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大屋地爵士のJAZZYな生活

美ジャケに恋して

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女性ジャズ・ボーカルに恋焦がれはじめてから、もう30年近くなろうか ・・・。「無人島へ持っていくとしたら、わが愛しのミューズには誰を選ぼうか?」とか、早世してしまった女性ボーカルを偲んでみたり、熟女ボーカルやロリータ・ボーカルにはまってみたり、まあいろいろと楽しんできました。

そんななかで、最近私は美女ボーカルの「ジャケ買い」が続いている。この「ジャケ買い」とは、雰囲気のあるジャケットに魅かれ、中身はともかく衝動的に買ってしまうことを意味しているようだ。どうもジャズ好きの男性にこの手が多いようで、レコード会社もここをねらって、男心をそそるようなジャケットに、あの手この手で工夫を凝らしている。もっとも有名なのが、Vレコードの通称「エロジャケ」であろうか ・・・。

私の「美女ジャケ買い」は、「ガブリエラ・アンダース/Gabriela Anders」、「リサ・エクダール/Lisa Ekdahl」、「シモーネ/Simmone」あたりからはじまった。特に新人の美女ボーカルを中心に、今も止む気配はない。最近でも、「ニコレッッタ・セーケ/Nikoletta Szoke」、「サスキア・ブルーイン/Suskia Bruin」、「 ヘイリー・ロレン/Halie Loren」、「シーネ・エイ/Sinne Eeg」、「ヒラリー・コール/Hilary Kole」と、とどまるところを知らず。もちろん「美女」であることは、「絶対必要条件」であるが、それに加え、歌がうまくなくてはならない。それも「絶対必要条件」なのである。

さて、今回「Amazon」から送られてきた「おすすめメール」、見事、それにひっかかってしまった。「ローリー・ホィーラー/Laurie Wheeler」の「Twilight」。まったく聞いたことがないボーカルであったが、メールは近日発売の予約オススメであった。直輸入盤1300円という特別価格も魅力的だったが、一目ジャケットをみて、即、購入を決めてしまった。しかも今年「B'z」の「松本孝弘」氏ともに、グラミー賞に輝いた、JAZZ・フュージョン界の人気ギタリスト、あの「ラリー・カールトン/Larry Carlton」が全面参加のアルバムとあったからである。

調べてみると、彼女、テネシー州「ナッシュビル/Nashville」を拠点に、もう20年以上も活動している大ベテランで、ダウンビート誌の読者人気投票、世界の女性ジャズボーカル部門で、2年連続トップ10入りをしているという。「Killer! This girl sings jazz. (いやあ参ったね!彼女まさにジャズっているね)」とは、彼女を評した「ラリー・カールトン」の言葉。

聴いてみて驚いた。大人の雰囲気。そして、声をまるで楽器のようにコントロールしている。高速スキャットになると、それが際立っている。しかし機械的でなく、伸びやかで暖かい声なのだ。そしてバラードもいい。いろいろな温度の声を持っているようだ。今回の「ジャケ買い」は大当たりであった。

Twilight

Laurie Wheeler / 335 Records



アルバムにも収録されている「Easy To Be Happy」がYOUTUBEにアップされている。何回か行ったなつかしのニューヨーク「Blue Note」での「ラリー・カールトン」とのコラボ・ライブ。

「Laurie Wheeler & Larry Carlton - Easy To Be Happy - at NYC Blue Note」

     
 
 
 
by knakano0311 | 2011-06-10 16:15 | ミューズたちの歌声 | Comments(0)
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