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大屋地爵士のJAZZYな生活

春の兆しも ・・・

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少しづつの変化ではあるが、遊びの山でも春が近づいてきているのがわかる。その兆しは芽吹き。上の写真は「サンシュユ(山茱萸)」。秋には「グミ(茱萸、胡頽子)」のような赤い実をつけるが、早春、葉がつく前に木一面に黄色の花をつける。そんなことから、「ハルコガネバナ(春黄金花)」とも呼ばれる「サンシュユ」の芽が大きく膨らんできた。

そうおひさしぶりでもないが、今宵の「熟女シンガー」は、「カーラ・ヘルムブレヒト/Carla Helmbrecht」。寡作であまり知られていないが、私は彼女が好きで、何回かこのブログにも登場している。(参照拙ブログ「待ち人来たらず」「羽化の季節」 など)

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たしか、寺島靖国氏の「JAZZ Bar 2003」で知ったと思う。私好みの美人で、「玄人ごのみ」というか、地味ながらいぶし銀のような存在だが、抜群に歌が上手いのになぜか寡作。デビュー・アルバム、「One For My Baby」(1995)、グラミー賞3部門にノミネートされた、「Be Cool Be Kind」(2001)、日本人ギタリスト「笹島明夫/Akio Sasajima」とコラボした「Carla With Akio」、そしておなじコラボの最新作(MP3の配信のみ)、「Quiet Intentions」と、たった4枚しかアルバムはリリースされていない。

アメリカ・ウィスコンシン州出身のボーカリスト、ソングライター。音楽一家に育ち、8歳の時に音楽をはじめ、13歳ではもうプロとして歌っていたという。カーラは1997年以来、サンフランシスコに住み、カリフォルニア州を中心に音楽活動、教育活動を続けているという。寡作のためか、検索しても記事がなかなかヒットしないし、写真、YOUTUBEも同様である。したがって、この記事も目新しい情報はないので、同じアルバムの紹介や、同じ動画のピックアップになってしまうが、私の記事を読んだある読者さんからの情報で、昨年12月、北海道・函館で、カーラ+笹島氏のコンサートがあったことを知った。

彼女の中では、私の最もお気に入りとなったアルバム、「Be Cool Be Kind」。「風のささやき/The windmills of your mind」には聞き惚れてしまう。

Be Cool Be Kind

Carla HelmbrechtHeart Music



ほかにアップされていないので、またもや同じ動画の紹介になってしまいますが、「The touch of your lips」。

「The touch of your lips - Carla Helmbrecht」
 
          

MP3配信のみのようであるが、日本人ギタリスト「笹島明夫/Akio Sasajima」氏とのコラボの2枚目のアルバムは、「Quiet Intentions」。スタンダード集である。ギターと絶妙の肌合いで、相変わらずしっとりとした大人の女性の色気を感じさせる歌唱。

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Quiet Intentions/Carla Helmbrecht & Akio Sasajima






そんな中から、スタンダード中のスタンダードと言ってもよい、「you don't know what love is」を ・・・。「♪ 愛とは何か、あなたは知らない ブルースの意味を知り、失恋するまでは ・・・・ ♪」。「ビリーホリディ/Billie Holiday」の歌唱が有名であるが、カーラもまたしっとりと歌い上げている。笹島氏のギターも印象的な好プレイ。

「Carla & Akio - YOU DON'T KNOW WHAT LOVE」
 
          

もっともっと知られてもいい歌手である。


 
by knakano0311 | 2014-01-31 10:27 | 炭焼き小屋から | Comments(0)
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