ジョージ・シアリングさん(ジャズピアニスト)が14日、うっ血性心不全のため、ニューヨーク市内で死去した。91歳。米ニューヨーク・タイムズ紙などが伝えた。
ジャズ界の巨匠で、「バードランドの子守唄」(1952年)などで知られる盲目のピアニスト。ロンドンで生まれ、16歳からプロ活動を始め、27歳で拠点を米国に移す。「九月の雨」(1949年)が世界でヒットして注目を集め、約300曲を作曲した。ニューヨークのジャズクラブにちなんだ代表作「子守唄」は、サラ・ボーンらが歌った。82年と83年に、メル・トーメとともにグラミー賞を受賞した。 (9/15朝日新聞夕刊より)
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「ジョージ・シアリング/George Shearing」氏が逝った。享年91歳。ジャズの歴史を刻んできたご長寿ピアニストをまた一人失った。世の習いとはいえ、悲しいことである。ロンドンの労働者家庭出身で、生まれつき目が見えなかった。大きなハンディ・キャップを背負っていたにもかかわらず、英国で人気ピアニストとなった後の1947年に米国に移住。49年に発表した「9月の雨」が大ヒットした。80歳を超えてもCDを出すなど意欲的な活動を続けたが2004年に自宅で倒れ、その後活動を控えていた。
ビ・バップやファンキーなどに代表される黒人ジャズとはちがって、小粋でしゃれた響きが新鮮なJAZZであった。特に代表曲「バードランドの子守歌」、「九月の雨」にはそのことを強く感じたものだ。「カル・ジェイダー/Cal Tjader」のヴィブラフォンがやさしく響く「バードランドの子守歌」を久しぶりに聴いてみようか ・・・ 。
合掌 ・・・・ 。
バードランドの子守唄
ジョージ・シアリング / ユニバーサル ミュージック クラシック
George Shearing Quintet play "Lullaby of Birdland"