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大屋地爵士のJAZZYな生活

60歳過ぎたら聴きたい歌(86) ~Come Rain Or Come Shine ~

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ご近所の庭先の梅やサンシュユ(山茱萸)の花が満開である。ウォーキングの道筋の林からは、いかにも鶯らしい鮮やかな鳴き声が聞こえだした。そして、20度近くまで気温が一気に上がる。春本番を思わせる陽気。春物のメンズのカットソーを一枚買った。しかし、北日本ではまた暴風雪に注意が必要だという。

ご贔屓のカフェ、「気遊」の窓辺に置かれた櫻の一枝。どう考えても開花にはまだ早い桜の枝である。聞けば、庭の櫻の枝を採って瓶にさしていたら、室内の暖かさのためだろうか、いつの間にか花が咲いたという。しかし、翌日は一転、小雨混じりの曇天。風も強く、一気に冬へ逆戻り。「三寒四温」、「一雨毎の暖かさ」とはよく言ったもので、こんな天気を繰り返しながら、もうそこまで、ほんのすぐ近くまで春が来ているのである。 

そして、3月11日。あれから2年目である。TVではその特集。今でも言葉を失う。復興の速度にいらだつ。そして、この日は私の67歳の誕生日でもある。昨日は孫娘が誕生プレゼントをもって、我が家に遊びに来てくれた。

昭和21年(1946年)、信州・松本に生まれ、JAZZや映画やミステリーなどに目覚めた高校プラス1年までを松本ですごし、1969年(昭和44年)、大阪万博の前年、学生運動の真っただ中、仙台の大学の工学部と軽音楽部とを卒業、小さな頃から親父を見て、エンジニアになりたかった夢をかなえるため、大阪のメーカーに就職。やがて、ひょんなことから結婚、3人の男の子を育て終え、現在の地に居を構えてから20年近くになる。その間、大した被害も受けずに済んだが、阪神大震災を経験し、三男はJR福知山線脱線事故にあったが、幸いにもかすり傷で済み、子供たちは、それぞれに巣立っていった。会社人生で、異動は何回も経験したが、珍しことに転勤は一度もなく、会社生活の後半は、事業責任者として経営に苦労しつつ、最後は妻に空港まで送迎して貰いながら、週一の東京出張、欧米・中国を駆け巡って、定年を迎えた。団塊世代のサラリーマンなら、誰もが過ごしてきた山あり谷ありの、ごく普通の企業戦士?の人生であった。 

そして今、山の手入れ、炭焼き、地域の子供たちと遊ぶボランティア活動、JAZZ三昧、工作 ・・・。いまが一番穏やかで充実した生活を送っているのでは ・・・と実感している。 

そんな、67歳の誕生日にとりあげる曲は、ブルースの名曲、「Come Rain or Come Shine」。邦題は、「降っても晴れても」。私が生まれた年、1946年に「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」作詞、「虹のかなたに/Over the rainbow」で有名な、「ハロルド・アーレン/Harold Arlen」作曲によってなる曲。

【 Come Rain or Come Shine 】

「♪ I'm gonna love you
   Like nobody's loved you,
   Come rain or come shine,
   High as a mountain
   And deep as a river,
   Come rain or come shine,

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   You're gonna love me
   Like nobody's loved me,
   Come rain or come shine,
   Happy together, unhappy together,
   Won't that be fine?

   Days may be cloudy or sunny
   We're in or out of the money
   But I'm with you always
   I'm with you rain or shine

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

う~~ん、この歌詞の心境に、だんだんと近づいてきたのかな ・・・・。
まあ、「♪ 人~~生、楽ありゃ苦もあるさ~~ ♪」なんて、かってのTV時代劇、「水戸黄門」の主題歌の方が分かりやすいかも知れませんが ・・・。

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この曲本当に多くのアーティストたちにカバーされているが、ブルースの名人「B.B キング/B.B King」、そして彼をこよなくリスペクトしているロック・ミュージシャン、「エリック・クラプトン/Eric Clapton」の共演アルバム、「ライディン・ウィズ・ザ・キング/Riding With The King」(2000)から聴いてみましょうか。

「エリック・クラプトンとB.B.キングがはじめて2人でレコーディングしたのは、キングの1997年のアルバム『Deuces Wild』だった。この経験に気をよくした2人は再度の共演を決心した。それからほどなく、クラプトンはアメリカのTV番組への出演時に、残された夢のひとつはB.B.キングとフルアルバムを制作することだと公言した。 ・・・・ 」 (「Amazonレビュー」より)

二人の男の友情、気概にも乾杯 ・・・。

ライディン・ウィズ・ザ・キング

B.B.キング&エリック・クラプトン / ワーナーミュージック・ジャパン



「Come Rain or Come Shine - B.B King / Eric Clapton」
 
          
 
 
 
by knakano0311 | 2013-03-11 10:19 | 60歳過ぎたら聴きたい歌 | Comments(2)
Commented by Nardis at 2013-03-11 15:08 x
大屋地爵士さん

お誕生日おめでとうございます。これからも充実した生活を送られますよう、お祈り申し上げます。
Commented by knakano0311 at 2013-03-11 16:41
Nardis さん   ありがとうございます。充実しているかどうかは別にしても、少なくとも毎日やりたいことがあるというのは、前向きに生きていけます。
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