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大屋地爵士のJAZZYな生活

月日は巡って ・・・

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我が遊びの山のふもとの一庫ダム、例年のようにダムサイトに鯉のぼりがあがった。百匹程度だろうか、ダムの傾斜面を上がってくる上昇気流に翩翻(へんぽん)と翻っている。この時期、周囲の山は一面の若葉の緑、ところどころに残るピンクの山桜のドット模様。それを背景に色とりどりの鯉のぼりがよく映える。ダムの近くを走る国道に架かる橋からもよく見えるので、きっとドライバーの気持ちもすこし和むに違いない。

かって、マンション住まいの時は、この時期にはベランダに小さな鯉のぼりを揚げ、武者人形を飾り3人の男の子の成長を願った。これらは、今は亡き義父が長男が生まれた時に贈ってくれたものである。一応、親の役目は果たした今となっては、何年かに一度、思い出したように床の間に飾って、季節感と「和」の風情楽しんでいる。

さて、定年を迎え、鎧兜を脱いでしまった爺さん。鏡を見るまでもなく、闘う男の顔からは程遠くなっていることだろう。その代り、孫娘に相好を崩す自分がいる。月日は巡り、かっての義父や我が親父のように、孫への子供の日のプレゼントを考える、そんな立場の歳になってしまったのだ。まっ、「平和ボケ」と呼ばれても、甘んじて受けましょう。

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「トリオセンス/triosence」の新譜を聴いた。ピアノの 「ベルンハルト・シューラー/Bemhard Schüer」を中心に、1999年に結成されたJAZZピアノトリオ。バンドの名前を「トリオセンス」とした由縁は、 トリオとエッセンスとを併せた造語だそうで、そこに彼らの思いも感じとれる気がする。現在の他のメンバーは、ベースは「マティアス・ノヴァク/Matthias Nowak」、ドラムは「ステファン・エーミッヒ/Stephan Emig」。

私が最初の聞いた彼らの最初のアルバムは、トリオとしては3作目の「When You Come Home」(2008)。このトリオもまた、ヨーロッパ・ジャズに共通する美メロと哀愁、抒情性を感じさせる私好みのトリオである。しかし、ご贔屓ながらも、その透明感に少しもやもやした切れの悪さや、その哀愁におずおずとした踏込の悪さを、かすかながら感じていたが、この新アルバム、「ターニング・ポインツ/Turning Points」はどうだろう。澄み渡った透明感、臆することなく深みを加えた哀愁、明快でダイナミックなリズムの歯切れのよさと疾走感。まさしく「ターニング・ポイント」を超えたのである。

「サラ・ガザレク/Sara Gazarek」と共演したアルバム、、「トリオセンス・ミーツ・サラ・ガザレク  ~ホエア・タイム・スタンズ・スティル/Where Time Stands Still (Triosence feat. Sara Gazarek)」(2010)のグランド・キャニオンと同じように、ジャケットはシューラー自身がアメリカ・アリゾナ州で撮った写真だという。(参照拙ブログ「新春から子供たちと遊ぶ」

ミッドナイト・ブルー ・・・。砂漠を延々と続く道路。なにか彼の決意を感じさせるようないい写真だ。

ターニング・ポインツ

トリオセンス / ヤマハミュージックアンドビジュアルズ


 
アルバム冒頭の「ノー・ワンズ・フォルト」を ・・・。

「triosence - no one's fault」

 
          
 
 
 
by knakano0311 | 2013-04-21 15:28 | 想うことなど・・・ | Trackback | Comments(0)
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