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大屋地爵士のJAZZYな生活

”Less is more ・・・”

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どうにも気になる女性歌手がいる。「インガー・マリエ(・グンデルセン)/Inger Marie (Gundersen)」。このブログでも何回か紹介したノルウェー出身の歌手。2004年のJAZZシーンに彗星のごとく登場した女性JAZZボーカルである。1959年生まれというから遅咲きであるし、デビュー作を含め、アルバムはまだ3枚というから寡作でもある。2004年のデビュー当時、「エミリー・クレア・バーロウ/Emilie-claire Barlow」、「ソフィー・ミルマン/Sophie Milman」、「マデリン・ペルー/Madeleine Peyroux」、「シモーネ/Simone」などオーガニック系の美形女性シンガーとは一線を画した、ちょとアンニュイでダークな大人の雰囲気が際立っていた。

デビュー作「Make This Moment 」(2004)、セカンド・アルバム「By Myself 」(2006)、第三作「My heart would have a reason 」(2009)、たった3枚であるが、ちょっとアンニュイで、ダークっぽく、決して明るく健康的とはいいがたい声であるが、かえってそれが北欧の乾いた空気と、さらっとしたぬくもりを感じさせ、私にとってこよなく心地いい。音の空白、無音の瞬間を大事にする、そんな彼女の歌唱スタイルが成熟した女性を感じさせる。

最近手に入れた三作目「My heart would have a reason」のライナーノーツを見ていたら、歌においても人生においても、彼女の座右の銘は、「Less is more ・・・」だという。「歌いすぎない」、「音を溢れすぎない」、「飾り過ぎない」・・・。彼女の歌を聴くと、そんな彼女の生き方も歌を通じて実感できる。こんな彼女の座右の銘を知って、ますます彼女が気になってきた。北欧の「スロー・ライフ」は、「断捨離」、「足るを知る」などという東洋の思想にもつながっているようだ。

第三作目は、「ジョージ・ハリソン/George Harrison」による名曲「Something」、「スティング/Sting」の「Why should I cry for you」、「ジョニー・ナッシュ/Johnny Nash」の「I can see clearly Now」、さらには「ボブ・マーレイ/Bob Marley」の「Turn your lights down low」、そして「ロバータ・フラック/Roberta Flack」のヒット曲「The first time ever I saw your face」等、飾りすぎることのない、静かで落ち着いた雰囲気のサウンドにあふれている。

マイ・ハート・ウッド・ハブ・ア・リーズン

インガー・マリエ / インディーズ・メーカー



アルバム冒頭の曲は、「I Can See Clearly Now」。「60歳過ぎたら聴きたい歌(71)」でも紹介した曲。この歌は、1972年に「ジョニー・ナッシュ/Johnny Nash」が作詞・作曲し、その後 様々なアーティストに カバーされている曲。メロディが明るくて美しい曲であるが、なんといっても歌詞が前向きでとても元気が出る歌である。

「Inger Marie - I Can See Clearly Now」

          

 
 
 
by knakano0311 | 2011-07-14 08:25 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)
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