いつも季節の変わり目になると、「季節探しウォーキング」と称して歩くコースがある。我が家から、1時間40分ぐらいかけて歩く。私の住んでいる地域は、住宅地と農地と里山とゴルフ場が微妙に混在している地域である。付近には、いくつものゴルフ場が点在しているが、最も近いのは歩いて20分ぐらいか。しかし、この近辺のゴルフ場では一度もプレイしたことはなく、ゴルフを止めた今は近くに在っても、「宝の何とやら・・・」となっている。
そのうちの3つのゴルフ場と里山を抜けていくウォーキング・コースが、季節の訪れ、気配をいちはやく感じ取れるため、私のお気に入りコースになっていて、季節の変わり目になると、いつも歩くのだ。自然の移ろう気配をゆっくりと感じながら、ウォーキングし、終着点のスーパー・マーケットで昼食、買い物をして電車で帰ってくる。先日のウォーキングの道すがらに撮ったスナップ写真を掲載しますが、少しは秋の気配が感じ取っていただけるでしょうか?

山の小径にはどんぐりが一杯 咲き始めた萩の花

収穫間近の大粒の能勢栗 里山、蓮池と黄金色の稲穂

芝と木々の深まるコントラスト わずかに色づきはじめた木々
家に帰ったら、故郷から秋の贈物、葡萄が届いていた・・・ 。
9月を代表するスタンダード曲といえば「September Song/セプテンバー・ソング」。この「セプテンバー・ソング・・」という語感、響きに、えもいわれぬ郷愁、センチメンタルを感じる。「センチメンタル・ジャーニー」なんて曲も、私にとっては同一線上のイメージに並ぶ曲である。この曲、もともとは、1930年代のミュージカルの曲であるが、1951年の映画「旅愁」に主題歌として使われ、一躍有名になった曲である。『5月から12月までは長い長い日々がある。だけど、9月になると、もう残りの日は少なくなる。私ももう人生の9月、残りの貴重な日々をあなたと過ごしたい。』という、ちょっと深い人生の意味を歌う愛のバラード。皆さんは人生の何月にさしかかっているのでしょうか・・。
1933年生まれ、76歳。この歳でも音楽活動意欲は衰えず、最近も、「ノラ・ジョーンズ」、「ダイアナ・クラール」らとコラボした新アルバム「アメリカの歌」をリリースした、アメリカが誇る国民的シンガー「ウィリー・ネルソン/Willie Nelson」。そのポップス史上に残るスタンダード傑作集「スターダスト/Stardust」から、「セプテンバー・ソング」を。このアルバムで彼は、スタンダードを本当に渋く、年輪を重ねた人にしか歌えないような味わいで歌っている。カントリー出身の歌手であるが、もはやカントリーという枠では括りきれない、真のアメリカン・ミュージックを歌う「ウィリー・ネルソン」。
Stardust
Willie Nelson / Sony Budget
ISBN : B00002DEUF
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「SEPTEMBER SONG - WILLIE NELSON」
そして、オーディオ・ファンたちにモテモテの女性シンガー「ジャシンサ/Jacintha」の「Lush Life」から。(拙ブログ
「アジアの癒し姫たち」、
「オーディオ・ファンは癒し姫の夢を見る」参照) その深く柔らかな癒しの歌声にはオーディオ・ファンならずとも癒されるのは間違いない。
Lush Life
Jacintha / JVC
「SEPTEMBER SONG - JACINTHA」