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大屋地爵士のJAZZYな生活

「ナベサダ」に元気をもらう

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 いよいよ始まった「Hyogo クリスマス・ジャズ・フェスティバル2019」、トップ・バッターは「ナベサダ」こと「渡辺貞夫」。いわずと知れたジャズ・フュージョンのトップ・プレイヤー。「Down East(東へ)」とタイトルされたコンサート・ツアー。1933年生まれ、なんと御歳86歳。昔はよく聴いていたのだが、最近はすっかりご無沙汰。「そろそろ、生ナベサダを聴いておかねば、最後になるかも ・・・」と思って兵庫県立芸術文化センター大ホールへ。お客さんは8割方シニア。たぶん、「ナベサダ」、「ヒノテル」、「VAN」、「平凡パンチ」・・・などの洗礼を受け、夢中になった世代でしょう。

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 今宵は、息子といってもいいような世代の「ラッセル・フェランテ/Russell Ferrante(piano)」、「ベン・ウィリアムス/Ben Williams(bass)」、「ピーター・アースキン/Peter Erskine(drums)」のメンバーに、ギターの「養父 貴」を加えたクインテット仕立て。幕が開く。冒頭の「ROUND TRIP」から、南カリフォルニアの陽光を思わせるような明るい「ナベサダ・サウンド」。歳への懸念などいっぺんに吹き飛んでしまった。それにしても御歳86歳。86歳といえば、私の親父が亡くなった歳である。多少猫背ではあるが、全く歳を感じさせないサウンド、アドリブ、ドライブ感、ノリ。しかし、他のメンバーのソロの時は、ポケットに片手を突っ込み、じっと見守る眼差しは、まさに好々爺のその姿。サハラ砂漠を旅した話を2度し始めたり、アドリブの出や曲の順番を間違えたり、本人も「歳を感じる」と告白するご愛嬌もあった。最近作った曲が、「NOT BEFORE LONG(もう長くはないさ)」だと言う。

 日本のジャズ、ポップスに大きな影響を与えたレジェンド「ナベサダ」。1979年発表のアルバム、「モーニング・アイランド」に収録された「Down East」をタイトルにしたコンサート、フュージョン時代の人気曲をたっぷりと聴かせてくれ、「MY DEAR LIFE」には割れんばかりの拍手。最後は、ジャズメンらしくストレート・アヘッドな「BLUN' BOOGIE」で締めくくったのが印象的。

 昔より音が優しくなったと感じたのは、私だけではないだろう。あんな老い方って素晴らしい。いや、元気を貰いました。

【 演奏曲目 】
*1st set
1)ROUND TRIP 2)PASTORAL 3)TOKYO DATING 4)EARLY SPRING 5)I THOUGHT OF YOU 6)DESERT RIDE 7)RIDE ON 8)SEVENTH HIGH

*2nd set
1)SCENERY 2)DOWN EAST 3)CYCLING 4)NOT BEFORE LONG 5)STRAY BIRDS 6)WARM DAYS AHEAD 7)MANHATTAN PAULISTA 8)CHRISTMAS DREAMS

*アンコール
1)SMILE ~ 花は咲く 2)MY DEAR LIFE 3)BLUN' BOOGIE

 今宵の曲、アンコールでも演奏された「MY DEAR LIFE」。
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 SELECTED
 渡辺貞夫
 ワーナーミュージック・ジャパン






「Sadao Watanabe - My Dear Life」
          
# by knakano0311 | 2019-12-09 10:28 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

持続可能なクヌギ林の再生を願いつつ台場クヌギを伐採する

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 「台場クヌギ」の伐採に取り掛かる。何年か前までは、必要な数だけ伐採ができた「台場クヌギ」だが、近年、鹿の食害により、「クヌギ(椚、櫟)」の新芽が食べられ、それが繰り返され、結局、成長できずに枯死してしまうという「台場クヌギ」が相次いだため、鹿の食害への対応が、我々のずっと大きな課題となっている。

 菊炭の技術の伝承のために毎年行っている炭焼きに必要な窯木の確保ができず、また、炭に適当な太さに育つまでかかる、ほぼ10年毎に行う「輪伐」のサイクルが途切れ、数十年、百年以上続いてきた、パッチワーク状の活きた里山の景観を見てもらうことが難しくなっている。

 そのため、放置されていた高木を伐採して、新たな「台場クヌギ」を育てたり、苗の植樹や防護ネットによる鹿への対策の効果が10年後に出てくるまで、できるだけ「台場クヌギ」の温存を図っている。とはいえ、やはり美しい菊炭を得るためには、手頃な太さの「台場クヌギ」の窯木は欠かせないので、何本かは伐採をする。持続可能なクヌギ林への復活を祈り、願いつつ、そんな貴重な「台場クヌギ」を伐採して、炭焼きの窯木をつくる。

 今宵の曲、私がいままでにご贔屓にした「祈り、願い」という意味を持つ曲を。まずは、「祈り」という 邦題がつけられた「Laia Ladaia (Reza)」。懐かしい「セルジオ・メンデスとブラジル'66/Sergio Mendes & Brasil '66」の演奏で。アルバムは、「フール・オン・ザ・ヒル/Fool On The Hill」(1968 )から。
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 キュービック/Cubicq
 アレッサンドロ・ガラティ・トリオ/Alessandro Galati Trio
 BLUE GLEAM





「Alessandro Galati Trio - mary prayer」
          

 クラシックのジャズアレンジは、「乙女の祈り/The Maiden's Prayer」。「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/European Jazz Trio」。アルバム、「天空のソナタ/Sonata」(2004)から。

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 天空のソナタ/Sonata
 ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/European Jazz Trio
 M&I





「The Maiden's Prayer - European Jazz Trio」
          

 「バート・バカラック/Burt Bacharach」の曲を、オランダの歌姫、「トレインチャ/Traincha」の歌う「I Say A Little Prayer」。「ちいさな祈りをつぶやく」、そんな意味でしょうか。アルバム、「The Look of Love: Burt Bacharach Songbook」(2007)から。

【 I Say A Little Prayer 】 by David Hal , Burt Bacharach
  
「♪ The moment I wake up 朝起きたらいつも
  Before I put on my makeup  お化粧の前にもいつもわたしは
  I say a little prayer for you  あなたのために小さな祈りを捧げているわ
  While combing my hair now  髪をとかしながらいつも    
  And wondering what dress to wear now 何を着て行こうかと悩んでいるのわたしは  
  I say a little prayer for you   あなたのために小さな祈りを捧げているわ 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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 Look of Love: Burt Bacharach Songbook
 トレインチャ/Traincha
 Caroline
   






「I Say A Little Prayer - Traincha」
          

 もう1曲は、洋楽に目覚めた頃、「ザ・プラターズ/The Platters」の歌唱で知った歌、「マイ プレイヤー/My Prayer」。「スー・レイニー/Sue Raney」の歌唱は、名盤「雨の日のジャズ/Songs for a Raney Day」(1960)から。1926年作曲の古い古い歌で、元々はタンゴだったようです。

【 My Prayer 】  by Carlos Gomez Barrera / Georges Boulanger / James Kennedy

「♪ When the twilight has gone  黄昏時が過ぎ
  and no songbirds are singing  小鳥たちの声も聞こえなくなる頃
  When the twilight has gone   黄昏時が過ぎると
  you come into my heart     あなたが私の心に入ってくる
  And here in my heart you will stay そしてずっと居続けるわ
  while I pray            私が願っている間は

  My prayer is to linger with you  わたしの願いは 
  at the end of the day     あなたとずっと一緒にいること
  in a dream that's divine    神が見させてくれる夢の中で
        
  My prayer is a rapture in blue わたしの願いは歓喜に包まれること
  with the world far away    この世を遠く離れた青空の天国で
  and your lips close to mine  そしてあなたの唇が私の唇に触れること

  ・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」
 
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 雨の日のジャズ/Songs for a Raney Day
 スー・レイニー/Sue Raney
 EMIミュージック・ジャパン






「Sue Raney - My Prayer」
          



# by knakano0311 | 2019-12-07 17:46 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

枯死したクヌギの高木を伐採する

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 今期一番の冷え込みという朝、伐採作業に向かう。丘の駐車場から再生林へと続く階段脇にある一本の「クヌギ(櫟、椚)」の高木。高さ20m程でしょうか、再生林のシンボルとして残しておいたのだが、数年前、いわゆる「ナラ枯れ」に罹り、今年、ついに枯死してしまった。安全のために伐採を決め、周囲の安全を確保した上で伐採に取り掛かる。枯死した高木は、薪にするか、チップにして腐葉土と混ぜるしか利用の道がない。堂々とした威容を誇っていた高木だが、枯れたら使い道がないとはちょっと気の毒。我々もそんな風にならないように自戒 ・・・・。

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 さて、今宵の曲は、冬の歌2曲。最初は、NYジャズ・ヴォーカルの頂点として活躍する、「グレッチェン・パーラト/Gretchen Parlato」の「Winter Wind」。若手ジャズ・ミュージシャンの登竜門として知られる、通称「モンク・コンペ」と呼ばれる「セロニアス・モンク・インスティチュート・オブ・ジャズ/Thelonious Monk Institute of Jazz」(今年から「ハービー・ハンコック・インスティテュート・オブ・ジャズ/The Herbie Hancock Institute of Jazz」に名称変更)で2004年のウィナー。「ハービー・ハンコック/Herbie Hancock」、「ウェイン・ショーター/Wayne Shorter」ら大御所たちからも絶賛を受けたという。ソングライターとしての才能も見せるこの歌は、アルバムは、3作目となる、「The Lost and Found」(2011)から。

【 Winter Wind 】  by Gretchen Parlato

「♪ He was a winter wind    彼は冬の風だった
  She was a summer flower   彼女は夏の花だった
  She’ll blossom and re-begin  彼女は再び花を咲かせようとしても
  He’ll blow her away      彼はそれを吹き散らし
  And fall into april showers   4月の雨の中にちらしてしまうだろう

  This street that we walk upon 二人で歩くこの通り
  Leading us to tomorrow    明日へと繋がっているわ
  Holds past dreams all come undone 過去の夢をすべてなかったことにして
  With love in our hearts    こころから愛しても  
  We step into all our sorrow  悲しみに足を踏み入れてしまう

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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 Lost & Found
 グレッチェン・パーラト/Gretchen Parlato
 Obliqsound

        



「Gretchen Parlato - Winter Wind」
          


 次は、フィラデルフィアで活動する女性シンガー、「ローリン・タリーズ/Laurin Talese」のデビュー作、「ゴージャス・ケイオス/Gorgeos Chaos」(2016)から、「ロバート・グラスパー/Robert Glasper」とのコラボで、自身作詞の「Winter」。JazzとR&Bの中間のようなアルバムで、「濃厚でテンションの高いソウル、R&Bはちょっと ・・・」という方にもオススメ。
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 ゴージャス・ケイオス/Gorgeous Chaos
 ローリン・タリーズ/Laurin Talese
 Pヴァイン・レコード

        




「Laurin Talese - Winter (feat. Robert Glasper)」
          
    
    
     


# by knakano0311 | 2019-12-05 23:18 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

紅葉も終わり、高まる年の瀬気分

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 いよいよ12月。冬本番。朝から紅葉を散らしてしまうだろう雨。「こんな日は ・・・」と、年賀状の印刷にとりかかる。午後から出かけた近所のスーパーには、クリスマス・ツリーや正月飾りが所狭しと置いてある。一気に「年の瀬気分」が強まってくる。
   
 さて、今宵、年の瀬に聴くピアノ、「Winter」をタイトルにもつ曲をいくつか ・・・。

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 まずは、「トリオセンス/Triosence」。曲は、「Winter Rain」。アルバム、「Turning Points」(2013)から。「トリオセンス」は、ドイツ出身で、ピアニストの 「ベルンハルト・シューラー/Bemhard Schüer」を中心に、「Matthias Nowak/マティアス・ノヴァク(bass)」、「ステファン・エーミッヒ/Stephan Emig (drums)」によって、1999年に結成されたJAZZピアノトリオ。バンドの名前を「トリオセンス」とした由縁は、「トリオ」と「エッセンス」とを併せた造語だそうで、そこに彼らの思いが込められているようだ。最新作は、結成20周年を記念して、新メンバーによりリリースされた「スコルピオ・ライジング/Scorpio Rising」(2019)。
   
 この「Winter Rain」、YOUTUBEにアップされていないので、ライブ・アルバム、「One Summer Night」(2017)に収録されているライブ・バージョンをアップします。

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 Turning Points
 Triosence/トリオセンス
 ヤマハミュージックアンドビジュアルズ






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 One Summer Night
 トリオセンス/Triosence
 Mons Records

  


        
「Winter Rain (Live) - Triosence」
          

 そして、デビュー・アルバム、「First Enchantment」(2004)から、「Winter Samba」を。
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 First Enchantment
 トリオセンス/Triosence
 MONS

          




「Winter Samba - Triosence」
          

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 このブログで、「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」、「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi」、「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」、「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」など、数多くのヨーロッパの美メロ・ピアノを紹介してきましたが、日本にも彼らに匹敵する美メロ・ピアニストがいる。「Manabu Ohishi/大石学」。
    
 永遠をテーマに彼がトリオで奏でる心温まるピアノの旋律は、アルバム、「ETERNAL」(2013)。曲は、「Winter Waltz」。パーソネルは、「大石学/Manabu Ohishi(piano)」「ジャン=フィリップ・ヴィレ/Jean-Philippe Viret(bass)」、「シモン・グーベル/Simon Goubert(drums)」。
   
 YOUTUBEにトリオ演奏でのアップがありませんので、ソロ・バージョンで ・・・。

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 ETERNAL
 マナブ・オオイシ・トリオ(大石学トリオ)
 澤野工房

        

  
「Calm ~ Winter Waltz - 大石学」
          
    
    
      
      

# by knakano0311 | 2019-12-03 16:04 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

公園の紅葉もそろそろ見納めです

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 我々森林ボランティアが活動拠点とする「兵庫県立一庫公園」の麓に広がるダム湖、「知明湖」。正面の山が、公園の中心、「知明山」。水面に映る青空と紅葉が美しい。

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 公園の紅葉もそろそろ終盤へ。「サクラ」や、日当たりの良い場所の「イロハモミジ」、「カエデ」などはもうすでに散ってしまったが、色付きが遅れていた「エドヒガン(江戸彼岸)」の谷や、「出会いの谷」の「イロハモミジ(いろは紅葉)」が今がちょうど見頃。目を奪われる鮮やかな赤。静寂。平日は、訪れる人も少ないこの公園は、知られざる紅葉の名所です。
  
 今宵の曲、御贔屓、日本人の琴線にふれる美しい哀愁のメロディを奏でるノルウェー出身のジャズ・ピアニスト、「トルド・グスタフセン・トリオ/Tord Gustavsen Trio」の「Still There」。 アルバム、「Being There」(2007)から。

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 Being There
 Tord Gustavsen Trio/トルド・グスタフセン・トリオ
 ECM

          




「Tord Gustavsen Trio - Still There (live)」
          

 次の曲は、「静寂=still」をタイトルに持つ曲、「In The Still Of The Night」。「夜の静寂(しじま)の中で」という素敵な邦題がついている。実は、この歌、同名異曲、二つの曲があるが、一つは、「コール・ポーター/Cole Porter」が1937年に作った曲で、スタンダードともなっている曲。
    
【 In The Still Of The Night 】 by Cole Porter
    
「♪ In the still of the night    夜の静寂(しじま)の中で
  As I gaze from my window   私は窓から
  At the moon in its flight    空に浮かぶ月をじっと眺める
  My thoughts all stray to you  私の心はあなたを思って千々に乱れる
   
  In the still of the night      夜の静寂の中で
  While the world is in slumber   世界が眠りにつき
  All the times without number   時は動きを止めている間に
  Darling when I say to you    ダーリン、君に尋ねたいんだ 
   
  Do you love me, as I love you   僕が愛するほど、僕を愛しているかい
  Are you my life to be, my dream come true 私の人生になってくれますか、それが僕の夢
  Or will this dream of mine fade out of sight その夢は消えてなくなってしまいますか
  Like the moon growing dim,          まるで輝く月が
        on the rim of the hill       丘の向こうに消えていくように
  In the chill, still, of the night       ひんやりとした夜の静寂の中で ♪」
    
 歌い手は、ジャズ歌手ではないが、大ベテラン、「カーリー・サイモン/Carly Simon」。若い頃は「恋多き女」として数多くの浮名を流したが、すっかり落ち着いて、POPS歌手としてもう円熟の域に達している彼女がリリースしたスタンダード集、「ムーンライト・セレナーデ/Moonlight Serenade」(2005)から。

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 Moonlight Serenade
 カーリー・サイモン/Carly Simon
 Sony

        


  
「Carly Simon - In The Still Of The Night」
          

 そして、もう一つは、1956年の「ファイヴ・サテンズ/The Five Satins」のヒット曲、Doo-Wopの名曲、「In the Still of the <strong>Nite</strong>」。リード・ヴォーカルの「フレッド・パリス/Fred Parris」によって書かれた曲ですが、「コール・ポーター」の曲と間違われないようにとタイトルを「<strong>Nite</strong>」にしたという。こちらの歌唱は、人気急上昇の実力派で、スタイリッシュな、「リン・スタンレー/Lyn Stanley」。アルバムは、「Potions (From the 50s)」(2014)から。ボッサ・テイストの軽快さ、彼女の声が心地よく入ってくる。
   

【 In The Still Of The Night(Nite) 】  by Fred Parris
    
「♪ In the still of the night   夜の静寂(しじま)の中で
  I held you          僕は君を抱いた
  Held you tight        強く強く
  'Cause I love         愛しているからさ
  Love you so         こんなにも深く
  Promise I'll never       約束するよ
  Let you go          決して君を離さないと
  In the still of the night    夜の静寂の中で
   
  I remember          覚えているさ
  That night in May       あの五月の夜
  The stars were bright above  空には星が輝いていたね
  I'll hope and I'll pray      僕は願ったんだ 祈ったんだ
  To keep             君のかけがえのない愛が
  Your precious love       続きますようにと
  Well before the light      夜が明ける前に
  Hold me again         もう一度抱きしめて
  With all of your might      力の限り
  In the still of the night      夜の静寂の中で  ♪」
     
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 Potions (From the 50s)
 Lyn Stanley/ リン・スタンレー
 CD Baby





          
「In the Still of the Night - Lyn Stanley」
          

    
    
    

# by knakano0311 | 2019-11-30 14:36 | 炭焼き小屋から

ついに年貢の納め時、仕方なくスマホに

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 定年退職してからは、外出先で調べなければいけない事や、緊急に対応しなければならない何かがあるわけでもなく、「PCとガラ携で十分、スマホは必要ない」とずっと抵抗してきたが、ついに年貢の納め時来たと、二人共スマホに買い変えた。変えた主な理由は、
1)長電話が好きな妻の友達は皆スマホ。ガラ携の妻と話すには1回5分以内の時間制約があるという。
2)妻の趣味のお仲間がこれまた皆スマホ。どうも同調圧力が掛かっているようだ。
3)大手スーパーの割引サービスが、紙媒体のダイレクト・メールから、スマホ・アプリに変更になるという予告が来た。
 など、妻からの圧力である。とは言いつつ、スマホの世の中になっていくのは間違いなく、時代についていくためにも、この辺が潮時かと決断。
   
 「多分初期設定や使い方できっと質問攻めにあうだろうな」と危惧していたが、一応私も工学部卒、私も使っていなければ、質問に答えることもできない。案の定、家に帰ってから妻からいろいろ聞かれても、残念ながら答えられない。簡単なマニュアルを見ながら、悪戦苦闘しつつ、なんとかアカウントの設定、一部機能を使うまでには至った。PCとは操作方法が全く違うことにかなり戸惑う。きっと、スイスイと使いこなしている息子か孫娘に聞いたほうが早いんだろうな。
    
 こうやって、GAFAだ、ビッグデータだのという、この先チラチラ見えるAIに操られる社会に取り込まれていくんだ。
    
 さて、今宵の曲、「The telephone song(Oh Telephone とも)」。リオデジャネイロ生まれ、ブラジルの作曲家、ソングライター、レコード・プロデューサー、ジャーナリストで一時、「エリス・レジーナ/Elis Regina」のパートナーだった、「ホナルド・ボスコリ/Ronaldo Bôscoli」の作詞・作曲。それに、「ノーマン・ギンベル/Norman Gimbel」が英語詩をつけた。
  
【 The telephone song 】   By Ronaldo Bôscoli, Norman Gimbel &amp; Roberto Menescal
    
「♪ Buzz! Buzz! Line is busy every time that I call  私が電話してもいつもお話中
  Buzz! He's the longest talker I've ever known    なんて長電話なの 彼は
  Buzz! Buzz! I've been trying hard to reach him all day もう一日中かけ続けているわ
  Buzz! When I get him I'll forget what to say 
                      繋がった時には言おうとした事を忘れてしまっているわ

  Should I call the operator?        交換手に聞いてみようかしら
  Is the number that he gave me my own?  彼が番号を教えてくれたのは私だけかって
   
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」
    
 可憐な声で電話をかけてくれるのは、「ダイアナ・パントン/Diana Panton」。アルバムは、「To Brazil With Love/フェリシダージ ~わたしが愛したブラジル 」(2011)から。

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 To Brazil With Love/フェリシダージ ~わたしが愛したブラジル
 Diana Panton/ダイアナ・パントン
 MUZAK,Inc.

        





「Diana Panton -The telephone song」
          

 大姉御、「ローラ・フィジィ/Laura Fygi」の円熟の電話も。アルバム「The Lady Wants to Know」(1994)に収録されていますが、ライブ映像で。

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 The Lady Wants to Know  
 Laura Fygi/ローラ・フィジィ
 Mercury





        
「Laura Fygi - Oh Telephone」
          

        
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 次は、ロンドン生まれで、南アフリカ共和国で育ち、その後ニュー・ヨークに移り、「マンハッタン・スクール・オブ・ミュージック」を卒業、ニュー・ヨークを拠点に活動しているという気鋭のボーカリスト&ソングライター、「ニッキー・シュライア/Nicky Schrire」のかける電話は、「Bless the Telephone」。アルバムは、「Space and Time」(2013)。
   
 彼女が、3人のピアニスト、「ファビアン・アルマザン/Fabian Almazan」、「ジェラルド・クレイトン/Gerald Clayton」、「ギル・ゴールドスタイン/Gil Goldstein」とそれぞれ4曲ずつ共演したヴォーカル&ピアノのデュオ・アルバム。アレンジはすべて「ニッキー・シュライア」が担当、プロデューサーは、「ブラッド・メルドー/Brad Mehldau」等を手掛けた「マット・ピアソン/Matt Pierson」。透明感ある歌声とピアノのデュオ。親密でイノセントな空間。
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 Space & Time
 Nicky Schrire/ニッキー・シュライア
 Nicky Schrire Music





「Bless the Telephone(feat. Gerald Clayton) - Nicky Schrire」
          
     



     


# by knakano0311 | 2019-11-28 14:23 | マーケッターとしてのシニアから | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(358) ~ ご近所の紅葉 ~

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 関西には京都をはじめ、紅葉の名所が数多くありますが、いま真っ盛りの「ご近所の紅葉」、これも結構楽しめます。「ブドウ(葡萄)」の実に似た青紫色の実とのコントラストも鮮やかな「ツタ(蔦)」。燃えるような赤の「シダレモミジ(枝垂れもみじ)」、「ドウダンツツジ(灯台躑躅、満天星)」。そして「イチョウ(銀杏)」も ・・・。家の近くの小山の紅葉も鮮やかですが、なんとも電線が邪魔。

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 さて、今宵はピアノとベースのデュオ。イタリアの巨匠「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」とデンマークのエース・ベーシスト、「トーマス・フォネスベック/Thomas Fonnesbæk」、アルバムは、「Blue Waltz」(2018)。2017年、コペンハーゲンでのライブ・アルバム。
  
 「エンリコ・ピエラヌンツィ」は、もう紹介不要のイタリアの巨匠。「トーマス・フォネスベック」は、1977年、デンマーク生まれ、油が乗った現在、42歳のベーシスト。「ラーシュ・ヤンソン・トリオ/Lars Jansson Trio」のベーシストとして名を馳せ、繊細かつエキサイティングなプレイで日本のジャズファンにも人気が高いという。
   
 彼は、「ケニードリュー/Kenny Drew」の生涯の演奏のパートナーであった、「ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン(NHOペデルセン)/Niels-Henning Ørsted Pedersen」の生徒として薫陶を受け、「ラーシュ・ヤンソン」がデンマークの「オールヒュス音楽大学」で教授を努めていた時期にラーシュから指導を受けたという。若い頃から頭角を現した逸材で、1997年には、「バーリンスケ・タイデンデ音楽コンテスト」でソロベース奏者として金賞を受賞、「ヨーロピアン・ジャズ・コンテスト」では、準優勝を果たした経歴を持ち、「エンリコ・ピエラヌンツィ」がその才能に目をつけたのであろう。
    
 近作のソロアルバム、「Wine & Waltzes」(2018)にも収録されていたアルバム・タイトル曲、ピエラヌンツィ作曲の「Blue Waltz」、「blue
がつく曲にハズレなし」などと言われていますが、どうでしょうか。そして、フォネスベック作曲の「First Impression Last」など4曲を ・・・。

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 BLUE WALTZ
 Enrico Pieranunzi & Thomas Fonnesbæk/エンリコ・ピエラヌンツィ & トーマス・フォネスベック
 Stunt Records





          
「Blue Waltz · Enrico Pieranunzi & Thomas Fonnesbæk」
          

「Everything I love - Enrico Pieranunzi & Thomas Fonnesbæk」
          

「First Impression Last - Enrico Pieranunzi & Thomas Fonnesbæk」
          

「Miradas - Enrico Pieranunzi & Thomas Fonnesbæk」
          
     
     
      

# by knakano0311 | 2019-11-26 10:51 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(357) ~ 晩秋に咲く ~

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 紅葉ばかりが目立つ晩秋の路傍。よく見ると、結構たくさんの花が咲いている。定番の「サザンカ(山茶花)」、孤高の大輪「皇帝ダリヤ」、いろいろの「キク(菊)」、思わず微笑みたくなる「チロリアン・ランプ」、毒性があるらしいがユニークな形の「エンジェルス・トランペット」など ・・・。

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 さて、今宵の女性ボーカル。ウッド・ベースを抱えながら、ブロンドの長い髪をなびかせて、スタンド・マイクでジャズを歌う、オーストラリア出身の美人女性ジャズ・ベーシスト、「ニッキ・パロット/Nicki Parrott」。
   
 1970年生まれ。4歳の頃からピアノを学しんだニッキは、その後フルートを経て、15歳の時にはもうベースを手にし、シドニーの音楽院でジャズを学んだ後、CDデビュー。1994年に渡米し、N.Y.の有名なジャズ・クラブ、「イリディウム/the Iridium Jazz Club」で、「レス・ポール・トリオ/Les Paul Trio」のベーシストを務めるなど、ウッド・ベースを弾きながら艶やかにシルキー・ヴォイスで歌うスタイルで、注目されたという。デビュー後、日本でもジャケ買いしたくなるほどのそのキュートな愛らしさが人気を集め、多くのファンを獲得している。
   
 ニッキのニュー・アルバムは、「コーヒー・ルンバ/Moliendo Cafe」、「キス・オブ・ファイアー/Kiss of Fire(原曲:エル・チョクロ/El choclo」、「ある恋の物語/Historia De Un Amor」など、タンゴ、マンボ、ルンバなどラテン・ジャズ・サウンドが満載の「Papa loves Mambo/パパはマンボがお好き」(2019)。
   
 かって中学生の頃、洋楽に目覚めたきっかけの一つがラテン音楽であった。ラジオから流れてくる「ナット・キング・コール/Nat King Cole」、「トリオ・ロス・パンチョス/Trío los Panchos」、「ペレス・プラード楽団/Pérez Prado And His Orchestra」、「ザピア・クガート楽団/Xavier Cugat Orchestra」 ・・・などに夢中になったものでした。このアルバム、そんな昔の想いが蘇るような懐かしい曲、14曲。いや、これは楽しい。

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 パパはマンボがお好き/Papa Loves Mambo
 ニッキ・パロット/Nicki Parrott
 ヴィーナスレコード

        




 それでは、懐かしいおなじみのラテン・スタンダードを4曲続けて。

「Papa Loves Mambo(パパはマンボがお好き) - Nicki Parrott」
          

「Moliendo Cafe(コーヒールンバ) - Nicki Parrott」
          

「Historia De Un Amor(ある恋の物語) - Nicki Parrott」
          

「Perfidia(パーフィディア) - Nicki Parrott」
          
     
    
    
   

# by knakano0311 | 2019-11-25 09:49 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

「バー堂島」を読んで「ケ・サラ」を聴く

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 最近読んだ本。「バー堂島」(吉村喜彦 ハルキ文庫)。
   
 大阪・北新地のはずれ、堂島川に面したカウンター五席の「バー堂島」。還暦近いマスターは、元ブルース・ミュージシャン。美味しいお酒とつまみ、心優しい音楽が売りの、ざっくばらんなお店。個性豊かな連中がやってくる。帯には、「笑ったあと、ちょっぴり切ない。夕日を映す川の街を舞台に、心ほどける4つの物語。」とあった。
   

 カウンターだけのちいさなバー。ジャズが流れて、常連さんがやってきては、与太話に花を咲かせる。もちろん大阪弁で ・・・。こんな隠れ家ともいえる北新地の店、現役時代の私にもありました。帯にあるとおり、読んでいるうちに、いろいろと昔を思い出しながら、心がほどけていく。

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 バー堂島
 吉村喜彦
 ハルキ文庫(角川春樹事務所)







 この本のなかで、関西出身の日本のブルース歌手でちょっと語られていたのが、ブルース・バンド、「憂歌団」のボーカル、ギタリストの「木村充揮」とR&amp;B・ソウルシンガー、シンガーソングライターの「上田正樹」。ちょっと聴いてみたくなり、CDを引っ張り出してきました。
    
 「木村充揮」。映画、「毎日かあさん」(2011年公開)のエンディングで流れて、涙腺崩壊した「ケサラ ~ CHE SARA ~」。アルバム、「小さな花」(2006)から。
   
 「ケ・サラ(イタリア語: Che sarà )」は、1971年の「サンレモ音楽祭」で発表された楽曲で、その意味は、日本語に訳すと、「どうなってしまうんだろう?」という意味だという。イタリアでこの歌が発表された1971年、日本では学生運動や安保闘争の火が燃え上がっていた。 当時、「にしむらよしあき」が日本語に訳した歌詞が、権力と闘いながら平和と自由を訴えていた学生達によって、集会や歌声喫茶などで歌われた。東大安田講堂事件が1969年、 日本航空機よど号ハイジャック事件、三島由紀夫事件が1970年、1971年は、ちょうど入社して関西に2年ほど経った頃ころ。「木村充揮」独自の訳は、そんな政治色は消えてる。香港のニュース映像が頭をよぎる。
    
【 ケサラ ~ CHE SARA ~ 】
  作詞・作曲:Francesco Migliacci・Cario Pes・Italo Nicola Greco・Enrico Sbriccoli
  日本語詞:木村充揮

「♪ 海を見てると 君のことを思い出す
  振り向きざまの あの笑顔 この胸に広がる
   
  楽しい楽しい日々を 辛く切ない日々を
  君と共に暮らした日々を 忘れられない日々を
   
  ケサラ ケサラ ケサラ
  今日の一日を 雨の日も風の日も ケサラ
   
  夢の中 行き交う 今日もいろんな人が
  争うことなく暮らせるように 共に暮らせるように
  
  ケサラ ケサラ ケサラ
  君の一日を 雨の中 風の中 ケサラ
  
  ケサラ ケサラ ケサラ
  巡る季節の中を 前を向いて歩いてく ケサラ
   
  ケサラ ケサラ ケサラ
  今日の一日を ふれあい 分けあい 愛しあい ケサラ 
   
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」
   
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 小さな花
 木村充揮 
 ヒップランドミュージック





        
「木村充揮 -ケサラ - Che Sara - 」
          

 「上田正樹」。「悲しい色やね Osaka Bay Blues」。アルバム、「Songs - 男が女を愛する時 -」(1983)から。この歌をカラオケの十八番にしているオジサンたちも私の周りにたくさんいました。
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 Songs ~男が女を愛する時~
 上田正樹
 CBS/Sony





        
「悲しい色やね〜OSAKA BAY BLUES - 上田 正樹」
          

 年は「令和」となったが、「カラオケ」と聞くと、なぜか「昭和」の匂いがしてくる。これもオジサンたちの十八番、「河島英五」の昭和の「男唄」は「酒と泪と男と女」。「木村充輝」と「近藤房之助」のカバーで。アルバムは、「男唄~昭和讃歩」(2007)。
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 男唄~昭和讃歩
 木村充揮、近藤房之助
 ZAIN RECORDS




        
「木村充揮×近藤房之助 - 酒と泪と男と女」
          
    
    
     


# by knakano0311 | 2019-11-24 00:25 | 読むJAZZ | Trackback | Comments(0)

紅葉の中、今日もクヌギを伐る

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 紅葉真っ盛りの公園。その中で、今日も黙々と「クヌギ(椚、櫟)」の高木を伐り、炭焼きの窯木をつくる。順調に伐採は進んでいる。朝の冷え込みは厳しかったが、伐った後、森が開け、背中に陽があたると体が暖かくなる。作業後、紅葉を愛でるゆとりもでてきた。

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 さて今宵、晩秋の宵のピアノは、「ジョン・テイラー/John Taylor」。惜しくも2015年11月に亡くなってしまったが、「ピアノの詩人」と称されるイギリスのジャズピアノ奏者、作曲家。
   
 1942年生まれ、イギリス・マンチェスター出身。音楽一家で育ち、幼少からピアノをマスターしたという。1964年ロンドンに出て、多くのアーティストと共演。1971年トリオを結成し、初リーダー作「Decipher(日本タイトル;覚醒)」を発表。モード手法を基盤としたスピード感溢れる高度なインタープレイを披露した。「ピアノの詩人」と称されるように、欧州ピアニストの例に漏れず、クラシックをベースにした気品あふれる演奏でファンを魅了。現在までにECMレコードに多くの録音を残していることもうなづける。彼の元妻は、英ジャズ歌手、ヴォーカリスト、「ノーマ・ウィンストン/Norma Winstone」である。
    
 今宵のアルバムは、まず、トリオ・アルバム、「Rosslyn」(2002年4月録音)。「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」と多くのトリオ作品がある、「マーク・ジョンソン/Marc Johnson(b)」、「ジョーイ・バロン/Joey Baron(ds)」という、このメンバーで唯一のトリオ・アルバムですが、ECMレーベルらしい静謐で耽美、硬質な演奏を聴かせる。

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 Rosslyn
 ジョン・テイラー・トリオ/John Taylor Trio
 ECM

        



 そこから、「Between Moons」。トリオ演奏がアップされていませんので、2013年11月ロンドンでのソロ演奏で。

「John Taylor - Between Moons」
          

 カナダ・トロント生まれであるが、主にイギリスで活躍するジャズ・トランペット・フリューゲルホーン奏者で、美しくもプログレッシヴな演奏が特長の「ケニー・ホイーラー/Kenny Wheeler」。そのサウンドは、「クリスタル・サウンド」とも呼ばたが、2014年9月に亡くなってしまった。彼とのデュオ・アルバム、「Where Do We Go From Here」(2005)から「Fordor」を。秋にぴったりの映像をYOUTUBEからアップ。

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 Where Do We Go From Here
 Kenny Wheeler & John Taylor/ケニー・ホイーラー & ジョン・テイラー
 CamJazz

        




「Kenny Wheeler & John Taylor - Fordor」
          

 さて、「ジョン・テイラー」とベースのデュオといえば、「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」とのデュオ盤、「Nightfall」(2003)が頭に浮かびますが、フランスのベーシスト、「ステファン・ケレッキ/Stephane Kerecki」とのデュオ盤もなかなかのもの。アコースティック・ベースが醸し出す重厚な音空間の居心地の良さ、アルバムは、「Patience」(2011)から「Gary」。

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 Patience
 Stéphane Kerecki & John Taylor/ステファン・ケレッキ & ジョン・テイラー
 1-2-3-4 GO

        



「Stephane Kerecki and John Taylor - Gary」
          

    
    
     


# by knakano0311 | 2019-11-21 17:43 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)