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大屋地爵士のJAZZYな生活

JAZZが聴きたいシンガー

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 刑事ドラマ「相棒」。毎回見ているという訳ではないが、ストーリーとゲストに興味をひかれたときは、時々観る。最近では、三田佳子、渡哲也、岸恵子 ・・・などがゲストであった。今回観たのは、「ラスト・ソング」。ゲストは「研ナオコ」。彼女が、伝説のジャズ・シンガー、「ミス・アンルーリー(掟破り、常識知らずというような意味)」こと「安城瑠里子」に扮すると新聞のTV欄にあったので、多分彼女の歌うJAZZを聴くことができるに違いないと思って、期待した。私は、その特異?なキャラの、「研ナオコ」のファンであり、かねがね一度JAZZを歌ってほしいと思っていた歌手の一人である。

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 ストーリーは、瑠里子の復活ライブの最中に起こった殺人事件。果たして彼女が殺人犯であるか否か?ストーリーの出来についてはまあまあであったが、彼女の歌う「サマータイム/Summertime」、そして、多分このドラマのために書かれた曲であろう、「When Love Kills You」を聴くことができた。期待に違わず、なかなかジャージーで雰囲気のある歌唱であったことを記しておこう。

 歌手として活動するだけではなく、数多くのCMやバラエティやコント番組にも出演するからか、「ET」なんて呼ばれたりもしたが、年を重ねるごとに、味のある素敵な女性に。私はこの人の歌唱力を高く評価している。

 1953年生まれというから、もうアラ還世代の一歩手前。70年代後半、「中島みゆき」から提供された多くの楽曲を歌っていたのが印象に残っている。「LA-LA-LA」、「雨が空を捨てる日は」、「あばよ」、「かもめはかもめ」、「ふられた気分で」、「窓ガラス」、「ひとりぽっちで踊らせて」 ・・・。だから、「中島みゆき」を歌わせたらこの人以外にはいないとすら私は思っている。「時代」、「しあわせ芝居」、「わかれうた」などカバー曲は、「研ナオコ」のオリジナルの歌かと思わせるくらい見事に自分の歌に消化してしまっている。そんなアルバムは「研ナオコ/中島みゆきを唄う」(1993)。


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 中島みゆきを歌う
 研ナオコ
 ポニーキャニオン







「かもめはかもめ-研ナオコ」

       
 

 カバー集「研ナオコ/恋愛論」も、タイトルもジャケットも秀逸で出色のアルバム。セルフ・カバーの「ボサノバ」もいいが、やはりピカイチは、「山崎ハコ」のカバー「白い花」。

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 恋愛論
 研ナオコ
 ポニーキャニオン







「研ナオコ―白い花」

    


 

by knakano0311 | 2011-11-27 01:00 | ミューズたちの歌声 | Comments(0)
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