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大屋地爵士のJAZZYな生活

疲れを癒す山の赤 ~窯木おろしは順調に~

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炭焼き作業の工程の中で一番大変な「窯木おろし」。5日目が終わったが、ほぼ必要とされる「窯木」の数は確保できそうで、何とか順調に進んでいる。クラブ員の半数が腰痛持ちやら体力低下で、危険な斜面での力仕事はちょっと無理な状況の中で、まあまあの進捗度ではないだろうか。全部処理し終えるまでに、あと2日ほどかかるであろう。爺さんたちの疲れも多分ピーク。眼を癒してくれるのは、燃えるような「イロハモミジ/いろは紅葉」の燃えるような赤と、ポツンと梢に一つだけ残った野生種の柿の実 ・・・。

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4連チャンではあるが、土曜日は、この地域の「里山サポーターズ・クラブ」の会員さん達が、我々の活動や活動の場を見学に来る「里山ツアー」のサポート、そして日曜日は、子供たちとの工作イベントと、疲れを癒せる息抜きの日が続く。

私と同じ世代のオールド・ジャズ・ファンならば、ギンギンのジャズではなく、たまには昔懐かしいジャズの名演奏で和みたくなるかもしれない。私なんぞは、ずっと和みっぱなしですが ・・・。先日の朝日新聞のコラム、「聴くなら」に目が留まった。そこで紹介されていたのは、「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」の「ディア・オールド・ストックホルム/Dear Old Stockholm」。こんな風に紹介されていた。

『黒人差別が米国に根強くあった1950年代、ジャズメンは演奏の場を求めて欧州に渡り、北欧の自由な空気に魅せられた。スウェーデン民謡「麗しのヴェルムランド」をアレンジした「ディア・オールド・ストックホルム」は、ジャズの気怠(けだる)さと北欧的哀愁が交互に襲い、聴くほどに癖になる。「麗しの~」はノルウェーの作曲家グリーグの「ソルベーグの歌」に通じる響きがある。 ・・・』
 
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この曲、「ディア・オールド・ストックホルム/Dear Old Stockholm」には、私も思い出と思い入れがある。というのも、取引先と子会社があったため、仕事で何回も訪れた街だからである。ハードでタフな相手との仕事の間に、古くは13世紀にまで遡る小路、玉石敷きの通り、古風な建築が残る「ガムラ・スタン/Gamla Stan(旧市街)」の街歩きや、フィヨルド沿いの散策、そしてジャズが盛んでジャズ・クラブも多い大好きな街の一つ。(写真はWikipediaより) そんな影響で、このブログでも、「スウェーデン美女シンガー図鑑」なんてシリーズをアップしてきた。私が知っている限り、有名なのは、2バージョンの演奏。先のコラムで紹介されたのは、アナログ・レコードでしか手に入らない?オリジナルLPアルバム、「Young Man With a Horn」(1952)に収録されている1952年録音の演奏である。

Young Man With a Horn [12 inch Analog]

Miles Davis / Classic Records



そして、CDではベスト盤のひとつ、マイルスが「ブルーノート」に残したセッションから52年と54年を収録した、「コンプリート・マイルス・デイヴィス Vol.1」に収められている。パーソネルは、「Miles Davis /Trumpet」、「J. J. Johnson /Trombone」、「Jackie McLean /Alto saxophone」、「Gil Coggins /Piano」、「Oscar Pettiford /Bass」、「Kenny Clarke /Drums」。

コンプリート・マイルス・デイヴィス Vol.1

マイルス・デイヴィス / TOSHIBA-EMI LIMITED(TO)(M)



「Miles Davis - Dear Old Stockholm」
 
          

そして、もう一つの有名なバージョンは、こちらの方が有名かもしれないが、歴史的名盤と言われる「ラウンド・ミッドナイト/'Round About Midnight」 (1957)に収録されていて、アレンジは、「スタン・ゲッツ/Stan Getz」だという。先ほどのコラムにも書かれていたが、マイルスは54年後半から、トランペットのミュートを、カップ・ミュートからハーマン・ミュートに替えたという。その違いが聴き比べるとよく分かる。カップ・ミュートの方が、ストックホルムの印象を残す温かい音のように私は感じるが、さて、どちらがお好きですか ・・・。

パーソネルは、「Miles Davis /trumpet」、「John Coltrane /tenor saxophone」、「Red Garland /piano」、「Paul Chambers /bass」、「Philly Joe Jones /drums」。
 

ラウンド・アバウト・ミッドナイト

マイルス・デイヴィス / ソニー・ミュージックレコーズ



「Miles Davis - Dear Old Stockholm」
 
          
by knakano0311 | 2013-11-24 00:15 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)
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