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大屋地爵士のJAZZYな生活

我が青春のシネマ・グラフィティ(16) ~ エルケ・ソマー ~

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若い頃の私にとってのセックス・シンボル的女優は誰だったであろうか? 最初は、「007は殺しの番号 ドクター・ノオ(1962)」の初代ボンドガール、「ウルスラ・アンドレス/Ursula Andress」であった。(参照「青春のシネマ・グラフィティ(4)~007危機一発/ダニエラ・ビアンキ~」) そのつぎは、「エルケ・ソマー/Elke Sommer」であったような気がする。ドイツ風の名前をもつ女優、しかしながら、その出演映画を殆ど記憶していない。名前は鮮明に覚えているが、映画を観た記憶がないのだ。しらべてみて分かった。それもそのはず、初期の作品は成人映画が多かったためである。当時はまじめな高校生、だから観た記憶がないのだ。ハリウッドへ移ってからも、いくつかは観たような記憶もある所謂B級アクション映画に「お色気女優」として欠かせない存在であったようである。例えば、「キッスは殺しのサイン/Deadlier Than the Male(1967年)」、 「ラスベガス強奪作戦/They Came to Rob Las Vegas(1968年)」、「サイレンサー破壊部隊/The Wrecking Crew(1969年)」など。

1940年11月、ベルリンで生まれ、父はルター派の牧師だったが、彼女が14歳の時に亡くなっている。その後、イギリスのロンドンへ行き、メイドをして働きながら英語をマスターした。休暇で訪れたイタリアでミス・ヴィアレッジョに選ばれ、それから、映画監督「ヴィットリオ・デ・シーカ」に見出され、1958年にイタリア映画の端役でデビュー。翌1959年、本国の旧西ドイツ映画『死の船』で「ホルスト・ブッフホルツ」の相手役にキャスティングされ、以降、本格的な女優の道を歩む。1963年からはハリウッドにも進出し、均整のとれたプロポーションでグラマー女優として注目を集めた。

彼女のフィルモグラフィを見ていて、1964年のピンク・パンサーシリーズ「暗闇でドッキリ/A Shot in the Dark」(ピーター・セラーズ共演)、アガサ・クリスティの推理小説を映画化した「そして誰もいなくなった/Ten Little Indians」(1974年)は観たことがあることを思い出したが、どんな役で出ていたかは、ついぞ思い出せなかったのである。なにしろ超弩級屈指のナイス・ボディ。当時は、成人映画で観ることが出来なかったので、多分ポスターか映画雑誌のグラビアでの印象を強烈に覚えているのでしょう。

いまのAVなどとその表現や質において、まったく違うのですが、初期の出演していた成人映画は、「ラブ・ハント講座/Don't Bother to Knock(1960年)」、「甘い暴力/Douce violence(1961年)」、「誘惑の海/Verführung am Meer(1963年)」、「銭の罠/The Money Trap(1965年)」、「おフロの女王さま/Boy, Did I Get a Wrong Number!(1966年)」、「 彼女の不道徳な夢/The Wicked Dreams of Paula Schultz(1968年) 」など・・・。こんな魅力的なタイトルで封切られたようです。 

「エルケ・ソマー」、その超弩級ダイナマイト・ボディを武器にして、19歳~23歳の瞬く間に、メイドからハリウッド・スターの道を駆け登り、あれよあれよという間にメジャーな存在となった女優、わたしにとって、スクリーンではなく、ポスターやグラビアで、その肉体のイメージだけが記憶に残っている女優である。見事な姿態をよこたわせるだけで、その存在を主張できる女優。「女の肉体が思想である」とは誰かがいった言葉であるが、それを具現化して見せた女優であった。もちろん、昨今のグラビア・アイドルなど到底足元にも及ばない存在であることは、言うまでもない。

同じ肉体派としてスタートしながら、女優として完成したといえる、「ソフィア・ローレン」、「ジーナ・ロロブリジータ」、「マリリン・モンロー」などとどう違ったのであろうか。まだ見ていないものも含めて、彼女の出演作を今度はしっかりと見てみたいと思ったが、彼女が一番輝いていたとおもわれる初期の成人映画はまったくDVD化されていないようである。

暗闇でドッキリ [DVD]

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そして誰もいなくなった [DVD]

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by knakano0311 | 2010-02-02 09:25 | シネマな生活 | Trackback | Comments(0)
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