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大屋地爵士のJAZZYな生活

おやじのモノ語り(4) ~義父のぬくもり~

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極く、普通のサラリーマンだった私。従って高価なブランドの身につけるものなどは持っていないが、一つだけそれがある。ロレックスの時計だ。「Oyster Perpetual DATEJUST」。30数年前、結婚したときに、義父が身に着けていたものを頂いたもの。従って、義父から私へと受け継がれ、40年近く時を刻んでいることになる。その間、沖縄の海に浸かったり、汗で金属バンドが腐食して破損したりしたが、そのつど、結構時間と費用がかかるメンテナンスに出して使い続けている。メンテナンスの後は、まるで新品のようにピカピカになって手元に帰ってくるのだ。このように40年近く前の製品のメンテナンスがきちっとできること、まさしく一流の老舗の持っているブランドのチカラを感ずる。

クオーツでなく機械仕掛け特有の針の動き、月変わりの時の煩わしい日付変更、ずっしりとした厚みと重さ、飽きのこないデザイン・・・。すべてが好ましく、満身創痍になりながらも、私の腕で時を刻み続けている。

ファンキーと呼ばれたJAZZの傑作「ホレス・シルヴァー/Song For My Father」。青春の思い出、そして亡き義父のぬくもりに・・

ソング・フォー・マイ・ファーザー+4

ホレス・シルヴァー / EMIミュージック・ジャパン



「Horace Silver - Song for My Father」

          
by knakano0311 | 2009-05-21 10:35 | 爵士定規 | Comments(0)
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