いやぁ~、忙しかった。「山遊び」とは別に、地域の子ども達に「遊び」や「工作・手芸」を教える活動に夫婦で参加しているのですが、この週末、年間最大の行事が終わりました。団地の自治会主催の文化祭に2日間にわたって、「遊びの広場」を開くのですが、今年も例年のように、延べ300人ぐらいの子ども達が集まってきました。輪投げ、こま回し、紙飛行機/割り箸飛行機づくり、手編み、折り紙、木工/木の実工作 ・・・ といろいろなメニューを用意して、子ども達に遊んでもらうのですが、中でもいつも大人気なのが「木工/木の実工作」。最近の学校では「ゆとり教育」なんていっても、多分塾通いの時間が増えているだけで、こんな遊びや工作などは学校でも家庭でも、まったく教えていないのでしょう。「危ない」という理由で小刀も鋸も錐も正しく使えない子どもたち。「鋸で枝を切る」、「年輪に気がつく」なんていたって簡単なことにも喜びの声を上げる子ども達。切ったときの達成感があるのでしょうか、すごく喜ぶのです。コンピューターのヴァーチャルな画面だけではなくて、道具を使って、自分の創造力と自分の手で何かを創るということの喜びを、少しでも子ども達が味わってもらえれば、それで十分。そして、道具の使い方や工作、遊びを我が子に教えるお父さんも。「親父」の復権も ・・・。
今の子ども達は集中力が持続しないとよく言われるが、そんなことはない。1時間、中には2時間をこえる工作による大作・力作ぞろい。我々はただお手伝いするだけですが、子ども達の創造力にはいつも本当に驚かされるのである。あれほど時間をかけて用意したたくさんの材料も足りなくなるほどであった。達成感に満ちた誇らしげな顔、喜びの笑顔、感謝の顔と言葉。また来年もやってあげようと思う ・・・ 。
曲は「God Bress The Child」。有名なスタンダード。作詞、作曲ともに「アーサー・ハーツォグ/Arthur Herzog Jr.」と「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」の共作となっているが、実質は作詞、作曲とも「ビリー・ホリデイ」だったらしい。
「♪ 自分でお金を稼がないと、神様だって認めてくれない ・・・ ♪」という、お金がなく、貧しい少女時代をすごしたビリーの実感が伝わってくる説得力に満ちた歌唱。
Lady Day: The Best of Billie Holiday
Billie Holiday / Columbia/Legacy
「Billie Holiday/ God Bless The Child」