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大屋地爵士のJAZZYな生活

冬の一日に水鳥を眺める ・・・

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師走のあわただしい一日だったが、少し離れた隣町にあるショッピング・センターへ買い物に行ったついでに、「昆陽池(こやいけ)」(伊丹市)へ行ってみた。この「昆陽池」は、奈良時代の僧「行基」が溜池として作ったといわれる池であるが、今は関西有数の水鳥の飛来地として有名であるので、何年かに一度、思いついたら訪れる。

いつもの年より数が少ないようにも思えたが、通年を通している、「カワウ/河鵜」、「ゴイサギ/五位鷺」、「カルガモ/軽鴨」、「カイツブリ/鳰、鸊鷉〈へきてい〉」、「コブハクチョウ/瘤白鳥」などに加え、秋から冬にかけて飛来する「キンクロハジロ/金黒羽白」、「マガモ/真鴨」、「ハシビロガモ/嘴広鴨」、「オナガガモ/尾長鴨」、「コガモ/小鴨」、「ユリカモメ/百合鴎」などを間近に見ることができた。もちろん、私が鳥の名前をすべて知っているはずもなく、池の畔に建つ案内板からの受け売りですが ・・・。

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ユリカモメ


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          ゴイサギ



さて、今宵の曲は、個性的なプレイヤー3人の競演とまいりましょうか。当代きってのベーシスト、「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」、独特の音色を持つノルウェイのサキソフォン・プレイヤー、「ヤン・ガルバレク/Jan Garbarek」、そして、ギターとピアノが多いが、ブラジル出身のマルチ楽器奏者で、作曲家・編曲家・音楽プロデューサーとしても才能を発揮する、「エグベルト・ジスモンチ/Egberto Gismonti」。アルバムは、「マジコ/Magico」(マジシャンの意味)。1979年6月オスロ、タレント・スタジオで録音されたが、この時、ヘイデン42歳、ジスモンチ35歳、ガルバレク32歳。少し年上のヘイデンのベースにのせられるように、才気煥発、二人の個性的なインタープレイが展開される。そして、聴き終わったあとに残る暖かい余韻 ・・・。

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(写真;左よりガルバレク、ジスモンチ、ヘイデン)

永年ECMのジャケット・デザインを手掛けている、「バーバラ・ヴォユルシュ/Barbara Wojirsch」のデザインしたジャケットも素晴らしいが、ジャケット裏の三人の表情が、その時の、3人のこのアルバムへの姿勢やクォリティを雄弁に物語っている。しんしんと雪が積もる冬の寒い夜、暖かいストーブのそばで、コーヒー片手に聴きたくなるような、そんな一枚である。ECMの名盤としても名高い。

Magico

Charlie Haden / Ecm Records



そんなアルバムから、「サイレンス」。30年以上前に録音された10分を超える長尺の演奏だが、色褪せない。

「Silence - Charlie Haden, Jan Garbarek, Egberto Gismonti」

          
 
 
by knakano0311 | 2012-12-29 00:19 | 音楽的生活 | Comments(0)
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