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大屋地爵士のJAZZYな生活

僕らのアメリカン・ヒーローたち(4)

9. Joe Montana(1956 - )/ジョー・モンタナ/逆転劇のファンタジスタ

何度かアメリカを訪れた中で、「アメリカ人気質」として感じたことの一つに、その「スポーツ好き」がある。空港、駅、繁華街、街中いたるところにスポーツ・バーがあり、みんなで盛り上がって観戦しているのを見かける。私は、米国の3大プロスポーツ「MLB、NBA、NFL」のうち ベース・ボールとバスケット・ボールは観戦したことがあるが、フット・ボールだけは、その機会がなかったのが残念でならない。そのかわり、勤めていた会社のカンパニー・チームの応援にずいぶんと球技場へ足を運んだ。

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さて、「ジョー・モンタナ」、アメリカの伝説的NFL選手である。ポジションはクォーター・バック(QB)。彼が史上最高のQBと称されることが多いのは、スーパーボウル4戦全勝(うちMVP3回)という実績に加え、絶望的な戦況のなかでも勝利をあきらめず、残り時間僅かな中から、針の穴を通すような奇跡のロング・パスを成功させ、「モンタナ・マジック」と呼ばれる華麗な逆転勝利を数多く果たしたことによる。特に1989年の第23回スーパーボウルでの「ザ・ドライブ」と称される逆転劇は、スーパーボウル史上の伝説として語られている。2000年、プロ・フットボールの殿堂入りした。なお、所属した「サンフランシスコ・49ers」での背番号16は永久欠番である。

さて、私の記憶に残る「アメリカン・フットボール」の映画といえば次の2作。「タイタンズを忘れない」(2000年)と「ロンゲスト・ヤード」(1974年)。

1971年のバージニア州アレキサンドリアの保守的な田舎町で、白人の高校と黒人の高校が統合され、アメフト・チームの「タイタンズ」も黒人コーチのブーン(デンゼル・ワシントン)が担当することになったことから、チーム内も町も大騒ぎとなってしまう。そんな折り、転校生ロニーがチームに加入したことで、やがてチーム全員がひとつになり、連戦連勝を重ねていく…。実話をもとにしたアメリカ映画の良心を感じさせる友情と青春のスポーツ作品。

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刑務所を舞台に、フットボール・チーム育成に異常な執念を燃やす刑務所長とプロ・フットボールの花形選手の戦いを描いたスポーツ・アクション映画が「ロンゲスト・ヤード」。出演は「バート・レイノルズ」、「エディ・アルバート」、「エド・ローター」ほか、監督は「北国の帝王」の「ロバート・アルドリッチ」。看守長に扮した「エド・ローター」の悪役ぶりが記憶に残っている。

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10. Andy Warhol(1928 - 1987)/アンディ・ウォホール/稀代のマルチ・アーティスト

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「アンディ・ウォーホルについてすべてを知りたいなら、僕の絵と映画、僕の表面を見るだけでいい。そこに僕がいる。裏には何もない」
  「アンディ・ウォーホル」日向あき子1987 リブロポート

「現代では、人は誰でも15分間は有名でいられる」
「僕は退屈なものが好きだ。まるっきり同じことが、幾度も繰り返されるのが好きなんだ」
  「POP WORDS ANDY WARHOL」マイク・レン編 1991  河出書房新社

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「僕らのアメリカン・ヒーローたち」、ラスト10人目は「アンディ・ウォホール」。「POPアート」という言葉を知らなくても、彼の作品を知っている方は多いでしょう。「アンディ・ウォホール」はキャンベル・スープの缶やコカコーラの瓶など、アメリカの大衆になじみのある素材を選び、独特の派手な色彩で、シルクスクリーン・プリントによる、いわゆる「ポップ・アート」という新しい芸術のカテゴリーを創造したアメリカの画家、版画家である。「マリリン・モンロー」のシルク・スクリーン・プリントは最も有名な彼の作品。私も「ニューヨーク近代美術館(The Museum of Modern Art /MoMA)」や「メトロポリタン美術館」で彼の作品を鑑賞したことがある。

シルク・スクリーン・プリント制作の傍ら1963年から1968年にかけ、60を超える映画も手掛けたという。ただし実験映画的な作品のため、一般公開されたものは殆どない。初めて一般に公開された作品は1966年の「チェルシー・ガールズ」。そして最も有名な一本は、眠る男を延々8時間映し続けた「眠り (Sleep)」(1963年)。しかし、いずれも観ていません。まっ、観る気もしませんが ・・・。1970年代に入ってからはそれまでの作品とは一転し、「ジョー・ダレッサンドロ」や「ウド・キア」を主演とする「悪魔のはらわた」(1974年)や「処女の生き血」(1975年)といったホラー映画の総監修も行なった。「悪魔のはらわた」はウォーホルの監修ということで話題になったため観ましたね。しかし、ドロドロの内臓と血がいっぱいのフランケンシュタイン映画で、そのグロテスクさ、悪趣味にはへきへきしましたね。観る勇気のある方はぜひ ・・・。

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私は観ていませんが、「アンディ・ウォーホル」製作作品を集めたDVD-BOXがあります。第一巻には、フランケンシュタイン映画「フレッシュ・フォー・フランケンシュタイン/悪魔のはらわた」、SEXコメディ「アンディ・ウォーホルのヒート」、女性解放運動の風刺作「ウーマン・イン・リヴォルトを収録。ウォーホルならなんでもというファンの方はどうぞ。

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第二巻には、処女の生き血を求めるルーマニア貴族の末裔・ドラキュラ伯爵の恐怖を描く「ブラッド・フォー・ドラキュラ/処女の生血」ほか、「トラッシュ」、「フレッシュ」の3タイトルを収録。

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ここであげられた10人のアメリカンヒーローたちに共通していることは、「チャレンジ・スピリット」、「新しき価値、スタイルの創造」であろう。それが単なる人気者やアメリカンドリームなどではなく、「ヒーロー」としてアメリカ国民に愛され続けている理由である。さて戦後日本、このような定義に当てはまる「ヒーロー」、果たして何人いるだろうか?


参考; AVIREX社 Amercan Heads Vol.2  発行;講談社ビーシー
   
 
 
by knakano0311 | 2010-06-07 00:03 | シネマな生活 | Trackback | Comments(0)
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