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大屋地爵士のJAZZYな生活

鳴く鹿の ・・・

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(写真;炭焼き窯跡の前で)

今日も小学1年生の自然体験学習のお手伝い。メニューは前回と同じウォーク・ラリー。この時期に実をつける木の名前や、この山に住む動物、昔里山として利用していたころの炭焼き窯の跡を探したり、どんぐりを採集するというメニュー。それは、無事終わったが、実感として、考えさせられたことがあった。前回は大規模住宅団地にある小学校1,2年生で165名、今回は大阪北部、農村地域にある小学校の1年生で、3校合わせてもたったの23名。農村の過疎化と少子化の実態が顕著に顕れているのである。この地域は隣接していて車で走れば、10分か15分の距離なのである。ずっと前から言われているように、農業問題、過疎化問題、都市問題、少子高齢化、地方分権 ・・・ 全てが根っこで繋がっている政党を超えた政治課題。早く政治が動かねば ・・・。この子たちの未来なくして、国の繁栄などあり得ない。前夜見たIMF専務理事ラガルドさんがでていたNHK「クローズアップ現代」に共感。

しかし、爺さんの心配なぞよそに、子供たちは元気である。前回の住宅団地の子供たちより、間違いなく逞しかった。そして、きょうもまた、「生」鹿が、子連れと思われる3頭で、我々を迎えてくれた。しばらくの間、こっちをじっと見ていたが、「ピュイ~」と一声鳴き、警戒音を発すると、森の奥へと消えていった。

  奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋はかなしき   (よみ人知らず 『古今集』から)

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今宵のピアノも、前回に続いて、ノルウェイのピアニスト、「ヘルゲ・リエン/Helge Lien」としましょう。このピアニストは、ジャズ喫茶オーナー、評論家だけでは収まりきらず、レコード会社まで作ってしまった、「寺島靖国」氏の選曲によるコンピレーション・アルバム、「Jazz Audio Fans Only」で教えてもらい聴きだしたピアニストである。寺嶋氏が取り上げた曲は、「ミシェルルグラン/Michel Legrand」の名曲、「What are you doing the rest of your life 」。私のブログ・カテゴリー、「60歳過ぎたら聴きたい歌」の最初にあげた曲でもある。(参照拙ブログ「60歳過ぎたら聴きたい歌(1)~What are you doing the rest of your life ?~」

For Jazz Audio Fans Only

寺島靖国 / ディウレコード



寺嶋氏の言う「ジャズは哀愁とガッツだ!」そのものの演奏。これ一曲さえ聞けばもうこのアルバムの価値は十分である。「ヘルゲ・リエン」のデビューアルバムは、「What are you doing the rest of your life 」。

What are you doing the rest of your life

Helge Lien / Curling Legs



「これからの人生」なんてタイトルは訳されていますが ・・・。 「What are You doing the rest of your life - helge lien trio」

          
by knakano0311 | 2012-10-19 09:46 | 炭焼き小屋から | Comments(0)
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