大屋地爵士のJAZZYな生活

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火のない所に煙は立たず

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今年一番の厳寒。小雪が舞う中でのウォーキング。道筋に煙突が立っているお宅をいくつか見かける。しかし、厳しい寒さになっても、煙が上がってるのを見たことがない。こちらの煙突のお宅は暖炉でしょうか。そういえば、バブル時代の新築戸建の家では、応接間を設え、暖炉、シャンデリア、ピアノなどを置くことに人気があったと記憶している。庭に薪など積んでいないところを見ると、もうインテリアとしてだけの存在なのでしょうか。もっとも、暖炉で薪を焚いたら、煙くてかなわないでしょうが ・・・。

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こちらは、最近人気が高いという薪ストーブの煙突。ここも煙が上がっているのを見たことがない。最近は薪ストーブの性能も上がっているので、あまり煙が出ないかもしれないが ・・・。憧れの強い薪ストーブは、自分で割らないにしても、ひと冬分の薪を調達し、それを最低でも1年間は乾燥させ、使用時は火を絶やさないように薪を焼べなければならない。その労力と時間と保管場所の確保、また、1束500円程度という薪代も、ひと冬となると大変なようだ。さらに住宅街では、煙や臭いなどのご近所トラブルに気を遣わなくてはならない。もっとも最近は自動で燃料が供給され、排気が無色透明になるペレット式もあるようだが、薪の燃える迫力、色、雰囲気、ストーリー性は薪ストーブには及ばないという。しかし、いろいろ考えても、年金生活者たる高齢者、薪ストーブはあこがれの中にとどめておくのが良さそうである。

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さて、「♪ ・・・ You'd be so nice by the fire ・・・」。超有名なスタンダード、「You'd be so nice to come home to(帰ってくれたら嬉しいわ)」のワン・フレーズである。今宵は、この曲を聴きましょうか。「ニューヨークのため息」と評された「ヘレン・メリル/Helen Merrill」の歌唱が超有名で、私も何年か前、彼女のラスト・コンサートで聴いたことがある。(参照拙ブログ「最後のため息 ~ヘレン・メリル ラスト・コンサート~ 」

しかし、へそまがりの私、今宵はメリルとは別の歌唱、演奏で ・・・。まずは、「サラ・マッケンジー/Sarah Mckenzie」。最近、パリに移ったようであるが、オーストラリア、メルボルンを拠点に活躍するピアノ弾き語りの女性歌手である。25歳の時のデビュー作、「Don’t Tempt Me」(2010)から。

Don't Tempt Me

Sarah Mckenzie / ABC Music Oz



「Sarah McKenzie - You'd Be So Nice To Come Home To」

          

そして、ベテラン、「シェリル・ベンティーン/Cheryl Bentyne」。人気ジャズ・コーラス・グループの「マンハッタン・トランスファー/The Manhattan Transfer」で、ソプラノ・パートを担当し、近年はソロでの活躍も著しいシンガー。アルバム、「Talk of the Town」(2003)から。

Talk of the Town

Cheryl Bentyne / Telarc



「You'd Be So Nice To Come Home To - Cheryl Bentyne」

          

私の一番好きだったギタリスト、故「ジム・ホール/Jim Hall」。ヒット・アルバム、「アランフェス協奏曲/CONCIERTO」から。

アランフェス協奏曲

ジム・ホール / キングレコード



「YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO - JIM HALL」

          

最後は「男歌」で締めましょうか。「チェット・ベイカー/Chet Baker」。亡くなる一年前の1987年の6月14日に、東京の昭和女子大学の人見記念講堂での最終公演のDVD、「Chet Baker Live in Tokyo」(1987)から。このDVDは10年以上も前になるだろうか、当時北京にはほとんどなかったジャズ・クラブで求めたもので、聴くとチェットが大好きという暗い顔をしたマスターを思い出す。(参照拙ブログ  「Red Hot Jazz ~久しぶりの北京CD爵士倶楽部で~ 」「中国JAZZY紀行(3) ~北京CD爵士倶楽部~ 」

Chet Baker Live in Tokyo [DVD] [Import]

Chet Baker / Hudson Street



「CHET BAKER - You'd Be So Nice To Come Home To」

          

  

  
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by knakano0311 | 2017-01-23 23:40 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

You'd Be So Nice By The Fire  ~薪ストーブのある家~

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ウォーキングをしていると、この季節、家の前や庭に沢山の薪を積んである家を見かける。例外なく煙突を突き出しているので、薪ストーブのある家とわかる。ひと冬過ごすための薪の量は結構な量になるので、炭焼きのためのしっかり乾燥させた大量の薪の確保の大変さを知っている私としては、薪割りをしたのだろうか、それとも買ったのだろうかと、人ごとながら気になってしまう。そして、住宅街の中で薪ストーブを設置する場合、どうしても、煙、臭いが問題となり、煙突を相当高く上げないと、ご近所とのトラブルの原因となってしまうケースも多いと聞く。

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しかし、あたたかいストーブの炉辺で冬の夜を過ごすことに憧れる人も多い。あのゆったりレトロ感に加え、遠赤外線が、体の心まで暖めてくれそうなその魅力に憧れる気持ちもよくわかる。私もそんなひとりであったが、家の広さ、予算などで、もちろんとうに設置は諦めているが、薪ストーブが設置してある家の前をなんとなく羨ましい思いで通り過ぎる。かわりにこの時期ちょうど火が入る公園の薪ストーブを楽しむことにしよう ・・・。

「炉辺」と聴いて、さっと頭に浮かぶ曲は、「♪ You'd be so nice to come home to/You'd be so nice by the fire/While the breeze on high sang a lullaby/You'd be all that I could desire ・・・ ♪」。そうあの有名なスタンダード、「コール・ポーター/Cole Porter」作詞・作曲の「You'd Be So Nice To Come Home To」です。それこそ山ほどのカバーがあるが、「ヘレン・メリル/Helen Merrill」の歌唱が最も有名ですね。薪ストーブのある家の人は、「You'd be so nice by the fire.」なんて囁いているんですかね ・・・。

ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン

ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン / ユニバーサル ミュージック




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あれだけ有名になってしまうと、選ぶのが難しいのですが、今宵は、メリル以外の歌唱でいいなとおもうものを聴いてみましょうか。

まず、「サラ・マッケンジー/Sarah Mckenzie」。最近、パリに移ったようであるが、元々オーストラリア、メルボルンを拠点に活躍するピアノ弾き語りの若手女性歌手である。25歳のデビュー作、「Don’t Tempt Me」(2010)、そして第2作、「Close Your Eyes」(2012)は、アメリカのグラミー賞と同じほどの影響力を持つといわれるオーストラリアのARIAミュージック・アウォーズを受賞したという。ことし3作目、「We Could Be Lovers」をリリース。

弾力的でよく弾む声、やや高めの声ながら、明るくクリアーで冷たさを感じさせない。スキャットやハミングなどのワザも中々で、飽きさせない。注目のシンガーの一人。

Don't Tempt Me

Sarah Mckenzie / ABC Music Oz



「Sarah McKenzie - You'd Be So Nice To Come Home To」

          

続くもうひとりは、大姉御、「ジョー・スタッフォード/Jo Stafford」の懐かしいアルバム、「Jo + Jazz」(1960)から。この時代のジャズ・フィーリングが存分に感じられ、好きな歌手の一人。

JO+JAZZ

ジョー・スタッフォード / SMJ



「Jo Stafford - You'd Be So Nice To Come Home To」

          
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by knakano0311 | 2015-11-20 13:27 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

薪ストーブに火が入って ・・・

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今朝、新聞を取りに玄関を出たら、鉢に氷が張っていた。今シーズン初めてである。そして、山の遊び場に向かうため、車のエンジンをかけたら、路面凍結注意の警告表示がフロントパネルに出た。3.5℃以下になると表示されるが、外気温は2℃を示している。寒いはずである。大阪では初雪を観測したとのニュース。

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我が遊びの山のビオトープにもしっかりと初氷が張っている。こんな今季一番の寒さの中を、地域の幼稚園児たちが元気いっぱい遊びに来てくれた。公園と市の教育委員会が主催の「森の幼稚園」に参加するためである。我々の遊び場の公園で、探検や遊びをしながら、この公園に生息している動物や昆虫などを発見し、木の葉やどんぐりを採集して、里山に親しんでもらうという企画である。10月に実施する予定であったが、台風のため1ケ月ほど延びてしまったものである。

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園児たちと一緒に散策路を廻り、この山に生息する動物、といってもほぼ実物大のイラストの看板をおいたものであるが、それらを発見したり、かって里山として盛んに利用されていたころの炭窯跡や、この地域特有の銀銅鉱採掘跡の「間歩(まぶ)」をみたり、どんぐり、クヌギやモミジ、ホウノキの葉やドングリを採集して遊ぶ。寒くて風も強かったが、天気は上々、園児たちは元気いっぱい。絶え間なく落ちてくる色とりどりの落ち葉や、紅葉の美しさに歓声をあげていた。そしてお楽しみのお昼ご飯は、我々が昔ながらの竈で炊いた古代米と具沢山の豚汁。3杯も4杯もお代わりする子も多く、その旺盛な食欲に感心する爺さんたち。そして午後は、どんぐり独楽(こま)と、どんぐり笛づくり。

管理センターの薪ストーブには、先週から火が入った。薪は我々が伐採したクヌギを十分乾燥したもの。暖かい炎。早速、園児たちが集まってきて、じっと炎を見つめている。本当に癒しの炎である。

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夜、観た映画(DVD)は、「17歳のエンディングノート」。白血病で余命9か月の宣告を受けた17歳の少女が、残りの人生でしてみたい事柄を実行していく中で恋に落ち、生きる意味を見いだしていくというドラマ。いや泣かされましたね。いわゆる「泣かさせるための映画」かなと思って、ちょっと引いた感じで見始めたが、お決まりのステレオ・タイプの「泣かせ映画」ではなく、ドロドロでなく、さわやかというか、そんな感じの泣かされ方でした。この映画を見たのは、最近よく聴いている「ダスティン・オハロラン/Dustin O'Halloran」が音楽担当だと知ったから。監督は「オル・パーカー/Ol Parker」、主演は「ダコタ・ファニング/Dakota Fanning」。

17歳のエンディングノート [DVD]

TCエンタテインメント



そして音楽担当の「ダスティン・オハロラン」の映画での演奏をアップしておきましょうか。

「Now is good- Tessa Theme / Dustin O'Halloran」
 
          
 

「Dustin O'Halloran- Carry me」
 
          
 

それにしても、「アイソン彗星」が消滅とは ・・・。


 
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by knakano0311 | 2013-11-30 17:41 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

ストーブを囲んで ・・・

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薪ストーブにやっと火が入りました。といっても我が家ではなく、私が山遊びのフィールドとしている里山公園の管理センターのストーブにです。この薪ストーブ、今年の春に設置したものの、今まで出番がなくやっと活躍の時期が来たという感じです。これから来年の春までの冬の季節、来園者の多い日曜日、祝日に、公園遊びのあと、体を暖めてもらおうと、始まった公園側の企画。それに、この里山公園でいつも遊ばせてもらっているお返しにと、我々ボランティアたちが協力しようと始めたものである。我々の仕事は、ストーブの火の番と、この公園で採った野草茶のサービス。夏の間に伐採した木を割って用意した大量の薪は、よく乾いているので、よく燃える。燃える勢いが強く、すぐに新たな薪を入れないといけないほどである。

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「火」があると不思議なもので、すぐ人が集まってくる。子供連れ、孫連れ、カップル ・・・、みんな「あったかい、あったかい」と集まってきて、じっと燃える炎を見つめている。「薪は何の木?」、「どこから採ってくるの?」とかセンターに展示してある鳥の巣や動物の骨、里山などについて聞かれることもある。ちょっとした「炉辺談話」の雰囲気と語り部の気分。

この山で採取した、枇杷(びわ)の大きな葉を乾燥させた「枇杷茶」、ハーブ系の独特の香りがする「ラベンダー茶」、朝摘みの葉をポットに浸しただけの、私の好物でもある「黒もじ茶」、熟れたガマズミの赤い実をジャムにし、お湯に溶いて飲む「ガマズミ・ホット・ジュース」を大人たちも子どもたちも「美味しい」といって飲む。

こんなに喜んでもらえるなら、センター内にしつらえてある囲炉裏(いろり)でも、私たちが焼いた菊炭を熾し、抹茶でも楽しんでもらおうかという予定も立てているのである。熾(おき)を掻き出し、火の始末とストーブの掃除を終え、山を下る頃には、美しい夕焼けが空を染めていた。

来園者が少なかったら、炉辺で「i-Pod」を聴き、ミステリーでも読もうと準備万端していったが、なんのなんの忙しくてそれどころではなかった。きっと、冬の寒い夜、こんなストーブの脇で本を読んだり、子ども達に民話や童話を語ったりする生活にあこがれる人もいるでしょう。そんな方にこんな本はどうでしょうか。

「ドイツ炉辺ばなし集―カレンダーゲシヒテン」。 「カレンダーゲシヒテン」とは、19世紀はじめ、ドイツの一般農民にとっての情報源であった「暦本」に記載されていた「暦話」と呼ばれる短い教訓的なお話集。

ドイツ炉辺ばなし集―カレンダーゲシヒテン (ワイド版岩波文庫)

ヘーベル / 岩波書店



「柳田國男/遠野物語」。雪女、座敷童子(わらし)…。民間伝承の宝庫として有名な岩手県遠野地方に古くから伝わる伝説や昔話などを収集。わたしたちの忘れかけた怪異な世界の物語を、簡潔な美しい文章でつづった名著。

遠野物語 (集英社文庫)

柳田 国男 / 集英社



「炉辺」と聴いて、さっと頭に浮かぶ曲は、「♪ You'd be so nice to come home to/You'd be so nice by the fire/While the breeze on high sang a lullaby ・・・ ♪」。そうあの有名なスタンダード、「コール・ポーター/Cole Porter」作詞・作曲の「You'd Be So Nice To Come Home To」です。JAZZミュージシャンなら誰でもきっと一度は手がけたのでしょう、それこそ山ほどのカバーがあるが、やっぱり「ヘレン・メリル/Helen Merrill」を聴かないことには収まらないでしょう。

去年80歳の高齢をおして「日本さよならラスト公演」を行った「ヘレン・メリル」。ステージはすこし痛々しかったが、囲むファンたちに投げキッスをして去っていった姿が目に焼きついている。(参照「最後のため息 ~ヘレン・メリル ラスト・コンサート~」) 名盤「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」。

ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン

ヘレン・メリル / ユニバーサル ミュージック クラシック



きっとなつかしいと思われる方が多いでしょう、「Helen Merrill with Clifford Brown / You'd Be So Nice To Come Home To 」 をどうぞ。

          
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by knakano0311 | 2010-11-30 10:09 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)