大屋地爵士のJAZZYな生活

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満開のモチツツジの中を

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 「五月晴れ」と言うんでしょうね、こんな天気を。満開の「モチツツジ(黐躑躅)」が咲く中を頂上まで上がっていく。ダム湖から上がってくる少し冷ややかな風が心地よい。ああ、一番いい季節だ! 頂上付近で、常緑広葉樹の伐採作業を終え、再び、「モチツツジ」の道を下る。いつもながら、自然の作り出す「色」には敵わないと感じながら ・・・。

 「色」にまつわる曲。大ヒットした「シンディ・ローパー/Cynci Lauper」の「True Colors」。歌姫は、「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」。1963年米国生まれで、1996年に皮膚癌で33歳の若さでなくなってしまったが、死後リリースされたアルバムの一つ、「American Tune」(2003)より。

【 True Colors 】  by Cynci Lauper

「♪ You with the sad eyes    そんなに悲しい目をしたあなた
  Don't be discouraged     落ち込まないでね
  Oh I realize          よくわかるよ
  It's hard to take courage    勇気を持つことの難しさ
  In a world full of people    こんなに人がいっぱいの世界では
  You can lose sight of it all   サインを見失うことだってある
  And the darkness inside you  そして心の中の暗闇が
  Can make you feel so small   自分を小さな人間だと感じさせてしまう

  But I see your true colors     でも、私はあなたの持つ本当の色が見える
  Shining through I see your true colors   あなたの本当の色は輝いている
  And that's why I love you        それが私があなたを愛している理由よ
  So don't be afraid to let them       自分の色を見せることを
        show Your true colors     決して恐れないで
  True colors are beautiful,          あなたの色は美しい
  Like a rainbow               虹のように

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

American Tune

Eva Cassidy / Blix Street



「Eva Cassidy - True Colors」

          
 
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by knakano0311 | 2017-05-12 10:04 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

最後の桜と見頃の躑躅を楽しむ

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 この山で、「エドヒガン(江戸彼岸)」に始まる桜の季節が一段落し、ひと呼吸おいて咲き出すのが、「ウワミズザクラ(上溝桜)」。季節最後の桜である。ブラシのような形をし、ちょっと桜には見えないのだが、れっきとした桜。同時期に同じような形の「イヌザクラ(犬桜)」も咲くのだが、こちらはちょっと貧相で比べるべくもない。

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 久しぶりに山頂まであがり、その付近で伐採作業。尾根筋では、「ヤマザクラ(山桜)」がラストの艶姿を見せてくれた。山頂から見渡す景色は、もう明るい緑一色。爽やかな風が心地良い。

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 「コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)」に代わって、林の中で、目を楽しませてくれるのが、「モチツツジ(黐躑躅)」。花弁や葉に触るとベタベタした粘着感があるので、こんな名前がついているが、多くの昆虫が粘着して、とらえられているのを見ることがある。淡紅紫色の花、花の奥に見える濃紅色の斑点が美しい。この山にいくつも残されている「間歩(まぶ)」(かって手掘りの坑道の跡)の入口にも鮮やかに ・・・。

 さて、今宵の曲。「ピンク・イン・グリーン」ならぬ「ブルー・イン・グリーン/Blue In Green」。この曲は、「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」の1959年のアルバムで、モダン・ジャズ屈指の傑作とされ、またモード・ジャズを代表する作品の一つ、「カインド・オブ・ブルー/Kind of Blue」に収録されている曲。

 作曲は、マイルスか、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」か、という論争があったようですが、今では「ビル・エヴァンス」に落ち着いているようです。 両者の演奏を聴き比べてみますか。

Kind of Blue

Miles Davis / Sony International



「Miles Davis - Blue in Green」

          

Portrait in Jazz

Bill Evans / Riverside



「Bill Evans - Blue in Green」

          

 そしてこの曲には、マイルス自身による歌詞が付いていて、何人かのシンガーが歌っていますが、「ティアニー・サットン/Tierney Sutton」の同名のタイトルのアルバム、「Blue In Green」(2001)から。


【 Blue in Green 】   by Miles Davis

「♪ Hues of blues and greens surround me  ブルーとグリーンの色が私の周りに
  Knowing you have found another love   あなたが別の愛を見つけたと知ってしまった
  Has turned me world to sorrow       悲しみの世界へと私を

  Green with envy for another        ほかの人への嫉妬で顔が青ざめる
  Fearing she may be the one to soar     彼女が急速にふくらますのは恐れ
  Through life with you, can't lose these  あなたと暮らしたから、もう失うことができない

  Hues of blues in green        グリーン(嫉妬)の中にあるブルー(悲しみ) ♪」

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 透明感あふれる歌声と、ずば抜けた歌唱力で3度のグラミー賞ノミネートを誇る「ティアニー・サットン」。私のご贔屓の一人。

 1963年生まれ。大学で文学を専攻、卒業後は、「バークリー音楽院」でJAZZを学び、卒業後は、L.A.を拠点として活動する一方、大学やミュージック・アカデミーで、学生の指導を行なっているという。あの「グレッチェン・パラート/Gretchen Parlato」も「ティアニー・サットン」に師事した一人という。

Blue in Green

Tierney SuttonTelarc



 YOUTUBEの埋込みができませんので、下をクリックしてどうぞ。

「Tierney Sutton - Blue in Green」


   
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by knakano0311 | 2017-04-30 14:54 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

先人たちの窯跡が ・・・

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間伐作業の傍らにあったのが、炭窯跡。窯本体は崩れてしまっているが、煙突の形がしっかり残っている。煙突の内側には、黒い煤の跡もしかっり残っている。ちょうど窯口のあたりに生えている一抱えもある「コナラ(小楢)」から推測すると、その「コナラ」が生える前、数十年前に放棄された窯であろう。ちょうど化石燃料や電気・ガスへの利用が進んだいわゆる「燃料革命」の時代、1960年代であろうか。崩れ落ちるのも、時間の問題であるが、少しでも先人の足跡を長く残そうと、窯跡の整備も行った。   

死語ともなってしまった「炭」、「炭焼き」。そんな「炭の文化」を、今私たちが山の手入れをし、炭焼きをして、引き継いでいる。この朽ちた炭窯、誰が使っていたのかはわからないが、時を超えた縁を感じ、煙突孔に触ってみると、ここで炭を焼いていた人たちの思いが、温もりとして伝わって来るような感じがした。
 
林の中で、あれほど華やかに咲いていた「モチツツジ(黐躑躅)」も、もう終わりである。

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環境音楽?になってしまいますが、今宵のピアノは、「ウィンダム・ヒル/Windham Hill」の「スコット・コッス/Scott Cossu」の演奏を。「Purple Mountain」。夕暮れどきなどに、光線の加減でそんな色に感じる時があります。

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「スコット・コッス」。1951年、米国ウェスト・ヴァージニア州生まれ。高校、大学時代は、R&Bバンドやロック・グループのキーボーディストとして活躍していたというが、「デューク・エリントン/Duke Ellington」に影響され、Jazzを学び始める。1974年、シアトルに移住。オハイオ大学とワシントン大学で音楽教育を受け、この頃から民族音楽にも傾倒し、1977年にはインディオの音楽を研究するため、南アメリカに長期滞在、大きな影響を受けたという。やがてインディ・レーベルでのアルバムが、「ウィンダム・ヒル」の「ウィリアム・アッカーマン/William Ackerman」の目にとまり、1981年、「ジョージ・ウィンストン/George Winston」のプロデュースで、アルバム「Wind Dance」が発売された。

原点となるジャズやクラシック、さらに民族音楽を紡ぎ合わせたコッスのピアノは、 その素晴らしい風景を眼前に描き出してくれるようだ。「Purple Mountain」は、「Wind Dance」、 コンピ・アルバム、「ピアノが好き」に収録されている。

Wind Dance

Scott Cossu / Windham Hill Records



ピアノが好き~ウィンダム・ヒル・ピアノ・セレクション1

オムニバス / アリスタジャパン



「Purple Mountain - Scott Cossu」

          

 
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by knakano0311 | 2016-05-16 00:10 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

ちょっと休んでいる間に ・・・

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      (手前が「モチツツジ(黐躑躅)」、奥の白い小花が「ガマズミ(莢蒾)」)

帰省のため、山作業をお休みしていたので、2週間ぶりに山へ上がる。たった2週間でここまで変わるかと思えるほど山は変わっていた。とにかく、若葉の明るい緑が最高潮に達している。目に眩しいくらいである。
 
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そして、咲いている花木も変化している。そのひとつは、「モチツツジ(黐躑躅)」と「ガマズミ(莢蒾)」。「モチツツジ」は、花の萼(がく)や花柄(かへい)、葉などに腺毛が多く見られ、そこから分泌される液が粘着性を持つので、触ってみるとネバネバしている。そんなことが名前の由来であるという。時々、昆虫が粘着して捕らえられているのが見られるが、受粉の媒介をしてくれる昆虫以外の虫を捕殺して、花が昆虫に食べられてしまうのを防ぐために粘着性を持つようになったと言われている。この山ではいままでの「コバノミツバツツジ(小葉の三ツ葉躑躅)」に変わって、今鮮やかに咲き誇っている。

そして、「ガマズミ」。山のあちらこちらで白い小さな花を多数つけている。やがて秋になると、果実は赤く熟し、食用となる。食育をしているグループからジャムにしていただいたことがある。

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そして、残念なことに私が休んでいる間に、咲いて散ってしまって、今年はその咲き頃を見ることなく終わってしまった桜がある。この山では、GW後に咲くとばかり勘違いしていたが、他の櫻が散った4月中旬から下旬に咲き始める「ウワミズザクラ(上溝桜)」である。その昔、この材に彫った溝で吉凶を占っていたことから、「ウワミゾザクラ(上桜)」が転訛してこう呼ぶようになったとか。左の写真のようにあらかた散ってしまい、花の名残りが残っていた。満開の時は、右の写真のように、一見櫻のように見えないが、ブラシのような花形を持つ。この山には何本かの古木が自生しているが、薮や雑木に囲まれて散策路から見えない。そこで来年はよく見えるようにと、周辺の伐採をこの日から始めたところ。

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今宵の音楽、JAZZから離れて、少しソフトなところで、「セリーヌ・ディオン/Celine」と懐かしや「ポール・アンカ/Paul Anka」のデュエットで、「It's Hard To Say Goodbye」。もともとこの曲は、1985年に「ローラ・ブラニガン/Laura Branigan」によって歌われた「Foolish Lullaby」という歌らしく、デュエット曲ではなかったそうだ。ところが、1993年になって、「ポール・アンカ」とフィリピンの歌姫、「レジン・ヴェラスケス/Regine Velasquez」がデュエットで歌って大ヒット。その後、自分自身が作曲したということもあってか、この歌が相当気に入ったらしく、「ポール・アンカ」は2回も「セリーヌ・ディオン」とデュエットを吹き込んでいるという。渋滞や人ごみが嫌なので、多分どこにも出かけないと思うGW、たまにはこんな曲を聴いてみるもいいか ・・・。

デュエッツ

ポール・アンカ / SMJ



現役時代、こんな曲を酒場で歌ったらモテたかもしれませんね。まっ、デュエットのお相手をしてくれる相手がいたらの話ですが ・・・。

「It's Hard To Say Goodbye - Celine Dion & Paul Anka」

          

 
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by knakano0311 | 2014-05-02 13:35 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

目に青葉 

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「目に青葉、山ほととぎす、初がつお」とはよくぞ言ったものである。櫻の季節が終わって、山一面に若葉の色に覆われる。駐車場に植えられている櫻にちょっと似た中国原産の落葉小高木、「ハナカイドウ(花海棠)」の淡紅色とバックの山の明るい緑の組み合わせが鮮やかである。そして、夕食は「鰹のたたき」でビールというのが定番の季節になった。

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そして、山遊びに向かう尾根筋には、「コバノミツバツツジ(小葉の三つ葉躑躅)」に続いて、「モチツツジ(黐躑躅)」の蕾が大きく膨らみだしている。淡い紅紫色の花びらに美しい濃紅色の斑点をもつ花が開くまで、もうすぐのようだ。触ってみると、もう蕾がねばねばしている。その粘りが鳥もちなどに似ているところから、この名前の由来となっているようだ。食虫花ではないのだが、時々、昆虫がとらえられているのを見ることがある。

昨日は4月25日。JR西日本の福知山線脱線事故から7年目。実は、次男があの列車に乗っていたのである。たまたまその日は最後尾の車両に乗っていたため、幸いにもかすり傷程度だったし、あの惨状を目の当たりにしているにもかかわらず、「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」にもならずに済んだ。現在は首都圏で働いているが、そんな彼からGWには帰省するとの電話。そんな元気な電話ができることにも感謝しながら、ゆっくりと山頂へと登る。

「ハンプトン・ホーズ/Hampton Hawes」。このジャズ・メンの名前を知っているとしたら、かなり年期の入ったジャズ・ファンでしょう。もうとっくに他界しているが、1928年生まれのジャズ・ピアニスト。ビ・バップやハード・バップの時代に活躍し、1950年代初めには進駐軍の一員として来日、日本のモダン・ジャズ草創期に、「植木等」や「穐吉敏子」などといった多くの日本人ジャズメンと交流し、影響を与えたという。(Wikipedia参照)

明るい山の緑を見ながら、古いジャズ・メンの懐かしい演奏を思い出していた。「ハンプトン・ホーズ・トリオ」で映画「アラモ」の主題歌、「ディミトリ・ティオムキン/Dimitri Tiomkin」作曲、「遥かなるアラモ/The Green Leaves of Summer」。1964リリースの同名のタイトルのアルバム。

                                                                    
                                              
            
                                                                            

Green Leaves of Summer

Hampton Hawes / Ojc


                                          
若葉のような瑞々しいタッチで、聴く人を清々しい気分にさせる演奏。ハード・バップ全盛時代、重厚なジャズのなかで、なんとも新鮮に聴こえたことを覚えている。
                                                                                

「Hampton Hawes Trio - The Green Leaves of Summer」
                                                 
          
    
                                                                                                                            
                                                                      
   
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by knakano0311 | 2012-04-27 09:59 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)