炭焼き作業が始まった。「窯木おろし」、「バイタ作り」。12月初旬からの炭焼きに向けての準備作業である。クヌギ再生林の手入れ~伐採~窯木おろし~バイタ作り~炭焼きという一連の作業工程の中で、何と言ってもこの「窯木おろし」が、もっとも大変で安全に気を配らなくてはいけない作業なのである。

プロによる伐採を終えた後、大人の腕で一抱えもあるような太いクヌギの玉木や、大きな枝が急斜面一面にゴロゴロと散らばっている。それを人の力ですべて平地まで降ろし、窯木として使える玉木は太さ毎に、またそうでない玉木は薪にと分別して積み上げていく。また枝の中で太いものは所定の長さに伐って、窯木として使い、その他の細枝は、窯内での燃焼を助けるための「バイタ」として束ねるのである。1回の炭焼きで、窯木が約400本、バイタが約100束ほど使うのであるが、合計3回の炭焼きを行うのでその量は結構な量となる。伐採されたクヌギの本数が40~50本くらい、伐採したばかりでまだ乾燥しておらず、加えて今年の夏が長く暑かったため、木が水分を相当吸っていて重いのだ。

我々クラブの高齢化もさらに進み、爺さんたちの半分は、腰痛持ちやら体力低下で、危険な斜面での力仕事はちょっと無理な状況になってきている。そのため、危険度の少ないバイタ作りをしてもらっているが、これとてそう楽な作業ではない。人数を増やせばいいのだが、好きでなければできないこのボランティア、定年延長とやらで新人もなかなか入ってこない。まさに日本の林業の縮図ともいえるような状況。この作業を終えるのに、延べ6日ほどはかかると踏んでいるが、ともあれやっと前半の3日が終わった。作業する傍らで真っ赤に色づき、我々の疲れを癒してくれるのは、「イロハモミジ(いろは紅葉)」。
さて、今宵のお久しぶりピアニストは、いつも寒くなって雪の便りが届くと、決まって聴きたくなってくる曲がある。「ミルチョ・レヴィエフ/Milcho Leviev」のピアノと、「デイヴ・ホランド/Dave Holland」のベースのデュオ・アルバム「Milcho Leviev + Dave Holland/Up and Down」に収録されている「カヴァティーナ/Cavatina」という曲。「マイケル・チミノ/Michael Cimino」監督、1979年公開のアカデミー賞受賞映画「ディア・ハンター/The Deer Hunter」の中で使われたあの美しくも鮮烈な曲である。
「ミルチョ・レヴィエフ」。1937年12月、旧共産圏ブルガリア生まれ。1960年にブルガリア国立音楽院卒業という、クラシックにベースを持つJAZZピアニスト。1965年にモントルー・ジャズ・フェスティバルで、自身のバンドが、ベスト・ヨーロピアン・ジャズ・グループに選ばれたが満足せず、東西冷戦のまっただ中、1971年彼はJAZZのため、音楽のため、家族も祖国も捨てて、アメリカに渡った。雪の中を丘に向かって続く一本の道。ジャケットの絵もレヴィエフの心根を表しているようで私の好きな一枚。録音は1987年9月、東京サントリー・ホールでのライブ。
Up and Down
Milcho LevievM.a. Recordings
このブログでも何回かアップしましたが、またお付き合いください。「カヴァティーナ/Cavatina」。
「milcho leviev - dave holland - cavatina」
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