生まれというからもう相当なベテラン。1978年にドイツの音楽の祭典、「German Record Prize」において、「the 1978 German Record Critics 'Award」を獲得したという。もう時代遅れになってしまった感がある「ロリータ・ヴォイス」。「ブロッサム・ディアリー/Blossom Dearie」、それに輪をかけたようなスモーキー&キュートな声で、すこしレトロな感じの歌唱が特徴のようだ。

その彼女が歌う、「It's Impossible」がすっかり気に入ってしまった。オリジナルは、「ソモス・ノヴィオス/Somos Novios」。1968年のメキシコのソングライター、「アドロ」の作曲で知られている「アルマンド・マンサネーロ/Armando Manzanero」の曲で、「私たち二人」または「私たち恋人同士」と言う意味だそうだ。

1970年に、「シド・ウェイン/Sid Wayne」の英語詞による「It's Impossible」を「ペリー・コモ/Perry Como」が歌いヒットし、その後、エルビス・プレスリー/Elvis Presley」、「アンディ・ウィリアムス/Andy Williams」など、多くの歌手によって歌われるスタンダード・ナンバーとなった。
 
【 It's Impossible 】

「♪ It's impossible, tell the sun to leave the sky 太陽に空から去れと言ったって無理だろう
   It's just impossible       そりゃ、絶対不可能でしょう
   It's impossible, ask a baby not to cry 赤ちゃんに泣かないでと頼んだって無理だろう
   It's just impossible       そりゃ、不可能に違いないでしょう

   Can I hold you closer to me   君をしっかり抱きしめていたい
   And not feel you going through me  僕から離れて行かないように
   Split the second that I never think of you 一瞬でも君のことを考えない瞬間
   Oh, how impossible   ああ、そんなことは不可能、できる訳がない

        ・・・・・・・・・・・・・・・             ・・・・・・・・・・・・・  ♪」



アルバムは、「Turning Point」(2012)。全11曲中10曲が彼女のオリジナル。癖のある独特の声が妙にマッチして不思議な雰囲気を醸し出す。

Turning Point

Caro Josee / Imports



「Caro Josee - It's impossible」

          

同じアルバムから、オリジナルですが、「寺島靖国プレゼンツ For Jazz Audio Funs Only Vol.5」(2012)に収録されたという、「La Terrazza」。


「CARO JOSÉE - La Terrazza」


          

  



  
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by knakano0311 | 2016-07-25 13:26 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

初摘みは孫の手で

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4月下旬に植えたミニトマトが熟してきた。ちょうど次男家族が遊びに来る日。孫娘に初摘みを手伝ってもらった。赤く熟した宝石のようなミニトマト。完熟していて、孫娘も大喜び、皆で美味しく頂いた。これに味をしめたのか、妻はミニ家庭菜園に意欲満々・・・。

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目立たない地味な花だが、「ネジバナ(捩花)」も咲きだした。別名が「モジズリ(綟摺)」。「ネジレバナ」、「ネジリバナ」、「ねじり草」と呼ばれる事もある。とてもそうとは思えないが、ラン科だそうだ。花茎の周りに螺旋状に並んで咲く「ねじれた花序」が和名の由来であるが、右巻きと左巻きの両方があり、その比率は、大体1対1であるという。(Wikipedia参照)

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地味ではあるが、人の心をほのぼのとさせてくれる歌声のおばさんシンガーは、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」。わたしは「ほっこりおばさん」と呼んでいますが ・・・。「寺島靖国」氏の「Jazz Bar 2001」の「カムズ・ラヴ/Comes Love」、「Jazz Bar 2003」の「マイアミビーチ・ルンバ/Miami Beach Rhumba」がきっかけでファンになったのだから、もう10年以上になるんですね。

1955年生まれ。オーストラリア出身のヴォーカリスト/ ピアニスト。自身のピアノにギター、ベースを加えたいわゆるドラムレスの「ナット・キング・コール/Nat King Cole」スタイルのトリオでの弾き語りがベース。1980年ごろからは、ベース奏者の兄、「デイヴィド・サイデル/David Seidel」とシドニーの高級ホテルのラウンジを拠点に活動を始めたという。デイヴィドが主宰するレーベル、「ラ・ブラーヴァ/La Brava」から1992年にファースト・アルバム、「Little Jazz Bird」をリリースし、現在に至るまで、20枚近いアルバムを発表している。2002年に日本デビューーし、その後毎年のように来日し各地でライヴを行っている。

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そんな彼女の未発表のスタンダード曲ばかりを集めたコンピレーション・アルバム、「スマイル/SMILE」がある。これまで日本で未発売となっていた「ジャネット・サイデル」の初期の6枚のアルバムから、「寺島靖国」氏が選りすぐったコンピ盤である。「チーク・トゥ・チーク」、「黒いオルフェ」、「ラヴ・レターズ」、「マイ・フーリッシュ・ハート」、「ネイチャー・ボーイ 」、「ゴールデン・イヤリングス」、「スマイル」・・・・。いずれも懐かしく、洋楽を聴き始めたころを思い出す。よくもまあ、こう私の好きな曲ばかりをてんこ盛りにしてくれたもんだ。

SMILE ~Sweet Meories~

ジャネット・サイデル/インディペンデントレーベル



ライブ盤も出ていますが、台北で2009年に行われたコンサートからタイトル曲、「Smile」。

「Janet Seidel - Smile」  

          

そのほっこりさがたまらない「I Wish You Love」。

「Janet Seidel - I Wish You Love」

          

「ジャネット・サイデル」のくつろげる歌声をもう一曲。「マイアミ・ビーチ・ルンバ/Miami Beach Rhumba」。ジャネット・ファンになってしまったきっかけの曲。この「アート・オブ・ラウンジ」シリーズ第三作目に収録。

アート・オブ・ラウンジ~マイアミ・ビーチ・ルンバ

ジャネット・サイデルインディペンデントレーベル



「Janet Seidel - Miami Beach Rhumba」
 
          
 
 
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by knakano0311 | 2015-07-06 09:53 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(2)