子供がみんな家を離れて、時間のゆとりが出来たためか、妻は、前にもまして手芸、編み物に時間を費やしています。月1回の地域の子供にいろいろな遊びを教えるボランティア活動に夫婦で参加していますが、毎回多くの女の子が妻の「編みものコーナー」に集まってくるので、結構教えることに張り合いがあるようで、写真にあるような、アルファベットやきんぎょ、ヨット、花など子供向けの教材見本というか、子供でも簡単に編める見本などをせっせと作っています。
さて、恒例、妻のリクエストをかなえる今年の「いもたこなんきんコンサート」は、「高橋真梨子」。去年は、「小野リサ」でした。わたしも「高橋真梨子」のコンサートは初めてです。多分、大阪フェスティバル・ホールが改築のため一時休館しているので、会場は、久し振りの大阪厚生年金会館・大ホール。最近発売されたアルバム「No Reason」をコンセプトにしたコンサートでした。お客さんは7割方が我々と同世代の夫婦連れ、残り3割が30代の女性といった感じ。高橋真梨子の歌の世界、音楽活動の姿勢、パートナーであるヘンリー広瀬氏とのライフ・スタイルなどが特に女性の共感を呼ぶのでしょうか。
一度JAZZを歌わせてみたいと思うほど、かねてから歌唱力には定評がありましたが、絶唱の場面でも、歌の歌詞が客席の隅々までクリアに聴こえるほど鍛えられたその歌唱力には舌を巻きました。ステージの床から背面にかけて巨大なLEDスクリーンを使ったステージ演出、アレンジのセンスのよさ、バック・バンド、ヘンリー・バンドのJAZZYで切れのよい演奏。どれをとっても一流で、あでやかなコンサート。「勝手にしやがれ」、「「ワインレッドの心」など新作カバー・アルバムからのいくつか、「for you」、「ごめんね」など定番のヒット曲、「別れの朝」、「ジョニーへの伝言」など「ペドロ&カプリシャス」時代のなつかしの曲、19曲に酔いしれたあっという間の2時間でした。
「高橋真梨子- for you」
高橋真梨子には、「紗」、「紗Ⅱ」というカバー・アルバムがありますが、この5月、19年ぶりにコンサート・ツアーのコンセプトにもなっているカバー・アルバムがリリースされました。しかも「徳永英明/VOCALIST」シリーズと逆バージョンの、男性歌手の数々の名曲を歌うという「No Reason ~オトコゴコロ~」。妻のいもたこなんきん曲「ワインレッドの心」が収録されていますが、アレンジのセンスもよく「紗」以上のできばえのカバー・アルバムである。こんなキャッチが付いていました。
「女心が桃色なら、男心は何色だろう。
”本物”に理由はいらない。”名曲”に理由はいらない。そして、”オトコゴコロ”にも理由はいらない・・・。」
No Reason ~オトコゴコロ~
高橋真梨子 / Vicctor Entertainment =music=