野外JAZZライブに行ってきました。「2010 Jazz Picnic in Inagawa」。隣町の池田市の猪名川の河川敷で行われたジャズ・ライブである。おやじがJAZZ好きなのを知ってる息子夫婦からのチケットのプレゼント。開演は17時であるが、熱い日ざしを避けて18時過ぎ、ゆっくりと陽が落ちかけるころに会場に入った。前座のアマチュア・バンドが終わった頃でちょうどいいタイミング。まず気がついたのは、ホールのジャズ・コンサートと違って、観客が若い。こんな若い観客層のJAZZコンサートはいつだったか記憶にないほど久し振りである。中には子供づれの夫婦もいたりして、芝生に寝転がったり、弁当を食べたり、ビールを飲んだり(残念!私は車)、思い思いのスタイルでジャズを楽しんでいる。となりの話し声もこんな場所では気にならないから不思議だ。陽が落ちると、川から吹いてくる風が心地よい。この昼と夜との境目の雰囲気や気配がなんとも魅力的。「逢魔が刻」とはよく言ったものである。
アマチュアバンド、関西JAZZスクールの講師&生徒ユニットのあとは、今日私が一番期待していたバンド、20代の関西の若手によって1年ほど前に結成された「ジンジャーブレッドボーイズ/Ginger Bread Boys」。MJQ(マンハッタン・・)と同じ2管のクインテット仕立て。そのハードバップを基調にした、若いエネルギーとドライブ感溢れる演奏は、期待を裏切らないものであった。そして関西ではなじみの歌姫5人による「アカデミー賞受賞曲メドレー」。おなじみの「Over The Rainbow」、「Days Of Wine And Roses」、「When You Wish Upon A Star」など16、7曲を次から次へと聞かせてくれた。バックは人気のテナーサックス「高橋知道」を加えた、手だれ「大塚善章カルテット」。5人の歌姫の中に、かってよく行っていた北新地のジャズバーの専属ボーカル「ヒロミ」さんの姿があったのが懐かしいし、うれしい。