「Over The Rainbow/虹の彼方に」。1939年のミュージカル映画「オズの魔法使」で「ジュディ・ガーランド/Judy Garland」が歌った劇中歌。アメリカ人が最も好きなPOPSとしても有名である。「エドガー・イップ・ハーバーグ/Yip Harburg」作詞、「ハロルド・アーレン/Harold Arlen」作曲で、その年のアカデミー歌曲賞を受賞している。
ここではちょっと変わったアップ・テンポのアレンジの「虹の彼方に」を紹介しましょう。「メロディ・ガルドー/Melody Gardot」。視覚過敏症という交通事故の後遺症を背負いながらも、ハスキーで独特のビブラートで優しく包み込むような歌声が魅力の彼女。(拙ブログ「奇跡のシンガー・ソングライター」参照) そのアルバム「My One and Only Thrill」。全編オリジナルの中にあって、ただ一曲ラストのスタンダード「虹の彼方へ」は、ちょっとダークなイメージガルドーとは違って明るい希望を感じさせる佳唱。