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大屋地爵士のJAZZYな生活

見ました!! ツノゼミの実物

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 ちょっと前に取り上げた「ハイイロチョッキリ(チョッキリムシ)」の記事で、特に一度実物を見てみたいと思ったが、何の意味や役割があるのか全く分からない奇妙キテレツな形をした「ツノゼミ(角蝉)」。気鋭の若手昆虫学者、「丸山 宗利」氏が紹介する虫の世界の面白さ。「昆虫はすごい」(光文社)で紹介されていたので、俄然興味が湧いた。

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 昆虫はすごい (光文社新書)
 丸山 宗利 (著)
 光文社












  
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 色々の種があるみたいだが、同書から拝借した写真のものは、もう頭が「おまつり」状態。「セミ」と名前が付くが、「セミ(蝉)」ではなく、「カメムシ(半翅)目ツノゼミ科」の昆虫である。中南米の亜熱帯あるいは熱帯地域に生息するが、沖縄を除く日本全土にも一部が生息しているという。調べたら、隣町「伊丹昆虫館」で見ることができるというので行ってきた。
  
 ありました。体長わずか4mmの「ヨツコブツノゼミ」。どうやって採集したのだろうか。どうやって標本に・・・。顕微鏡でないとその特徴は見ることができません。名前の由来の「四つの瘤」、お祭り状態の頭がはっきり確認できました。いやすごい!! 大興奮。
   

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 この「伊丹昆虫館」は「昆陽池公園」にあり、その豊富な昆虫標本や、蝶が乱舞する大温室でも有名なところ。久しぶりに、ゆっくりとみてきました。初めて知った変わった形の昆虫を教えてもらった。「バイオリンムシ(提琴虫)」。インドネシア、マレーシアの熱帯雨林に生息し、「オサムシ科」に属する昆虫で、「ウチワムシ(団扇虫)」とも呼ばれ、英名では、「Violin Beetle、Fiddle Beetle、Guitar beetle」などと呼ばれるという。

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 その後は、「オオゴマダラ(大胡麻斑)」、「スジグロカバマダラ(筋黒樺斑)」などの乱舞を存分に楽しんだ「おやじの遠足」。


 今宵の曲は、「昆虫のワンダーランド」に因んで、「Alice In Wonderland(不思議の国のアリス)」。昭和26年(1951年)に公開されたディズニー映画 、「不思議の国のアリス」 のテーマ曲ですが、イギリスの数学者、論理学者、写真家、作家、詩人の「ルイス・キャロル/Lewis Carroll」が、1865年に書いた「Alice's Adventures in Wonderland」が原作だという。

 ピアノでは何といっても、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」の演奏が有名。アルバム、「Sunday at the Village Vanguard」(1961)から。パーソネルは、「ビル・エヴァンス(p)」、「スコット・ラファロ/Scott LaFaro(b) 」、「ポール・モチアン/Paul Motian(ds)」。

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 サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード
 ビル・エヴァンス
 ユニバーサル ミュージック







「Bill Evans Trio - Alice in Wonderland (Official Visualizer)」

     


 最近の演奏では、フランス出身のピアニスト、「澤野工房」の招きで何回も来日している「セルジュ・デラート/Serge Delaite」なんかが好きです。アルバム、「FRENCH COOKIN'」(2006)より。パーソネルは、「Serge Delaite (piano)」、「Pascal Combeau (bass)」、「Jean-Marc Lajudie (drums)」。

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 FRENCH COOKIN'
 セルジュ・デラート・トリオ
 澤野工房






「Alice in Wonderland - Serge Delaite Trio」


 可愛い歌声をお届けしましょう。「ダイアナ・パントン/Diana Panton」です。アルバム、「I Believe in Little Things/わたしの小さな願い」(2015)から。

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 アイ・ビリーヴ・イン・リトル・シングス
   ~わたしの小さな願い
 Diana Panton
 MUZAK,Inc.






【 Alice in Wonderland 】 by Bob Hilliard / Sammy Fain

「♪ Alice in Wonderland 不思議の国のアリス
  How do you get to Wonderland? 彼女は不思議の国へどうやっていくの
  Over the hill or underland あの丘を越えて 土の中を潜って
  Or just behind the tree 又はあの木の後ろにあるのかしら

  When clouds go rolling by 雲が流れて
  They roll away and leave the sky どっかへ行って青空だけになると
  Where is the land beyond the eye 誰も見たことのないその国は
  That people cannot see? どこへ行っちゃうの

  Where can it be? それはどこにあるの
  Where do the little stars go? 小さな星たちはどこへ行くの
  Where is the crescent moon? 銀色の三日月はどこへ行くの
  They must be somewhere  天気のいい午後には
    in the sunny afternoon   どこかへ隠れちゃうんだ

  Alice in Wonderland 不思議の国のアリス
  Where is the path to Wonderland? そこへ行く道はどこにあるの
  Over the hill or here or there あの丘をこえたとこ? こっち? あっち?
  I wonder where   ねえ 私わかんない  どこ    ♪」



「不思議の国のアリス - ダイアナ・パントン」





# by knakano0311 | 2023-10-03 00:00 | おやじの遠足・街歩き | Comments(2)

今年は秋にトライやるウィーク

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 例年は春に実施する「トライやるウィーク」が、今年は秋。公園で1週間、「トライやるウィーク」として社会活動体験中の中学2年生5人を、この日は、森林ボランティアのメンバーとして、間伐作業を体験してもらう。近隣の中学校の男子3人、女子2人である。森へ入ることも、立ち木を鋸で伐ることも、彼らには初めての体験である。「なぜ木を伐らねばならないか?」から始まって、「どの木を伐るのか?」、「安全に伐るには」などの基本を教えて、実際に数本の木を伐ってもらった。これを機に、自然に少しでも関心を持ってもらえたら幸いである。
   
 「トライやる・ウィーク」とは、兵庫県が、県下の公立中学校の2年生を対象に、仕事体験などを通して地域について学び、「生きる力」を育むことを目的としている期間は1週間の教育活動。1995年(平成7年)の「阪神・淡路大震災」、1997年(平成9年)の「神戸連続児童殺傷事件(酒鬼薔薇聖斗事件)」を機に、中学生に大人の働く場を見せて学習させようとする趣旨から、1998年度(平成10年度)からコロナの期間を除いて実施されている。

   
 今宵の曲は、「ワークソング/Work Song」。オリジナルは、「キャノンボール・アダレイ/"Cannonball" Adderley」の弟、ジャズ・コルネット奏者「ナット・アダレイ/Nat Adderley」によるビ・バップ全盛の1960年のヒット・ナンバー。すぐに「オスカー・ブラウン・ジュニア/Oscar Brown Jr.」の手によって歌詞がつけられ、囚人達の労働歌に仕上げられたという。
    
 まずは、1980年代に「ビ・バップ」の再演で一世を風靡した「マンハッタン・ジャズ・クインテット/Manhattan Jazz Quintet」の演奏で。アルバム、「Face to Face」(1989)から。
  
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 フェイス・トゥ・フェイス/Face to Face
 マンハッタン・ジャズ・クインテット/Manhattan Jazz Quintet
 キングレコード





         
   
「Manhattan Jazz Quintet - Work Song」
   
     


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 親しみやすく、単純明快、歯切れのいいファンキー・バップ・トランペッター。「リー・モーガン/LeeMorgan」を信奉するトランペッターで、NYの香りがたっぷりの「ライアン・カイザー/Ryan Kisor」である。アルバムは、足ジャケとしても知られている「ドナ・リー/Donna Lee」(2004)から。
   
 1973年アイオワ州生まれ。最初は父親からトランペットを習い、10歳でローカルなダンスバンドで演奏を始めたという。クラシックの本格的なレッスンを始めたのは12歳の時。サマー・ジャズ・キャンプの世話をするジャズ・トランペット奏者「クラーク・テリー/Clark Terry」との出逢いによって、ジャズにインスパイアーされたのが15歳。1990年、17歳の時、「モンク・コンペティション/Thelonius Monk Institute's trumpet competition」で優勝し、その実力を認められた。その後は自身のコンボを組み、数々のCDを世に送り出し、現在に至っている。
    
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 ドナ・リー
 ライアン・カイザー
 日本コロムビア







「Work Song - Ryan Kisor」



 ボーカルは、「ニーナ・シモン/Nina Simone」。ベスト・アルバム、「Feeling Good: The Very Best of Nina Simone」(1994)から。
   
【 Work Song 】  by Nat Adderley , Oscar Brown Jr.
  
「♪ Breaking rocks out here on the chain gang 鎖に繋がれ岩を砕いている
  Breaking rocks and serving my time    岩を砕く作業って懲役さ
  Breaking rocks out here on the chain gang 鎖に繋がれ岩を砕いている
  Because they done convicted me of crime  有罪判決を受けてしまったからね
  Hold it steady right there while I hit it さあ砕くからしっかり支えていろよ
  Well I reckon that ought to get it  何をすべきかちゃんとわかっているさ
  Been Working and working     働いて 働き続けて
  But I still got so terribly far to go  気が遠くなるくらいずっとそれが続くのさ
   
  ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」
    
     
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 Feeling Good: The Very Best of Nina Simone
 ニーナ・シモン/Nina Simone
 Universal I.S.




 
  
「Nina Simone - Work Song」
         
  

 沖縄出身の女性シンガー、「安富祖(あふそ)貴子」のソウルにも心動かされる。デビュー・アルバム、「魂/Kon」(2006)から。

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 魂/Kon
 安富祖貴子
 M&I






「WORK SONG - Takako Afuso/安富祖貴子」

  


# by knakano0311 | 2023-10-02 00:00 | 炭焼き小屋から | Comments(0)

中秋の名月の余韻に浸っています

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 昨夜の「中秋の名月」。今宵は曇り空なので、まったく見えない。次回、「中秋の名月」が満月になるのは7年後だという。果たして ・・・。だから、まだ昨夜の美しさの余韻に浸っています。(写真はNETより拝借)

 月みれば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど  
                  大江千里(23番) 『古今集』秋上・193

 和歌の意味は、「月を見ると、色々な物事が悲しく感じられる。私一人だけに来た秋ではないのだけれど」。


 余韻に浸る今宵の曲は、「Moondance」。イギリス(北アイルランド)出身のミュージシャン、「ヴァン・モリソン/Van Morrison」の手になる1970年の曲。「カーステン・シェリダン/Kirsten Sheridan」監督の映画、「奇跡のシンフォニー/原題;August Rush(2008年日本公開)」でも使われていたのを思い出す。
     
   
【 Moondance 】  作詞・作曲;Van Morrison

「♪ We'll,it's a marvelous night for a Moondance ムーンダンスには最高の夜
  With the stars up above in your eyes  君の瞳に映った天空に星は煌く
  A fantabulous night to make romance  恋するには信じられないほど素敵な夜
  'Neath the cover of October skies   10月の空を覆う満天の星の下で
   
  And all the leaves on the trees are falling すべての樹々の葉を落として
  To the sound of the breezes that blow  吹き渡る風の音
  And I'm trying to please to the calling 僕は喜んで応えよう 君の心の琴線が
  Of your heart-strings that play soft and low 僕を呼ぶ柔かく低い奏でる音に
   
  And all the night magic
      seems to whisper and hush 夜は囁きと静けさの魔法に包まれ
  And all the soft moonlight
      seems to shine in your blush 柔らかな月の光は君の頬を優しくてらす
   
  Can I just have one more Moondance
       with you,my love    さあ、ムーンダンスをもう一度君と
  Can I just make some more romance
       with you,my love    さあ、ロマンスをもう少し君と

   ・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・ ♪」

   
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 これは珍しい。ポーランドの国民的歌姫で、「小曾根真」とも共演したことのある、私、大のご贔屓「アナ・マリア・ヨペック/Anna Maria Jopek」の初で唯一(?)の英詩アルバム、「Secret」(2005)から。スラブの音楽的伝統を深く追求するしつつ、ジャズを追求する彼女の音楽世界。5曲のオリジナル・ナンバーをはじめ、「ヴァン・モリソン/Moondance」などのカヴァー曲を含む全11曲でアルバムを綴る。


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 Secret
 Anna Maria Jopek
 Emarr







「Moon Dance - Anna Maria Jopek」

     


 好漢「マイケル・ブーブレ/Michael Bublé」も歌います。アルバム、「Michael Bublé」(2003)と「Come Fly with Me」(2004)には、ライブ・バージョンが収録されています。今宵は、「Come Fly with Me」から。
   
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 Michael Buble
 Michael Buble/マイケル・ブーブレ
 Reprise / Wea






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 カム・フライ・ウィズ・ミー/Come Fly with Me
 マイケル・ブーブレ/Michael Bublé
 ワーナーミュージック・ジャパン





   
「Moondance (Live) - Michael Bublé」   
  

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 歌いぶりにラテンの濃蜜な血を感じる、「テッサ・ソーター/Tessa Souter」のアルバム、「キー・ラーゴの夜/Nights of Key Largo」(2008)収録のバージョンもご贔屓。

 「テッサ・ソーター」。1956年、ロンドン生まれ、67歳。苦労人の大ベテランである。トリニダード人の父とイギリス人の母を持ち、最初はピアノを、12歳でギターを独学したが、16歳の時に家出、結婚、出産したが、大学に進学し英国文学を学んだという。卒業後、いくつもの職を経験し、1992年にアメリカへ渡った。そこでフリーランスの記者として活躍後、1997年、「マンハッタン音楽学校」でジャズを学んだという。


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 キー・ラーゴの夜
 テッサ・ソーター
 ヴィーナスレコード







「Moondance - Tessa Souter」



 デンマーク出身、「スーシ・フィルドガード(スーシ・フルゴールとも)/Susi Hyldgaard」を聴いてみましょうか。ギターとのデュオでスウィンギーにかける恋の呪文11曲を収録した、「恋に落ちる11の呪文/Magic Words」(2007)から。

 「北欧のひんやりとした乾いた空気から生まれたクール・ボイス、よく冷えたドライ・マティーニのような歌声」というようなコピーだった。
  
   
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 Magic Words/恋に落ちる11の呪文
 Susi Hyldgaard/スーシ・フィルドガード
 Enja






「Moondance - Susi Hyldgaard」


 オリジナルの「ヴァン・モリソン」も。アルバムは、「Moondance」(1970)。ジャジーなアレンジが心地よい。

   
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 Moondance
 ヴァン・モリソン/Van Morrison
 Rhino







「Van Morrison ~ Moondance (1970)」




# by knakano0311 | 2023-10-01 00:00 | 音楽的生活 | Comments(0)

中秋の名月を見てピアノを聴く

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 「十五夜」。「中秋の名月」、しかも「満月」ということで、団子を食いながら、月の出を待ちかねた。晴天、空気も澄んで、この上ないくらい綺麗に見えた。

 今宵は、しっとりしたピアノ演奏を。最初は、ご贔屓、「リン・アリエール/Lynne Arriale」のカルテット、「The Lynne Arriale Quartet」の演奏で、「Sister Moon」。アルバムは、ロック-ポップスのカバーも含む、リーダーとしての12作目の意欲作、「Convergence」(2011)。「Sting」の曲で、アルバム、「Nothing Like The Sun」(1987)に収録されている。

   
 ロック・ポップスのカバーにおいても、自分のスタイルを貫き、ジャジーな雰囲気をしっかりと表現している。豊かなテクニックから繰り出される安定したプレイが心地よい。パーソネルは、「Lynne Arriale(piano)」、「オメル・アヴィタル/Omer Avital(bass)」、「アンソニー・ピンチョッティ/Anthony Pinciotti (drums) 」、「 ビル・マッケンリー/Bill McHenry(tenor sax)」。


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 Convergence
 Lynne Arriale
 In + Out






「Sister Moon - Lynne Arriale」

     




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 「トリオ・X・スウェーデン/Trio X of Sweden」。「レナート・シモンソン/Lennart Simonsson (p)」、「パー・ヨハンソン/ Per V Johansson (b,elb)」、「ヨアキム・エクバーグ/Joakim Ekberg (ds)」の3人によって、2002年に結成されたスウェーデンのピアノ・トリオである。

 シューマンのトロイメライ、バッハのアリア、ベートーベンの月光 ラベルのボレロなど、クラシックの楽曲を、彼らなりのプログレッシヴな方法で、ジャズ化したアルバムが、ドイツ語で、「白昼夢」、「幻想」、「夢想」を意味する、「トロイメライ/Traumerai」(2012)。そこから、誰でも知っているでしょう「ベートーベ/Ludwig van Beethoven」のピアノ・ソナタ、「月光/Moonlight Sonata」を。北欧ジャズ・ピアノ特有の叙情性、ロマンティシズムを感じさせる。

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 Traumerei
 Trio X of Sweden
 Prophone






「Moonlight Sonata/Piano Sonata No. 14 Op. 27, 1st Movement - Trio X of Sweden」






# by knakano0311 | 2023-09-30 00:00 | 音楽的生活 | Comments(0)

中秋の名月というのでススキを伐る

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 明日(29日)は「中秋の名月」というので、近所の空き地に「ススキ(薄)」を採りに ・・・。立派なススキが採れたのはいいが、案の定、「ヌスビトハギ(盗人萩)」の種、「ひっつきむし」がズボンにびっしりと ・・・。取るのにひと苦労しました。サバイバルのための植物の知恵もすさまじい。


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 今宵のピアノ、ノルウェーが世界に誇る鬼才、キーボード奏者、「ブッゲ・ヴェッセルトフト/Bugge Wesseltoft」のソロ・アルバム、「Songs」(2012)から、スタンダードで有名な「How High The Moon」。ボーカルでお馴染みですが、今宵はピアノ・ソロで ・・・。

 「ブッゲ・ヴェッセルトフト」。1964年ノルウェー生まれ。ジャズ・ミュージシャンの父親の影響で、幼い頃から音楽に興味を抱く。高校卒業する16歳までは、パンクバンドをやっていたが、やがてジャズに進み、1983年に19歳でプロになった。ジャズの勉強を学校でするつもりだったが、仕事で忙しかったため、正規の音楽教育は諦めたという。1980年代末まではいくつかのポップ、ロック、ジャズのバンドに参加したが、ピアノの腕前によって次代の天才との呼び声も高かった。1996年にフューチャー・ジャズ・レーベル、「ジャズランド」を設立、ブッゲはキーボード、ピアノの他エレクトロニクスやヴォーカルも担当、 「ジャズの新たなる概念」というタイトルに相応しい新鮮なサウンドを展開し、ノルウェー・グラミー賞の「年間最優秀ジャズ・アルバム賞」を受賞した。その後、ECMレコードと契約、その後も「フューチャー・ジャズ」、ないしは「ニュー・ジャズ」と呼ばれたスタイルで演奏する。
   

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 Songs
 Bugge Wesseltoft
 Jazla






「How High the Moon - Bugge Wesseltoft」

     


 フルアルバムもアップされていました。

「Bugge Wesseltoft ‎– Songs (2012 - Album)」
  

[00:00] 1. Darn That Dream  Written-By – Van Heusen
[07:58] 2. My Foolish Heart  Written By – Washington/Young
[13:16] 3. How High The Moon Written-By – Morgan Lewis
[20:00] 4. Moon River  Written-By – Henry Mancini
[25:52] 5. Chicken Feathers  Written-By – Steve Kuhn
[32:48] 6. Lament  Written-By – J.J. Johnson
[38:14] 7. We'll Be Together Again  Written By – Fischer/Laine
[43:18] 8. Like Someone In Love  Written-By – Van Heusen, Burke
[50:25] 9. Giant Step Written-By – John Coltrane






# by knakano0311 | 2023-09-29 00:00 | 音楽的生活 | Comments(0)