同じ朝刊には、学生だった1950年代当時から、作曲家「マイク・ストーラー/Mike Stoller」氏と組み、「エルビス・プレスリー/Elvis Presley」が歌い、大ヒットした「ハウンド・ドッグ/HOUND DOG」や「監獄ロック/Jailhouse Rock」のほか、「スタンド・バイ・ミー/Stand by Me」などのヒット曲を手がけた「ジェリー・リーバー/Jerry Leiber」氏が78歳で亡くなったという訃報も掲載されていた。若干19歳、無名の二人組ソングライターはアメリカのリズム&ブルース界でスタートをきったが、彼らのフレッシュな才能は着実にヒットを飛ばし、音楽業界の注目を集め、やがてはメジャーな存在になっていくという「業界」でのアメリカン・ドリームを体現したような二人であった。この辺の事情はサイト「Soundweb/ロックが駆け抜けた時代/第一章プロデュースの時代」に詳しい。
そして、それぞれ心に傷を持った4人の少年たちが好奇心から、線路づたいに「死体探し」の旅に出るという、ひと夏の冒険を描いた「スティーブン・キング/Stephen King」の非ホラーの原作を映画化し、不朽の名作となった映画「スタンド・バイ・ミー」(1986年公開)の主題歌に「ベン・E・キング/Ben E. King」の1961年のヒット曲がつかわれた。
引退後は「何か人の役に立ちたい」と会見で語っていたかっての不良少年「島田伸助」氏。どう日本の舵を取ってくれるにかわからないが、少なくとも被災者には寄り添った政策を展開してほしい民主党新代表。決断の時期が取りざたされたが、もう一度自分探しと日本探しのお遍路の旅に出てほしい菅総理。お三方に贈る歌は、「Stand By Me/僕のそばにいて」。