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大屋地爵士のJAZZYな生活

当分はやめられないボランティア

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今年の炭焼きが近づいてきた。事情により例年より1か月早く、12月からの開始である。先週からその準備作業に入った。まずクヌギ再生林の林床整備である。クヌギの伐採はプロに頼むのであるが、その伐採作業をスムーズにするため、邪魔になる雑木やブッシュなどを、予め刈り取っておく作業である。その林床整備を行なった後が上段の写真。そしてクヌギを伐採した後の写真が下段である。

しかし、我々にとってはこれからが本番、大変な作業が待っている。太い幹は、チェーンソーで一定の長さの「玉木」に伐ってもらうのであるが、それも含め、枝などが斜面に置きっぱなしになっているのである。その「玉木」は斜面からおろし、平地にまとめて積み上げ、枝もまた一定の長さに伐って、太さ毎に積み上げるのである。そんなしんどい作業が控えていることは、皆十分に承知しているが、準備作業を始めたメンバーの顔は活き活きしているようだ。

この公園では、もう欠かせない存在になってきた我がクラブ。多少なりともお役に立って、さらに感謝もされているとすれば、もうそれだけでボランティアとしては大満足なのである。まだ当分の間は、引退はできないかな ・・・。

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さて、話は変わって、少し前の話であるが、今年、故郷松本で行われた「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」の最終日に、「小澤征爾」の指揮する「サイトウ・キネン・オーケストラ」と共演して話題になったのは、ジャズ・ピアニスト「大西順子」率いる「大西順子トリオ」であった。もちろん、「小澤&サイトウ・キネン・オーケストラ」とは初共演である。昨年、演奏活動を退いた大西を、最後の演奏に感激した小澤が説得して実現したステージだったという。曲は「ジョージ・ガーシュイン/George Gershwin」作曲の「ラプソディー・イン・ブルー/Rhapsody in blue」。

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「大西順子」。1967年、京都府生まれのジャズ・ピアニスト。4歳からピアノを始め、高校時代に兄が持っていた「セロニアス・モンク/Thelonious Monk」のレコードを聴いて衝撃を受け、ジャズに開眼したという。卒業後渡米し、1989年にバークリーを首席で卒業、しばらくアメリカで活動したが、1992年帰国。デビュー作となるピアノ・トリオ・アルバム、「ワウ/WOW」を1993年リリース、大反響を巻き起こし、ジャズ・レコードとしては異例の5万枚のセールスを記録し、「スイング・ジャーナル誌ジャズ・ディスク大賞日本ジャズ賞」を受賞した。

その後、国内外で演奏やレコーディング活動を行うも、1998年秋に突然活動を休止。2005年、演奏活動を再開したが、2012年秋には「やりたいことは全てやった」と引退宣言、今度は本当に演奏を辞めることになった。しかし、最後のライブ会場に居合わせた「小澤征爾」と大西の大ファンである「村上春樹」が、その場で「引退反対」と叫んだことから、「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」において、「小澤征爾」の指揮する「サイトウ・キネン・オーケストラ」とガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」の共演が実現した。

私の中では長い間ポジションが定まっていなかったピアニストである。最新作「バロック」を聴いてもまだそうであった。はっきり言えば、分かりやすいピアノではないのだ。私のようなジャズを「人生のBGM」と言ってはばからないような軟弱なジャズ・ファンにとっては、なおさらである。  

バロック

大西順子 / ユニバーサルミュージック


前述のニュースを見て、手持ちのアルバムを、もう一度聴き返して見た。はっきりしたことは、「大西順子」はライブで聴くべきジャズであるということ。万華鏡のような音のエネルギー、身を削り、ありったけの技術と情熱をつぎ込む刹那のパフォーマンス。1曲終えるごとに上がっていくステージのボルテージ、キレ、空気感、迫力 ・・・。「やりたいことは全てやった」という彼女の引退の言にも納得。そんなポジショニングが定まったのは、次の3枚のライブアルバム。1994年、1995年と続いた「ビレッジ・バンガード/The Villeage Vanguard」でのライブ。そして、1996年、「モントルー・ジャズ・フェスティバル/Montreux Jazz Festival」でのライブ。しかし、彼女のライブを聴くことはかなわないのだ。残念 ・・・。

ビレッジ・バンガードの大西順子

大西順子トリオ / EMIミュージック・ジャパン


 

ビレッジ・バンガードII

大西順子トリオ / EMIミュージック・ジャパン



「ビレッジ・バンガード」でのライブ、パーソネルは、「大西順子」(p)、「レジナルド・ヴィール/Reginald Veal」(b)、「ハーリン・ライリー/Herlin Riley」(ds)。

「Darn That Dream - Junko Onishi」

          


1996年、モントルー・ジャズ・フェスでのライブ・アルバムは 、「PLAY,PIANO,PLAY/プレイ・ピアノ・プレイ〜大西順子トリオ・イン・ヨーロッパ」。パーソネルは、「大西順子」、「荒巻茂生」(bass)、「原 大力」(drums)。

プレイ・ピアノ・プレイ

大西順子トリオ / EMIミュージック・ジャパン


 
「The Jungler - Junko Onishi Trio」
 
          

 
by knakano0311 | 2013-11-09 15:08 | 炭焼き小屋から | Comments(0)
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