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大屋地爵士のJAZZYな生活

ある違和感 

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朝から雨。結局、山へ入るのはあきらめて、割ってあった薪(まき)を乾燥するために、これも以前、柿渋や防腐剤を塗って準備してあった新しい薪小屋に薪積みをすることにした。薪を井桁に積み上げるのである。単に積んでおくのとは違って、井桁に積み上げるのでは明らかに乾き方が違うのである。多分、風がよく通るからであろう。そして、その積み上げ方にもコツがあるのだ。割った薪は大きさ、形状がそれぞれ違うため、傾いたり崩れたりしない様に積み上げていくには、置き方、組み合わせを考えて積んでいく必要がある。結構頭を使う。こんな薪を積むという些細なことひとつにも知恵やノウハウが必要であった生活が、かってあったのである。

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薪、竃(かまど)、薪小屋 ・・・ 。もう我々の日常の生活からは失われてしまった光景。こんなところでしか見ることができなくなってしまった光景である。自分の家で使うわけでもない薪を割り、積んでいると、大量生産、大量消費に支えられた快適さや便利さを維持したままで「エコロジー」と唱えることに、どこか違和感を感じてならない。「じゃあ、お前はどうする?」といわれても、「できる範囲でせいぜい省エネにつとめます」としかいえないのであるが ・・・ 。いまから自給自足の生活や電気・ガスを使わない生活に戻ることもできない。さらに年をとってくればなおさらである。新・エネルギー、省エネ技術、環境技術など画期的な進展に期待するしかないのであるが、それとても、投資マネーでなく投機マネーの餌食になることが心配である。


「♪ ・・・・ そして人生に疑問を感じたり、道に迷ったら  目を覚まして、あなたの考えているグッドライフに さよならをしてほしい ♪」と歌う「グッド・ライフ/The Good Life」。真のグッド・ライフとは何なのか、山あり谷ありをすべて受け入れて「グッド・ライフ」とする人生の真実を歌った「トニー・ベネット/Tony Bennett」、1963年のヒット曲。バブル後、いまだに政治的にも経済的にも、あらゆる面で漂流を続けている日本。これからの人生を「「グッド・ライフ」といいきれる未来は果たしてあるのだろうか?
   

Good Life

Tony Bennett / Sony Special Product



Tony Bennett - The Good Life

          

2006年には、80歳の誕生日を記念したデュエット・アルバム「Duets: An American Classic」をリリースしたことも記憶に新しい。バーブラ・ストライサンド、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、ビリー・ジョエル、スティーヴィー・ワンダー、ディクシー・チックス、ジェームス・テイラー、セリーヌ・ディオン、ダイアナ・クラール、エルヴィス・コステロ、k.d.ラング、マイケル・ブーブレ、スティング、ジョージ・マイケルなどの大御所から若手まで、「トニー・ベネット」を尊敬する様々なジャンルのアーティスト達と共演したアルバム。「The Good Life」は、「ビリー・ジョエル」とデュエットしています。

デュエッツ:アメリカン・クラシック

トニー・ベネット / ソニーミュージックエンタテインメント


 
 
by knakano0311 | 2010-10-03 09:33 | 炭焼き小屋から | Comments(0)
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