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大屋地爵士のJAZZYな生活

桃の節句というのに

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今日は「ひな祭り」、「桃の節句」だというのに、朝から山は横殴りの雪。外気温2℃。まるで「春よ!来るな」といわんばかりの荒れ模様。しかしそんな天候にもめげずに、今日も山作業に遊ぶのである。この山には、「コバノミツバツツジ」などを代表とする躑躅(ツツジ)が多い。しかし、「ヒサカキ」などの雑木が繁茂し、ツツジへの日当たりを邪魔し、またハイキング路からも咲く姿を見えにくくしているので、今日は山頂付近に多く自生する「ヒサカキ」の処理を行った。この春、この山を訪れる人たちを迎えるための準備作業である。

そして、来週は実から育てた「エドヒガンザクラ」を山に返す予定。これもずっと先の遠い春のための準備である。帰り道には、冬になっても枯葉が落ちない木、「落ちない」ことで受験生に「大もて」らしい「ヤマコウバシ(山香し)」の木が一本だけすっと立っているのが目に付いた。携帯電話をつかって小ざかしい細工をするより、しっかり勉強して、この木に一途の願いをかけるほうが、よほど若者らしく純情で清清しいと思う。

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家に帰ってからは日課のウォーキング。途中の和菓子屋で「雛あられ」の替わりに、この地方の名産「能勢栗」を贅沢に使った菓子を買い求め、「雛祭り」を祝う。

天平勝宝4年(752年)以来、今年でなんと1260回目。その間、一度たりとも絶えることなく続いた儀式、「お水取り」として知られる東大寺・二月堂の「修二会(しゅにえ)」も始まった。そして今日からは、大阪湾、播磨灘で「いかなご」の新子漁の解禁。我が家ではもうしないが、自家製の「いかなごの釘煮」を作るため、この日を待っている知り合いも多い。こんなニュースを聞くと、関西人は「春はもうそこに」と思うのである。

「You Must Believe In Spring」。「いまはつらい冬であるが、春はきっとやってくる」という願いや祈りの想いがあふれた歌。いまが踏ん張りどころの受験生、空前の氷河期の中で就職活動中の学生、ニュージーランド地震の被害者、独裁にあえぐ国の国民 ・・・。この歌を届けたいと思う人々は多い。

今回は、カナダで活躍中の実力派女性ヴォーカリスト、「エミリー・クレア・バーロウ/Emilie-Claire Barlow 」。高速スキャットなどを駆使し、おなじみのジャズ・スタンダードからボサノバ、ストリングスをバックにしたバラードなど、彼女の魅力がたっぷり詰まったアルバム「ハヴント・ウイ・メット?/Haven't We Met? 」からのチョイス。

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ハヴント・ウイ・メット?

エミリー・クレア・バーロウ / ビクターエンタテインメント





「Emilie-Claire Barlow - You Must Believe In Spring」

          
 
 
 
by knakano0311 | 2011-03-04 09:57 | 炭焼き小屋から | Comments(0)
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