明るい陽が差し込んだ「台場クヌギ」の森に「モチツツジ(黐躑躅)」が咲いている。遊びの山のクヌギの再生林である。1mぐらいの高さのところでクヌギを伐っても、翌年その切り株からまた新しい芽が出てくる。こうして育ったクヌギを、「台場クヌギ」という。炭材として適当な太さに育つのに、どんぐりから育てるのであれば、10~15年かかるところを、「台場クヌギ」であれば、8~10年で育つ。一つの株から効率よく何回でも繰り返し、炭材が得られるという、昔の人の知恵である。こんなクヌギ林の下刈りや外来種の除去などの手入れもしているが、陽ざしが差し込み、明るくなった森に咲くツツジを見ていると、我々の活動も少しは役に立っているかなと実感する。
そして今日は、兵庫県が大震災後、この時期各地域で実施している中学生の仕事体験、「トライヤル・ウィーク」で公園に来ている中学生4人連れての山作業。ちょっとくらいは山の手入れの大切さがわかってもらえただろうか。
さて、今宵のピアノ・トリオは、スイスのベテラン・ピアニスト、「ティエリー・ラング/Thierry lang」率いるトリオ。「ティエリー・ラング」、スイスの人気ピアニスト、そのピアノの音の美しさは格別であるが、お馴染みのブロガーさんに紹介されるまでは、全く知らなかったピアニスト。
さっそくYOUTUBEで探してみたら、アルバム、「Between A Smile And Tears」からの曲、「Peace」がアップされていました。まさしく私の好みのピアノ・トリオ。しかし、このアルバム廃盤で流通がないらしく大変高額な値がついているようです。
ビトゥイーン・ア・スマイル・アンド・ティアーズ(紙ジャケット仕様)
ティエリー・ラング / P-JAZZ
「Peace - Thierry Lang Trio」 パーソネルは、Thierry Lang (pf) Ivor Malherbe (b) Marcel Papaux (ds) 。
今までも紹介してきた「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」に始まる、ヨーロッパのジャズ・ピアニストに共通する上品で優美な音色、透明感あふれるリリシズム。まさしく私が大好きなヨーロッパ・ジャズ・ピアノの最も良質な本質の部分を持っている。私にとってはこういうエアポケットだった未知のアーティストを知るということは本当に嬉しい。
ベテランなのにキャリアについてほとんど情報はなく、1956年生まれのスイス出身の作曲家、ジャズ・ピアニストで、フランスの芸術文化勲章を受章したということぐらいしか分からない。 しかし、今年の初めに、日本・スイス国交樹立150 周年記念のメイン・アーティストとして初来日し、コンサートを行ったという。
「ティエリー・ラング」が、ブレークするきっかけとなった1993年のスイス録音のアルバム、「Private Garden」。
Private Garden
Thierry Lang Trio / Elephant
「Private Garden - Thierry Lang Trio」
こうなるとソロも聞きたくなってくるが、これも高値がついていて、入手は無理。当分はYOUTUBEで我慢しておきましょうか。
Guide Me Home
Thierry Lang / EMI Import
「Bohemian Rhapsody - Thierry Lang piano solo」 オリジナルは、「クイーン」の「フレディ・マーキュリー/Freddie Mercury」だとか ・・・。