人気ブログランキング | 話題のタグを見る

大屋地爵士のJAZZYな生活

宇宙のヴィーナス、地上のディーヴァ

宇宙のヴィーナス、地上のディーヴァ_b0102572_9523449.jpg
 
(写真はNETより拝借) 

今年2回目の天体ショー、金星が太陽の手前を横切る珍しい現象、「金星の太陽面通過」である。とっておいた日蝕グラスを取りだし、さっそく観測。ちゃんと見えました。太陽面に小さな黒点のような金星がくっきり。あの金星は地球とほぼ同じ大きさだというから、太陽がいかに大きいかが分かる。次は、105年後の2117年12月11日なので、今回が私もそうだが、多くの人にとって最後の観察チャンスであったであろう。

宇宙のヴィーナス、地上のディーヴァ_b0102572_10275010.jpg 


さて、前回日本で観測できたのが、今から138年も前の1874(明治7)年12月9日。この現象は複数の地点で測定すると太陽―地球間の距離を計算できるため、18、19世紀には欧米諸国が観測隊を、競って各地に派遣したという。1874年(明治7年)12月9日には米国隊が長崎、フランス隊が長崎と神戸、メキシコ隊が横浜で観測した。神戸にはフランスから「J.ジャンセン」らが来訪。彼らは諏訪山に拠点を設けて観測を実施し、見事に成果を収めました。これを記念して名付けられたのが、諏訪山公園の「金星台」で、それに因んで名づけたのが、その近くにある、神戸の夜景が一望できる超有名デート・スポット、「ヴィーナス・ブリッジ 」である。そしてここ観測地跡に記念碑が建てられ、表面にフランス語、裏面に日本語で「金星過日測檢之處」と刻まれている。写真はそのときの様子を写したもので、碑に刻まれてる。大砲のように見えるのが、天体望遠鏡である。

かって書いたブログからの再録。(参照拙ブログ「浪漫のなごり・金星台へ・・・ 神戸・諏訪山公園界隈(1)」

さあ、POPSで有名な曲、「ヴィーナス(原題は、Venus)」は、オランダのロックグループ、「ショッキング・ブルー/The Shocking Blue」が1969年に放った大ヒット曲。色々なアーティストにカバーされているが、ラテンブラスのノリなら、断然「熱帯JAZZ楽団」。「熱帯JAZZ楽団」は聴かせるバンドであると同時に見せるバンドでもあり、ライヴだと最高に盛り上がるらしい(行った事が無いので ・・・)。2002年3月のコンサートを収録したアルバムには、ノリノリの「ヴィーナス」が収められている。残念なことに、YOUTUBEにはアップなし。

熱帯JAZZ楽団 VI~En Vivo~

熱帯JAZZ楽団 / ビクターエンタテインメント


宇宙のヴィーナス、地上のディーヴァ_b0102572_1543740.jpg 

さて、地上のディーヴァ、わがディーヴァといえば、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」がその一人。「In Love Again」をジャケ買いしてからのお付き合い。1968年生まれというから、43歳。歌手として最も充実している時期を迎えているといえる。元々はアメリカ生まれであるが、カレッジ卒業後、イギリスへ渡り、「London's Guildhall School of Music and Drama」で音楽を学ぶ。その時知り合ったのが、現在のパ-トナーでサキソフォン奏者でもある「ジム・トムリンソン/Jim Tomlinson」。その後ずっと有名なジャズ・クラブ「ロニー・スコッツ/the Ronnie Scott's」など、ロンドンを中心に音楽活動をしてきた。デビューは、1997年、「クローズ・ユア・アイ/Close Your Eyes」。キュートなルックスと歌声で日本でも高い人気を誇っているが、私もまた、そのボーイッシュなキュートさに参った一人でもある。2007年、フランスの「ブルーノートEMI」と契約し、日系の人気作家「カズオ・イシグロ/ Kazuo Ishiguro」を作詞に起用してリリースしたアルバム、「市街電車で朝食を/Breakfast on the Morning Tram」は、大きな反響を呼んだ。そして2010年、移籍第2弾アルバムは、全編フランス語で歌うアルバム、「パリの詩/Raconte-moi... (Tell me...) 」。私は、フランス語はまったく駄目であるが、あのスモーキーな甘い声がフランス語によく似合い、新しいテイストのフレンチ・ジャズといった雰囲気を醸し出している。

パリの詩

ステイシー・ケント / EMIミュージックジャパン



そんなアルバム、「Raconte-moi... (Tell me...) 」から、「La Venus du Mélo/メロドラマのヴィーナス」を ・・・。プロモーション・ビデオでしょうか。

「Stacey Kent - La Venus du Mélo」

       



                    
                   
               
by knakano0311 | 2012-06-06 16:24 | 音楽的生活 | Comments(0)
<< 北欧美女シンガー図鑑(その7 ... 北欧美女シンガー図鑑(その6)... >>