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大屋地爵士のJAZZYな生活

ひどい天気だ

台風2号の影響で、強い風と大雨の一日。買い物に出た折、猪名川沿いに走ってみたが、ものすごい渦を巻く濁流が川岸の道路まであと1m程度を残すまでに増水し、走りながらも少し恐怖感を覚えた。毎年4月になると「エドヒガン」で我々の目を楽しませてくれる対岸の川べりも濁流に呑まれていた。少し心配である。案の定、帰りには冠水の危険が迫っているため、その道路は「通行止め」となっていた。あの程度で恐怖感を覚えるくらいだから、あの津波に被災した人の恐怖は如何ばかりであったろうか。外出は、ちょっと買い物に出ただけで、「こんなときは家に居るのが一番」とばかり、一日音楽を聴いて過ごした。

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「ストーミー・ウェザー/Stormy Weather」というブルースがある。大変古いスタンダード曲で、1933年に書かれた曲。その後、1943年の映画「Stormy Weather」の主題歌として使われ、「レナ・ホーン/Lena Horne」がその中で歌ったという。「ビリー・ホリディ/Billie Holiday」、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」、「B.B.キング/B.B.King」、最近では「エリック・クラプトン/Eric Clapton」など大御所が歌っている有名な歌である。

私の中では「エタ・ジャイムズ/Etta James」が歌った「Stormy Weather」が印象に残っている。 「エタ・ジェイムズ/Etta James(1938年1月25日 -))」は、米国のブルース、R&Bシンガー。60年代から70年代にかけて「チェス・レコード/Chess Records」に在籍し、多くのヒットを生んだ。「チェス・レコード」とは、ポーランドの移民「レナード・チェス/Leonard Chess」兄弟がシカゴで創始した、米国のブルース、R&B系のレコード・レーベル。'50年~60年代にかけて多くのブルースの名盤を生み出し、「エタ・ジャイムズ」のほか、「ジョニー・B・グッド/Johnny B. Goode」で有名な「チャック・ベリー/Chuck Berry」、「マディ・ウォーターズ/Muddy Waters」などを世に送り出した。2008年、チェスを題材とした映画「キャデラック・レコード/Cadillac Records」が公開され話題となったのも記憶に新しい。

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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


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この映画で、エタを演じたのは、「ビヨンセ・ノウルズ/Beyoncé Knowles」。そして、映画の中で彼女が歌ういくつかの歌は、まさに圧巻であった。なかでも「アット・ラスト/At Last」は、「ビヨンセ」が、「オバマ大統領」の就任式の夜、大統領夫妻がダンスを披露する恒例「ファースト・ダンス」で、歌ったあのロマンティックなバラードに他ならない。シカゴ出身の初の黒人大統領への粋な演出であった。そして、エタの歌う「ストーミー・ウェザー」は、エタのアルバム「アット・ラスト/At Last」に収められている。


「♪ Don't know why           どうしてかわからないけど
   There's no sun up in the sky    空には太陽が見えないわ 
   Stormy weather           ひどい天気だわ
   Since my man and I ain't together  彼と私が別れてからは
   Keeps raining all of the time     ずっと雨が降りっぱなしね
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                   ♪ 」

At Last!

Etta James / Mca



「Etta James - Stormy Weather」

          

そして、サービスは、「ビヨンセ」。「Beyonce singing the Etta James Classic 'At Last' 」。なにかエタに対する音楽賞の贈呈式でしょうか、エタに対する感謝が捧げられ、最期にはエタが顔を出します。

          
 
 
 
 
by knakano0311 | 2011-05-30 09:29 | 音楽的生活 | Comments(0)
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