車検の時期が来た。母親のケア帰省のことがあるので、今回は早めに車検に出すことにした。いつもは代車を頼んでいるのだが、こんな時期ということもあって、とても「エコ」と言うにはおこがましいが、今日から3日間車なしの生活をしてみることとした。
朝一、車を預け、猪名川沿岸をウォーキング。久しぶりの猪名川の河川敷公園である。堰の積み石を踏んで対岸に渡ってみる。河の中から望む五月山は開放感にあふれる景色である。水辺には多くのカモなどの水鳥に混じって、サギ、セグロセキレイ、シジュウカラ、ハトなどが群れている。
土手には、ご近所の方達が手入れをしているのであろう、菜の花、チューリップ、ラベンダー、クローバーなどの花が一杯に咲いている。そして水辺には春休みになった子ども達が遊んでいる。東北地方とは別世界のような平穏な日常と風景が広がっている。素直に感謝したい。エコと言うにはおこがましいが 3日間、車を使わない生活が始まった。
帰り道、最寄り駅のデパートでは究極の「エコ移動」、間寛平さんのほぼ2年間をかけて地球一周、4万キロ走破した「アース・マラソン」の軌跡の全貌を記録したイベントをやっていた。60歳、地球一周走破という前代未聞のチャレンジを成し遂げた。一歩60cmの積み重ねである。展示してあった何足ものボロボロになったシューズがそのことを雄弁に物語っていた。すごいの一言!
東北へのエール、「You Must Believe In Spring」シリーズの最後は、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」で締めくくりましょうか。1977年に録音されていたこのアルバムは、1980年、エヴァンスの死後にリリースされた。兄弟、友人を相次いでなくした後の録音だけに、死、喪失感を色濃く感じ取ることができる。このアルバムをエヴァンスの最高傑作にあげる人も多い。
You Must Believe in Spring
Bill Evans / Rhino / Wea
「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
木々は、その葉が落ちても、再び芽吹いてくることをわかっています
すっかり葉が落ちてしまった時期も、めぐり来る季節に過ぎないと知っているのです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やがては春がくることを信じましょうよ! ♪」
「Bill Evans - You Must Believe In Spring」 Trio with Eddie Gomez (b), Eliot Zigmund (d)
VIDEO