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大屋地爵士のJAZZYな生活

風のハープ ~木枯らし1号が吹いた日に~

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北上山地の種山ケ原の「道の駅」に、不思議な楽器が置いてある。形は船に似て、帆柱のような鉄棒から20本の弦が伸びている。 奏者は風だ。名は「又三郎」。宮沢賢治がこの丘を舞台に描いた小説の主人公からとった。「どっどど どどうど どどうど どどう」。賢治にそう聞こえた風は、ハープにあたると、ヒューン、ウィーン、フーンと音色を響かせる。神式の結婚式で流れる雅楽のように。・・・・・

(11月3日朝日新聞「ひと」より)


こんな記事を読んだ。作った人は種山ケ原に住む「村上登志樹」さん。この楽器、ウインド・ハープというらしい。

ふと、ヨットのステー(支索;stay)が風に鳴っていたことを思い出した。人気のないハーバーに停泊中のヨット。そのステーが風に揺れ、マストに打ち付ける「チャンチャン」と鳴る甲高い音に混じって、「ビューン」という低い音でかすかに、だけどたしかに鳴っていた。
アメリカ、バーモント州の山頂には、高さ 7m50cm、80 弦のエオリアン・ハープ(ウインド・ハープ)があるそうだ。
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家の近くに架かる高速道路の吊り橋、「ビッグ・ハープ」。あのワイヤも風の強い日は鳴るのだろうか、どんな音がするんだろうか。聴いてみたいな。関西地方に「木枯らし1号」が吹いた日、ふとそう思った。
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「北欧のコルトレーン」と呼ばれる、ジャズSAX奏者「ヤン・ガルバレク/Jan Garbarek」のアルバムに「Dis」という作品がある。12弦ギター奏者の「ラルフ・タウナー/Ralph Towner 」とのコラボの、このアルバムのいくつかの曲のバックには、風によって弦が鳴るという楽器、ウィンド・ハープの音が使われている。ノルウェーの「スヴェール・ラーセン」という人が製作したものを、実際にノルウェーの海岸に設置して録音したという。プロペラ飛行機あるいは蜂の羽音も似たブーンという音。音源の位置が特定できない。空間全体が響く。種山ケ原のハープもこんな音がするのだろうか・・・。

Dis

Jan Garbarek with Ralph Towner / Polygram



「Jan Garbarek - Dis」

          
by knakano0311 | 2009-11-05 16:58 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)
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