ふるさと松本の七夕は、旧暦で行われる。仙台の七夕などと同じように八月六日から七日にかけて行われる。そして思い出す七夕の光景はといえば、「七夕人形」。全国でも松本地方だけの風習らしいが、この地方では七夕に「人形」を飾るのである。願い事や「天の川」、「彦星」、「おりひめ」などと書いた短冊を笹や竹につるして飾るという一般的な「七夕飾り」と共に、男女一対の木製や和紙製で作られた「七夕人形」を軒下につるしてお祝いをするのである。この「七夕人形」を飾る風習は、江戸時代から今に伝えられている風習で、お雛様や五月人形と同じように、赤ちゃんの誕生の初節句に、その健やかな成長を祈って贈られる人形である。松本は城下町。「松本てまり」、「姉様人形」とともに「押絵びな」が武家の子女により盛んに作られたという。その延長上にこの「七夕人形」もあるという。そして旧家の「七夕人形」のコレクションも市の重要有形民俗文化財になっている。
「ぼんぼん」、「青山様」そして「七夕人形」といい、山国の信州松本の城下町に、このような江戸時代からの風習が残っているのは、松本の人たちが伝統を重んじ、親から子へ、さらに孫へと七夕には人形を飾って、その思いを伝えてきたからなのである。本当に素晴らしい行事だとおもう。
市内の人形店が軒を連ねる小路を訪ね、妻は一つは自分のために、そしてもう一つは、ちょっと気が早いが、11月に生まれる予定の初孫の健やかな成長を祈って贈るため、冒頭の写真のような「七夕人形」を買い求めたのである。
実家に戻って、戸棚を整理していると、もう今はすっかり年老いたので、作ることもないが、「和紙人形」づくりを趣味としていた母親が、かって自分で作った可愛らしい小さな「七夕人形」を見つけた。きれいな和紙を使って丁寧に作ってある。こんな趣味を楽しんでいたころは母も活き活きとしていたのだが ・・・。早速、その人形をもらってきたが、妻も手芸を趣味としているので、いづれそれを手本として「七夕人形」を作ってみようと思っているらしい。私の母親から妻へ、妻から息子のお嫁さんへ、そして孫へと、「七夕人形」を通じて「想い」がつながっていけば本当に素晴らしいし、そこに伝統行事や風習というものの本質をうかがうことが出来る ・・・ 。
わたしは晩生(おくて)だったので、少年時代には、こっちが一方的に思いを寄せる「おりひめ」はいたが、私自身はついぞ「彦星」にはなりえなかった。そんなほろ苦さを感じさせるアルバムは、「村下孝蔵/初恋~浅き夢みし」か ・・・ 。1999年に46歳の若さで急逝した「村下孝蔵」が1983年に発表したアルバム。「初恋」、「踊り子」など、彼の代表作は私にとって、心の中にかろうじて残っている少年時代を思い起こさせるエレジー。
初恋~浅き夢みし
村下孝蔵 / ソニーレコード
聴いてみますか?
「初恋」。
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