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大屋地爵士のJAZZYな生活

今年の春は ・・・

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ウォーキングに出かけようと外に出てみたら、横殴りの雪。今朝は晴れていたのに、急変したのだ。しばらく待っていたら、小止みになり、再び晴れてきたので、日課のウォーキングに出かけた。しかし外はまだ冬のような寒さ。防寒パンツとダウン・ベストがまだ放せない。午後もまた雪が降ってきたが、この地に住みだしてから18年ほどになるが、4月を目前にしてこんなことは初めてである。新聞の櫻情報をみても、和歌山の一部を除いて、いずれも「つぼみ」一色で、ご近所でいつも一番早く咲く「とぼけ櫻」もまだまだつぼみの状態。

まるで大震災を目の前にして、春が足踏みしているのかのようである。妻は、かの地にも早く春が訪れるようにと願い、趣味で作ったお内裏様を旧暦の「お雛祭」までは飾っておこうと言った。

ヨーロッパJAZZカップルの中で、有名な一組といえば、前回紹介したオランダの歌姫「リタ・ライス/Rita Reys」と「ピム・ヤコブス/Pim Jacobs」。「リタ・ライス」は1950~60年代に活躍したヨーロッパにおける女性JAZZボーカルのパイオニアの一人。「ピム・ヤコブス」は、夫に死別したリタの再婚相手であるが、もっぱらリタの歌伴のピアニストとして活躍していたようだ。

彼ら二人のそれぞれのアルバムに収録されている「Spring Will Be A Little Late This Year」というあまりよく知られていないスタンダードがある。「サマーセット・モーム/Somerset Maugham」原作の映画「Chritmas Holiday」(1944年)のために書かれた曲らしい。作詞作曲は、「フランク・ラーサー/Frank Loesser」。これらアルバムはヨーロッパJAZZの大名盤、ヤコブスの「Come Fly With Me」は私の愛聴盤でもある。  

「♪ 今年は春の訪れがすこし遅くなるかも知れない。孤独なわたしの住む土地にはちょっと遅れるかもしれない。 ・・・ ♪」 

こんな歌いだしで始まる美しいメロディを持つロマンチックなこの歌、大震災の被災者の心情を思うと、今は身につまされるような悲しい嘆きの曲に聴こえる。

クール・ヴォイス・リタ・ライス

リタ・ライス / ユニバーサル ミュージック クラシック



カム・フライ・ウィズ・ミー

ピム・ヤコブス・トリオ / ユニバーサル ミュージック クラシック



参考) 「アニタ・オディ/Anita O'Day」が歌う「Spring Will Be A Little Late This Year」のTOUTUBEはこちら

 
 
by knakano0311 | 2011-03-27 09:32 | いもたこなんきん | Comments(0)
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