大屋地爵士のJAZZYな生活

タグ:ハリー・アレン ( 3 ) タグの人気記事

春から初夏へと花も変わっていく

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 ウォーキングの道筋、主役の花が変わりました。今まで豪華絢爛に咲き誇っていた「ツツジ(躑躅)」、「シャクナゲ()」などが影を潜め、主役は、「クレマチス」、「バラ(薔薇)」、「エゴノキ」などのようです。そして半月もすれば、「アジサイ(紫陽花)」へと季節は移っていく。

 もの憂げで気だるい感じのボッサの名曲、「サマー・サンバ/Summer Samba (So Nice)」を ・・・。

 1966年、ブラジルの「マルコス・ヴァーリ/Marcos Valle」が作曲した「Samba de Verao(夏のサンバ)」が原曲。それをブラジルのオルガン奏者、「ワルター・ワンダレイ/Walter Wanderley」がレコード化したところ、世界中で大ヒットした。英詩は「ノーマン・ギンベル/Norman Gimbel」。

【 Summer Samba (So Nice) 】

「♪ Someone to hold me tight   誰かがしっかり抱きしめてくれる
   That would be very nice    それはなんて素敵なこと
   Someone to love me right   誰かがちゃんと愛してくれる
   That would be very nice     それもなんて素敵なこと
   Someone to understand    誰かがちっぽけな私の夢を
   Each little dream in me     ちゃんと理解してくれる
   Someone to take my hand   誰かが私の手をとって
   And be a team with me     一緒に歩もうとしてくれる それも素敵

   So nice life would be so nice   とても素敵だわ そんな人生って
   If one day I find           もしある日、誰かが私の手をとって
   Someone who would take my hand  「生涯一緒にサンバを踊ろうよ」
   And samba through life with me   なんて言ってくれる人に出会えたら

 ボッサ・サックスならイチオシのこの人、「ハリー・アレン/Harry Allen」。軽快で洒脱な演奏はいつ聴いても心地よい。アルバム、「サマー・サンバ/If Ever You Were Mine」から。

サマー・サンバ

ハリー・アレン / BMG JAPAN



「Harry Allen - Summer Samba (So Nice) 」

          

 そして、歌のオススメ、イチオシは、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」。彼女の持ち味は、さわやかで、しかもハスキーながら暖かみを感じさせる歌声。夫は彼女の音楽監督でもあるサックス奏者の「ジム・トムリンソン/Jim Tomlinson」。

 その「ジム・トムリンソン」名義のアルバム、「ソー・ナイス~ブラジリアン・スケッチ~/Brazilian Sketches」(2001)の中で、彼女が4曲ほど歌っているうちの一つから。

ソー・ナイス~ブラジリアン・スケッチ~

ジム・トムリンソン / キングレコード



「Stacey Kent - So Nice」

          
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by knakano0311 | 2017-05-19 10:00 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

空には秋の兆しが ・・・

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台風が過ぎ去って、何日かぶりの快晴の空には、「うろこ雲」が見られるようになった。秋の兆しである。近所の小学校の校庭は、もうすぐ始まる2学期に向けて、校庭に伸びていた雑草もきれいに抜かれ、整地されている。これから始まる運動会の練習などに向けてでしょうか、防塵効果を高めることができる、多分「塩化カルシウム」も撒かれている。遊具や手すりのペンキの塗り替えなど、2学期開始の準備に余念がない。これも兆しといえば兆し ・・・。

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さて、今宵の音楽です。「テナーは重い」といったが、この人のテナーは軽やかというかクリアというか ・・・。だからボッサノヴァがよく似合うのであろう。夏の終わりのボッサ・テナーはこの人で決まり。「ハリー・アレン/Harry Allen」。

「ハリー・アレン」。1966年ワシントンDC生まれのジャズ・テナー・サックス奏者。父親はビッグ・バンドのドラマーだったという。ご多分にもれず、父親の影響を受け、サックス奏者を目指すようになった。初期の頃は、「コールマン・ホーキンス/Coleman Hawkins」や「ベン・ウェブスター/Ben Webster」のスタイルを踏襲していたというが、高校の時に、「スコット・ハミルトン/Scott Hamilton」の影響を強く受けたという。

彼のサックスはボサノバの柔らかなリズムが本当に合っている。ボッサのリズムに乗りながら、メロディを豊かにふくらませ、インスツルメンツながら、その歌心が私たちの心に潤いを与えてくれるのだ。

なんといってもおすすめは、2006年NY録音の「リカード・ボサノヴァ/Recado Bossa Nova」。パーソネルは、「ハリー・アレン/Harry Allen (ts)」、「ジョー・ベック/Joe Beck (g)」、「ハッサン・シェーカー/Hassan Shaker (b)」、「アドリアーノ・サントス/Adriano Santos (ds)」。

リカード・ボサノヴァ

ハリー・アレン / カメラータ東京



「Harry Allen - Recado Bossa Nova」

          

「CORCOVADO - HARRY ALLEN」

          

「Manha De Carnaval(カーニバルの朝) - Harry Allen」

          

素敵なジャケットで好評だった。「アイ・キャン・シー・フォーエヴァー/I Can See Forever」(2002)と、その同じメンバー・編成による続編は、「If Ever You Were Mine(日本盤タイトル;サマー・サンバ)」。どこかの評に書かれていて、私も確かにそう思うのだが、『ハリー・アレンのボッサは、都市に生活する人のためのジャズ、都会生活者のためのオアシス ・・・』。だから、家で、ドライブでとヘヴィーローテになるのも当たり前か。究極のBGM-JAZZ ・・・。

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アイ・キャン・シー・フォーエヴァー

 ハリー・アレン ギルヘルム・モンテリオ ジェイ・バーリナー ロン・カーター グレディ・テート ジョー・アシオンBMG JAPAN



If Ever You Were Mine by Allen, Harry 【並行輸入品】

Harry Allen / Bmg Japan



「I WILL WAIT FOR YOU - HARRY ALLEN」

          
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by knakano0311 | 2015-08-30 14:02 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

秋の夜長の大人の時間 (3) ~異国にいざなう夜~  

♪ 魔法にかかった異国の夜の街  心に呪文を投げるの ・・・・♪ 
                                    (中森明菜/ミ・アモーレ)

【異国にいざなう夜 コース】

今夜はすこし想像力を働かして、気分だけでも、異国へワープしてみようか。
最初の場所は、強い日差し、陽光と海がきらめく西海岸サンフランシスコ。ゴールデンゲート・ブリッジを左に見て、あの長い急な坂道をストリート・カー(路面電車)で下ると、そこは、サンフランシスコ・ベイに面したフィッシャーマンズ・ワーフ。ゴールデンゲート・ブリッジからアルカトラス島への観光船の観光客や市場、レストラン、みやげもの屋で活気にあふれ、陽気にざわめいている。西海岸特有の陽気なヒスパニックな空気、「ハリーアレン」の明るいボサノバが似合う街。
  

アイ・キャン・シー・フォーエヴァー

ハリー・アレン ギルヘルム・モンテリオ ジェイ・バーリナー ロン・カーター グレディ・テート ジョー・アシオンBMG JAPAN



一転して、アリゾナ州の北部、モニュメントバレーへ飛ぼう。ジョン・フォードの西部劇によくでてくる、奇妙な形をした「メサ(インディアンの言葉でテーブルの意味)」、「テーブルマウンテン」と砂漠をみながら、ナバホ・インディアン居留地の唯一のロッジ、「グールディングス・ロッジ(Goulding's Lodge)」のテラスで、午睡を楽しもうか。暑いんだけどカラッとした乾いた風・空気、静寂さ、メサと砂漠以外は眼に入らない奇妙な異空間。こんなまどろみの時間の音楽として、「チャーリーヘイデン/ランド・オブ・ザ・サン」がよく似合うと思う。

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前作「ノクターン/Nocturne」の続編ともいえる、ゴンサロ・ルバルカバとのコラボレーションが生み出した美しいアルバム。メキシコの作曲家ホセ・セブレ・マロキンの楽曲を中心に演奏しているんだが、明るい陽光と土の香がむせかえるような大地、そこに、有史以前から暮らしてきた原住民、インディアンたちの歴史や血を感じさせる、ノスタルジックで温かみのあるアルバム。鋭角的なところや引っかかるところがひとつもなく、聴いているといてるとゆったりと優しい気持ちになれる、本当に傑作と言えるアルバムと思う。ぜひ聴いて欲しいんだ。


ランド・オブ・ザ・サン
チャーリー・ヘイデン イグナシオ・ベロア ゴンサロ・ルバルカバ マイケル・ロドリゲス ミゲル・ゼノン / ユニバーサルクラシック
ISBN : B0002T200W
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マイアミから車を飛ばして400km。カリブ海とメキシコ湾に挟まれた狭い砂洲をひたすら一直線に伸びる道路。ヘミングウエイも愛し、ハンフリー・ボガード主演「キー・ラーゴ」でも描かれた
キー・ウエスト。カリブ海とメキシコ湾に挟まれて400kmも伸びている地形というものがどんなところか知りたくて、車を走らせたことがあるんだ。海とダイバーのためのリゾートのほかは何もないが、目の前のメキシコ湾に沈む夕日と背後のカリブ海から昇る朝日、感動ものだったなあ。さあ、メキシコ湾に沈む夕日を眺めながら、ゆっくりと夜の帳が訪れるのを待とうか。
モニュメントバレーで聴いた「チャーリー・ヘイデン/ランド・オブ・ザ・サン」とワン・セットともいうべきアルバム「ノクターン」を聴きながらね。
実は、この「ノクターン」は、あるブログの読者からメールで知ったんだが、一躍僕の愛聴盤となってしまった。このアルバムも、ピアノのゴンサロ・ルバルカバとコラボしており、キューバなどのボレロを取り上げて、詩情豊かな夜のイメージが漂よってくる。どの曲ひとつとして、とんがったというか、鋭角的な曲はない。が、スムース・ジャズ、やイージーリスニングJAZZっぽく流れるのではなく、ゆったりとした極上のJAZZにとどまっているんだ。スロー・ミュージック・スタイル、或いはスロー・ジャズ・スタイルとでも呼ぶにふさわしいライフスタイルが好きな人には、ぜひおすすめの大傑作だと思うよ。


ノクターン
チャーリー・ヘイデン ゴンサロ・ルバルカバ ダヴィッド・サンチェス ジョー・ロヴァーノ イグナシオ・ベロア フェデリコ・ブリト / ユニバーサルクラシック
ISBN : B00005B3KN
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最後は、NYはブルックリンのレストラン、ダイニング・バーにもどって、今夜は締めようか。対岸のマンハッタンの夜景が息を呑むように美しいだろ。近代都市の夜景でこの美しさに匹敵するのは香港、トロントぐらいかなあ。5年前ならWTCが見えたんだが。パーラメントブルーの夜空と林立する超高層ビルの明かり、本当にきれいだ。「ローズマリー・クルーニー/Sings Ballads」を聴きながら、あのドライマティーニを注文していいかな?

シングス・バラッズ(XRCD)
ローズマリー・クルーニー ウォーレン・バシェ スコット・ハミルトン エド・ピッカート ジョン・オッド チャック・イスラエル ジェイク・ハナ / ビクターエンタテインメント
ISBN : B0001ZX2D6
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「ローズマリー・クルーニー」。このひとは本当に上品に歌うね。また、発音がクリアだから、日本人の我々にも歌詞が、聞き取り易いね。だから、情感がリスナーに素直に伝わってくるね。
マティーニをもう一杯おかわりしていいかな。

「The Days of Wine and Roses - Rosemary Clooney」

          



注)登場人物のキャラクター等一切架空の人物につきお間違えのなきよう。
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by knakano0311 | 2006-09-18 01:12 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)