さあ、爆音ならぬ快音。こちらは「ファブリッツィオ・ボッソ/Fabrizio Bosso」率いる「ハイ・ファイヴ・クインテット/High Five Quintet」、イタリア・ハードバップ野郎たち。名門「ブルーノート」イチオシのイタリア発の新世代JAZZ集団。イタリアを代表する二人のホーン奏者、「ファブリッツィオ・ボッソ(トランペット、フュルーゲルホーン)」、「ダニエル・スカナピエコ/Daniele Scannapieco(テナー・サックス)」を双頭リーダーに、2002年に結成されが、瑞々しくキレのある演奏で瞬く間に評判になった。2008年に「ブルーノート」に移籍し、通算3枚目となる「Five For Fun」をリリース。ホーン・プレイヤー二人が繰り広げる哀愁のメロディと熱いソロ。まさに、胸のすくような痛快な演奏である。「マンハッタン・ジャズ・クインテット/Manhattan Jazz Quintet ; MJQ」以降、「ワン・フォー・オール/One For All」くらいしか浮かんでこないハード・バッププレイヤー。少なくなったとはいえ、このグループは、まちがいなく「ビ・バップ~ハード・バップ」の系譜に位置するグループといえるだろう。
ファイヴ・フォー・ファン
ハイ・ファイヴ / / EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
ISBN : B001G6RBN6