人気ブログランキング | 話題のタグを見る

大屋地爵士のJAZZYな生活

60歳過ぎたら聴きたい歌(79) ~Wonderful Tonight~

60歳過ぎたら聴きたい歌(79) ~Wonderful Tonight~_b0102572_13162396.jpg

「聖バレンタインデー/St. Valentine's day」が近づいてきた。かって米国に出張していた時、スコットランドの友人にグリーティング・カードを買うのにつき合わされたことがある。誕生日か何かのカードだろうと思っていたら、それは「バレンタインデー」のカードであった。その時、欧米では、夫婦の間で、この日にはカードを贈り合う習慣があると初めて知ったのである。「お前はなぜ買わないんだ」と言われ、あわてて買った記憶もあるが、チョコレート業界やギフト業界に、すっかり洗脳されていたことにも気が付いた。調べてみると、女性が男性に、愛情の告白としてチョコレートを贈る習慣、まして義理チョコなどは、日本独自のものだそうだ。1936年2月12日に「あなたのバレンタイン(=愛しい方)にチョコレートを贈りましょう」という広告を、当時東京で発行されていた英字新聞にだしたという「神戸モロゾフ製菓(現在のモロゾフ)」説が、起源として有力であるが、異論もあり、どうも判然としないようだ。(Wikipedia参照)

「モロゾフ」のHPをみると、1931年神戸で創業、1932年にその当時の箱入りチョコ「ファンシー・チョコレート」を、日本初の「バレンタイン・チョコレート」として販売したとあり、モロゾフ説が説得力があるように思える。さすれば、今年は「バレンタイン・チョコ」誕生80周年ということになる。店頭には「80th Aniversary」としてチョコが山積みになっている。

たしか我々の学生時代などにはそんな習慣があったという記憶がなく、「バレンタインデー」といえば、シカゴで起きたギャングの有名な抗争事件、「聖バレンタインデーの虐殺」のことであり、いまのような習慣が日本に定着したのはバブル期のようではないかという気がする。定年後、「義理チョコ」も、ましてや「本命チョコ」なども、まったく関係なくなったと思っていたが、何とうれしや、捨てる神あれば、拾う神あり。何年か前から、次男のお嫁さんから届くようになったのである。さて、孫から届くのはいつの日のことであろうか ・・・。

「バレンタインデー」で盛り上がっているカップルには、「エリック・クラプトン/Eric Clapton」の名曲「ワンダフル・トゥナイト/Womderful Tonight」なんていかがでしょうか。ライブ盤、ベスト盤など多くのアルバムに収録されているが、初収録はたしか「スローハンド/Slowhand」だったか。

スローハンド

エリック・クラプトン / USMジャパン



そうそう、「ビギン/BEGIN」のカバーもなかなかいいですね。

BALLADS

BEGIN / テイチク




『Wonderful Tonight』  作詞・作曲; ERIC CLAPTON

「♪ It’s late in the evening              宵闇が迫ってきたというのに
   She's wondering what clothes to wear  君はまだ着てゆく服に迷っている
   She puts on her make up            化粧をして
   And brushes her long blonde hair      長いブロンドの髪を梳かし
   And then she asks me              ”どう!決まっている?”と
   "Do I look alright ?"                 君は僕に尋ねるが
   And I say "yes, you look wonderful tonight"  ”もちろんとても素敵だよ”と答える

   We go a party               そして、僕たちはパーティへ向かう
   And everyone turns to see      誰もが振り返るんだ
   This beautiful lady            僕と連れ立って歩いている
   Thats walking around with me   美しいレディを見て
   And then she asks me         ”ご気分はいかが?”と
   "Do you feel alright ?"         君は僕に尋ねるが
   And I say "yes, I feel wonderful tonight"  ”もちろん最高さ”と答える
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   It's time to go home now        そろそろ帰る時間
   And I've got an aching head      僕はちょっと頭が痛くなってきた
   So I give her the car keys        車のキーを君に渡して送ってもらい
   She helps me to bed            僕をベッドに寝かしつけてくれる君                       
   And then I tell her              灯りを消して
   As I turn out the light            君に囁く
   I say "my darling, you were wonderful tonight  ”今夜の君は素敵だったよ”
   Oh, my darling, you were wonderful tonight"   ”そう、今夜の君は最高さ” ♪」


多分、こんなことを口にする機会は今までもなかったし、もちろん今後もないでしょう。せめて爺さんは無言でこの曲をさりげなく流すとしましょうか ・・・。

「Wonderful Tonight」。クラプトンの最も長く、そしてベストなライブ・バージョンはこれでしょうか。

「Eric Clapton - Wonderful Tonight」 
 
       
 
 

そうだ、バレンタインデーと並んで、今月関西にはもう一つの業界仕掛けイベントがありますね。仕掛け人は「海苔(のり)業界」。イベントは、節分に「恵方」を向いての巻きずしの丸かじり。毎年我が家でもやっていますが、今年の恵方は「北北西」とのこと。
 
 
 
 
    

    
    
by knakano0311 | 2012-02-02 13:14 | 60歳過ぎたら聴きたい歌 | Comments(0)
<< 立春の朝に 「1969」 >>