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大屋地爵士のJAZZYな生活

快挙には違いない

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(写真;ロイヤル・アルバート・ホールで歌う「由紀さおり」 musicman-net より)
 
 
 
 
 
 
 
 
「由紀さおり」と、アメリカのオレゴン州のジャズ・オーケストラ「ピンク・マルティーニ/PINK MARTINI」とのコラボレーション・アルバム「1969」が、2011年11月2日付でアメリカの「iTunesジャズ・チャート」と、カナダの「iTunesチャート・ワールド・ミュージック」で1位を獲得したというニュース。このアルバム「1969」は、「由紀さおり」が「夜明けのスキャット」でデビューした年でもあり、この年のヒット曲、「ブルー・ライト・ヨコハマ」、「いいじゃないの幸せならば」、「夕月」など12曲が収録され、1曲以外は全て日本語で歌われているという。そういえば、1969年は私が大学を卒業して就職した年。アポロ11号の月面着陸、全共闘の東大安田講堂事件などがあった年でもあったなあ。

いわゆる歌謡曲の歌手と米国のジャズ・バンドのコラボ。ちょっと想像しがたい不思議な組み合わせである。きっかけは、1997年にアメリカのオレゴン州、ポートランドで結成された、ジャズ・オーケストラ・グループ「PINK MARTINI」のリーダー、「トーマス・M・ローダーデール/Thomas.M. Lauderdale」が、ポートランドの中古レコード・ショップで、偶然手にした由紀さおりのLPレコードのジャケットと透明感のある歌声に魅せられ、「Taya Tan」を自らのアルバムでカバーしたことからだという。その縁で2010年11月、「PINK MARTINI」が世界発売をしたアルバム「Joy To The World」に、「由紀さおり」がヴォーカリストとして参加、日本語で「ホワイト・クリスマス」を歌った。その「Saori Yuki」の歌声が評判となり、そのアルバムは全米の音楽CDで、12月第2週には32位を記録し、2010年のクリスマスの新しい定番となったという。

そして今年。彼女は、2011年10月17日、ロンドンは名門のホール、「ロイヤル・アルバート・ホール/Royal Albert Hall of Arts and Sciences」で、「ピンク・マルティーニ」とのコンサートを大盛況のうちに終了させた。この日、「BBCコンサート・オーケストラ」も迎えての大舞台で披露した曲は、「夜明けのスキャット」、「ブルー・ライト・ヨコハマ」、「さらば夏の日」、「夕月」、「マシュケナダ」などアルバム「1969」からのナンバー。この成功を受け、彼女は12月からの「Pink Martini」 の全米ツアーにも同行するという。(毎日、朝日など各紙参照)

1969

由紀さおり / EMIミュージックジャパン



「Pink Martini & Saori Yuki - ブルー・ライト・ヨコハマ」

     



ところで、「PINK MARTINI」、世界中で260万枚の売上実績を持つ、人気ジャズ・オーケストラというが、私は寡聞にしてまったく知りませんでした。1940年代から60年代にかけて流行したジャズ、映画音楽、ミュージカルのナンバーなどを主なレパートリーとする、ヴォーカリストを含めた12人編成のオーケストラ・グループだそうだ。YOUTUBEにアップされている動画を見ると、ラテン・ジャズ、スムース・ジャズの気配が濃厚であり、あまり日本のJAZZファンには馴染がない。しかしながら、「由紀さおり」さんのこのニュース、快挙には違いない。

今年のグラミー賞で、クラシック界でのピアニスト&指揮者の「内田光子」さん、JAZZピアニストの「上原ひろみ」さん、琴奏者の「松山夕貴子」さん、そして「B's」の「松本孝弘」氏が受賞したことは、まだ記憶に新しいところ。そして「なでしこジャパン」の活躍も。この「由紀さおり」さんの世界デビューが、日本の歌謡曲が世界の歌謡曲として認知された第一歩としたら大変うれしいことである。そして来年のグラミー賞が楽しみであることも付け加えたい。
 
 
 
 
by knakano0311 | 2011-11-11 10:00 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)
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