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大屋地爵士のJAZZYな生活

60歳過ぎたら聴きたい歌(46) ~とまどうペリカン~

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井上陽水のバラードが好きである。とりわけラブソングが好きだ。小田和正、吉田拓郎、加藤和彦、谷村新司、矢沢永吉、小椋佳・・・など、同世代の作詞作曲もするアーティストのなかで、「ラブソングは?」と問われれば、それはもうほとんど「井上陽水」なのである。シュールで、ちょっとアンニュイというか、けだるさも感じ、そしてなによりも切なくやるせない。

「沈みあうスピードで 指輪をなくすより 罪のほうが指にいいよ どんなにも見えるから (Final Love Song)」。「盗賊は夜を祝い君に歌わせ プリンセスからのながい恋文を待つ カナリア カナリア (カナリア)」。「チェックインなら 寝顔を見せるだけ 部屋のドアは 金属のメタルで (リバーサイドホテル)」。「出会いの場所は ホテルのロビー 目と目があって あいさつはなく 夜は始まり それが45分前 (背中まで45分)」。「風の便りの とだえた訳を 誰に聞こうか それとも泣こうか (いっそセレナーデ)」。

フレーズが脳髄をほんの軽く麻痺させる。誰しもが一度はあんな恋の世界を体験してみたいと思わせる「大人の童話」のようだ。彼のラブソングが紡ぎ出す恋の世界に魅かれ始めたのは、どの曲あたりからだっただろうか。彼のバックバンドを務めていた「安全地帯」に歌詞を提供した1983年の「ワインレッドの心」、同じく1984年の「恋の予感」、そして彼自身のヒット曲ともなった「いっそセレナーデ」あたりだっただろうか。そして1984年にリリースされたアルバム「Lion & Pelican」の一見奇妙なタイトルの「とまどうペリカン」が決定的にしたようだ。NHK「Songs」で歌う陽水を見て、一度憧れたあの「大人の童話」の世界にもう一度迷ってみたくなったようだ・・・ 。


 【 とまどうペリカン 】  作詞作曲;井上陽水

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  あなたライオン 金色の服
   その日暮らし 風に追われて
     あなたライオン 私はあなたを
       愛してとまどうペリカン    ♪」


歌詞はこちら。

          

陽水のヒット曲の軌跡が俯瞰できるアルバムは「GOLDEN BEST」。

GOLDEN BEST

井上陽水 / フォーライフ ミュージックエンタテイメント



洒落たジャズ・アレンジで、自作を全編セルフ・カバーしたアルバム「Blue Selection」。「飾りじゃないのよ涙は」のスピード感とかっこよさ。JAZZファンで陽水ファンなら聴くべしという他はない。まさに大人のアルバム。

Blue Selection

井上陽水フォーライフミュージックエンタテインメント



リバーサイドホテルのYOUTUBE

          
by knakano0311 | 2009-11-22 09:23 | 60歳過ぎたら聴きたい歌 | Trackback | Comments(0)
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