人気ブログランキング | 話題のタグを見る

大屋地爵士のJAZZYな生活

鰯缶船「ポニョ」走る

鰯缶船「ポニョ」走る_b0102572_1517888.jpg

今日の子どもと作る工作は、楕円形のアルミ製の鰯の缶詰を使った船である。原理は至って簡単。アルミパイプの一方の端から吸い上げた水を温めてやると、膨張し、それによって生じた圧力差により、もう一方の端に水が排出され、その力によって前へと進むのである。従ってこの工作の肝の部分はアルミパイプのエンジンである。ホームセンターなどで手に入れることができる外径3mm、長さ50mmのアルミパイプの中央部を内径15mm程度のコイル状に巻く。巻く回数は3回半でいいが、たとえば丸棒、単三乾電池などといった、なにか心棒になるもの利用して、パイプが潰れたり、折れたりしないようにゆっくりと慎重に巻くのがコツ。加工にしやすさ、水の吸い上げ、噴出量からすると外径3mmのパイプが一番適当であるようだ。これができれば、もう完成したようなものである。アルミ缶の一方の端にパイプを通す穴を千枚通しで二つ開ける。そして、浮かべたとき、パイプの端部が水面下になるように持ち上げる針金を、側面に穴を開け、横に張る。船底に固形燃料を燃やすアルミキャップを接着剤で貼り付ければ、基本的には出来上がり。後は缶の蓋を利用してデッキを作ったり、パイプの残りで旗差しをつけてかっこよくしてもいい。

鰯缶船「ポニョ」走る_b0102572_15463988.jpg

さあ、ビオトープの池で走らせてみよう。まず、スポイトか注射器などでパイプに水を注入する。手っ取り早く、口に水を含んで吹いて入れてもいい。そして、燃料皿に鍋料理などで使う固形燃料を小さく刻んだものを入れ、火をつけて浮かべる。水が熱せられ、噴出しだせば、ブルブルと船体を震わせ、勢いよく走り出す。今日、子どもも大人もそれぞれが作った船、名づけて「ポニョ」は、いずれも見事な走りを見せてくれた。

こんな 身近な材料を利用してつくる「科学おもちゃ」も面白い。これで夏休みの工作は完了!!

さて、夏に聴く「ハワイアン・ジャズ??」なぞはいかがでしょう。妙な音楽ジャンルですが、オーストリア出身のジャズ・シンガーで「ヴィーナス・レコード」イチオシの、「シモーネ/Simone」がハワイアンをテーマにしたアルバム、「アロマ・ハワイ/Alomas Of Hawaii」でコンセプトとした音楽。なんか「アロマ・テラピー」のお店の名前みたいですが、もちろん、彼女がハワイアンそのものを歌うわけではなく、ハワイアンとしてよく知られている楽曲をJAZZYでBOSSAなアレンジで歌うというもの。ハワイヤンの爽やかさを失わず、JAZZYな歌声が心地よく響く。

そんなアルバムに、Sailing 、Boat、夏 ・・・といったキーワードにぴったりの歌が収録されている。「Red Sails In The Sunset/夕日に赤い帆」。この歌も懐かしい曲の一つ。高校時代の野外レコード・コンサートでよく流れていた夏向きの曲であった。(試聴はコチラ。曲名をクリックすればちょっとだけできます)

アロマ・ハワイ

シモーネ&ハワイアン・ジャズ・バンド / ヴィーナスレコード



残念ながら、YOUTUBEにアップされていないので、代わりにといってはなんですが、我々世代より少し上の世代には一世を風靡したといっていいくらい人気があった、ムード・サックスの帝王「サム・テイラー/Sam Taylor」の「夕日に赤い帆」はいかがでしょう。「ムード」といいますが、なかなかどうしてしっかりした演奏ですよ。この「サム節」に憧れてサックスを始めた人も多いのではないでしょうか。私には、彼が「ジャズ・マンになり損ねた男」といった印象がしてならないのですが ・・・。う~~ん、「サム節」ちょっと暑苦しいですかね。

「Sam Taylor - Red Sails In The Sunset /夕日に赤い帆」 
 
           

 
 
 
by knakano0311 | 2011-07-25 09:53 | 音楽的生活 | Comments(0)
<< パソコンを買い替えて アナログTV放送終了 >>