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大屋地爵士のJAZZYな生活

観るJAZZ(6) ~ 映画「パブリック・エネミーズ」 ~ 

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ちょっと前のブログで、カナダの13歳でデビューした天才JAZZボーカル「ニッキー・ヤノフスキー/Nikki Yanofsky」を紹介したが、実はそのとき、我がJAZZミューズでもあり、最も世界に知られているカナダ出身の女性JAZZシンガー「ダイアナ・クラール/Diana Krall」のこともちょっと気になっていた。「エルヴィス・コステロ/Elvis Costello」と結婚し、双子出産のため活動を休業し、その後の活動再開でアルバムを一枚出した後、育児に忙しいのか消息が殆ど聞こえてきていなかったのだ。

そのダイアナがちらっと姿を見せ、その歌が効果的に使われていた最近の映画があった。歌は「バイ・バイ・ブラックバード」、映画はマイケルマン監督「パブリック・エネミーズ/PUBLIC ENEMIES」である。大恐慌時代のアメリカに実在した伝説のアウトロー、「ジョン・デリンジャー」と彼の恋人との逃亡劇を描いたラブ・ストーリーで、「ジョン・デリンジャー(ジョニー・デップ)」が恋人「ビリー(マリオン・コティヤール)」をナイトクラブに誘うシーンに出ていたが、歌声を聴かなければ、まず分からないほどのロング・ショットであった。もしやと思いエンディング・ロールのクレジットで確認したが、果たしてそうであった。

パブリック・エネミーズ リミテッド・バージョン [DVD]

ジェネオン・ユニバーサル



この歌「バイ・バイ・ブラックバード/Bye Bye Blackbird」はアップテンポで歌われることが多いので、あかるいスインギーなイメージを抱いていたが、ダイアナがこの映画で、スロー・バラードで歌っているのを聴いてから、印象が一変してしまった。手持ちの彼女のアルバムでは、この歌は収録されていないようなので、映画のサウンド・トラック盤で聴くしかなさそう。まあ、シカゴ・ギャングの映画と来れば、JAZZはつき物。「ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミー」、「ザ・マン・アイ・ラヴ」などの古きスタンダードが画面から流れてきます。

映画「パブリック・エネミーズ」オリジナル・サウンドトラック

エリオット・ゴールデンサル / ユニバーサル ミュージック クラシック


 
「バイ・バイ・ブラックバード」は、1926年というから相当昔に作詞「モート・ディクソン/Mort Dixon」、作曲「レイ・ヘンダーソン/Ray Henderson」によって書かれ何人かの歌手によって歌われたが、あまりヒットしなかったらしい。大きくクローズ・アップされたのは、「マイルス・デイヴィス」が1950年代後半にレパートリーにとりあげてからだという。「枯葉」、「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」と並んで、一時期「バイバイ・・・」といえばマイルスという時期があったような気がする。その後多くの女性JAZZシンガーにカバーされたり、映画の中で使われていますが、「マリリン・モンロー/Marilyn Monroe」が映画「帰らざる河/River Of No-return」(1954年)のなかで歌ったというが、残念ながら私は覚えていませんでした。

ラウンド・アバウト・ミッドナイト+4

マイルス・デイビス / ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル



「バイ・バイ・ブラックバード」は、この映画のストーリーのキーワードにもなっている重要な歌。ちょっと歌詞をあげておきましょうか。

「♪ Pack up all my care and woe    悩みも心配もみんな鞄に詰めて
Here I go singing low          鼻歌なんぞ歌いながらおいらは出かける
Bye bye blackbird             ブラックバードよ、あばよ 
Where somebody waits for me   そっちじゃ誰かがおいらを待っているんだ
Sugar's sweet,so is she        砂糖は甘いし、彼女もそうだ 
Bye bye blackbird             ブラックバードよ、あばよ 

No one here can love and understand me  ここじゃ誰も俺を愛しても分かってもくれない
Oh what hard luck stories they all hand me ひどい扱いを受ける話ばかり

Make my bed and light the light   ベッドを作って、明かりもつけておいてくれよ
I'll arrive late tonight            今夜そっちへ着くのは遅くなるから
Blackbird bye bye           あばよ、ブラックバード、あばよ       ♪」
 
 
などと書きつつ、YOUTUBEで探していたら「ダイアナ・クラール」のサウンドトラック版「Bye bye blackbird」を見つけました。 映画のシーンと共に、聴いてみましょうか?

     
 
 
 
by knakano0311 | 2010-06-15 00:03 | 観るJAZZ | Trackback | Comments(0)
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