(写真は築150年の日本酒醸造所を改築したご贔屓のカフェ)
わたしは元来好奇心が人一倍強い方である。だから、あちこちとうろつきまわることも多い。そんな中で、よく憩いに行く場所は、ご近所の自然の中にあるいくつかのカフェ。そこでいつも感じることだが、シニアの男性諸氏を見かけることが殆どない。何処にいるのか不思議である。もっとも、「カフェなんぞ軟弱な!」とおしかりを受けるかもしれないが ・・・。カフェばかりではなく、地域の自治会の行事も、ややもすると、美術展もコンサートでもしかりである。かってはいざ知らず、わたしは、今はゴルフ、パチンコなどは全くしないし、酒場に行くことも年に一度あるかないかの情けない始末。そんなところへ行けば、馬力も色気もある多くのシニアの男性諸氏に会えるかも知れないのだが ・・・。そんなことを思っていたところに、かって勤めていた会社のOB会からの会報。見ると、みなさんそれぞれに定年後の人生を満喫しているようだ。登山、コーラス、琵琶演奏、書道、詩吟、剣舞、能面彫り、写真、絵画、菊、地域の伝統芸能の継承、昆虫採集 ・・・。実に多彩である。そして、軟弱にカフェで憩うなんて言ってはいられない程の充実の人生を、実に活き活きと過ごしている。いや、全くの無用な心配であったようである。
「サザン・オールスターズ」、5年ぶりに復活というニュース。我々世代を含めて、ファンが多く喜ばしいニュースである。
ところで、かって一世を風靡していた多くの男性ジャズ歌手が殆ど鬼籍に入ってしまった中で、ロック系は別にして、現役バリバリのジャズ畑の男性歌手といえば、ピアノ弾き語りの「ジェイミー・カラム/Jamie Cullum」、イケメン「マイケル・ボルトン/Michael Bolton」、イタリアの海坊主「マリオ・ビオンディ/Mario Biondi」、そして大御所「トニー・ベネット/Tony Bennett」などが思い浮かぶくらい。なんとも、寂しい限りである。そんな中で一人で気を吐き、一際存在感があるのが、「マイケル・ブーブレ/Michael Bublé」。
その「マイケル・ブーブレ」の最新アルバムが、4月にリリースされた「トゥ・ビー・ラヴド/To Be Loved 」。1975年生まれ、カナダ出身。幼少の頃からスタンダード曲を聴いて育つ。父の鮭漁などを手伝いながらカナダで芸能活動を展開。 10年以上の下積みの末、当時のカナダ首相「ブライアン・マルルーニー/Brian Mulroney」の令嬢の結婚式で歌う機会を得る。その時に歌った「マック・ザ・ナイフ/Mack the Knife」を、式に出席していたあの超有名プロデューサー、「デイヴィット・フォスター/David Foster」が見て、「唯一無二の声!」と絶賛。この運命的な出会いがきっかけになり、2003年に自身の名を冠したデビュー・アルバム「Michael Bublé」を発売。このアルバムは全世界で400万枚を売り上げ、12ヶ国でプラチナ・ディスク、3ヶ国でゴールド・ディスクを獲得することとなったという、まさに「シンデレラ・ボーイ」。
6枚目のアルバムとなるこの「トゥ・ビー・ラヴド」は、世界的に700万枚を売り上げたという。日本盤にボーナストラックとして入っているのが、「フィーリング・グッド/Feeling Good」。最近ホンダの新車「超アコード/アコード・ハイブリッド」のCMに使われているがこの曲。「ニーナ・シモン/Nina Simone」の歌唱が有名であるが、「マイケル・ブーブレ」が2005年にリリースし、全世界で大ヒットしたアルバム「イッツ・タイム/It's Time」に収録された曲。久しぶりのナイスガイ、「マイケル・ブーブレ」の「男節」。男性ボーカルの魅力がたっぷりと詰め詰め込まれたのが、このアルバム。
トゥ・ビー・ラヴド(ニュー・エディション)
マイケル・ブーブレ / ワーナーミュージック・ジャパン
It's Time
Michael Buble / Reprise / Wea
007張りの「It's Time」のプロモーション・ビデオから「フィーリング・グッド」。最後に出てくる車は残念ながらアコードではなく、アストンマーチン??でしょうか ・・・・。いやあ、たまには「男節」もいいもんだ ・・・。
「Michael Bublé - "Feeling Good" [Official Music Video] 」
VIDEO
「To Be Loved」(原盤)の全曲がYOUTUBEにアップされていました。「Close Your Eyes」、「Have I Told You Lately That I Love You」などのバラード系もなかなかいい。
「Michael Bublé -To Be Loved (FULL ALBUM)」
VIDEO